冬服の洗濯方法と洗濯頻度!フリースやコーデュロイなど素材に合わせて洗おう

冬服の洗濯頻度や方法って?フリース・コーデュロイなど8素材別で大解説!

明日可

寒い季節には欠かせない冬服は、着心地がよくて保温性にも優れているものが多く、冬のファッションアイテムとしても欠かせません。そんな冬服ですが、自宅でのお手入れはどのようにしていますか?水洗いできるもの、クリーニングに出すものなど、お手入れ方法を間違えると二度と着ることができなくなる可能性もあります。そこで今回は、素材別の洗濯方法、お手入れ方法をご紹介します。

冬服の洗濯頻度はどのぐらい?

厚手の冬服は、洗濯をしてもかさばりますし、干す場所も大変ですよね。気温が低いので、なかなか乾かないということもあります。衣類の素材にもよりますが、多くの人は数回着てから洗うという人が多いです。

毎回洗濯していると、衣類が傷むこともありますし、ニットやセーターなどは洗濯すると毛玉ができたり、縮んだりすることもあります。冬服はそこまで汗をかかないので、何度も洗う必要を感じないのかもしれませんね。

しかし、冬服の素材別の洗濯方法、お手入れ方法を理解しておくことで大切な衣類を長く着ることができますよ。

では、詳しくみていきましょう。

冬服の素材別洗濯方法

冬服の素材別洗濯方法

フリース

冬に大活躍するアイテムと言えば、フリースですよね。肌触りがよく、軽く、お手頃価格で購入することができるので、使い勝手も良いです。ポリエステル100%のフリースなら、ほとんど洗濯機で洗うことができます

素材の特徴

    • 洗いやすく乾きやすい

フリースの素材はポリエステルなので、洗いやすいという特徴があります。洗った後も乾きやすいため、なかなか乾かない冬場では重宝します。

    • 毛玉ができる

フリースを洗濯機で洗ったら、毛玉ができてしまったという人も多いのではないでしょうか?肌触りの良かったフリースの毛がゴワゴワしてしまったり、洗濯前と違うフリースになってしまうことがあります。これは、洗濯機で洗う力が強すぎるため、素材が縮み、毛玉の原因となっているのです。

洗濯方法

STEP.1
洗濯表示を見て、水洗いできるかどうかを確認した後、中性洗剤(おしゃれ着用洗剤)を用意します。おすすめは液体洗剤ですが、粉洗剤を使用する場合には、あらかじめぬるま湯で溶かした後使うようにしてください。洗剤が溶け残るとフリースに付着し、生地が傷んでしまいます。
STEP.2
フリースに糸くずやほこりがついている場合は、事前に取り除いておきましょう。粘着シートやエチケットブラシを使うなど、サッと取り除いてください。
STEP.3
フリースを裏返し、たたんだ状態で洗濯ネットに入れます。チャックやボタンはしっかり留めておきましょう。洗濯ネットに入れずに洗ってしまうと、毛玉や糸くずがつくことがあります。薄い洗濯ネットなら2重にすることをおすすめします。
STEP.4
『手洗いコース』、『ドライコース』を選んで洗います。
STEP.5
フリースは洗剤が生地に残りやすいので、すすぎは2回にすると良いでしょう。
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コーデュロイ(コール天)

温かく、柔らかい肌触りのコーデュロイは、秋冬に人気のアイテムです。生地がしっかりしていて、丈夫で耐久性にも優れており、落ち着いた色合いのものが多いので、男女ともに秋冬のファッションを楽しむために欠かせません。

