普段の洗剤をセスキ炭酸ソーダに変えるだけの洗濯方法!簡単ナチュラルクリーニングを実践しよう

セスキ炭酸ソーダ 洗濯

たかこ

市販の合成洗剤は便利ですが、肌が弱い方や赤ちゃん、アトピー性皮膚炎の方にとっては、衣類に残ったわずかな洗剤残りが肌に触れて悪い影響が出ることが心配されます。そんなときはセスキ炭酸ソーダが役に立ちます。その使い方や効果を詳しくみていきましょう。

セスキ炭酸ソーダとは?赤ちゃんやアトピー肌にも優しい?

普段の洗剤をセスキ炭酸ソーダに変えるだけの簡単ナチュラルクリーニング

セスキ炭酸ソーダとは?

セスキ炭酸ソーダは炭酸水素ナトリウム(重曹)と炭酸ナトリウムを合わせたもので、タンパク質や酸性の汚れを中和し分解するため、皮脂汚れや血液・垢、卵や牛乳などの食品のタンパク質汚れを落とすことができます。水に溶けやすいため冷たい水を使う洗濯にも使えます。

セスキ炭酸ソーダは長期保存に便利で、未開封だと劣化しませんし開封後でも少なくとも3年は劣化しません。ただし、開封後湿気を吸ってしまうと固まってしまうことがあるため、珪藻土などの乾燥させるものを入れて蓋をしっかり締める必要があります。

便利なセスキ炭酸ソーダですが、市販の合成洗剤や石けんに比べると汚れを落とす効果が低くなります。ひどい汚れには合成洗剤や石けん、酸素系漂白剤を使いましょう。

セスキ炭酸ソーダが赤ちゃんやアトピー肌にやさしい理由

市販の洗剤は液体・粉にかかわらず合成洗剤と石けんがあります。合成洗剤とは、第二次世界大戦後に普及したもので原料は石油や天然油脂です。

洗浄力を高めるために、蛍光増白剤や界面活性剤などが化学合成されて作られています。その人工的に合成されたものが、肌荒れやアトピー性皮膚炎の原因となっている可能性があります。

それに対して石けんは、液体や粉に関わらず天然油脂や脂肪酸の植物由来のものからできており、製品表示に石鹸と書いてあるのですぐにわかります。肌の弱い方は、できるだけ合成洗剤を使用しない方法で洗濯すると良いでしょう。

セスキ炭酸ソーダはトロナセスキ鉱石として自然界にそのままの形で存在しています。弱アルカリ性で入浴剤にも使われており安心です。合成洗剤に配合されているものが心配な場合は、セスキ炭酸ソーダでの洗濯がおすすめです。

セスキ炭酸ソーダを使用した洗濯方法

昔は衣類が汚れてから洗うという慣習でしたが、今はそんなに汚れてなくても着用したらその都度洗う方が多くなっています。セスキ炭酸ソーダを使用した洗濯は、洗浄力の強い合成洗剤に比べると洗浄力は落ちますが、現代の洗濯事情に最適な方法と言えるでしょう。

セスキ炭酸ソーダのみで洗濯する場合

分量
水30Lにセスキ炭酸ソーダ小さじ2〜大さじ1(約20g)

入れすぎるとベタついたり独特のニオイがするので注意しましょう。

方法

  1. 洗濯機に水とセスキ炭酸ソーダを入れる
  2. 洗濯物を入れて、セスキ炭酸ソーダが溶けるまで1分程度攪拌させる
  3. その後一時停止して3時間〜一晩つけておく
  4. つけおき後3分くらい洗濯機で「洗い」をする
  5. すすぎを1回する
  6. すすぎのときに、小さじ1〜2のクエン酸を水に溶かすとセスキ炭酸ソーダの残りのアルカリ性を中和して衣類がふんわりします。クエン酸の酸性がセスキ炭酸ソーダと反応すると洗浄効果がなくなるためくれぐれも最初に入れずにすすぎのときに入れましょう。

  7. 脱水して完了

普段使用している合成洗剤の補助としてセスキ炭酸ソーダを使用する場合

つけ置き洗い不要で、セスキ炭酸ソーダを加えるだけでタンパク質や皮脂汚れがアルカリ性により分解され、普段の洗濯の洗浄力を高める効果があります。

注意
同じアルカリ性の石けんや、アルカリ助剤が入ったアルカリ性の合成洗剤では洗浄力を高める効果がない可能性があります。

分量
いつもの合成洗剤の量を少なめにして、セスキ炭酸ソーダを水30Lに対して大さじ1入れる

方法

  1. 合成洗剤とセスキ炭酸ソーダを洗濯槽に入れる
  2. いつもと同じように洗濯機を回す

セスキソーダの驚きの効果

消臭効果

普段の洗剤をセスキ炭酸ソーダに変えるだけの簡単ナチュラルクリーニング

セスキ炭酸ソーダには、汗や靴の中に染みついた酸性のニオイを中和して消臭する効果もあるので、洗濯でニオイ取りもできます。

シャツの襟汚れや袖の黄ばみ

普段の洗剤をセスキ炭酸ソーダに変えるだけの簡単ナチュラルクリーニング

黄ばみは皮脂の汚れなどで発生するため、セスキ炭酸ソーダで効率よく落とすことができます。水500mlにセスキ炭酸ソーダを小さじ1をスプレー容器に入れてセスキスプレーを作ります。

