これから干そうと洗濯機から取り出した洗濯物なのに、洗われてキレイになっているどころか白いカスがびっしり付いてしまっていたらショックですよね。洗濯物に付く白いカスはなぜ、どうして付いてしまうのでしょうか?その正体や原因、付いてしまった場合の取り方、さらに白いカスを付かないようにする方法も説明します。
目次
とる方法の前に知っておこう!洗濯物の白いカスの正体・原因
正体・原因その1 洗剤
洗濯物に付く白いカスの正体で1番多いのが、洗剤です。洗濯の際に入れる洗剤がそのまま残って白いカスになっているケースが大部分で、洗剤が溶けきれなかったり、すすぎが不十分だったりすることが原因になっています。
粉末洗剤を使っている場合に多く、液体やジェルタイプの場合は洗剤が残るようなことはあまりありません。しかし洗剤と洗濯物、そして水の量が合っていないと液体やジェルタイプの洗剤でも白いカスが付いてしまうことがあります。

正体・原因その2 柔軟剤
洗濯物の白いカスの原因となるものには、洗濯の際に使う柔軟剤があります。洗剤が残ってしまって白いカスになるのと同じように、柔軟剤も残ってしまうと白いカスになって洗濯物に付着してしまいます。
柔軟剤は洗剤ほど白いカスになりにくいものの、洗濯物と水の量に対して適量を超して使ってしまうと残って白いカスになってしまいます。また洗濯機のコースが使用する柔軟剤と合っていない場合も考えられます。
正体・原因その3 洗濯槽の汚れ
白いカスの原因として洗剤や柔軟剤が残っていること以外に、洗濯槽の汚れが付着してしまうことも考えられます。洗濯槽はキレイに見えていても意外に汚れていることは、よく知られています。
洗濯槽を掃除するクリーナーも色々な商品が売られるようになってきていて、数ヶ月に1度はきちんと掃除する人が多くなってきています。洗濯槽の掃除ができていないと洗濯の際に洗濯槽の汚れが洗っている最中の洗濯物に付いてしまうことがあります。
洗濯槽の裏側はみることができないので、特に神経を尖らせて清潔を保つように努力する必要があります。

洗濯物の白いカスの取り方と注意点
粘着テープやブラシで取り去る
洗濯物に付いた白いカスを取る方法として、まず粘着テープやブラシで取る方法があげられます。
特に量が少ない場合は、粘着テープで取り去る方法が手っ取り早くて確実です。粘着テープで布地を傷めないように注意しながら、丁寧に白いカスを取り去るようにしましょう。
少し白いカスの量が多いときは、ブラシをかけて落とす方法が適しています。「持っていない」という人も多いと思いますが、洋服用のブラシはホコリや花粉を落とすのに大変役に立ちます。
粘着テープよりもダメージを与えないので、デリケートな素材や装飾の洋服の白いカス落としにも、おすすめです。

洗い直す
白いカスが洗濯物全体に付いてしまっているときは、洗い直す方法でキレイにしましょう。洗濯物を干す前にもう1度すすぎをすると、ひどくない程度の白いカス汚れならキレイに取り去ることができます。
水量多め・水位高めにセットして行なうのが、白いカスをもう1度すすぎをするだけでキレイに取り去るコツです。洗濯機いっぱいの量で洗濯した場合は、量を分けて2運転しましょう。
白いカス汚れがひどい場合はふだん洗濯しているときと同じように洗濯コースで洗い直します。白いカスがある洗濯物の一部分だけについているときは、その部分だけもみ洗いでキレイにする方法が良いでしょう。
これで安心!洗濯物に白いカスがつかないようにする予防方法
洗濯で白いカスがつかないようにするためには、洗剤の量を正しく使うことがポイントです。特に洗濯物の量が多かったり汚れがひどかったりすると、「しっかりと洗濯したい」という意識から洗剤を多く入れてしまいがちです。
しかし洗濯物に対して決められている以上の洗剤量を投入しても、効果はありません。洗剤が多いと白いカスの原因になるだけなので、入れすぎないようにしましょう。
柔軟剤も洗剤と同じで多くの量を使ったからと言って、より柔らかくふっくらするわけではありません。使用方法に書かれている量をきちんと確認し、しっかりと計って定められている量を使うようにしましょう。
洗濯槽の汚れも白いカスの原因になるので、清潔な状態を保つようにしましょう。きちんとお手入れすると、洗濯槽をキレイに保ちながら洗濯することができます。市販の洗濯槽クリーナーなどを使って、定期的に掃除をするようにしましょう。
洗濯物の白いカスとはさよならして洗濯を快適にしよう!
洗剤や柔軟剤、あるいは洗濯槽の汚れが、洗濯物に付く白いカスの正体・原因です。付いてしまった場合でも比較的簡単にキレイに取り去ることができます。洗剤や柔軟剤を入れすぎたり、洗濯槽を汚れたままにしたりしないように注意して、快適に洗濯をしましょう。