衣類乾燥機と除湿機(衣類乾燥除湿機)はどっちの方が洗濯物が乾く?それぞれの違い・特徴・メリット・デメリット・選び方まで

除湿機

araou編集部

洗濯物を乾かすときに使う「除湿機」と「乾燥機」、どちらも雨の日や共働きの家庭の家事を助けてくれる優れた家電です。これから購入を検討している人は、どちらを選べば良いのか迷ってしまいますよね。今回は、除湿機と乾燥機の違いや洗濯物を乾かすのにはどっちがおすすめなのか、詳しく解説します。

【どっちがおすすめ?】除湿機と乾燥機それぞれのメリット・デメリット

洗濯機と洗濯物

洗濯物を部屋の中に干すと嫌な臭いがするのは、細菌の繁殖が原因です。湿った状態で長い時間置いておくと、洗濯物に細菌がどんどん増殖して、その臭いは簡単に落とせなくなってしまいます。

この洗濯物の嫌な臭いを防ぐためには、洗濯物を短時間で乾かすことが重要です。梅雨や花粉の時期に外干しができないとき、除湿機や乾燥機で短時間で乾かすと嫌な臭いが発生しにくくなります。

どちらを選べば良いのかお悩みの方に、それぞれのメリット・デメリットをご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

除湿機のメリット

除湿機

室内の湿気を取り除くために使う除湿機に、衣類を乾燥ができる機能を搭載したタイプがあります。衣類乾燥機能付きの除湿機は、カラリと洗濯物を乾かすことができると近年注目されている家電製品です。

移動できてどこでも使える

除湿機は、デシカント方式のもので約5キロと、比較的軽くコンパクトなサイズのものが多いため、女性でも持ち上げることができます。2階の部屋に移動させて夜中に使用するなど、使いたい場所に移動可能なので、便利に使うことができますよ。

注意
ただし、ハイブリッド方式のものは15キロ以上の重さがあるタイプもあるため、軽いとはいえないものもあります。

衣類の縮みやシワができない

除湿機は、洗濯物を干した状態で使用します。外に干すときと同じように、ハンガーピンチなどで吊り下げて使うため衣類が縮むことやひどいシワができることがありません。

比較的静か

除湿機はメーカーやタイプによって音の大きさは違いますが、比較的静かです。共働きの家庭では夜中に洗濯して、除湿機で洗濯物を乾かすというご家庭がありますが、夜中に使用しても睡眠を妨げるほどの音量ではありませんよ。

除湿機のデメリット

除湿機を選ぶときは、メリットだけでなくデメリットも把握したうえで、どれにするか考えることをおすすめします。以下に、除湿機のデメリットを3点ご紹介します。

洗濯物を干す手間がある

除湿機を使うときは、外に干すときと同じように「洗濯物を干す」手間が必要です。ただ、干すことでシワや縮ませることなく乾かすことができることは、メリットにもつながることですよね。

ものによっては季節を選ぶ

除湿機は、除湿方式によって適している季節が異なります。使用したい季節に合わせた商品選びをしないと、洗濯物が乾きにくいことがあるため注意が必要です。

乾燥機のメリット

ドラム式洗濯乾燥機

次に、乾燥機のメリットをご紹介します。乾燥機は、密閉した空間の中で洗濯物に温風を当てて効率よく乾かす家電製品です。基本的に、洗濯機で洗って脱水したものを乾燥機に移して好みのコースを選び、扉を閉めるだけで洗濯物を乾かすことができます。

乾燥時間が早い

衣類乾燥機のメリットは、洗濯物が乾くまでの時間が短いことです。洗濯物の嫌な臭いを防ぐためには、短時間で乾かすことが重要です。すなわち、乾燥機で洗濯物を乾かせば嫌な臭いが発生しにくいということになります。

洗濯物を干す手間がいらない

ベランダなどに干す場合はピンチハンガーなどを使って洗濯機で洗濯したものを干す必要があります。一方、乾燥機で洗濯物を乾かすときは、脱水が終わった洗濯物をそのまま入れて、乾燥が終了したら取り出して畳むだけですよ。

