ダウンジャケットは、一時のファストファッションブームもあり、安い値段で手に入るようになりました。ところがクリーニングに出そうとして値段を聞くと「購入した方が安いのでは?」と思うこともしばしば…。そこで家庭で行える洗濯方法から保管方法まで詳しく解説します。節約にもなりますし、工程を詳しく知ればプロにお任せする判断基準も分かりますよ!
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目次
ダウンジャケットの洗濯でありがちな失敗
ダウンジャケットを洗うときは、きちんとした知識や技術を持っていれば、ほぼトラブルになることはありません。ただ知識がなかったり、破れているのに気づかずに洗ってしまったりすれば、トラブルになる可能性があります。
まずはダウンジャケットの洗濯で、ありがちな失敗を知っておきましょう。
脱水や乾燥時に爆発する
ダウンジャケットの表面の布は、防寒性を高めるために、風や水を通しにくい生地が使われています。
ただ、ダウンジャケットを洗うと、水分が中の綿に浸透します。脱水をするときの高速回転の遠心力によって、水分を絞り出すことはできますが、ダウンジャケットの構造上、水分がうまく出ないこともあるのです。
水分がダウンジャケットのなかに残っていると、遠心力で中の空気が圧縮し、爆発することがあります。
脱水のときに爆発するリスクがあるので、すすぎの前に1分程度の脱水を分けて行うか、タオルドライなどで余分な水分を取るのが良いでしょう。
乾燥時にダウンが縮んでぺちゃんこになる
洗濯後に羽毛同士が絡んだまま、乾かしてしまうと、ダウンジャケットがぺちゃんこになることがあります。ぺちゃんこになると、着心地が悪くなるので、水で濡らした後に、水を切り、偏りをなくすように形を整えましょう。
乾いた状態で形を整えようとすると、羽毛が割れる原因になり、元通りに再生できなくなるので、水で濡らすのがポイントです。
また、乾燥機にかけることで、ふんわり仕上がることもあるので、洗濯表示を確認して、乾燥機が使えるダウンジャケットなら活用してみましょう。
破れに気づかずに洗濯機で洗うと中綿が出る
ダウンジャケットを洗う前は、破れやほつれがないかを確認しましょう。破れに気づかずに洗濯機で洗ってしまうと、破れが広がってしまい、中綿が飛びてしまう可能性が高いです。
破れやほつれがある場合は、補修してから洗濯するか、洗濯を避けた方が良いでしょう。
脱水が上手くいかず臭くなる
脱水が上手にできていないと、長時間ダウンジャケットに水分が残ります。また乾燥するまでに時間がかかると、雑菌が繁殖して、ニオイの原因に。
ダウンジャケットが傷む原因にもなるので、洗濯後はしっかりと脱水して、早めに干しましょう。
洗濯しないのもNG
ダウンジャケットは、見た目は汚れていないようで、皮脂や汚れ、ほこりなど、さまざま汚れがついています。そのため、汚れたまま放置すると、シミができたり、ニオイがしたりするので、定期的に洗濯するのがおすすめです。
洗濯せずに収納してしまうと、汚れなどからシミができてしまうことも。特に襟元は汚れが付着しやすい場所なので、しっかりと汚れを落としましょう。
また、ニオイに関しては、臭いだけではなく、付着したニオイから雑菌が繁殖して、虫食いの原因になることもあるので注意が必要です。
次のシーズンまでクローゼットで保管する場合は、しまう前と着る前に洗濯するのがおすすめです。
ダウンジャケットの素材・洗濯表示で洗えるかをチェック!
ダウンジャケットのタグに素材表示や、洗濯絵表示があるので確認しましょう。長く着ていると擦れたり滲んで見えにくくなるので、メモや携帯で写真をとって置くと便利です。まずは、自宅で洗える素材を見ていきましょう。
まず洗濯表示を確認する
ダウンジャケットを洗濯する際は、まずは洗濯表示のタグを確認しましょう。桶や洗濯機の絵があれば、洗濯機での洗濯が可能、桶に手が入っている絵であれば手洗いが可能です。
一方、自宅で洗えないのは、桶にバツが付いている場合です。ただダウンジャケットの場合は、本来はアウトドアで使うことを考えて作られています。
そのため、ナイロンやコットン、ポリエステルなどの素材は、自宅で洗えるものも多いです。ただ、シルクやレザーなどの素材を使ったダウンジャケットは、クリーニング店に出し、プロに任せるのが安心でしょう。

