雨でなかなか洗濯ができなかったり、洗濯物を干し忘れて洗濯やり直しという経験はありませんか?そんなお悩みには衣類乾燥機がおすすめです。衣類乾燥機を導入してみると驚くほどお洗濯の時間が短縮できます。今回はおすすめの衣類乾燥機をたっぷりご紹介しますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
衣類乾燥機の特徴
衣類乾燥機とは?
衣類乾燥機は、洗濯が終わって濡れている衣類を乾燥させてくれるものです。もともと欧米で一般家庭に普及していたものですが、家事の時短や部屋干しを回避できるため日本の家庭でも活躍しています。特徴や気になる値段などをチェックしていきましょう。
特徴と使い方
温風を衣類に当てて効率よく乾かしてくれるので、乾くスピードが早いです。室内干しで半日かかるところを、1〜2時間程度で終わらせてくれます。そのため、翌日に必要な衣類もその日のうちに乾きます。
また、花粉症やPM2.5などが原因で外に干せないときなども、衣類乾燥機を使えば清潔にふんわり乾かすことができます。よく目にする箱型の電気式、ガス式のものから、最近では扇風機のような形で低価格のものもあります。
価格帯
一般的な価格帯は、国内大手メーカーの製品だと3万円代〜8万円代です。コンパクトタイプや扇風機型であれば1万円以下のものもあるようです。衣類乾燥機の価格は、容量の多さに比例しています。同じ機種でも容量が増えるごとに少しずつ価格が上がっていく仕組みになっています。
また、同じ容量であっても、電気式の方がガス式よりも価格が安くなっています。長く使えるものなので、価格だけでなく容量や機能もふまえて判断してくださいね。
電気代
衣類乾燥機を使う上で気になるのが電気代です。年間でかかる衣類乾燥機の電気代の目安は、10,180円です。このデータは2015年のもので、衣類乾燥機10製品の平均値になります。容量と電気代は比例しているので、大きくなればなるほど電気代もかかるようになっています。
電気代を抑えたい月は、自然乾燥と併用して電気代のコントロールをしてみましょう。
参考元:新電力ネット
こんな方におすすめ
- 洗濯物が多く、毎日洗濯をする方
- 家事の時間を少しでも減らしたい方
- 花粉症やアレルギーがあって屋外で干すのを控えている方
- 部屋干しで生乾きのニオイが気になる方
衣類乾燥機の選び方
衣類乾燥機を選ぶ上でチェックが必要なポイントをご紹介していきます。
配置場所に合わせたサイズ
衣類乾燥機は、専用ラックを使って洗濯機の上部に設置するのが一般的です。お使いの洗濯機や設置場所の大きさを測っておきましょう。また、排気用のパイプや騒音防止のため壁から離して配置する必要があるので、配置スペースは余裕を持って計算しましょう。
乾燥機を選ぶときは、どれぐらいの容量のものがちょうど良いのか把握しておきましょう。一日の洗濯量は1人あたり約1.5kgといわれているので、家族の人数×1.5kgが必要な容量になります。加えて衣類乾燥機の容量に対して、7~8割程度の洗濯物量で乾燥させるのが効率良いといわれているので、少し余裕を持った容量にするのがおすすめです。
ガスタイプ・電気タイプ
衣類乾燥機はガスタイプと電気タイプが主流です。それぞれの特徴をご紹介します。
ガスタイプ
ガスタイプの衣類乾燥機は、ガスを熱源としているためパワーが強く、コインランドリーなど業務用でよく使われています。電気式の衣類乾燥機と比べて、”乾くスピードが早い”です。乾燥機を回す時間が短く済むので、家事もスムーズに終わり、光熱費を抑えることもできます。
デメリットは、取り付けの際に工事が必要なことです。ガス衣類乾燥機では、必ず室外に排出するため、室内に置く場合は排湿のためのパイプを通す場所が必要になります。設置工事の費用と時間がかかってしまうため、使い始めるまでのハードルが少し高いかもしれません。
最近マンションにお住まいの方などに多いのが、ベランダなど屋外に設置する方法です。ひさしなど雨がかからない場所であれば設置が可能なので、室内のスペースの問題であきらめていた方も、検討の余地がありそうです。
電気タイプ
電気タイプの衣類乾燥機は、ガスよりも衣類が乾くまでに時間がかかりますが、工事などは必要ありません。気軽に取り入れることができ、初期費用を抑えたい方におすすめです。また、価格帯が広く種類が豊富なので幅広いライフスタイルに対応してくれます。パワーはガス式に劣る部分もありますが、家庭用の衣類乾燥機として充分な性能のものが多いです。
便利な機能あれこれ
衣類乾燥機を選ぶ上で、便利な機能がいくつかあるのでチェックしておきましょう。
シワ取り機能
風圧でシワを伸ばしながら乾燥させてくれる便利な”シワ取り”機能搭載の製品があります。アイロンが楽になったり、そのまま着用できるほど表面がなめらかに仕上がります。また、タオルのパイル生地は根元から立ち上がりふんわりします。
除菌・消臭機能
衣類や乾燥機内のドラムを除菌してくれる機能や、消臭してくれる機能があります。特に梅雨の時期など、湿気の多い時期はニオイの元になる菌が気になりますよね。特にお子さんがいるご家庭や、アレルギーがある方は除菌や消臭機能にも注目してみましょう。
タイマー機能
何かと便利なのが”タイマー機能”です。指定時間からスタートしたり、逆に指定した時間に終わるように設定ができます。出かけるときや、おやすみ前など使い勝手が良い機能です。
衣類乾燥機と除湿機(衣類乾燥除湿機)はどっちの方が洗濯物が乾く?それぞれの違い・特徴・メリット・デメリット・選び方まで衣類乾燥機おすすめ人気10選
人気でおすすめの衣類乾燥機をご紹介します!