素材の特徴

コーデュロイは、綿横ビロード織りのパイル織物です。縦うねりが特徴で、保温力が高く、やわらかい肌触りで履き心地も抜群です。

洗濯方法

STEP.1
洗濯表示を確認し、水洗い可能かどうかをチェックします。そこに『中性』という文字があれば、おしゃれ着用洗剤を用意します。特に表示がないものなら、一般用衣料洗剤(蛍光剤無配合)のものを選んでください。
STEP.2
濃色のコーデュロイは、色落ち・色移りしやすいため、事前に色落ちテストをしておきましょう。
STEP.3
コーデュロイは摩擦に弱い生地なので、洗濯する際には洗濯ネットに入れて洗いましょう。汚れの気になる面を表にして、ボタンやファスナーは閉じてください。型崩れしないよう、洗濯ネットのサイズに合わせて折りたたんで入れます。
STEP.4
洗濯機の『標準コース』もしくは『ドライコース』を選び、洗います。
STEP.5
洗濯後はすぐに取り出し、表にひっくり返してシワのたたいてのばし、毛並みを揃えます。干すときにはピンチハンガーなど筒状に干せるものがおすすめです。
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ツイード

ツイードとは、スコットランドに古くから伝わるウール織物のことです。見た目にも温かく、ジャケットやコート、帽子、マフラーなど幅広く使用されています。

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素材の特徴

ツイードの魅力は、織物としての風合いです。ウールの繊維をフェルト化させる加工を行っていないため、織物の風合いがそのまま残っているのです。実際に触ってみると、織目を感じ、温かみが増しますよ。

洗濯方法

洗濯表示にもよりますが、基本的にツイードは水洗いをおすすめしていません。水にぬれることで生地が傷む可能性があること、裏地が縫い付けられているため、乾燥や仕上げが難しいことが理由に挙げられます。自宅で洗うより、ドライクリーニングのほうが安心です。しかし、洗濯できない分、日々のお手入れが重要になってきます。

自宅でできるお手入れ方法

お手入れをする目的は、ツイードの風合いを保つためです。そのために、日々ブラッシングをする必要があります。糸と糸の間にホコリは入りやすいため、その日のうちにしっかり取り除くようにしましょう。ブラシは、ウール製品用の洋服ブラシがおすすめです。

ブラッシング方法

  1. s繊維の流れとは逆方向に軽くブラッシングし、ホコリを浮かせる
  2. 繊維に沿ってブラッシングをして、表面を整える
  3. 必要なら、消臭スプレーや静電気防止スプレーをする
ウール製品用洋服ブラシを購入する
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メルトン

メルトン(Melton)とは、衣類を仕上げる過程で強く縮絨(しゅくじゅう)て生地をフェスト状にし、織目などの織組織が見えないようにした生地です。アウターのダッフルコート、チェスターコート、ピーコートの生地として使われることが多く、厚手で保温性も高いアイテムです。デザイン性も機能性にも優れています。

素材の特徴

まるでフェルトのような手触りのメルトンですが、保温性が高く、温かいという特徴があります。水を弾く撥水性にも優れており、スタジャンや軍服の素材としても使用されています。

洗濯方法

衣類の洗濯表示を確認し、水洗いできるかどうか確認してください。しかし、メルトン素材のものは自宅で洗濯するより、クリーニングに出すほうが安心でしょう。どうしても自宅で洗濯したいという方は、こちらを参考にしてください。

STEP.1
おしゃれ着用の中性洗剤を用意し、袖や襟の汚れは部分洗いをして落とします。
STEP.2
手洗いがおすすめですが、時間がない場合は洗濯機のドライコース、手洗いコースを選択してください。
STEP.3
コートのファスナーやボタンはすべて閉じ、シワにならないように折りたたんだ後、洗濯ネットに入れます。
STEP.4
手洗いする場合には、大きめのバケツにぬるま湯を入れて20回ほど押し洗いをします。
STEP.5
脱水は短時間で30秒~1分程度行います。脱水後は、タオルで包み水分を取り、日陰に平干ししてください。
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自宅でできるお手入れ方法

手順1
帰宅後は、馬毛ブラシや豚毛ブラシを使ってブラッシングをして、ホコリや花粉を取り除きます。
手順2
タイトル2
毛玉を見つけた場合は、引っ張らずに小さなハサミでカットしたり、毛玉取り器を使って取り除くようにしてください。
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フランネル(フラノ)

フランネルとは柔らかく、温かい軽い毛織物のことで、柔軟性や弾力性にも優れています。保温効果も高く、洋服だけでなく寝具やスーツにも使用されています。

素材の特徴

フランネルは、着心地も軽く保温性が高いという特徴があります。またデザインの種類も多く、カラーバリエーションも豊富なので、おしゃれを楽しむこともできます。表面はふんわりと毛羽だっており、寒い季節に重宝します。