自宅で洗える素材のダウンジャケット
自宅で洗えるダウンジャケットの素材は、以下のとおりです。
- ナイロン
- ポリエステル
- 綿・デニム
- シームレス
ナイロン
ナイロンは合成繊維で他の繊維に比べてしなやかで摩耗に強いです。吸水性が低くシワにもなりにくいので、洗濯に向いています。
ナイロンだけの衣類であれば弱アルカリ性の普段使いの洗剤で洗えますが、ナイロン生地のダウンジャケットを洗う場合はおしゃれ着用の洗剤を使うようにしましょう。
直射日光が当たる場所で乾かすと色落ちしてしまうことがあるので、干す場合は陰干しにしましょう。

ポリエステル
ポリエステルもナイロン同様の人工的に作られた合成繊維です。シワになりにくく耐久性があるので洗濯ができます。ナイロンと同様にポリエステルのダウンジャケットを洗う場合はおしゃれ着用洗剤がおすすめです。
ポリエステルの繊維の特徴として、洗っているときに色を吸収してしまうことがあるので、色柄ものなど他の衣類と一緒に洗わないようにしましょう。

綿・デニム
綿は肌触りが良く、植物性の繊維の中でも人気がありますよね。綿製品は、吸水性が良く柔らかいというメリットがあるのですが、その反面で縮みやすく摩擦に弱いというデメリットもあります。
洗濯表示によっては手洗い可能などの表示で洗うことが可能なこともあります。衣類をケアする成分が入っているおしゃれ着用洗剤を使い、優しく手洗いをすれば洗うことができます。

シームレス
縫う代わりに樹脂などに圧をかけて加工することで、縫い目が無く見える”シームレス”のダウンジャケットも最近よく見かけます。針と糸で縫う時にできる隙間から羽毛が抜けてしまうことを防ぐことができるというメリットがあります。
このシームレス加工されているダウンジャケットは、接着に使われている樹脂の特性上ドライクリーニングができないことがほとんどです。水洗いがおすすめなのですが、強い刺激で接着部分が剥がれてしまうことがあるので、ご自宅で優しく手洗いするようにしましょう。
自宅で洗えない素材のダウンジャケット
続いて注意が必要な、自宅で洗えない素材を見ていきましょう。
ウール・カシミヤ
羊やヤギの毛を使ったウールやカシミヤはご自宅では洗えません。ウールやカシミヤは、柔らかくて軽く、暖かいので冬の衣類には欠かせませんよね。しかし、ウールやカシミヤは動物性の繊維なので水洗うすると縮んでフェルト状になり硬くなってしまいます。せっかくの肌触りが台無しになってしまうので、クリーニング店に相談しましょう。


レザー
高級感があるレザーを使ったダウンジャケットはラムの革を使ったものが主流のようです。レザーのダウンジャケットは、洗濯には向きません。雨にも弱いので水自体に注意が必要です。レザーを使ったダウンジャケットは高価なものなので、長く使っていただくためにもクリーニングに出してケアしましょう。
シルク
シルクは光沢があり、熱伝導率が高いので夏は涼しく冬は暖かくしてくれるとても優秀な生地です。しかし、水に弱くシミになってしまうので水洗いはできません。また、タンパク質でできた素材なので紫外線に当たると変色してしまいます。かけて置くときも日光が当たらない場所にしましょう。