洗濯物がふわふわに仕上がる

洗濯物を乾燥機で乾かすと、温かい風に当たった洗濯物はふわふわに仕上がります。短時間で仕上げることができるため、嫌な臭いも発生しにくく気持ち良く乾きますよ。

乾燥機のデメリット

乾燥機にはメリットがある一方、デメリットもあります。乾燥機を選ぶときはこのデメリットも踏まえておきましょう。

本体価格が高め

乾燥機は除湿機に比べると、本体価格が高いのはデメリットになるでしょう。メーカーや機能によって価格は様々ですが、5万円~10万円ほどが一般的です。また、洗濯と乾燥が一体になった洗濯機になると、30万円ほどするものもあります。

設置できないこともある

乾燥機は、本体が大きいため設置が大変です。一般的に、専用の台を使って洗濯機の上に設置することが多いですが、一度設置したら簡単に動かすことができず、スペースによっては設置できないこともあります

衣類の縮みやシワが心配

素材によって、乾燥機にかけると縮んでしまったりシワがついてしまうことがあります。シワがついてしまったら、アイロンがけなどの手間がかかりますし、お気に入りの服が縮んでしまい着られなくなってしまった、という失敗が心配です

洗濯物を乾かすのにおすすめな除湿機の機能・特徴

室内干し

洗濯物を乾かすのにおすすめな除湿機は、湿気を取る除湿機機能に送風モードや乾燥スピードが選べる機能を付加したものです。「衣類乾燥」というモード選択があり、部屋に干した洗濯物を乾燥することができる除湿機になっています。

3つの除湿方式

除湿機は除湿方式によって、3つのタイプに分けられます。それぞれの特徴やコスト、おすすめの使い方などをご紹介します。

コンプレッサー方式

湿った空気を冷やして、湿気を水滴に変えて除去する方式の除湿機です。この仕組みは、エアコンの除湿を同じでコンプレッサーを使ってフロンガスを循環させて圧縮します。

    【メリット】

  • 除湿力が強いため、湿気が多い季節に効力を発揮する。
  • 消費電力が少なくランニングコストが安い。
  • 室温の上昇が少ない。
    【デメリット】

  • 冬場の低温の時期は除湿力が落ちる。
  • 振動の音が大きい。
  • コンプレッサー内蔵のため本体が重い。
MEMO
【適した季節】高温になる夏や、湿気が多い梅雨の時期

デシカント方式

デシカント方式の除湿機は、水分をフィルターに吸着させてヒーターを使用して温め、それを熱交換器で冷やして水滴に変えて除湿します。ヒーターの仕様で室温が高くなるため、人がいない部屋での使用をおすすめします。

    【メリット】

  • 低温時での除湿力に優れているため、冬でも除湿能力が落ちない。
  • コンプレッサーがないため、軽量でコンパクトなので楽に移動できる。
  • 運転音が比較的静か
    【デメリット】

  • ヒーターを使用しているため、ランニングコストが高い。
  • ヒーターを使用するため、室温が上昇する。
MEMO
【おすすめの季節】気温が低くなる冬がおすすめ。

ハイブリッド方式

コンプレッサー方式とデシカント方式を組み合わせて搭載したのがハイブリッド方式です。両方の良いところを兼ね備えているため、夏はコンプレッサー方式を、冬はデシカント方式を採用して除湿します。

