クローゼットの中がお気に入りのものであふれて、スッキリ整理されていると毎朝のコーディネートも決めやすいですよね。でも普段よく出し入れする場所なので、「使っているうちにごちゃごちゃしまう」というお悩みはありませんか?今回は収納方法のアイデアや、キレイな状態を保つポイントをたっぷりご紹介します。
目次
クローゼットを整理する前に断捨離しよう
クローゼットを使いやすくカスタマイズする前に、まずは何が入っているのか把握することが大事です。
全部出して選別してみよう
最初に、クローゼットの中身を全部出してこれからも使うものと、手放すものを選別していきましょう。衣替えのタイミングに合わせて行うのもおすすめです。
モノの場所が一目でわかるクローゼットに
「いつか着るかも…」と思って残しておいた服に、お気に入りの服が隠れてしまっていませんか?クローゼットを開けて、どこに何があるかパッと一目でわかるように心がけましょう。”自分が管理できる”分量のものを収納するのが鉄則です。
服を手放す判断基準
クローゼットのものをすべて取り出せたら、以下のルールを参考に、一つひとつ手に取って選別しましょう。
- 縮んでしまったり、伸びてしまったり…サイズが合わなくなった服
- 1シーズン袖を着ていない服
- 着てみて、触れてみて、テンションがあがりそうにない服
いつか着ると思って大事に取っておいても、今触れてみてテンションが上がらないものはこの先も着ることはなかなかありません。お気に入りのものを大切に着ていくために、不要なものはこの際おさらばしてしまいましょう。
不要なものの活用方法(捨てる・売る・リサイクル)
選別して手放すと言っても、捨てるとなるとなかなか決断しにくいものです。そこで、捨てる選択肢の他にも、手放した衣類の活用方法があるのでご紹介します。
お礼を言って捨てる
衣服の劣化が激しく、捨てるしかないものも出てきます。また、もらい物を捨てるのはあまり気が進みませんよね。
そんなときは、「ありがとう」とお礼を言って捨てましょう。一説では不要になったものは、持ち主の悪い運気も一緒に持っていってくれるそうです。今まで使っていたものにお礼を言って捨てると、気持ちも軽くなりますよ。
フリマサイトで売ってみる
自分にとっては不要でも、他の誰かにとっては欲しいものであったりします。実際にフリーマーケットのイベントに出品して販売する方法もあります。
最近ではフリマサイトが充実しているので、自宅で写真を撮影してそのままやり取りをすることができます。”メルカリ”や”ラクマ”などのサービスも耳にしたことがあるかもしれません。
これを機会に始めてみてはどうでしょうか?
リサイクルショップに持っていく
フリマサイトを利用する場合、売れるまで手元に商品がある状態になります。一気にまとめて処分したいという方には”リサイクルショップ”がおすすめです。
リサイクルショップで買い取ってくれたり、海外の衣服を必要としてくれる地域へ発送してくれるサービスもあります。自分の手元を離れて、もう一度誰かの元で活躍してもらえるとうれしいですね。
クローゼットの整理をしやすくする収納方法の選び方
クローゼットの中身を仕分けられたら、整理していきましょう!続いては、収納方法選びのコツをご紹介します。”何を””どこに”しまうか、を作業する前に考えておくと、スムーズに整理整頓ができます。
クローゼットの大きさは、ご自宅によって様々です。一般的には、ハンガーなどをかけるバーがあったり、ちょっとした棚が備え付けられているのではないでしょうか?