自宅でダウンジャケットを洗濯する方法
自宅で洗える素材のダウンジャケットなら、自分で洗濯すればクリーニング代を節約できます。ただし、ダウンジャケットは普通に洗濯してしまうと、傷付けてしまう可能性もあるので、注意が必要です。
ここでは、自宅でダウンジャケットを洗濯する方法をご紹介します。
基本編
ダウンジャケットを自宅で洗濯する基本の方法は、以下のとおりです。
革製品は、水に濡らして洗濯をすると、皮が硬くなってひび割れてしまう可能性があります。ウールは、水に濡らすと縮んでしまう可能性がありますので注意しましょう。洗濯機のマーク・手洗いのマークが表示されていれば家庭でも洗えます。
クリーニング店が使用している洗剤と同じぐらいの洗浄力があるプロ・ウォッシュというおしゃれ着用洗剤もあります。値段は高めですが、クリーニングに出すよりは安く済みます。ただ、使い方の注意点で他の洗剤と混ぜて使えないこと、原液で使えず薄めて使うことに気をつけましょう。
もみ洗いは中の羽毛を傷め、こすり洗いは生地を傷めてしまうため、必ず優しく押し洗いをしましょう。優しく水の中で手で押さえて洗うのがポイントです。
干す前に、ハンガーにかけた状態で手で挟んで叩き、中の羽毛をほぐします。また、ダウンジャケットジャケットは乾きにくいため、できれば2日程度は風通しのの良いところに置いておきましょう。
さらに、仕上げ乾燥をすると中の羽毛をふわふわさせることができます。低音のドラム式乾燥機かコインランドリーで10分程度乾燥させると羽毛が膨らみます。ここに、乾燥ボールやテニスボールを入れるとさらに効果があがります。
洗濯機で洗う場合は中性洗剤を入れて、ダウンジャケットを洗濯ネットにきちんとたたんで入れた上で、「ドライコース」や「手洗いコース」などやさしい水流で洗うコースを選択します。自動で脱水が行われると思いますが短めに設定するか、脱水途中で早めに停止しましょう。
臭い取り
ダウンジャケットの使用年数が経過すると、独特の獣臭を放つようになります。獣臭の原因は、雑菌です。ダウンジャケットの中に入っている羽毛は脂があるため、雑菌が繁殖しやすい環境です。獣臭をとるためには、ダウンジャケットの中の羽毛を洗浄・殺菌する必要があります。
- 方法1:ダウンジャケットを天日干し
- 方法2 :酸素系漂白剤(液体)で殺菌
日光で2日に渡って、雑菌を殺菌します。
ダウンジャケットの臭いを取る方法は、以下のとおりです。
漂白剤は、酸素系漂白剤の液体で行いましょう。塩素系漂白剤だと生地の色が変わってしまう可能性が高いです。また酸素系漂白剤には粉と液体がありますが、粉はアルカリ性で液体は酸性になります。上記で述べたように、ダウンジャケットの中に入っている羽毛はアルカリ性に弱いため、酸素系漂白剤の液体を使用すれば傷みにくくなります。
黄ばみ・黒ずみを取る方法
ダウンジャケットの黄ばみや黒ずみを取る方法は、以下のとおりです。
洗剤をつけたスポンジでたたいて洗っても落ちない場合は、以下の方法を試してみてください。
自宅での洗濯失敗!ダウンジャケットを回復させる方法
ダウンジャケットの中の羽毛が水によって固まってしまってる状態で潰れてしまったと考えられます。そんなとき、弾力を取り戻す方法として以下の方法があります。
自宅でダウンジャケットを洗濯する際におすすめ洗剤10選
自宅でダウンジャケットを洗濯する際は、おしゃれ着用の中性洗剤を使いましょう。一般的なおしゃれ着用洗剤でもいいのですが、ダウンジャケット専用の洗剤も販売されています。
ダウンジャケットを守るためにも、専用の洗剤を使うのがおすすめです。
ここでは、ダウンジャケットを洗濯する際におすすめの洗剤をご紹介します。
【Grangers】ダウンウォッシュ
『Grangers』の“ダウンウォッシュ”は、洗濯機に直接入れるタイプの中性クリーナーです。ダウンジャケットの膨らみを損なうことなく、キレイに洗濯できます。
また、抗菌効果もあるので、汚れと臭いを同時に落としてくれるのも嬉しいポイント。さらに、香料などの成分は一切配合されておらず、生物分解性もあるので、環境への負担も最小限に抑えられます。
【NIKWAX】ダウンウォッシュダイレクト
