漂白剤を洗濯に取り入れよう!種類別の効果や正しい使い方をご紹介

漂白剤

明日可

洗濯にかかせない漂白剤、皆さんは家庭で洗濯する時使い分けて使用していますか?漂白剤は3種類あり、種類によって汚れを落とす効果や使用方法なども変わってきます。今回は、漂白剤の種類や使い方、注意点などを詳しくご紹介します。

洗剤と漂白剤の違いを知ろう

洗剤と漂白剤の違い

洗剤と漂白剤、いずれも洗濯に使用するという点では共通していますが、違いは汚れを落とすメカニズムです。洗剤は、成分のひとつである界面活性剤が汚れに吸着し、ひきはがして汚れを落とします。それに対し漂白剤は、汚れを分解して色素を破壊することで、汚れを落とします。

洗剤よりも漂白剤の方が汚れを落とす力が強いため、通常の洗濯で落ちなかったシミや黄ばみといった汚れを、漂白剤で落とすというイメージですね。

漂白剤の効果

漂白剤には次の4つの効果があります。

 ・シミ抜き
 ・漂白
 ・除菌
 ・消臭

衣類についた汚れやシミを落とし、キレイに漂白してくれるだけでなく、抗菌効果もあることから、衣類の臭い対策にも役立ちます。

洗濯で使う漂白剤の種類

漂白剤の種類

漂白剤には主に3つの種類がありますので、詳しくみていきましょう。

酸素系漂白剤

酸素系漂白剤の主成分は、液体タイプが過酸化水素、粉末タイプが過炭酸ナトリウムであり、色柄衣類にも使用することができます。他の漂白剤と比べても、酸素系漂白剤は扱いやすく失敗も少ないため、家庭で使用するならおすすめです。

塩素系漂白剤

漂白力の強い塩素系漂白剤は、洗濯すると色落ちする可能性が高いため、白物衣類のみに使用するようにしましょう。漂白剤の中で最も強い洗浄力、除菌・殺菌力を持ちますが、その分衣類を傷めやすいため、デリケートな繊維は避け、色柄物には絶対に使用しないようにしてください。

また、酸素系漂白剤など他の薬剤と混ぜることで有毒ガスが発生するため、取り扱いには十分注意してください。

還元系漂白剤

二酸化チオ尿素を主成分とする還元系漂白剤は、酸素系漂白剤や塩素系漂白剤と比べても漂白力が弱く、除菌・殺菌力のない漂白剤です。

還元系漂白剤は、酸素系漂白剤と逆の作用で汚れを落とします。つまり、酸素系漂白剤が酸素を与えることにより色素を破壊して汚れを落とすのに対し、還元系漂白剤は酸素を奪うことによって色素を破壊し汚れを落としていきます。

また、泥汚れによる黄ばみや鉄サビを落とすのに効果がありますが、水洗いできる白物衣類にしか使用できませんので注意が必要です。シルクやウール、ナイロンといった生地への使用も控えたほうがいいでしょう。

粉末漂白剤と液体漂白剤の違い

酸素系漂白剤には、粉末漂白剤と液体漂白剤があります。洗いたい衣類や落としたい汚れに合わせ、使用する漂白剤を選びましょう。

粉末漂白剤の場合

弱アルカリ性の性質を持ち、通常の洗濯では落ちない汚れもしっかり落としてくれるのが、粉末の酸素系漂白剤です。しっかりと臭い対策をしたい場合や、ワイシャツをより白くしたい場合には、液体タイプより粉末タイプの方がおすすめです。

粉末洗剤

しかしその一方で、色落ちや生地を傷めてしまう心配があり、また全ての衣類には対応していないという問題もあります。特にウールやシルクといった生地のシミ抜きには、粉末タイプより液体タイプのものがおすすめです。

液体漂白剤の場合

洗剤

液体の酸素系漂白剤は弱酸性で、色柄物の衣類の汚れを落としたい場合に使用しましょう。短時間で効果を得ることができ、色落ちや色の変化もほぼないため、安心して使用することができます。粉末タイプと比べて洗浄力は控えめですが、比較的使いやすいのが特徴です。また、粉末タイプと同様、臭い対策にも効果があります。