季節や温度に合わせて選択するため、電気代を抑えながら1年を通して効率よく除湿することができますよ。構造が複雑なため、ほかの方式に比べると重く高額になります。

    【メリット】

  • 1年を通して安定した除湿が可能。
  • ランニングコストが抑えられる。
    【デメリット】

  • 2つの方式を採用しているため、本体が大きく重い。
  • ほかの方式に比べると価格が高め。
MEMO
【おすすめの季節】通年通して使える。

除湿機の選び方

除湿機は3つの方式があり、それぞれのメリットとデメリットをご紹介しました。除湿機を選ぶ時はそれを踏まえ、さらに以下の項目を除湿機選びの参考にしてみてください。

使用する季節で選ぶ

3つの方式に、仕様に適している季節をご紹介していますが、除湿機を選ぶときはご自身がどの季節に除湿機を使用するかに注目するのをおすすめします。

例えば、梅雨の時期だけ除湿機を使いたい方はコンプレッサー方式を選ぶと良いでしょう。また、寒冷地にお住まいの方で、冬は洗濯物を外に干せなくなるという方は、冬に効率良く洗濯物を除湿できるデシカント方式をおすすめします。

共働きの家庭で、洗濯物は夜中に乾かしたいという方や、花粉が気になるため外に洗濯物を干したくない方は、通年使えるハイブリッド方式を選ぶと良いでしょう。

本体とタンクの大きさで選ぶ

除湿方式によって、本体の重さが変わります。ハイブリッド方式は、コンプレッサー方式とデシカント方式を搭載しているため、15kgほどになります。デシカント方式は約6kgでコンプレッサー方式は約10kgです。

また、タンク容量は大きいほどサイズが大きくなり、重くなりますが水捨ての回数が少ないというメリットがあります。置く場所のスペースなども考えて選ぶようにしましょう。

タンクの取り外しやすさで選ぶ

除湿機を使うときは、タンクを取り外して水を捨てる作業があります。タンクは取り外しやすく、持ち運びやすいものが良いですよね。また、汚れたときに洗って使うことを考えると、洗いやすさも合わせて選ぶ基準に加えると良いですよ。

メンテナンスのしやすさで選ぶ

除湿方式によっては、フィルターの交換や付属品のメンテナンスが必要なものがあります。除湿機を選ぶときは、機械に必要な付属品はどのようなものがあるか、メンテナンス方法が難しくないかを確認しておきましょう。

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洗濯物を乾かすのにおすすめな乾燥機の機能・特長

洗濯物

洗濯物を乾かすおすすめの家電は、除湿機のほかに「乾燥機」があります。乾燥機は欧米ではほとんどの家庭に設置されているメジャーな家電です。

乾燥機の種類

除湿機のように、乾燥機にもいくつかの乾燥方式があります。ここでは、その方式について詳しくご紹介します。

ヒーター式(水冷除湿タイプ)

電気ストーブやヘアドライヤーのように、ヒーターで高温の風を発生させて乾燥させるタイプの乾燥機です。乾燥したときに出た水蒸気を冷水にして水滴に戻し除湿する仕組みなので、「水冷除湿タイプ」と言います。乾燥機の中が高温になるため、使用中に扉を開けることはできません。

    【メリット】

  • 仕組みがシンプルなので本体価格が比較的安い。
  • 本体の重量が軽量なものが多い
    【デメリット】

  • 乾燥時にかなりの冷却水を使用するため、水道代がかかる。
  • ヒーターを高温にするため、電気代がかかる。
  • 高温乾燥のため、乾燥機の周囲の温度が高くなる。
  • 高温の風を当てるため、洗濯物の縮みや傷みが出ることがある。
MEMO
【おすすめの洗濯物】高温で乾かすため、繊細な素材は使用できません。タオルのようにカラリと仕上げたいものにおすすめです。

ヒーター方式(排気タイプ)

水冷除湿タイプと排気の処理方法が異なるのが、ヒーター式「排気タイプ」です。こちらのタイプは、乾燥したときに出た水蒸気をそのまま機外に排気する仕組みになっています。

    【メリット】

  • 水冷除湿タイプと異なり、水道代がかかることがない。
    【デメリット】

  • 温まった熱がそのまま排出されるため、乾燥機が置いてある部屋の温度や湿度が高くなる。
  • 湿気によりカビの発生が気になる。
MEMO
【おすすめの洗濯物】ヒーター式の水冷除湿タイプと同様、中は高温になるため縮みやすい洗濯物の使用は控えたほうが良い。タオルやシーツなどがおすすめ。

