血液は時間が経ったら落ちないの?6つの洗濯方法とおすすめ洗剤5選!

MAHOKO

鼻血やケガをしてしまい、衣服に着いてしまった経験のある方は多いと思います。特に女性は生理の血がシミになることもあり、大事なショーツを汚してしまうことも。なかなか落とすことができない血液の汚れですが、実はスッキリきれいに落とす方法があります。今回は、血液を落とすのに有効な洗濯方法や洗濯洗剤などをご紹介していきます。

血液のシミが落ちにくいのはなぜ?

血液はタンパク質と色素で構成されています。怪我をしたときにかさぶたができますが、これは血中のタンパク質が固まるためです。衣服についてしまったタンパク質も同じ現象が起きていて、時間が経つほどに落ちにくくなってしまいます。

ですが、逆に言ってしまえば血に含まれるタンパク質を分解することができれば、衣服についてしまった血も落とせる!ということになります。タンパク質を分解することが重要になってくるのですね。このタンパク質は酸性なので反対の性質を持つ「弱アルカリ性」の洗剤を選ぶことが大切です。汚れを中和し、汚れ落ちを良くします。

血液がついてしまったら、すぐに応急処置を!

衣服についてしまった血液を落とすのは時間との勝負です。血液は乾いてしまうと固まってしまい、こうなってしまうと酵素を使って血液を分解するほか落とす方法はありません。乾く前に落とすことがポイントです。

すぐに洗えない場合は、ティッシュなどで血液をできるだけ吸い取ります。その後、ハンカチやタオルをぬらして湿らせ、たたきながら汚れをとります。そのときは、ついてしまった箇所の外側から内側に向かってたたきましょう。

内側からたたいてしまうと、シミが残ってしまうことがあります。ハンカチなどに汚れが移ったら、洗い流します。そしてまたたたいて血液を吸い取っていきます。この繰り返しをすることで、だいぶきれいになります。

まずは洗濯表示を確認しよう

洗濯表示とは、衣服についている小さいタグのことです。小さいマークがたくさんついていますが、それぞれに大切な意味があります。そのタグをチェックして、水洗いできるもの、できないものなどを見極めていきましょう。

水がたまったマークに×がついていたら、家庭では洗濯することができません。水洗いがNGの場合はクリーニングに持って行くことをおすすめします。※洗濯表示は2016年12月に改訂しました。それ以前に買った物とではマークが違うので注意が必要です。

  • 色落ちテスト方法
  • 洗剤をつけて色落ちしてしまっては大変です。色柄ものは、色落ちテストをしてから洗うようにしましょう。まず、白いタオルと使おうとしている洗剤を用意します。

白いタオルに洗剤をつけて、衣服の目立たないところをトントンとたたきます。たたいたところが薄くなっていたり、タオルに衣服の色が移っていたら、その洗剤は使うのをやめた方が良いでしょう。色落ちしやすい衣服の場合は、中性洗剤を使いましょう。

落ちない血液のシミに有効な6つの洗濯方法

血液の汚れに有効な洗剤と洗濯方法をご紹介していきます。まず、血液の汚れを落とすときは、絶対にお湯は使ってはいけません。30℃以下の低い温度のぬるま湯か水で落とすことが大切です。

普通の洗濯は、お湯を使うと汚れが落ちやすくなりますが血液汚れは逆です。お湯を使うことで、血液中に含まれるタンパク質が固まってしまい、より落としにくくなってしまいます。それでは、それぞれの洗剤別に詳しく見ていきましょう。

酸素系漂白剤と洗濯洗剤

酸素系漂白剤は、単体で使ってもシミ抜き効果が高い洗剤です。重曹と合わせて使うと、漂白作用が活性化。さらに洗浄効果が高まります。

洗濯方法

  1. 酸素系漂白剤と重曹を同じ割合で混ぜ、歯ブラシなどを使ってシミになっている箇所をたたくようにして、シミをとります。
  2. ぬるま湯、または水ですすいで、いつも通り洗濯機で洗濯します。
    注意点

  • 色落ちテストをしてから洗うようにしましょう。
  • ゴム手袋を使用して洗濯しましょう。
  • 液体、粉末、どちらの酸素系漂白剤も使えますが、粉末の方が漂白力強めです。
  • 塩素系漂白剤と間違えないようにしましょう。色柄ものに使用してしまうと、血液だけでなく、色まで落ちてしまいます。