どんなクローゼットにも比較的柔軟に対応できるのが、衣装ケースなどの箱型の収納ケースだと思います。箱型の収納ケースを選ぶコツは、衣類を重ねずに立てて収納できる”奥行き”と”高さ”を選ぶことです。
ただやみくもに、たっぷり入るサイズを選んでしまうと、入るだけ詰め込んでしまい、管理が難しくなります。そのうえ、重ねて収納して下や奥の方に入ってしまった衣類は、なかなか袖を通す機会に恵まれなくなってしまいます。
よく使うものは、取り出しやすい場所に並べるようにすると、無駄なストレスを減らすことができます。
下着や、靴下など毎日使うものを一番上の引き出しにしたり、1年を通して使えるものは取り出しやすい位置に配置しておきましょう。中身はそのままでも、配置を入れ替えるだけでも使いやすさがグンと上がります。
衣類や小物などは、それぞれに見合った保管方法があります。頻繁に取り出すことがないものやオフシーズンのものは、”フタ付き”の収納ケースがおすすめです。気づかないうちにホコリをかぶってしまう心配もなく、カシミアセーターなどは虫食い予防にもなります。
また、よく使うものは、その都度フタを開ける手間を省くために引き出しタイプの収納棚にしまいましょう。
クローゼットを整理して服をキレイに収納するコツ
見やすく”たたんで”しまう
衣類をキレイに使い勝手よく、しまうコツをご紹介します。
- たたむときは高さをそろえよう
- ぴったり収まるボックスにしまおう
収納する引き出しや、ボックスの高さに合わせてすべて同じ高さになるようにたたんでいきましょう。同じサイズの四角にそろえたり、くるくる巻いてロール状にするのもおすすめです。
たたむときに、少し厚みが出るように意識すると、自立できる形になります。同じ高さに自立させて引き出しにしまっていけば、パッと一目で見つけやすくなります。
一般的に販売されている収納グッズは、キレイに整頓できるように設計されているので、どの種類を選んでもある程度キレイに収納することができます。
服の量と、たたんだ服の幅にぴったり合うものを選ぶと、毎回同じようにたたんでしまうだけでキレイに保つことができます。
また、おそろいのデザインにすると統一感が出てスッキリ洗練された印象になります。
長さのあるものは”ハンガーにかけて”しまう
スカートやボトムスなど長さがあるもの、たたみジワがつきやすいものハンガーにかけてしまいましょう。
- ハンガーをそろえてみよう
- 色別やアイテム別、着る目的別に並べよう
- 色別で並べてみる
- アイテム別で並べてみる
- 着る目的別で並べてみる
吊るして収納する際におすすめなのが、ハンガーの種類をそろえることです。ハンガーによってかけやすさや、かけた時の高さが違うので一列にキレイに並べても、ちぐはぐな印象になってしまいます。一度同じ物にそろえておくと長く使えるので、クローゼットの整理をきっかけに同じ形のものに変えてみてはいかがでしょうか?
パッと一目で見つけやすくするために、服の並べ方を工夫してみましょう。
色別にしておくと、自分の好みが一目でわかります。買い物に行く前に、クローゼットの写真を撮っておけば、同じ色のアイテムを買い足してしまう心配もありません。
スカート、パンツ、ジャケット、などアイテム別で並べてみる方法もあります。「思っていたよりパンツが多い!」などと気づけることもあるかもしれません。長さの近いもの同士で並べておくと見た目もキレイになります。
仕事用の服、リラックスする時に切る服、お出かけ用の服、などカテゴリー分けして配列しておけば、出かける前の服選びも楽になります。オリジナルのルールを作って、ラベリングしておくのもおすすめです!
ハンガーにかけてしまえば、場所の入れ替えが楽に出来るので、ご自分の生活スタイルにあったルールを見つけてみてくださいね。
洗濯物と兼用にすると1ステップ省ける
洗濯物を取り込んで、たたんで、収納するまでの一連の流れは忙しい方にはストレスになってしまいますよね。
全てハンガーにかけて収納するというルールにしてしまえば、洗濯後にハンガーにかけて干してからそのままクローゼットにしまうことができます。たたむ手間や、取り込んだ後に洗濯物を一旦置いておくことがなくなり、家事が早く片付きます。
おそろいのハンガー購入をご検討中の方は、”1ステップ省略方式”のハンガー収納にトライして見てはいかがでしょうか?
伸びるハンガー・スライドハンガーおすすめ15選!洗濯物や衣類にあわせて伸縮自由自在 衣類収納用ハンガーおすすめ20選と洗濯ハンガー15選!サイズ・用途にあわせた選び方も解説クローゼットを使いやすくするプチ収納テクニック
- オフシーズンのものは”立てて” 収納
- ”一時的におく”スペースが便利
- ラベリングで統一感を
滅多に取り出さない、オフシーズンのものはフタ付きのケースなどに立てて収納しましょう。
急に気温が下がって羽織るものが欲しいときなど、さっと取り出すことができます。また、次のシーズンの服を買い足しに行く前に一目でチェックできるので、無駄な買い物が減ります。
すぐに着る服や、部屋着などを一時的に置いておけるスペースを作っておくと便利です。カゴなど、一時的に置く場所を決めておけばあちこちに散らかる心配もありません。モノの定位置を決めておくことが、整理整頓の肝です!
収納場所を決めて、整理できたらラベリングしてみましょう。同じ道具を使って同じ形式にそろえるのがコツです。100円ショップなどで簡単でおしゃれにラベリングできるグッズが安く手に入ります。
できるだけシンプルに、誰のもの、何が入っているかなどを探しているときに一目で見つけられるようにラベルを作ってみましょう。DIYがお好きな方は、ネットに無料でラベリングテンプレートがあるので、ダウンロードしてお好みでカスタマイズしてみてはいかがでしょうか?