【日立】DE-N40WX
日立の電気式の衣類乾燥機です。こちらの容量は4kgですが、5kg、6kgの製品もあるので容量で選ぶこともできます。”ふんわりガード”という機能で、乾燥終了後取り出すまで、約5分ごとに送風運転を行い、シワを防いで衣類のふんわり感を保ってくれます。
また、ドラムの内側にクッションがついた”クッション付きドラム”が、ボタンなどのぶつかり音を和らげてくれます。そのほか、お掃除楽々フィルターや、目詰まりを知らせてくれる目詰まりサイン機能があるので、お手入れもしやすいですね。
- サイズ:幅63cm×奥行き43.9cm×高さ67cm
【Panasonic】NH-D603
パナソニックの電気式衣類乾燥機です。こちらは、容量5kgと6kgのタイプがあります。”ツイン2温風”という機能があり、2ヶ所から大風量の温風を衣類全体に当てることで、ふんわりスピーディに仕上げることができます。早く乾く上にふんわりと仕上がるのは嬉しいですね。
また、”約75℃除菌コース”を使うと、乾燥の最後にドラム内の温度が高温になり除菌効果が高まります。部屋干しの仕上げにこのコースを使うと、生乾きのニオイも防ぐことができるのでおすすめです!
面倒なお手入れも専用の使い捨てフィルターが使用できるのでフィルター掃除の必要なく、メンテナンスがとても楽になります。ドアの開閉方向を左右変えることができるのも嬉しいポイントです。
- サイズ:幅63.4cm×奥行き49.9cm×高さ68cm
【リンナイ】幹太くん RDT-54S-SV
リンナイのガス式の衣類乾燥機です。靴乾燥コース、デリケートコース、厚物コースなど使いやすく分類されています。ガスならではのパワフルな温風が生乾きの原因となる菌を除菌してくれます。直接肌に触れる衣類を清潔にしておきたいですよね。
乾太くんは、天日干しと同等の除菌効果があります。乾燥機を回す前に、ドラム除菌運転をするとさらに効果的です。また、たっぷり5kgの洗濯物を約52分で乾かしてくれるのでとても頼りになりますね。
強い温風をあてることで衣類の繊維が根元から立ち上がり、ふかふかに仕上がります。5kgタイプと3kgタイプがあります。
- サイズ:幅65cm×奥行き56.1cm×高さ68.4cm
【東芝】ED-60C
東芝の電気式の衣類乾燥機です。こちらは、花粉症に悩まされている方に嬉しい機能が搭載されています!”新・花粉フィルター”が、衣類についた花粉をなんと90%も落としてくれます。
もちろん、表面だけでなく繊維の奥に入り込んだ花粉までケアしてくれます。
そして、”からみまセンサー”というユニークな機能も付いています。センサーが衣類のからみを検知すると、逆回転になりからんだ衣類をほぐしてくれます。からんだ状態だと効率よく温風が届かないので、とても助かる機能です。
4.5kgと6kgの容量タイプがあるので、洗濯物が少ない方、多い方どちらにもぴったりです。
- サイズ:幅65cm×奥行き52.5cm×高さ65cm
【アイリスオーヤマ】カラリエ IK-C500
こちらは、電気式で送風するタイプの衣類乾燥機です。部屋干しのときに設置して温風を送り衣類を乾かします。価格もお手ごろなのですぐに取り入れやすいですね。本体は約3.5kgと軽く持ち運びが楽にでき、使わないときはしまっておくことができます。
大小2つのファンを使い、スパイラル状の気流ができるので、風を送るパワーが強くなっています。首フリさせることで、約260cmの広さに風を送ることができます。”衣類乾燥モード”と”送風モード”があり、送風モードを使えばクローゼットやお部屋の換気をするときにも使えます。
室内干しが当たり前の方や、浴室で乾燥させていた方などは、プラスのアイテムとして取り入れてみてはいかがでしょうか?