セスキ炭酸ソーダ

界面活性剤が入っていないエコ洗剤としても知られているセスキ炭酸ソーダは、重曹よりもアルカリ性が強く高い洗浄力を持っています。普段の掃除などでも使うことができます。

つけ置き洗いをすることで、より効果を発揮します。このセスキ炭酸ソーダを使う布ナプキン愛用者の方は多いようです。

洗濯方法

  1. 水かぬるま湯にセスキ炭酸ソーダを溶かします。水10Lに小さじ1の割合です。
  2. 血液がついた衣服を入れ、約2時間つけ置きします。
  3. 汚れた箇所をつまみ洗いし、いつも通り洗濯機で洗濯します。
    注意点

  • シルクやウールなどを洗う場合は、傷んでしまう可能性があるので、避けましょう。
  • 念のため、ゴム手袋を使用して洗濯しましょう。

アンモニア水

アンモニア水に含まれるアンモニウムは、タンパク質を分解するので、血液や皮脂汚れに効果的に働きます。また、ワインや紅茶などの水溶性の汚れを落とすことでもできます。

洗濯方法

  1. アンモニア水を容器に少量出し、同量の水で薄めます。
  2. シミの裏にタオルをあてます。
  3. 歯ブラシなどに溶液を浸し、シミがついた箇所をたたいて汚れを浮かせます。
  4. 浮かせたシミの部分をタオルなどでたたき、汚れをタオルに移します。
  5. シミがなくなるまで繰り返します。
    注意点

  • 必ず色落ちテストをしましょう。
    白色衣類に使用した場合、黄色く染まってしまう可能性があるので注意しましょう。
  • シルク、ウール、麻には使用しないようにしましょう。
  • 匂いが強いので、必ず換気をしましょう。
  • ゴム手袋で手を守り、メガネなどをかけて目を守りましょう

オキシドール

オキシドールは、「過酸化水素」という物質の水溶液で、タンパク質を分解する作用を持っています。揮発性が高いので、使用後に必ずしも水ですすがなくても大丈夫です。

洗濯方法

  1. 布や歯ブラシなどにオキシドールをふくませます。
  2. シミがついた箇所をたたいて汚れを落とします。
  3. いつも通り洗濯機で洗濯します。
    注意点

  • 独特の刺激臭がするので、使用の際には必ず換気をしましょう。
  • オキシドール使用直後に乾燥機を使用すると熱で変色するので、使用後は必ず洗濯をしましょう。
  • 色柄ものに使用するときは色落ちテストをしましょう。
  • 使用頻度が高いと、アンモニアの匂いが衣服に定着してしまうので、日常使いには適しません。

コンタクトレンズの洗浄液

コンタクトの洗浄液でも、血液の汚れを落とすことができます。コンタクトレンズについた汚れはタンパク質であることが多いので、洗浄液にはタンパク質の分解酵素が含まれています。そのため、血液汚れにも効果があります。

洗濯方法

  1. コンタクト洗浄液をシミにつけて、1時間ほどつけ置きします。
  2. いつも通り洗濯機で洗います。

大根おろし

大根おろしでも血液汚れは落とせます。これは、大根おろしに含まれる酵素のジアスターゼがタンパク質を分解する働きをするためです。このジアスターゼは、血液だけでなく卵の黄身や牛乳シミなども落とすことができます。昔ながらの知恵ですね。

洗濯方法

  1. 大根をおろします。
  2. すりおろした大根をガーゼで包みます。
  3. シミがついた箇所に汁をつけるようにしてトントンとたたきましょう。

市販のおすすめ洗濯洗剤4選

【花王】マジックリン

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お風呂掃除に大活躍のマジックリン!血液の汚れを落とすのに有効なプロテアーゼという成分が入っています。さまざまな製品が発売されていますが、血液を落とすにはアルカリ性か弱アルカリ性が適しているので、アルカリ性の「マジックリン」「マジックリンハンディスプレー」または弱アルカリ性の「キッチンマジックリン」「ガラスマジックリン」「ワイドマジックリン」を使うのがおすすめです。皮膚への刺激が強いので使用するときはゴム手袋を使いましょう。