愛着がわいて、クローゼットをキレイにするモチベーションも上がります。
クローゼットを整理して小物を収納するコツ
バラバラになってしまいがちな小物もスッキリ収納しましょう。
ブックエンドでスッキリ収納
本やファイルを立てて収納するときに使う”ブックエンド”や”ファイル立て”は、小物類の整頓で大活躍します。
ブックエンドやファイル立てを並べると、本のようにバックを立てて収納できます。バックはもち手の部分が重いことが多く、横に倒れて形が崩れてしまいがちなのですがブックエンドが両側をしっかり支えてくれます。ブックエンドは幅を自在に調節できるので、厚みのあるものや、薄手のものまでしっかりカバーできます。
その他、引き出しの中に入れて倒れやすいやわらかい衣類を立てて収納したり、仕切りとして使うこともできます。
帽子の収納方法
型崩れさせたくないけど意外とスペースを取ってしまう帽子の収納方法です。
吊るしてみる
カーテンを留めるクリップなどで帽子をはさんで、S字フックやレールなどにつるします。突っ張り棒などをクローゼットの空いたスペースにセッティングすると、空間を有効活用できます。
網棚を作ってみる
電車の荷物を置く”網棚”のようなものを、クローゼットの上部に作るのもおすすめです。100円ショップやホームセンターにある”ワイヤーネット”を水平に固定します。固定するグッズも100円ショップなどでそろえられます。網棚に並べて置けば、下から見上げても何がどこにあるか見やすく、型崩れもしにくくなります。
ペグボードを活用してみる
”ペグボード”とは等間隔で穴の開いた木製のボードで、音楽室の壁のような板です。穴がたくさん空いているので、フックを好きな場所に引っ掛けて帽子をかけておくことができます。取り出しやすく、しまいやすいので帽子を置きっぱなしにすることがありません。範囲を広げて帽子以外のものもかけておけるので、DIYがお好きな方にもおすすめです。
ご自宅の収納スペースに合わせてアレンジしてみてくださいね。
夏の帽子洗濯術で差をつけよう!パリッと清潔感ある印象を靴は互い違いに並べよう
靴箱に入りきらず、玄関に靴が散乱していませんか?靴は、互い違いに置いて収納すると、揃えておくよりスペースが生まれます。
靴の片方のつま先をもう一方のかかとにそろえてみてください。スペースにゆとりが生まれるうえに、靴屋さんのように見栄えも良くなります。
靴を洗濯機で洗うことはできる?注意点・方法・おすすめ洗剤と靴洗濯機まで 放置せずにすぐ乾燥!靴の干し方8選・便利グッズをご紹介スカーフ・ハンカチ・マフラー
バスケットや、ブリキの缶などにたたんで入れておくだけで、インテリアに変身します。その他、引き出しなどに色やサイズごとに並べてブックエンドで仕切ると、立てて収納することができます。
マフラーやスカーフなど長さのあるものは、ハンガーにかけて衣類と一緒にかけておくと、しわを防ぐことができます。
マフラーは洗濯機で洗える?失敗しない洗い方と生地を傷めない素材別の洗濯方法クローゼットを整理した後にキレイを持続させる方法
服の全体量を守る
シーズンごとに素敵な服が登場していますが、収納スペースは有限です。一度取り出して必要なものを選別したことで、クローゼットにしまえる分量を把握できたと思います。
素敵な出会いがあって、どうしても新しく増やしたいときは手持ちのものを1つ手放すようにして、整った状態をキレイにキープしましょう。
自分にあった整理のルールをつくる
生活スタイルも、片付けに割ける時間も十人十色です。自分の性格や生活習慣に合わせてものを整理するルールを決めましょう。
- 1つ増やしたくなったら、1週間置いてもう一度必要か考えてみる
- 床にモノは置かないようにする
- 季節の変わり目でじっくりクローゼットを整理する
- 月に一度、不要なモノを一気に捨てる日を決める
- 出かける前に10分間掃除の時間を作ってみる
などなど、簡単で続けられそうなルールを作ってみましょう。
収納には”余白”を作っておこう
使ったものを戻すとき、毎回完璧にするのは実際のところ難しいですよね。キレイな状態をキープするコツは、少し余裕をもたせて収納しておくことです。隙間なくぎっしり詰め込んでしまうと、取り出すときやしまうときに、キレイな状態が崩れてしまいます。
少し余裕を持たせて収納に”余白”を用意しておくことで、出し入れがスムーズになります。また、「毎度完璧にしまわなくても大丈夫」と気持ちの面にも余裕が生まれますよ。
よく使うものは戻しやすい場所に
出し入れをするときの動きを最小限にすると、整理整頓する時間が短くなり、続けやすくなります。
よく使うものは、しゃがまずに取り出せたり、ふたの開閉がいらないケースにしまいましょう。普段よく使うレギュラー陣は、あえて収納せずに、定位置を決めて置くだけにするのもおすすめです。
スッキリまとめて、クローゼットをお気に入りでいっぱいにしよう
クローゼットの乱れがずっと気になっているにもかかわらず、なかなか手を出せずにいる方もいらっしゃるのではないでしょうか?思い立ったが吉日です!
週末に少し時間を作ってクローゼットの整理をしてみてはいかがですか?整ったワードローブを手に入れると、スッキリした気持ちで週明けを迎えられます。一度ルールを作ってしまえばキレイな状態を持続させることができるので、ぜひトライしてみてくださいね。
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