衣類用圧縮袋の使い方とおすすめ10選!選び方・注意点も押えて収納や旅行に活用しよう

圧縮袋

まりや

布団の収納でよく使用される圧縮袋ですが、衣類用もあるのをご存知でしょうか。圧縮袋は普段使用する機会が少ないかもしれませんが、収納時や旅行のときなどに大活躍してくれます。今回は圧縮袋の使い方と注意点、おすすめ圧縮袋10選をご紹介していきます。

圧縮袋で布団や衣類のカサをダウン

圧縮袋はビニールでできており、気密性にとても優れた構造となっています。そのため布団や衣類を入れて空気を抜くと、キュッと圧縮され容量を減らすことが可能です。圧縮されると3分の1程度のカサになるといわれており、見た目にもカサが減ったことがよく分かります。

長期間使用する予定がない衣類などは、圧縮袋に入れることで収納スペースにゆとりを作ることができ、ほぼ真空になるため、ダニの繁殖や酸化防止も期待できるのが、とても嬉しいですね。

また旅行など衣類を持ち運ぶ機会でも、衣類を圧縮することでカバンやスーツケースのスペースを確保することが可能です。圧縮袋は繰り返し使用できるものがほとんどですので、コスパの面でも大変優れていますね。

衣類用圧縮袋の選び方

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次に圧縮袋の選び方を見ていきましょう。用途に合わせて最適な圧縮袋を選んでみてください。

圧縮袋の種類を知る

圧縮袋は大きく分けると、掃除機で空気を抜くタイプと、手で空気を抜くタイプの2つがあります。

また、掃除機で空気を抜くタイプは、さらに「バルブ式」と「ジッパー式」に分かれています。手で空気を抜くタイプは「ジッパー式」のみ存在し、「手押しタイプ」とも呼ばれています。

バルブ式は強力な圧縮力で空気を抜くことができるため、しっかりと圧縮したい方におすすめですが、ジッパー式の圧縮袋は比較的お手頃な価格であることが特徴で、現在はジッパー式の方が定番となっています。

圧縮袋には種類がありますので、用途に合わせて上手に使い分けましょう。旅先では、洗濯機が不要な手押しタイプが便利ですね。

圧縮袋は厚めがおすすめ

圧縮袋は基本的にビニール製のため、保管場所の出っ張りや衣類の装飾品で簡単に傷ついてしまいます。穴が開いた瞬間に圧縮力は失われ、衣類は元のカサに戻り、使用できなくなってしまいます。

そのため、圧縮袋を選ぶ際は丈夫さを重視する必要があります。すなわち、ビニールの厚みがものをいうのです。また、圧縮力もビニールの厚さで決まり、分厚いものの方がより気密性を高めることができ、圧縮力が強いと言えます。圧縮袋を選ぶ際には、厚さがどれほどあるか確認してから購入しましょう。

入れるものの大きさに合わせる

一口に衣類といっても、上着からインナーまで種類は様々です。そのため、それぞれの大きさに合わせた圧縮袋を使用するようにしましょう。圧縮袋のサイズはメーカーによって異なりますが、ほとんどの商品でSサイズからLサイズまでの大きさが揃えられています。SSサイズやLLサイズまで取り揃えているものもあるほどです。

小さなサイズには、下着や薄手の衣類を収納しましょう。また大きなサイズなら、厚手の衣類を入れたり、薄手の衣類を複数枚入れたりすることが可能です。くれぐれも小さいサイズに無理やり衣類を詰め込むことがないようにしてくださいね。圧縮がうまくいかない場合や、衣類と圧縮袋を傷めてしまうことがあります。

クローゼットやタンスの収納に使用するだけなら、大きいものを複数枚持っているだけでも結構ですが、旅行先などでの使用も考えている場合は、様々なサイズを揃えておくと便利です。

衣類用圧縮袋の使い方

空気を抜くだけですが、その空気の抜き方にはちょっとしたコツがあります。どの方法で空気を抜くかというのも重要ですので、それぞれのやり方を見てみましょう。

また、衣類は圧縮袋のサイズより少し小さくなるようにきれいにたたんでおきます。ここで雑に圧縮袋に入れてしまうと型崩れを起こしたり、なかなか消えないシワができてしまうので注意が必要です。また、複数の衣類をひとつの圧縮袋に入れる場合は、上下を互い違いにして収納しましょう。そうすることで、よりカサが少なく圧縮できます。