洗濯方法

STEP.1
おしゃれ着用洗剤を用意し、襟や袖口など汚れが目立つ際には、事前に現役をつけて汚れを浮かしておきます。
STEP.2
フランネルは摩擦にとても弱いので、洗濯中も摩擦を避けるために必ず洗濯ネットに入れるようにしてください。衣類のボタンをすべて留め、汚れている面を表にしてたたんで入れます。
STEP.3
手洗いコース、ドライコースを選択します。
STEP.4
脱水が終わった後はすぐに干しましょう。そのままの状態で放置しておくと、シワになったり、衣類にクセがついたりするので注意してください。
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カシミヤ

高級なイメージのあるカシミヤは、カシミヤ山羊からとれる毛を糸の形状に整えたものです。柔らかな生地のカシミヤは、セーターやマフラー、コートといった冬物衣類に多く使われていますが、デリケートな生地のため丁寧に扱う必要があります。

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素材の特徴

カシミヤは、毛が細くて柔らかく、保温性・保湿性に優れています。見た目にも美しく、高い機能性を合わせ持つ生地です。しかし、毛玉ができやすい、虫にくわれやすいなどといった面もあるため、丁寧なお手入れが必要です。

洗濯方法

基本的に、カシミヤは自宅で洗うことができません。洗濯機で洗ってしまうと、表面の繊維が固くなり、元のふんわりとした状態に戻らなくなります。カシミヤ自体が水に弱いので、カシミヤ100%の衣類などは自宅で洗うと、着れなくなってしまう恐れもあります。しかし、なかにはカシミヤでも洗濯できるものがあるので詳しくみていきましょう。

STEP.1
まずは洗濯表示を確認してください。手洗いのマークがついているのなら、自宅でも洗うことができます。しかし『水洗い不可マーク』なら無理して洗ってはいけません。
STEP.2
おしゃれ着用の中性洗剤を用意して、手洗いをします。洗う際には、洗濯の過程をできるだけ短時間で終わらせるようにしてください。
STEP.3
衣類が入る洗面器を用意して、分量分の洗剤を入れます。この時、使用する水は30℃以下のものを使うようにし、温かいお湯は生地が縮む恐れがあります。洋服は裏返しておきましょう。
STEP.4
押したり離したりを繰り返します。
STEP.5
脱水は洗濯機を使用します。軽くたたみ洗濯ネットに入れ、30秒ほど脱水を行います。
STEP.6
きれいな水で再度すすぎを行い、脱水をします。
STEP.7
干すときは平干しネットを使用して、日陰で平干ししましょう。乾燥機は使用できません。
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ウール

ウールとは、羊毛を原料とした織物であり、天然繊維に分類されるものです。羊にもいくつか種類があり、そのなかでもメリノ種の羊から取れるウールは、最も高級で最高品質といわれています。セーターやカーディガン、ガウンコート、マフラーなどの衣類で使用されています。

素材の特徴

冬に着るウールですが、夏に着ても涼しいという特徴があります。もちろん、冬に着ても暖かく、型崩れやしわになりにくい素材です。また、雨や水滴などの水溶性の汚れがつきにくい撥水性の性質もあります。しかし、毛玉ができやすく、洗濯の際には注意しないと縮んでしまうこともあります。

