お気に入りのTシャツを何度も着て洗濯をすると、首元の襟ぐりが伸びてよれてきます。首元がよれているとだらしない印象を他人に与えてしまい、せっかくのオシャレなTシャツも台無しです。そこで、Tシャツのよれを防ぐ方法とさらに直す方法も徹底解説します。
目次
Tシャツ首元がよれてしまう原因
Tシャツのよれは、生地が横に引っ張られて生地の編み込みに隙間ができ、縦糸が余り、波打ってしまっている状態を言います。そんなTシャツのよれができてしまうのは、日頃から行なっているTシャツの扱い方を改めて振り返ってみると、そこに原因が隠れています。
Tシャツを脱ぐときに、首元を持って上へ引っ張ってないでしょうか?毎回脱ぐときに、首元を引っ張ってしまうと首元の生地が伸びてしまいます。また、Tシャツを干すときに、水分の重みで下に引っ張られ、首元が伸びてしまいます。このTシャツを脱ぐときと洗濯が原因だということを踏まえて防止策を紹介します。
Tシャツの首元のよれ防止法ポイント10選
脱ぎ方
Tシャツの首元を持って引っ張って脱ぐと、首元の生地が伸びてしまいます。よれない脱ぎ方は、Tシャツの下の裾を持って一気に引き上げて、顔をTシャツの首元から引き抜きます。女性の方で化粧をしたまま脱ぐ場合は、首元にハンカチ等をよだれかけのように挟んで脱ぐと化粧が首元に付くのを防げます。
洗濯方法
Tシャツの首元を輪ゴムで止めて洗濯
洗濯機で洗う前に、Tシャツの首元を軽く輪ゴムで縛ってから入れると、首元がよれるのを防げます。このとき、きつく縛りすぎると跡がついてしまう可能性があるため注意しましょう。
洗濯ネットに入れて洗濯
洗濯機の中で、Tシャツと他の洗濯物が絡み合ってしまうと生地が伸びてしまうので、Tシャツを洗濯ネットにいれて洗濯機に入れることでよれを防げます。洗濯ネットには適当に入れるのではなく、畳んで入れるとキレイに仕上がります。

おしゃれ着洗剤で洗濯
よれを防ぎたい大事なTシャツには、おしゃれ着洗剤を使ってよれ・縮みを防いで洗濯できます。
「手洗いコース」で洗濯
絶対によれを防ぎたいTシャツは、手洗いで洗うことをおすすめします。しかし、もし面倒だなと感じる場合は、洗濯機の「手洗いコース」で洗い脱水も少なめにするのがおすすめです。
乾燥機は避ける
乾燥機で乾燥させると、しわ・縮み・伸びの原因になるため自然乾燥させることが重要です。
干し方、ハンガーにかけて干すと伸びる!?
Tシャツをハンガーにかけて干すと、水分の重みで下に引っ張られ、上部にある首元は下方向に伸びてよれやすくなります。
物干し竿に袖を通して干す
物干し竿にTシャツの袖を通して、Tの字にして干すと水分によるTシャツにかかる重みが分散され、首元が伸びるのを防げます。
裾を上にして逆さまに干す
ズボン・スカート用のハンガーで裾を挟み、首元を下にして干せば首元に力が加わりにくいので伸びるのを防げます。ただ、Tシャツの袖の部分と首元が重なりやすく乾きにくい可能性はあります。
胴の部分を二つ折りにして干す
ハンガーにかける場合は、胴の部分を縦に二つ折りにして干します。この方法も、裾を上にして干す方法と同様、裾と首元が重なるため乾きにくくなります。
物干し竿に横にして二つ折りにして干す方法であれば乾きやすいです。干す場所は大きくとりますが、物干し竿に袖を通す方法より比較的実践しやすいです。
「首元が伸びにくいノンスリップハンガー」が便利!
一般的なハンガーと違い、ハンガーの中心部に隙間が空いています。一般のハンガーでは、Tシャツを干すときに首元を伸ばしてハンガーを入れますが、このハンガーは隙間が空いているため、Tシャツの首元を隙間から差し込んでハンガーの反対側を袖に通せば、首元を伸ばさずにハンガーを入れて干すことができます。
さらに、滑り止めが付いているので首元が滑らないため下方向に力がかかりにくくなるため干すときに首元が伸びにくいです。
伸びてしまったら?Tシャツの首元のよれを直す方法
アイロン(素材別)
綿・麻
- STEP.1アイロンの温度を「高」に設定しておく
- STEP.2スチーム機能をONにして、Tシャツの首元のよれて波打っている部分を内側方向へ指でおさえる
- STEP.3アイロンで上から垂直に軽くおさえる
ポリエステル
- STEP.1アイロンの温度を「中」に設定しておく
- STEP.2スチーム機能をONにして、Tシャツのよれて波打っている部分を内側方向へ指でおさえる
- STEP.3当て布をして、アイロンを上から垂直に軽くおさえる
ポリエステルは繊維が溶ける可能性がありますので、中温以下でアイロンをかけることが大切です。またテカリを防止するために当て布をするとよいでしょう。

諦めてリメイクする
首元、袖、裾を切る
切った部分がクルクルして、女子っぽくなります。
首元を大きく切ってオフショルダーにする
前のTシャツのイメージと大きく変わります。さらに、袖の真ん中や胴体の横の裾に切り込みを入れて縛れば、リボンのようで可愛くなります。このように切るだけで簡単に服のイメージを大きく変えられます。
雑巾にする
伸び切ってしまったTシャツを15cm四方くらいにカットしておくと、掃除等に便利に使えます。切るだけで縫ったりする必要もありません。Tシャツの生地は、靴磨き・キッチンの油汚れなどに使えて、汚れたら捨てるだけなので後片付けも楽です。
そもそも首元がよれないTシャツを買う!
よれないTシャツの見分け方
ポリエステル生地
洗濯してもシワや型崩れがしにくいので、よれにくいのが魅力です。Tシャツの裏に付いている表示に、ポリエステル〇%、綿〇%というように記載があります。
ただしポリエステル生地は、汚れがひどい洗濯物と一緒に洗濯すると黒ずみが発生する可能性がありますので、特に白いシャツの場合汚れがひどい物と一緒に洗濯することは避けましょう。また、ポリエステル生地は、毛玉になりやすいので、洗濯ネットに入れて洗濯しましょう。
首元の襟ぐりに縦のラインがはっきり見える編み方をしている生地
縦の編み方がしっかりしていると、横からの力に強いため伸びにくいです。縦横に均一に編まれているものではなく、編みこみが縦方向しっかりと編まれているものを選べば伸びにくいです。
襟元の生地が厚い生地、oz(オンス)とは?
生地の厚さを示す指標として、oz(オンス)というものがあります。Tシャツに使う生地の面積あたりの重さの数値です。
- 3~4 oz(オンス): 薄手の生地
- 5~7 oz(オンス):厚い生地、6oz(オンス)以上はTシャツとしては最高クラス
- 9~13 oz(オンス):トレーナーやパーカー
洋服の表示部分にはあまり載っていませんが、通販で購入する場合oz(オンス)は商品詳細としてよく載っています。4.5oz(オンス)はラフな雰囲気、6oz(オンス)は厚めの生地になります。デザインで選ぶことも重要ですが、首元の襟がよれないという観点で選ぶのであれば6oz(オンス)がおすすめです。
今流行りのTシャツ、よれるのを防いでオシャレに着こなしましょう!
Tシャツの首元がよれていると、だらしなく見えせっかくのお気に入りのTシャツも台なしです。よれるのを防いで、オシャレに着こなしましょう。