バルブ式の使い方

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バルブ式は掃除機で空気を抜くタイプです。バルブに掃除機を入れ、スイッチをオンにして空気を抜くだけです。このタイプは空気が抜けきるとバルブが自動的に閉まるので、自分で閉じる必要がありません。掃除機を使用するので一気に空気を抜くことができ、力も必要ないため家で行う場合はかなり手軽な方法でしょう。

なお、バルブ式の場合に気をつけたいのは、3分以内に空気を抜ききるということです。時間をかけてすぎると、掃除機に負担がかかってしまうことがあります。

ジッパー式の使い方

掃除機を使用するタイプは、まず掃除機をジッパーの中に入れ、ノズルの幅までジッパーをしっかりと閉めます。ここで少しでも隙間が空いていると、空気を抜ききれないため注意してください。ジッパーを閉めるのが難しい場合は、乾いたタオルを当てて閉めると簡単です。

しっかりと閉めることができたら、掃除機のスイッチをオンにして空気を抜きます。バルブ式とは違い、最後は自分でジッパーを閉めないと密閉できませんので、掃除機を抜いたら急いでジッパーを閉めてください

手押しタイプの使い方

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手押しタイプの圧縮袋は、通気口がついている場合が多く、そこから空気をが抜けていきます。始めにチャックを完全に閉め、圧縮袋の端から通気口に向けてくるくると巻いていき、中にある空気を追い出していきます。ものによっては力を要する場合もあるので、しっかりと体重をかけて圧をかけていきましょう。

手押しタイプには「逆止弁」というものがついていることが多いので、空気を抜ききったら自分で密閉する必要はありません。また、商品によっては簡易ポンプがついているものもあり、手で押すより簡単に、かつ確実に空気を出すことができます。

圧縮袋を使うときの注意点

圧縮袋を使うときの注意点

圧縮袋は簡単に衣類のカサを減らすことができますが、使用の際には注意すべき点もありますので確認をしておきましょう。

衣類によってはシワになることもある

衣類を圧縮袋に入れる際に、きれいに折りたたんでおくことは必須ですが、衣類の種類や素材によっては、どんなにきれいにたたんでも、シワになってしまうことがあります。圧縮時は、普通に保管するときと比べ、より強くシワがついてしまう場合もあり、なかなか消えなくなる可能性もあるので注意しましょう。

圧縮をしすぎない

限界までカサを減らそうと、カチカチになるまで圧縮してしまう方がいますが、圧縮のしすぎは注意が必要です。弾力のある素材は、過度な圧縮で素材が傷んでしまう可能性があります。もとの厚みの3分の1程度までの圧縮に留めるようにしないと、掃除機にも負担がかかりますので覚えておきましょう。

防虫剤と併用しない

クローゼットなどで長期間保管するときに、思わず防虫剤を入れてしまいそうですが、それは厳禁です。圧縮された空間で、防虫剤が衣類にピッタリとくっついていると、変色や臭いの原因に繋がります。虫食いなどがどうしても気になる場合は、防虫加工が施された圧縮袋がありますので、そちらを使用してみてください。

ほこりやゴミは取り除いておく

圧縮袋からすぐに取り出す場合は、そこまで注意する必要もありませんが、長期保管をする可能性があるなら、ゴミやほこりにも注意しておきましょう。そこから虫が湧いたりカビが生えたりすることもあります。他にも、生乾きのものや、汚れが落ち切れていない洗濯物なども危険ですので、圧縮袋に入れる衣類は清潔を保つよう心掛けましょう。

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圧縮袋に長期間入れっぱなしにしない

圧縮袋は長期保管時に大変役に立ちますが、年単位の保管には少し不安もあります。元々の形状でない状態での保管になるので、衣類が痛む可能性がありますし、保管状況によってはカビが生えたりダニが発生してたりすることも考えられます。ある程度の期間で一度圧縮袋から取り出し、衣類の点検をすることが大切です。

衣類用圧縮袋おすすめ10選

【ニトリ】衣類圧縮袋 2枚入り

ニトリは使いやすさを重視した圧縮袋が多く、こちらの商品も手押しタイプで簡単に圧縮できるものとなっています。手軽に圧縮したい出先などで活躍してくれるのではないでしょうか。ダニやカビはもちろん、悪臭や湿気からも衣類を守ってくれる優れものです。セーターやバスタオルが2枚程度、下着なら6枚程度収納できます。

【ダイソー】トラベル衣類用圧縮袋M

100円均一のダイソーにも圧縮袋があります。トラベル用で、細かな衣類が収納できる商品です。今回ご紹介しているのはMサイズですが、他にもサイズがあるので、衣類に合わせて大きさを選ぶことができるのが嬉しいですね。Mサイズはセーターやシャツが入る大きさですので、ぜひ持っておきたいサイズです。