セスキスプレーを汚れにスプレーして3分程度置いた後ブラシで軽くこすってから洗濯機で洗います。作ったセスキスプレーは2〜3ヶ月を目安に使い切りましょう。

布ナプキンや血液汚れ

普段の洗剤をセスキ炭酸ソーダに変えるだけの簡単ナチュラルクリーニング

セスキ炭酸ソーダを溶かしたものに使用済み布ナプキンをつけて置くと、その後の洗濯を楽にできます。つけ置き洗いで、血液などのタンパク質はお湯だと固まってしまうので、必ず40℃以下のぬるま湯か水を使用しましょう。

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布おむつ

普段の洗剤をセスキ炭酸ソーダに変えるだけの簡単ナチュラルクリーニング

うんちオムツに使えます。うんちの汚れは酸性なのでセスキ炭酸ソーダのアルカリが中和してニオイも消してくれます。逆におしっこオムツはアルカリ性なので、クエン酸や酢など酸性のもので中和させましょう。

方法は、セスキ炭酸ソーダを溶かした水またはぬるま湯におむつのうんちトイレで流してから入れ、つけ置きします。汚れがひどいときは石けんでと予洗いしてから洗えばニオイも汚れもすっきり落とせます。

シルク(絹)・ウールなどの手洗い

無添加石鹸にセスキ炭酸ソーダを加えると、汚れを落とすためのアルカリ性を保つことができるうえ、セスキ炭酸ソーダは弱アルカリ性でアルカリが強くないのでアルカリに弱いシルクやウールを傷めにくいです。つけおき洗いする場合は傷めてしまいますので避けましょう。

セスキ炭酸ソーダを使用した洗濯での注意点

手洗いには手袋が必須

油を溶かす作用があるため、手で直接触れると荒れてしまう可能性があります。手洗い等をする場合は必ず手袋を使用して洗いましょう。

それでも素手で触ってしまいヌルヌルが取れないときは、水で十分に流してから酸性の酢やクエン酸を少量かけてなじませると、セスキ炭酸ソーダのアルカリ性が中和されておさまります。馴染ませた後は、よく水で洗い流しましょう。

泥汚れは取れない?

セスキ炭酸ソーダの洗浄力は合成洗剤に比べると劣ります。頑固な泥汚れ等は漂白剤や石鹸で予洗いしてから洗いましょう。

洗濯槽の掃除に使える?

セスキ炭酸ソーダはタンパク質や油汚れを落とすことはできますが、洗濯槽に潜むカビを落としたり除菌することはできないため、洗濯槽の掃除には使えないです。洗濯槽の掃除には酸素系漂白剤や塩素系漂白剤が適しています。

しかし、セスキ炭酸ソーダによる洗濯を取り入れることにより、溶け残りや石けんカスが残りにくくなり洗濯槽が汚れを防ぐことができます。また洗濯槽の汚れの原因であるカビは栄養源として有機物を好みますが、セスキ炭酸ソーダは無機物なので、カビが増える原因を減らせます。

セスキ炭酸ソーダのつけ置き洗いで洗えない素材とは

ジーンズ 洗濯

セスキ炭酸ソーダのアルカリ性によりタンパク質が変化して生地が傷んでしまいます。また、つけ置き洗いが基本のため色落ちしやすいものは使えません。化学繊維は一度汚れが落ちたものが再び繊維にもどる再汚染が起こりやすいです。

つけ置き洗いに適さない衣類

  • デニムなどの色落ちしやすいもの
  • ウール等動物の毛でできているもの
  • シルク(絹)

再汚染が起こるため、時々合成洗剤か石けんで洗濯が必要なもの

  • ポリエステル・ナイロンなどの化学繊維や化学混紡
  • セスキ炭酸ソーダのみの洗濯だけで大丈夫?

    セスキ炭酸ソーダのみの洗濯だけでキレイになりますが、衣替えで衣類を収納する前に一度、合成洗剤もしくは石けんでしっかり洗うと良いでしょう。

    泥汚れやひどい油汚れや食品のひどいシミなどは、セスキ炭酸ソーダのみではとれないため洗剤や酸素系漂白剤で予洗いしてから洗濯することをおすすめします。化学繊維などは再汚染しやすいため、一緒にセスキ炭酸ソーダのみの洗濯をしているときは週に1度くらいのペースで洗剤で洗うとキレイに仕上がります。

    アルカリ性でよく似た性質の重曹との違い

    重曹のPhは8.2、セスキ炭酸ソーダのPhは9.8と、ともに弱アルカリ性で性質もよく似ています。セスキ炭酸ソーダの方が少しだけアルカリ性が強くなっており、洗濯に必要なアルカリ性のPh9.0~10.5の範囲であるため、セスキ炭酸ソーダは洗濯に最適と言えます。

    重曹は、鍋の焦げ落としや消臭などに使えますが、Phが低いため洗濯への利用には向いていません。また重曹に比べると水に溶けやすく、冬などの冷たい水での洗濯でも溶け残りの心配がありません。

    セスキ炭酸ソーダを使えば肌にも環境にも優しい選択ができる!

    セスキ炭酸ソーダの使用方法がはとても簡単です。赤ちゃんがいる、肌が弱いなどの事情がある方は、是非洗濯に使用してナチュラルクリーニングにしてみてはいかがでしょうか?