洗濯方法

STEP.1
衣類の洗濯表示を確認してください。水洗い可能なら洗濯機で洗濯することができますが、水洗い負荷の場合には自宅で洗濯せず、クリーニングに出すようにしてください。
STEP.2
衣類の一部にシミや汚れがある場合には、あらかじめ部分洗いをしておきましょう。洗剤の原液をつける、もしくは桶などに水と洗剤を入れてつけておきます。
STEP.3
洗剤は、おしゃれ着用の中性洗剤を使用します。
STEP.4
ウールを洗濯するときには、必ず全体を裏返し、洗濯ネットに入れるようにしてください。洗濯ネットに入れずに洗ってしまうと縮んだりこすれたり、毛玉ができることもあるので注意してください。
STEP.5
ウールを洗うとき、使用する水は熱すぎず冷たすぎない20℃~30℃の常温水を使うようにしまそう。お湯、冷水で洗うと衣類が縮んでしまいます。
STEP.6
洗濯機の『手洗いコース』、『ドライコース』に設定します。
STEP.7
極力脱水は行わず、バスタオルで水分を取ることをおすすめしますが、洗濯機で脱水をする場合には30秒以内にしておきましょう。
STEP.8
洗い終わったウールは、日陰で平干ししましょう。ハンガーで干すと生地が伸びてしまうことがあります。
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アクリル

アクリルはセーターやマフラーといった冬物衣類だけでなく、毛布やぬいぐるみにも多く使われています。そもそもアクリルは、ウールを真似して作られた合成繊維です。軽く保温性も高く、重宝しますが、毛玉ができやすく、静電気が起きやすいともいわれています。

素材の特徴

ふっくら柔らかいアクリルは、シワになりにくく、ウールに比べると洗濯しやすい素材です。丁寧に洗濯をすることで、縮んだり型崩れすることなく、長く使用することができます。しかし、熱に弱いという性質があるので、洗濯後に乾燥機を使用すると、縮んでしまう恐れもあります。また、吸水性・吸湿性に劣るので汗をかくとべたつきやすいでしょう。

洗濯方法

STEP.1
衣類についている洗濯表示を確認し、水洗いが可能かどうか確認しましょう。水洗いが可能であれば、問題なく自宅で洗濯することができます。
STEP.2
洗濯機で洗濯する場合は、必ず洗濯ネットを使用するようにします。洗濯ネットに入れることで、生地に負担をかけないようにします。衣類は裏返して、軽く折りたたんで入れてください。
STEP.3
使用する洗剤は一般の洗濯洗剤でもかまいませんが、できるならおしゃれ着用の中性洗剤を使用することをおすすめします。
STEP.4
洗濯機は、ドライコース、もしくは手洗いコースに設定して洗います。
STEP.5
脱水は10~20秒ほどにすることで、生地の負担を減らし、きれいに仕上がります。
STEP.6
脱水後は、風通りのよい日陰で平干ししてください。
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冬服は洗濯方法だけでなく干し方にも注意しよう

冬服は洗濯方法だけでなく干し方にも注意しよう

セーターやニットなどの冬服は、洗濯方法だけでなく干し方にも注意が必要です。普段、多くの人はハンガーにかけて干しますがセーターやニットはハンガーにかけてしまうと、重力によって生地が伸びてしまい、乾いたころには型崩れを起こしてしまうことがあります。

一番のおすすめは、平干しです。最近では平干し用ネットも販売しているので、ぜひ使用してみてください。また、竿に干す場合は2つ折りの状態で、袖をたらさないようにして干すと、生地の伸びを防ぐことができます。

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自宅で洗濯できない、心配な冬服はクリーニング店へ

冬服は、ウールやカシミヤなどの天然繊維を使用したものが多く、自宅では洗濯できない場合があります。衣類についている洗濯表示を確認するのはもちろんですが、長く着たい冬服や大切な冬服を自宅で洗うのが心配なら、クリーニングに出したほうが良いでしょう。

クリーニング店では、素材に合わせたクリーニング方法で衣類をきれいにしてくれるので安心です。自宅で無理して洗濯し、縮んでしまったということにならないよう、多少お金がかかってもクリーニング店に出すことをおすすめします。

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冬服は素材に注意して丁寧に洗おう

冬服に使用されている素材別の洗濯方法をみてきましたが、いかがでしたか?デリケートな素材でも自宅で洗うことは可能です。必ず洗濯表示を確認して、水洗いが可能な場合は洗濯ネットに入れるなど、生地が傷まないよう丁寧に洗うようにしてください。

季節が変わり、春服を着るようになると冬服を収納しますよね。収納前には必ず洗濯する、もしくはクリーニングに出して清潔な状態にすることで、来年も気持ちよく着ることができますよ。

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