【セリア】バルブ付き圧縮袋大物衣料M

こちらも100円均一のセリアからで、今度はバブル式の圧縮袋です。バルブ式は少し値段が張るイメージですが、100円で購入できるのは嬉しいですよね。こちらはクローゼットなどに大きめの衣類を収納したい時に活躍してくれる圧縮袋です。衣替えの時期などに、ぜひ試してみてください。

【キャンドゥ】逆止弁付衣類圧縮袋

100円均一から最後のご紹介はキャンドゥの逆止弁付圧縮袋です。逆止弁がついていると、空気を抜いている最中に空気が入ってくるのを防げますし、抜き終った後も特に処理する必要がありません。こちらの商品はなんと逆止弁が4ヶ所についているので、空気の逆流を徹底的に防いでくれ、安心して圧縮することが可能です。

【Hibag】衣類圧縮袋 10枚入 手巻き

こちらの圧縮袋は、Sサイズが2枚、Mサイズが4枚、Lサイズが4枚入った、10枚セットとなっています。すべて手押しタイプなので、掃除機やポンプは必要ありません。使用したい衣類の大きさに合わせてサイズが選べるのも嬉しいですよね。

また、きちんと密閉できているかを色で判断できるようにもなっているので、空気漏れを起こしてしまうこともありません。そしてFDA証明書、PAHテスト、BPAフリー、POPテストに合格していますので、繰り返し使用できる安心素材です。

【メイクファン】衣類圧縮袋 リムーブエアー 10枚アソートセット

こちらの商品も10枚セットで、サイズがアソートになっています。Hibagの商品と少し異なるのが、MサイズとLサイズに加え、LLサイズも入っているということです。LLサイズは45×65cmという大きさのため、Lサイズの倍はあります。そのためトレーナーやパーカーなどの厚手の衣類が、およそ4枚も収納できてしまうのです。

密閉率も高いので安心ですし、圧縮もしやすい構造となっています。少し大きめの圧縮袋が欲しい方はぜひ検討してみてください。

【VACPAC】トラベル用 衣類圧縮袋 Sサイズ 2枚入り

「VACPAC」はトラベル用の圧縮袋で有名なメーカーで、コンパクトにまとめる能力が非常に優れています。手で簡単に空気を抜くことができますので、旅行にはぜひ持っていきたい商品です。

とくにSサイズは、ちょっとした小物を圧縮するのに便利ですし、圧縮しなくても化粧品などをお風呂場にもっていく時にも便利です。安心の日本製ですので、多くの方が使用している商品です。

【KANKEI】Love-KANKEI 衣類圧縮袋 Lサイズ 10枚組

こちらの圧縮袋は2年間の保証がついているので、万が一不具合があれば、しっかりと保証してくれるので安心です。手押しタイプで、触ってみるととても柔らかいビニールに感じるのですが、ナイロンポリという破れにくい素材でできています。丈夫なのに柔らかいというのは、なんとも不思議ですね。

大切な衣類を湿気やカビ、ほこりなどからしっかりと守ってくれる圧縮袋ですので、活躍の場も多いのではないでしょうか。

【大雄】圧縮袋 マルチカラー 幅42×長さ35cm

幅42×長さ35cmと使いやすいサイズの圧縮袋で、シャツと下着を入れてくるっと丸めればスーツケースがすっきりする、旅行にピッタリの商品です。とにかく「逆止弁」が優秀で、丸1日たっても空気が入ることがありません。何泊かする時にも圧縮し直す必要がないのでとても楽ちんです。

【無印良品】衣類用圧縮袋 420×500mm・2枚入

最後に無印良品の圧縮袋のご紹介です。シンプル・イズ・ザ・ベストとはまさにこのことで、余計な装飾もなければカラーも入っておりません。しかし圧縮袋としての機能は抜群で、手で丸めるだけで簡単に圧縮することが可能です。トラベル用にも最適です。

420×500mmのサイズは、トレーナーやセーターが2~4枚程度入る十分な大きさですので、使い勝手がいいこと間違いなしです。

衣類用圧縮袋を目的に合わせて選んで賢く収納しよう!

圧縮袋は面倒そうというイメージがあり、使用したことがない方も意外と多いのではないでしょうか。しかし、種類は大きく二通りで、用途や好みに合わせて使い分ければ、とても便利なものです。圧縮袋を上手に活用できれば、旅行時や季節ものの衣類を簡単に収納でき、スペースの確保につながりますので、ぜひ一度試してみてください。

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