ヒートサイクル方式

ヒートポンプで空気中の熱を回収し、乾燥運転するときの温風に再利用する「ヒートサイクル技術」を採用するタイプの乾燥機です。エアコンの仕組みと同じで、ヒーター式と比較すると省エネ効果があります。

    【メリット】

  • 熱の再利用で洗濯物を乾かすため、省エネになり、電気代が安くなる。
  • 低温の風で乾かすため、洗濯物の縮みや傷みが少ない。
    【デメリット】

  • 本体価格が高め。
  • 本体の重量が重い。
  • 故障したときの修理代が高くなる傾向がある。
MEMO
【おすすめの洗濯物】低温で乾かすため、乾燥機が使用できる洗濯物全般におすすめ。

ヒートポンプ方式

「ヒートポンプ」とは、少ない電力で空気中の熱を利用して効率よく温風を発生させる省エネの技術のことを言います。洗濯機内のヒートポンプによって湿気を含んだ空気を除湿して60度程度の温風で洗濯物を乾燥させます。

    【メリット】

  • 乾燥温度が低めなので、衣類が傷みにくい。
  • 空気中にある熱を集めて使うため、効率よく省エネである。
  • 冷却水を使わないため、水道代の節約になる。
    【デメリット】

  • 本体価格が高め。
  • 本体の重量が重い。
  • 空気中の熱を利用するため、寒冷地では性能を発揮しづらい。
MEMO
【おすすめの洗濯物】
低温で乾かすため、一般的な洗濯物であればどんなものでもおすすめ。
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乾燥機の選び方

乾燥機を選ぶとき、どのような基準で選べば良いのでしょうか。ここでは、代表的な乾燥機の選び方をご紹介します。

電気式とガス式で選ぶ

乾燥機には、「電気式」と「ガス式」のものがあります。それぞれの特徴とメリット・デメリットを踏まえた上で、どちらが良いか選んでみると良いでしょう。

【電気式乾燥機】
電気式の乾燥機は、熱源に電気式ヒーターを採用しています。乾燥機の内部に回転するドラムがあって、中に洗濯物を入れるとヒーターによりドラムの中の温度が上がり洗濯物を乾かします。

    【メリット】

  • ガス式のものと比べて本体価格が安い。
  • 工事が必要ないため、簡単に設置できる。
    【デメリット】

  • ガス式よりも乾燥に時間がかかる。

【ガス式乾燥機】
ヒーターの熱源にガスを使うほかは、電気式と基本的に同じ構造です。

    【メリット】

  • 電気式と比べると熱量が高いため、カラっと乾く。
  • 電気式よりも乾く時間が早い。
    【デメリット】

  • 本体価格が電気式に比べると高い。
  • 設置するとき、ガス栓の増設などの工事が必要なことがある。

機能で選ぶ

乾燥機は、温風を当ててワイシャツのシワを伸ばす機能や、スピード乾燥など各メーカーによって様々な機能があります。また、乾燥機と洗濯機が一緒になったものと、乾燥機だけが単体になったものがありますから、どのように使いたいかで選ぶと良いですよ。

容量・大きさで選ぶ

家族の人数や洗濯物の量にあわせて乾燥機を選ぶ人は多いでしょう。洗濯物は、普段の衣類以外に仕事着を洗う機会が多い場合や、子どもがスポーツを始めると着替えることが多くなります。少し先のことを考えて洗濯物の量を想定し、選ぶのをおすすめします。

また、乾燥機本体の大きさをチェックすることも忘れないようにしましょう。設置場所を測っておけば、購入したものが大きすぎて置けないという失敗がないですよね。

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【どっちがお得?乾燥が早い?】除湿機と乾燥機の電気代と乾燥時間の違い

次に、除湿機と乾燥機の違いを「電気代」と「乾燥時間」で比べてみましょう。

除湿機と乾燥機の電気代の違い

除湿機の方式別に見る電気代の違い

除湿機は、方式によって電気代が大きく異なります。それぞれの消費電力をもとに1時間あたりの電気代を計算してみます。(電気代27円/kWhで計算)