液体タイプは単体で使用するよりも、つけ置きに使用したり、洗剤と組み合わせたりことで、より効果を得ることができますよ。

洗濯に漂白剤を使うときのポイント

洗濯表示を確認しよう

全ての衣類に漂白剤が使用できるということではありません。漂白剤が使用できるかどうかは、衣類についている洗濯表示で確認することができます。

  • △のマーク
  • 塩素系漂白剤、酸素系漂白剤を使用することができる

  • △マークに二本線
  • 酸素系漂白剤は使用できるが、塩素系漂白剤の使用はできない

  • △マークに×がついている
  • 塩素系漂白剤、酸素系漂白剤ともに使用できない

漂白剤を使用できるかどうか確認しよう

洗濯表示を確認するとともに、自分でも判断できるものはしておきましょう。そもそも水洗いができない衣類は洗濯すらできないため、漂白剤を使用することもできません。特にウールやカシミア、シルクといった動物繊維を使用している衣類は、基本的に洗濯できないものと考えましょう。

また、ボタンやファスナーといった金属の付属品がついている衣類も、金属が漂白剤に反応し、変色するおそれがあるため、使用するのはおすすめできません。

どんな汚れが確認しよう

落としたい汚れがスポーツ後の泥汚れなのか、カレーやワインのシミなのか、あるいは鉄サビなのかなど、汚れの種類を把握しておきましょう。そうすることで、以下のように洗剤だけで落ちる汚れなのか、漂白剤を使用した方がいいのか、さらには一番効果のある漂白剤がどれなのかを判断することができます。

  • 洗剤で落ちる汚れ
  • ソース、醤油、コーヒー

  • 漂白剤を使用した方が良い汚れ
  • カレー、赤ワイン、紅茶、ブドウジュース

  • 漂白剤を使用しても落ちにくい汚れ
  • 血液、口紅、墨

35℃以上のお湯を使う

漂白剤を使用する時は、35℃以上のお湯で行いましょう。使用するお湯の温度が上がるほど漂白剤の効果は上がるため、水を使用してなかなか落ちなかった汚れに対しては、35℃以上のお湯を使用してみてください。ただし、お湯の温度を上げ過ぎると生地が傷んでしまったり、色落ちしやすくなったりすることもあるため、十分に注意してください。

漂白剤の使い方

衣類全体を漂白したい場合

洗濯する全ての衣類に漂白剤を使用したい場合には、洗剤と漂白剤を一緒に入れて洗濯します。粉末タイプでも、漂白剤は水に溶けやすい性質のため溶け残りの心配はありません。しかし、色柄物と白物衣類を一緒に洗う場合には、粉末洗剤ではなく液体洗剤を使用し、色落ちや色移りがないかを事前にチェックしてから洗濯するようにしましょう。

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部分的に漂白したい場合

汚れの気になる衣類のみを漂白したい場合には、こちらの手順で漂白を行うようにしましょう。

  • STEP.1
    液体タイプの漂白剤を用意する
  • STEP.2
    汚れの気になる部分に漂白剤を直接塗り、十分に染み込ませる
  • STEP.3
    他の衣類と一緒に洗濯する

頑固な汚れを落としたい場合

衣類についてから時間が経ったシミ、黄ばみ、黒ずみといった頑固な汚れには、つけ置き洗いが効果的です。

  • STEP.1
    35℃以上のお湯を用意し、その中に漂白剤を溶かす
    粉末タイプの場合は漂白剤のみ、液体タイプの場合は漂白剤と衣料洗剤を溶かしておく
  • STEP.2
    汚れのついた衣類を浸けこみ、30分~2時間そのままの状態にしておく
  • STEP.3
    水で十分にすすいで、他の衣類と一緒に洗濯する

漂白剤はキッチンの除菌・消臭にもおすすめ

掃除

キッチン用の漂白剤が販売されていますが、洗濯用の漂白剤もキッチンの除菌・消臭に使用することができます。作り方は簡単で、2Lの水に対し、10gの粉末漂白剤を溶かすだけです。作った液体でふきんを濡らして冷蔵庫やシンクなどを拭けば、キッチン周りも除菌することができますよ。

また、その液体の中に湯呑みやティーカップを浸けておくと茶渋などの汚れを取ることができ、まな板を浸けるとまな板の除菌効果もあります。

赤ちゃんの衣類に漂白剤は使用できる?