『NIKWAX』の“ダウンウォッシュダイレクト”は、アウトドアウェアやスポーツウェア、ギアにも使えます。
撥水効果のあるダウンジャケットにも使用可能。通常の洗剤とは違い、ウェアの撥水コーティングを傷付けず、汚れのみをしっかりと落としてくれるのが特徴です。
撥水効果のあるダウンジャケットの場合は、表面の汚れだけを落としてくれるので、撥水効果を復活させられます。
【mont-bell】O.D.メンテナンス ダウンクリーナー
『mont-bell』の”O.D.メンテナンス ダウンクリーナー”は、ダウンや科繊綿を使った中綿入りのジャケットなどを洗濯するのに最適な洗剤です。
中性洗剤なので、ダウンジャケットの繊維を傷つけることなく、優しい洗浄成分でしっかりと汚れを落としてくれます。
“O.D.メンテナンスシリーズ”の撥水剤と一緒に使うと、さらに効果的です。まずは洗剤で汚れを落とした後に、撥水剤を使えば、撥水効果が本来の機能を取り戻してくれます。
【Aimedia】洗濯機で洗うダウン専用洗剤
『Aimedia』の“洗濯機で洗うダウン専用洗剤”は、クリーニング屋さんでも使われている、ダウン専用の洗剤です。泡立ちが少ないため、すすぎは1回でOKなのが特徴です。
羽毛1本1本に洗浄成分が浸透するので、ふんわり感がアップ。これ1本でダウンジャケットが約7~8着洗えます。1枚当たりの洗剤代はたったの約110円なので、クリーニング代を大幅に節約できるのは嬉しいポイントです。
【Aimedia】クリーニング屋さんのダウンも洗えるニット洗い洗剤
こちらも『アイメディア』のダウンジャケットも洗える、ニット洗い洗剤です。クリーニング業界で実際に使われている洗剤と同じもので、自宅でダウンジャケットやニットの洗濯ができます。
一度縮んでしまった衣類でもこれを使って洗濯すれば、ふんわり仕上げてくれます。ふんわり仕上がる理由は、天然保湿成分の「スクワラン」と「グリセリン」が配合しているからです。
ダウンジャケットの場合は、これ1本で約3~4着分の洗濯が可能です。
【UYEKI】ドライニング 液体タイプ 500mL
『UYEKI』の“ドライニング 液体タイプ 500mL”は、ヤシ油を主原料とした界面活性剤に、オレンジオイルを配合しています。酵素配合で洗浄力に優れていて、皮脂汚れをキレイに落としてくれるのが特徴です。
ドライマークの衣類にも使え、襟や袖の部分洗いやシミ抜き、血液洗いにも使用可能です。
つけ置きすることで、繊維の奥まで浸透し、汚れをスッキリと落とします。さらに柔軟剤を使わなくてもふんわりと洗い上げてくれるのも嬉しいポイントです。
シリコンや石油系溶剤、リン、蛍光剤、LASなど、手肌や環境へ影響を与えるような成分は配合されていません。
【sin】ダウンジャケット専用洗剤
『sin』の“ダウンジャケット専用洗剤”は、ダウンジャケットの生地を傷めずに、皮脂や汗汚れを落としてくれる専用洗剤です。
汚れを落とすノウハウを熟知したプロと共同開発したアイテムで、自宅で簡単に洗濯できる上に、保湿力を回復できるのが嬉しいポイントです。
爽やかなユーカリの香りですが、洗濯後にはほぼ香りはなくなるので、強い香りが苦手な方にもおすすめ。
【コモライフ】忙しママの洗濯洗剤ダウン・ニット用 液体 おしゃれ着洗い
『コモライフ』の“忙しママの洗濯洗剤ダウン・ニット用 液体 おしゃれ着洗い”は、ダウンジャケットとニット用のおしゃれ着洗い洗剤です。
通常の洗剤と違い、羽毛に必要な油分を残したまま洗えるため、ふんわりとした仕上がりになります。
また、パワフルな洗浄力で、ダウンジャケットに染み込んだ汗や皮脂汚れをもちろん、裏生地の汚れまでしっかり落としてくれます。
【エコベール】おしゃれ着用洗剤
『エコベール』の“おしゃれ着用洗剤”は、ウールやシルクなどのデリケートな衣類を洗うのに最適な洗剤です。植物由来の洗浄成分で、衣類の縮みや色あせを防ぎながら洗濯できます。
ヤシ油などの植物由来の洗浄成分を配合。パワフルな洗浄力でしっかり汚れを落としながらも、デリケートな衣類にも安心して使えます。
ヨーロッパの第三機関による、敏感肌のモニターでの肌テスト実施済みなので、赤ちゃんの衣類にも使用可能です。