- サイズ(約):幅18.8cm×奥行き25.7cm×高さ34.2cm
【SunRuck】SR-ASD025W
小型で容量2.5kgの電気式衣類乾燥機です。1人~2人暮らしの方、洗濯物の量が少ない方や、設置場所に困っている方におすすめのコンパクトタイプです。普段は外干しなどをして、急な雨や花粉症シーズンのみ使うなど、あまり頻度が高くなくても、コンパクトなので邪魔になりません。使い方もシンプルでお値段もお手頃です。
底面に4足がついているので、床に直置きも可能です。温風と冷風を選ぶことができるので、デリケートな衣類など素材に合わせてコースを選ぶことができます。お手頃価格でしっかりと働いてくれるのでコスパ抜群です。ステンレス槽なのでカビを防ぎ、清潔な状態を保ちやすくなっています。
- サイズ(約):幅49.5cm×奥行き41cm×高さ60.5cm
【リンナイ】乾太くん RDT-52S
リンナイのガス式の衣類乾燥機です。3kgと5kgのタイプがあります。従来のものからデザインが変わり、スタイリッシュで使いやすくなっています。手が届きにくい奥の方に配置されがちなフィルターが、前扉についているためお掃除が簡単です。
”プラズマクラスター”を搭載しているので、静電気を軽減してくれます。また、”消臭コース”を使うと、タバコなどの衣類について落ちにくい嫌なニオイも除去してくれます。
時間にゆとりがあるときは、エココースを使うとガスの消費量を抑えることができるのでお財布にも嬉しいですね。フリルやレースなどのデリケートな衣類、厚手の衣類も専用のコースで乾かすことができます。
- サイズ(約):幅65.4cm×奥行き54.5cm×高さ68.4cm
【KAIHOU】KH-PCD900
コンパクトなポータブル衣類乾燥機です。オプションでついてくる専用のカバーの中に衣類と、この乾燥機を設置して使用します。ダイレクトに温風が届くのでしっかりと乾かすことができます。風を当ててシャツのシワ取りすることもできます。
横幅が11cmなので持ち運びも簡単です。付属の専用カバーを使うと靴やブーツを乾かすこともできます。雨や雪などで履物が濡れてしまったときも大活躍してくれますよ。
- サイズ(約):幅11cm×奥行き11cm×高さ12cm
【ASKO】T754C
出典:ツナシマ商事
スウェーデン発の世界的家電ブランドASKOの衣類乾燥機です。お値段は張りますが、デザイン、機能、耐久性、環境への配慮、全てが厳しい基準を満たしており、家電も業務用と同じ製法で作られているという徹底ぶりです。洗濯物が8kgも入る大容量タイプです。
乾燥機のフタの裏側にホコリや糸くずを集めるパネルがついているので、パネルを外してさっとホコリを取ればお手入れは完了です。普段の洗濯物の量であれば乾燥時間は約1時間程度で終わります。子供の事故を防ぐために、ロックができるチャイルドセーフコントロールパネルがついています。
ジーンズなど分厚い衣類に使えるコースや、アイロン仕上げにちょうど良い湿り具合で仕上げられるコースもあります。乾燥機内の温度を1℃単位で計測できるセンサーがついているので、衣類の乾燥に最適な温度に制御してくれます。
- サイズ:幅59.5cm×奥行き60cm×高さ85cm
【K’s Wave】マイウェーブ ウォームドライヤー3.0
コンパクトな電気式の衣類乾燥機です。省スペース設計ですが、3kgの容量があります。湿度センサーが搭載されているので、洗濯物の湿度に合わせて運転してくれます。衣類が乾くと自動で終了してくれるので、未乾燥や乾燥のし過ぎがなく安心です。
温度設定も可能なので、衣類の素材に合わせて高温・低音を選べます。タッチパネルで操作も簡単です。サビや細菌に強いステンレス槽なので、カビを抑えてくれます。費用を抑えてシンプルに乾燥機能が必要な方におすすめです。
- サイズ:幅49cm×奥行き40cm×高さ58.5cm
衣類乾燥機を使う時のポイント
衣類乾燥機で効率的に衣類を乾燥させたり、衣類を傷めないため、使用するときにいくつかポイントがあります。
効率よく乾かすひと手間
衣類乾燥機は、時間をかければしっかりと乾きます。とは言っても、その分電気代がかかるのでできるだけ短い時間で終わらせたいですよね。
