黒い服の色あせを戻そう!家庭でできる染色方法と5つの防止策

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明日可

「タンスにしまっていた服がいつの間にか色あせている!」「干していた服の色が少し薄くなっている…」という経験をしたことはありませんか?特に黒い服は色あせが目立ってしまうものですが、なんとこの色あせを家庭で戻す方法があるのです。今回は、家庭でできる色あせの戻し方をご紹介します。

服が色あせをする原因

そもそも、なぜ服は色あせを起こすのでしょうか。その原因を詳しくみていきましょう。

日差し

紫外線

紫外線は皮膚だけでなく、実は衣類にも影響を与えます。紫外線は衣類の素材そのものや染料と化学反応を起こすため、それが衣類の色あせに繋がります。

しかも、紫外線の場合は直射日光だけではなく、照り返しの光や窓越しの光、さらには蛍光灯にも含まれています。直射日光が当たらないから大丈夫、と窓際に洋服を吊るし続けていると、色あせてしまうことがあるので注意が必要です。

私たちがかく汗も、服の色あせに影響します。人間の汗には、水分や塩化ナトリウム、尿素などのさまざまな成分が含まれており、汗がついた服をそのまま放置してしまうと、その成分が染料を分解していきます

また、汗には染料の耐久度を落とす作用もあり、汗がついた状態の服を干したままにすると、紫外線と汗の影響で変色・色あせが一気に進んでしまう可能性があります。

洗剤の種類

使用している洗剤によっては、服の色あせを引き起こしてしまうものもあります。弱アルカリ性で洗浄力の強い洗剤を使用していたり、蛍光増白剤と漂白剤を配合した洗剤を使用したりすると、色の濃い衣類の場合、色あせする可能性があります。

防虫剤

衣替えなどで衣類をタンスやクローゼットに片づける際、防虫剤を使用する方は多いと思います。しかし、この防虫剤も使い方を間違えてしまうと、衣類の変色や色あせの原因となる可能性があります。

ホームセンターなどで販売されている市販の防虫剤は、防虫剤に含まれる成分を気化させ、そのガスの効果で虫を防いでいます。

使用されている成分は大きく「パラジクロルベンゼン系」「しょうのう系」「ナフタリン系」「ピレスロイド系」の4つに分類されますが、この中の「パラジクロルベンゼン系」「しょうのう系」「ナフタリン系」は、同じ場所で併用してはいけません。併用してしまうと、発したガス同士が化学反応を起こし、収納した衣類に変色、色あせが起きることがありますよ。

色あせた黒い服を戻す方法

ここでは、色あせた黒い服を家庭で戻す方法をご紹介します。

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家庭用染色キットを使用する

ホームセンターや手芸店、オンラインショップでも販売されている、家庭用染色剤です。自分で染め直すことができるため低価格で済みますし、簡単に染め直すことができます。

PAC FABRIC DYE

PAC FABRIC DYEは日本製の家庭用染色キットで、染料、固着剤、色止め剤、説明書がセットになっており、衣類の染め直しが可能です。染色工場で使われている高品質の染料を採用しており、色止め剤を併用すれば洗濯してもふたたび色落ちをする心配がありません。40~50℃のお湯でも使用できます。

また、黒色は2種類あり、「BACK TO BLACK」は色あせた黒い生地を染め直すための黒色で、「SUPUR BLACK」は白など淡い色の生地を黒く染めることができる高濃度の黒色です。「SUPUR BLACK」を選べば、衣類をカラーチェンジさせて気分転換もできますね。

公式サイトはコチラ

【DYLON JAPAN】マルチ(衣類・繊維用染料)

ダイロンのロングセラー商品である、衣類・繊維用染料です。天然繊維やレーヨン、ナイロンといった様々な種類の素材を染めることができます。ご自身の染めたい色に調整して、色あせを修復することができます。