【花王】エマール リフレッシュグリーンの香り
『花王』の“エマール リフレッシュグリーンの香り”は、「カタチコントロール洗浄」で、すっきりと洗い上げながら、伸びやヨレを整え、シワを防いでくれます。ダウンジャケットやニットなどはもちろん、普段使いの衣類にもおすすめです。
干すときにピンっと伸ばすだけで、スチームアイロンを使用したような仕上がりになります。
さらに、ドライコースや手洗いなどで優しく洗っても洗浄成分が繊維の奥まで浸透して、汚れやニオイをすっきり落としてくれるのも特徴。色あせや縮み、毛玉も防いでくれます。

自宅で洗濯できないダウンジャケットはクリーニングに出そう
ダウンジャケットの素材をチェックして、自宅で洗えない素材だった場合はクリーニングに出しましょう。プロの技術にお任せすると新品のように復活しますよ。
クリーニング代の相場とかかる日数
クリーニング代と、仕上がりまでにかかる日数は、店舗によって異なります。ここでは、『白洋舎』『ホワイト急便』『リネット』のクリーニング代とかかる日数をご紹介します。目安として参考にしてみてください。
- 白洋舎: 2,100円(税抜)/5日程度
- ホワイト急便 :関東地区の場合
※1,430円〜1,800円(税抜) /店舗による - リネット(宅配クリーニング): 2,850円(月会費390円または年会費4,680円) /5日程度
※地域により料金が異なります
クリーニングの頻度
シーズン終了後にクリーニングをするのがベストですから、年1回です。使用後に見えない皮脂汚れなどがついたままシーズン終了後そのまま置いておくと、シーズン到来で来たときにシミになってとれなくなってしまう可能性があります。
ダウンジャケットについているファーは毎年クリーニングする必要はありません。数年に1度はクリーニングに出すと良いでしょう。ファーの性質上クリーニングできない場合もあります。
クリーニングに出すなら宅配クリーニングが便利!
クリーニングに出すとなると、準備や外出が億劫に感じる方もいるかもしれません。最近普及している、集荷から配達まで一括して行ってくれる宅配クリーニングがおすすめです。
営業時間に合わせて出かけたりする必要もなく、量が多い場合もダンボールや専用のバッグに詰めて集荷してもらうだけなので簡単です。また、仕上がったものを次のシーズンまで保管してくれる長期間保管サービスもあるのでぜひチェックしてみてくださいね。
ここでは、おすすめの宅配クリーニングをご紹介します。
リネット
リネットは、万が一のときの保障がしっかりしておりアパレルブランドにも選ばれている宅配クリーニング店です。仕上がりに納得いかない場合は30日以内であれば無料で再仕上げや、返金などの対応を保証しています。
朝イチ便・夜イチ便など、集荷や受け取りの時間も幅広く設定されているので忙しい方にもおすすめです。繰り返し着ているうちに失われた加工を新品のように戻してくれるサービスもあります。最後にダブルチェックをしており、シミ抜きは全品無料で行ってくれます。


せんたく便
せんたく便は、お得で手軽に使用できる宅配クリーニング店です。送料無料で普段オプション料金が必要なコートやダウンなども、申し込んだパックの料金のみでクリーニングに出せます。
自社工場での一点一点丁寧なプレス仕上げや、国家資格取得のプロによるシミ抜きなど、サービスのクオリティも高いです。往復送料無料で、会員費もかかりません。インターネットから24時間気軽に申し込めるのも助かりますね。
リナビス
リナビスは、”8大無料おせっかい”という無料で衣類をより良く仕上げてもらえるサービスを提供してくれる宅配クリーニング店です。兵庫県の創業56年の地域に愛され人間味あふれるサービスが売りです。送料や半年間の衣類保管は無料です。
ほつれや取れかかったボタンの修繕や毛玉取りなども無料でやってもらえます。利用者の評判はとてもよく、なくなっていたボタンも似たようなものをつけて返してくれたこともあるそうです。クリーニングのプロに大切な衣類を心を込めて仕上げてもらえるのは嬉しいですね。