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【スタジオグラフィコ】オキシクリーン

時間が経って赤黒くなってしまった血液汚れは、オキシクリーンなどの酸素系漂白剤を使って落としましょう。漂白剤には「塩素系」「酸素系」「還元型」の3種類があり、使い分ける必要があります。白い生地には塩素系アルカリ性漂白剤や還元型弱アルカリ性漂白剤を使用することができますが、色柄ものにこれらの漂白剤を使ってしまうと、色落ちしてしまうので使えません。

色柄ものには酸素系漂白剤を使っていきましょう。酸素系の漂白剤には液体タイプと粉末タイプがありますが、液体は弱酸性で粉末は弱アルカリ性という違った成分になっています。血液汚れにはアルカリ性洗剤が有効なので、粉末の酸素系漂白剤を使うのがいいでしょう。

現在発売されているオキシクリーンは2種類あり、日本版ものは界面活性剤や香料が入っていません。海外版のものは界面活性剤や香料が入っていますが、両方とも弱アルカリ性の洗剤です。

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オキシクリーンを使った汚れ別の洗濯方法とポイント!SNSで話題のその洗浄力は?オキシクリーンを使った汚れ別の洗濯方法とポイント!SNSで話題のその洗浄力とは!?

アルカリウォッシュ

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アルカリウォッシュはセスキ炭酸ソーダ100%でできており、界面活性剤を使用していません。環境にもやさしく、油汚れにも強い万能洗剤です。

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【小林製薬】血液汚れ落とし用洗剤・サラサーティ ランジェリー用洗剤

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血液用の専用洗剤です。弱アルカリ性で界面活性剤と石鹸が配合されています。時間が経った汚れもしっかり落とし、20分つけ置きするだけなので手間がかかりません。浸透力の高い、界面活性剤SAS配合が配合されています。皮膚が弱い方はゴム手袋を使用しましょう。

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【ルナート】デリケート汚れ用つけおき洗剤

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ルナートは中性洗剤ではありますが、血液汚れのタンパク質だけでなく色素まで分解する血液分解酵素を配合しています。この酵素は色素から分解するので、今まではうっすらと黄色い汚れが残ってしまっていた血液汚れもきれいさっぱりに落とします。

医療現場でも採用されており、実際にこの酵素が血液落としに使われています。また、つけ置き洗いなのでお気に入りの下着を傷めることはありません。

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【ブルーキー】ブルーキーネット

血液の汚れはもちろん、汗の黄ばみや化粧品、泥汚れなどほとんどの汚れを落とすことができます。固形の石けんのような形をしていて、ネットに入った状態で使えるのでそのまま汚れた箇所にこすりつけて洗います。洗濯の前に、ブルーキーネットを使って汚れを予洗いしておくことで洗濯だけでは落ちない汚れも落とすことができます。

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シミ落としに自信がないときはクリーニング店へ!

染み抜き専門店がある!

大切な衣服であったり、家庭で洗濯できない生地の場合は無理に自分でシミを落とそうとしないで、クリーニング店でシミ抜きをしてもらうようにしましょう。クリーニング店によっては、シミ抜きをしていないところもありますので問い合わせをしてみましょう。

不入流のシミ抜き

不入流(いらずりゅう)は、クリーニングの染み抜きの流派の名前で1974年に開業しました。本部は高知県にあり、全国各地に不入流のシミ抜きを学んだ技術者がいます。玉製・匠聖・師聖・師範になるための試験があり、合格するとその位の看板が与えられます。高知県に本部があって、全国に「不入流」の染み抜き方法を学んだ技術者がいます。不入流の看板があるお店を探してみるのもいいかもしれません。

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染み抜きの料金例

シミ抜きの料金は、シミの原因成分・シミの範囲・布の材質によって決まります。ほんの一滴程度の範囲なら数百円程度ですが、襟元全体などになってくると2000円〜3000円が相場です。方や脇などは1000円程度の場合も…。時間経過してしまった血液はプロでも難しく、落とせないこともあるので、相談しながら進めていきましょう。

血液のシミは洗剤の成分と早めの対処が鍵!

血液の汚れはタンパク質でできているので、アルカリ性洗剤で落とせるということがわかりました。洗剤にはさまざまな成分のものがあるので、成分表示欄を確認してから使用するのがおすすめです。また、洗うときには必ず低温のぬるま湯を使い、汚れに気がついたらすぐに衣服の素材の種類に応じた対処をすることが大切です。自分で洗うことでクリーニング代がかからず経済的ですが、大切にしている衣服や自分で洗うのが難しい素材などはクリーニング店に出しましょう。

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