「漂白剤を使ってキレイにしてあげたいけれど、漂白剤の刺激が強くて赤ちゃんの肌が荒れてしまったら…」と考えると、漂白剤の使用を躊躇してしまいますよね。赤ちゃんの衣類に漂白剤は使用してもいいのか、詳しくご紹介します。

赤ちゃんの衣類にも漂白剤は使用できる

赤ちゃんの衣類にも漂白剤は使用することができます。シミや汚れを落とすと同時に除菌・殺菌効果もあることから、むしろ使った方が良いでしょう。洗濯して漂白剤をしっかりすすぎ洗い落とせば、特に問題はありません。

赤ちゃん用の漂白剤もおすすめ

最近では、赤ちゃんの衣類用の漂白剤も販売されています。他の漂白剤と比べて、界面活性剤や香料といった余分なものが一切入っておらず、漂白することだけに特化した商品です。さまざまなメーカーから赤ちゃん用の漂白剤は販売されているため、表示されている成分などもチェックして、ぜひ試してみてください。

赤ちゃんが漂白剤を誤って飲んでしまった場合

少し目を離した隙に、赤ちゃんが漂白剤を誤って飲んでしまった場合の対処法です。飲んだ漂白剤の量、濃度によっても変わってくるため注意してください。

  • 薄めた漂白剤を舐めた
  • 濃度の低い漂白剤を舐めた、一口飲んだ場合は、すぐに口を水ですすぎ、コップ1杯の牛乳、もしくは水を飲ませてください。牛乳や水には胃の粘膜や食道を保護する効果があります。普段通りの様子なら病院に行く必要はありませんが、いつもと様子が違う、おかしいと思ったらすぐにかかりつけ医に相談するようにしてください。

  • 原液を飲んだ、薄めた漂白剤をたくさん飲んだ
  • 漂白剤の原液をたくさん飲んだ場合には、口をすすぎ、すぐにコップ1~2杯の牛乳や水を飲ませて、病院に行きしましょう。病院に行く前に医師に電話をし、状況を説明しておくとスムーズです。また、飲んだ製品を病院に持参するなどして、どの程度の量を飲んだか分かりやすく伝えることが大切です。

応急処置で急いで吐かせようとする方もいますが、無理に吐かせると飲んだものが逆流して肺に入る危険性もあるため、決して無理に吐かせようとしないでください。また、牛乳や水の代わりにジュースや炭酸飲料をあげては絶対にいけません。体内で熱やガスが発生し、より危険な状態に陥ってしまいます。

漂白剤の代わりはこれ!万能「重曹」の使い方

重曹

「漂白剤を切らしてしまった!」そんなときに漂白剤の代わりになるのが、「重曹」です。そもそも重曹とは、炭酸水素ナトリウムという天然の無機物質のことで、野菜のアク抜きから掃除洗濯にも使用することができます。柔軟剤の代わりとしても使用できる重曹ですが、なんと漂白剤の代わりとしても使用することができるのです。

重曹漂白剤のメリット

  • 安心して使用できる
  • 重曹は料理にも使用されている天然素材のため、洗濯にも安心して使用することができます。漂白剤は、漂白・殺菌作用が強いことから肌荒れを心配する人もいます。しかし、重曹を使用すれば、そういった心配はありません。

  • 消臭効果もある
  • 重曹には消臭効果があります。また他の漂白剤の独特な臭いが苦手という場合でも、重曹なら問題なく使用することができます。

重曹を漂白剤として使用する方法

  • 準備物
  •  -重曹
     -レモン

  • 重曹漂白剤の作り方
  • スプーン1杯の重曹の中にレモンを絞り、混ぜ合わせます。割合は、重曹:レモン=3:2を目安にしましょう。酸性のレモンとアルカリ性の重曹が混ざり合うことで炭酸ガスが発生し、汚れを浮き上がらせて、衣類のシミや黄ばみを落としてくれます。

漂白剤を活用して汚れをすっきり落とそう

漂白剤について詳しくみていきましたが、いかがでしたか?衣類の汚れを落とすうえで欠かせない漂白剤は種類も多いですが、何が違うのか、効果はどうなのかなど理解を深めたうえで使用すると、より楽に洗濯を行うことができます。

また、漂白剤は除菌・殺菌効果も高く、衣類だけでなくキッチンにも使用できるのが嬉しいですよね。漂白剤の使い方をマスターすれば、どんな汚れに対しても正しく対処でき、クリーニングに出した方が良い衣類を見分けることもできるようになります。

漂白剤を購入する際は種類に注意して、目的に合った最適な商品を選びましょう。