安心の店舗型クリーニングおすすめ3選!
店舗型クリーニングは、宅配クリーニングと違い、直接店舗まで持って行く必要があります。しかし、クリーニングについての要望を直接伝えられるため、細かく説明できたり、急な依頼にも対応してもらえたりするなどのメリットもあります。
ここでは、店舗型クリーニングのおすすめをご紹介します。
白洋舎
出典:白洋舎
明治39年から日本におけるドライクリーニングの先駆けとして創業された、大手のクリーニング店です。会社設立とともに「洗濯科学研究所」を立ち上げており、クリーニング技術を追求することで進化し続けています。
なんと1世紀以上も続いており、シミ抜きやアイロン仕上げに定評があります。基本のワイシャツから、着物、バックや靴、ファーやぬいぐるみまで幅広く対応してくれます。また、集配や宅配サービスもあるので近くに店舗がない方も安心です。
ホワイト急便
出典:ホワイト急便
ピンクのリボンと”愛情仕上げ”でおなじみのクリーニング店です。日本全国に約7000店舗あります。「早く、安く、美しく、便利な」クリーニングサービスをモットーに40年の実績があります。地域の特性に合わせるため、店舗ごとに価格が違うのでご利用の際は料金をチェックしておきましょう。
毎年”シミ抜き大会”というクリーニング技術を競う全国大会を開催しており、技術への向上心がうかがえます。最短納期のものは、午前中に出して夕方に戻ってくる即日仕上げがあります。また、ホワイト急便でのクリーニングでたまったハンガーは、回収してもらうことができます。
うさちゃんクリーニング
出典:うさちゃんクリーニング
”環境に優しく衣類に安全、人にも優しい”がモットーのクリーニング店です。天然素材の成分を使ったクリーニング処理が特徴です。”天然椿オイル”を使用した洗剤や柔軟剤を使用しているため、しっとりとなめらかな仕上がりになります。消臭には”柿の実”のエキス、洗濯のりは工場で作った天然のり(小麦でんぷん)を使っています。
身近な素材を使い、プロの技術でしっかり仕上げてくれるのは嬉しいですね。家庭で洗剤や柔軟剤をオーガニックなど成分にこだわっている方は、クリーニングに使われている洗剤もぜひチェックしてみてください。
ダウンジャケットのクリーニングでのトラブルどう対処する?
クリーニングを利用すると、まれにですが、トラブルになることもあります。そんなときは、どう対処すればいいのでしょうか。
クリーニング店の過失による損傷や紛失の際は、保証してもらえるのか心配ですよね。店舗によって対応が違いますが、保証してもらえる場合がほとんどです。ただ服を新規購入するための全額は返ってきません。
(例)白洋舎の賠償額
賠償額=新品で購入するときの価格×経年劣化割合
経年劣化割合はダウンジャケットだと平均使用年数が3年で1年経過しているものだと77%になります。例えば、5万円で購入して1年経過後のダウンジャケットは、38,500円の賠償額となります。もしくは、クリーニング料金の40倍です。
- 天災によるもの
- 洋服を預けて、1年経過後または受け取ってから6ヶ月経過後の申し出
もし、クリーニング店の過失で洋服に問題があったときは早めに申し出ましょう。
ダウンジャケットの保管方法
ダウンジャケットを自宅で洗ったり、クリーニングに出したりして、きれいな状態にしても、保管方法が間違っていると、台無しになりかねません。
最後に、正しいダウンジャケットの保管方法をご紹介します。
基本収納
クリーニングに出した場合は必ずビニールを取り外し、肩の部分が厚くなっているハンガーに掛けます。通気性のよい不織布の洋服カバーを被せて保存します。
コンパクトに収納する方法
ダウンジャケットをコンパクトに収納する方法は、以下のとおりです。
さらにコンパクトにする方法
さらにダウンジャケットをコンパクトに収納したいなら、圧縮袋を使用すれば、とてもコンパクトになります。しかし、圧縮によりふんわり感が減少する可能性があるため注意しましょう。
【エステー】ムシューダ 1年間有効 防虫剤 クローゼット用
また洗った直後やクリーニングから返ってきた後は、すぐにしまい込むのではなくビニール袋を外して2日程度室内にハンガー掛けで乾燥してからしまいましょう。

ダウンジャケットの素材をしっかり確認することが大切!
寒い日には欠かせないダウンジャケットですが、洗うタイミングを逃してしまっていませんか?長く使っていくためにも、お手持ちのジャケットの素材にあったお手入れが大事です。
せっかくの羽毛のボリュームが落ちてしまったり、色が落ちてしまってタンスの肥やしにならないように、洗濯表示や素材をしっかり確認しましょう。ご自宅で洗う方法や、宅配クリーニングなどお手入れ方法はたくさんありますので、ご自分にあった洗い方を見つけてみてくださいね。