脱水をしっかりと
洗濯するときに、しっかり脱水をかけておきましょう。洗濯の段階でできる限り水分を落としておくようにしましょう。
衣類を広げておこう
乾燥機に入れるときに、できるだけ衣類を広げて入れましょう。洗濯機から出して、そのまま放り込んでしまうと、衣類が絡み合った状態なので乾きにくくなってしまいます。衣類のかたまりよりも、一枚ずつ離れた状態の方が温風が広がりやすいので効率よく乾きます。また、衣類のこすれを軽減することもできます。
“ドライヤーボール”を使ってみる
ドライヤーボールとは、プラスチックやウールなどでできた、直径6cm程度のボールのことです。海外ではよく使われているアイテムなのですが、このドライヤーボールは、洗濯物と一緒に乾燥機に入れるだけで衣類を効率よく乾かす効果があります。また、衣類をふんわりと仕上げる効果もあるのでぜひチェックしてみてくださいね。
ドライヤーボール人気おすすめ17選!特徴や効果、使い方・作り方もあわせてご紹介 【2024年最新】洗濯ボール人気おすすめ12選!効果・メリット・デメリット・種類まで目詰まりに注意
フィルターに衣類から出た繊維がホコリとなって詰まってきます。フィルターが目詰まりしてしまうと、乾燥時間が長くなったり衣類が汚れる原因になってしまいます。
また、目詰まりで熱風が機械の中にこもってしまうと故障してしまうことがあります。フィルターにホコリが溜まっていないか確認する習慣をつけ、ブラシなどでホコリを取り除いて定期的に掃除をするようにしましょう。
取り扱い表示をチェック
便利な衣類乾燥機ですが、熱を使用するため衣類の中にも向き不向きがあります。お気に入りのお洋服が縮んだり毛羽立ったりするのを避けるためにも、衣類の裏側などに付いている取り扱い表示をチェックしましょう。
機械の中で衣類に温風を当て、回転させて乾燥させることを”タンブル乾燥(タンブラー乾燥)”と言います。“タンブラー乾燥は避けてください”と書かれている場合は乾燥機の使用を控えましょう。また、乾燥機の絵表示は四角の中に丸が入ったマークになります。この乾燥機マークにばつ印がある場合も使用を控えましょう。
入れすぎにご注意
乾燥機に使用可能な重量より多く衣類を入れると、乾きムラが出たり故障の原因になってしまいます。また、乾燥時間が長くなる分光熱費がかかってしまいます。適量を入れるように気をつけましょう。
衣類乾燥機の種類別電気代ランキング!他の乾燥アイテムとの比較や節電方法も衣類を傷つけないためのコツ
タンブラー式の乾燥機であれば、衣類がぐるぐると回っているので衣類が傷まないか心配の方もいるかと思います。ちょっとしたコツをご紹介します。
ファスナーやボタンは閉めよう
ファスナーやボタン、フックなどは柔らかい衣類などに引っかかってほつれの原因になってしまうことがあります。他の衣類を傷つけないように、金属製のチャックやボタンは閉めておきましょう。また、ポケットの部分を裏返して置くと乾きムラを防ぐことができます。
やわらかい素材のものはネットへ
やわらかい素材のものや、毛玉がつきやすいものは洗濯ネットに入れておくことをおすすめします。ネットの中にぎゅうぎゅうに詰め込むのではなく、余裕を持たせておくとより乾きやすくなります。また、毛玉がつきやすいものはあらかじめ裏返しておくと衣類同士の摩擦を軽減させることができます。
洗濯ネットアイテム別おすすめ26選!シャツ・下着・靴下・ネクタイなどに使い分けよう 洗濯ネットの使い方やポイント!バスタオル・シャツ・ズボンなどの洗い方も解説衣類乾燥機でお洗濯を効率良くしよう
衣類乾燥機を購入するかどうかお悩みの方も多いと思います。洗濯にまつわる名もなき家事はこまごまとたくさんあって、洗濯物をキレイな状態にするには以外と時間がかかります。時間をお金で買うという感覚で、衣類乾燥機で時短するのも手です。
電気式、ガス式、コンパクトなタイプから大容量なものまで種類がいくつかあるので、ご自宅の洗濯物の量に合わせて選んでみてくださいね。
【2024年最新】衣類乾燥除湿機おすすめ人気ランキング15選!種類・選び方のポイントもチェック 衣類乾燥除湿機おすすめ10選|コンプレッサーとデシカントの違いも