  • コンプレッサー方式
  • 消費電力184w(0.184)×27×1h(4.9円/1h)

  • デシカント方式
  • 消費電力348w(0.348)×27×1h(9.3円/1h)

  • ハイブリット方式
  • 消費電力463w(0.463)×27×1h(12.5円/1h)

※コンプレッサー方式(アイリスオーヤマ衣類乾燥除湿機IJC-H65)の消費電力を参照
※デシカント方式(パナソニック衣類乾燥除湿機F-YZSX60)の平均消費電力を参照
※ハイブリット方式(パナソニック衣類乾燥除湿機F-YHSX120)の平均消費電力を参照

乾燥機の方式別に見る電気代の違い

乾燥機も除湿機と同様、方式によって電気代に差があります。それぞれの電気代を、「消費電力÷1,000×27円(1kWhあたりの電気代)=1回の洗濯から乾燥までの電気代で計算します。

  • ヒーター方式(水冷除湿タイプ)
  • 1,880(Wh)÷1,000×27(50.76円)

  • ヒーター方式(排気タイプ)
  • 2,550(Wh)÷1,000×27(68.85円)

  • ヒートサイクル方式
  • 970(Wh)÷1,000×27(26.19円)

  • ヒートポンプ方式
  • 890(Wh)÷1,000×27(24.03円)

※ヒーター方式(水冷除湿タイプ)(シャープ洗濯機ES-H10Bの消費電力を参照)
※ヒーター式(排気タイプ)(パナソニック インバーター洗濯乾燥機 NA-FW120V2の消費電力を参照)
※ヒートサイクル方式(日立ドラム式洗濯乾燥機ビッグドラム BD-NX120Eの消費電力を参照)
※ヒートポンプ方式(パナソニック レギュラードラムNX-VX900AL/Rの消費電力を参照)

除湿機と乾燥機の乾燥時間の違い

それぞれの乾燥時間を見比べて、その違いや先に解説したコストを参考に選ぶ方法もありますよね。以下に、それぞれの乾燥時間を実際に販売されている除湿機と乾燥機を参考にご紹介します。

除湿機の乾燥時間

ハイブリッド方式の「パナソニック衣類乾燥除湿機F-YHSX120」は、日本電機工業会自主基準に基づいて、実験を実施して乾燥時間を公表しています。それによると、2kgの洗濯物を約6畳の部屋で乾かしたとき(室温20度、湿度70%)、速乾モードで75分、おまかせモードで104分で乾かせるということです。

メーカーによって、様々な機能が搭載されていますから、気になったもののカタログや公式サイトを参考に見比べてみると良いですよ。

参照:パナソニックパナソニック衣類乾燥除湿機F-YHSX120

乾燥機の乾燥時間

乾燥機のほうも、パナソニックの製品を参考にして時間を見てみましょう。「ななめドラム洗濯乾燥機 NA-VX900AL」は、6kgの洗濯物を定格洗濯乾燥時(標準乾燥モード)で約98分、定格洗濯乾燥時(省エネ乾燥モード)で約165分で乾燥するとしています。

参照:パナソニック ななめドラム洗濯乾燥機 NA-VX900AL

除湿機と乾燥機はコストや乾燥時間など総合して検討しよう

除湿機と乾燥機は、電気代や乾燥時間など、様々な方面から比較してどれが良いかを検討すると良いでしょう。また、それぞれのメリット・デメリットも考慮してじっくり選ぶことをおすすめします。

生活スタイルに合わせて自分に合った方を選ぼう!

洗濯物を持つ人

除湿機と乾燥機の違い、それぞれの特徴、選び方について解説してきました。どちらも洗濯物を乾かすものとして、優秀な家電です。除湿機も乾燥機も選ぶときは、自分などのような場面で、どのように使いたいのかをよく考えて、生活スタイルに合った選び方をするのが一番ですよ。

「買ってよかった。」と思えるように、じっくり考えて納得したものを使ってライフスタイルを快適にしてくださいね。

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