布用染色ペンを使用する

さまざまなメーカーから、布用の染色ペンが販売されています。狭い範囲での色あせを簡単に修復することができます。

【KIYOHARA】布用染色ペンツイン

太字・細字のツインタイプの布用染色ペンです。耐水性顔料インクを使用しているため布に使用してもにじみにくく、耐水性、退行性に優れています。黒やカーキ、オレンジなどさまざまな色の種類が販売されているため、黒色以外の衣類でも、簡単に染めなおすことができます。

布えのぐ

布に塗ることができるえのぐです。えのぐが乾燥した後はごわつきもなく、洗濯することもできます。さまざまな素材の布に塗ることができるため、色あせた服の修復も可能です。

クリーニング店に出す

衣類の色褪せや変色を確実に戻したいときには、クリーニングの「染め直しサービス」を利用しましょう。すべてのクリーニング店が行っているわけではないため、受付で「染め直しサービスをしているかどうか」「染め直しができる衣類の状態であるか」を必ず確認しておきましょう。なお、染め直しサービスは手作業となるため、通常のクリーニングよりも費用と時間がかかります。

また、衣類の状態や色あせの原因によってはクリーニング店でも修復できないこともあるため、クリーニングに出す場合は、依頼する前にどの程度修復できるか必ず確認しておきましょう。

服の色あせを防ぐ方法

  1. すぐに洗濯をする
  2. 汗のついた衣類はすぐに洗濯するようにしましょう。色あせや耐久度の低下を防ぐためにも、衣類はこまめに洗濯、クリーニングをするようにしてください。

    汗がついたまま、汚れていないからと洗濯をせずにいると、汗をかきやすいワキや背中、首元の部分が色あせ・変色する可能性があります。1日着た服は、汚れていなくてもすぐに洗濯するように心がけてください。

  3. 使用する洗剤を、中性洗剤またはおしゃれ着用洗剤にする
  4. もし、洗濯した後に衣類が色あせした場合には、一度使用している洗剤を見直しましょう。特に色の濃い衣類には、中性洗剤やおしゃれ着用洗剤を使用したほうがいいでしょう、また、衣類同士が擦れて色落ちしてしまう可能性があるため、色落ちを防ぐためにも洗濯ネットに入れて洗うようにしましょう。

  5. 服を裏返しにして干す
  6. 洗濯した衣類は、風通しの良い日陰に干しましょう。またその際、紫外線による衣類の変色を予防するために、裏返して干すのがおすすめです。なお、日陰がない場合には、衣類を日なたに長時間放置せず、乾いたらすぐに取り込むようにしましょう。

  7. 乾いたらすぐ収納する
  8. 乾いた衣類はすぐに収納しましょう。室内だからといって乾いた後干したままにしておくと、いつの間にか変色していた…なんてこともあります。早めにタンスやクローゼットに仕舞っておくことで、衣類の色あせを防ぐことができます。

  9. 防虫剤を使用する際は1種類にしよう
  10. 「パラジクロルベンゼン系」、「しょうのう系」「ナフタリン系」 の防虫剤を使用する際には、1か所で併用しないように注意しましょう。どのような成分を使用しているかは、成分表示で確認してください。

    1種類の防虫剤しか使っていなければ問題はありませんが、もし、さまざまなメーカーの防虫剤を合わせて使用する際には、必ず成分表示の記載をチェックしておきましょう。

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色あせした服も捨てる前に染めてみよう

大切な服が色あせてしまったとなると、とてもショックですよね。またどうにかして元の状態に戻したいとは思っても、自宅での修復は難易度が高いと感じる人が多いのではないかと思います。

しかし現在は、家庭でも簡単にできる染料がホームセンターやオンラインショップで販売されていますし、使い方もとても簡単です。染めることが可能な素材であれば、一度自宅で染め直し、衣類をよみがえらせてはいかがでしょうか。服が色あせないよう洗い方や干し方のも十分注意して、衣類を大切にしていきましょう。