「雨の日は室内干しをしているけど、なかなか乾かないしストレス…」という気分になる方も多いですよね。実は雨の日でも工夫次第で早く洗濯物を乾かすことができます。今回は、雨の日の洗濯物の干し方や乾かし方、おすすめの雨よけカバー、そして雨に濡れた洗濯物の対処法をご紹介します。
目次
洗濯物を乾かすための3つの条件
雨の日が続くと洗濯物が乾かず、憂鬱になってしまいますね。どうにかして洗濯物を乾かしたいと思っていても、洗濯物が乾かない理由は日光だけではないのです。洗濯物が乾くための条件をご説明します。
- 日光(気温)
- 適度な湿度
- 風
この3つがそろって、初めて洗濯物が乾くようになります。太陽の光で気温が上がり、その熱により洗濯物が乾きます。湿度が低いほど乾きやすくなり、そこで風があると、洗濯物に風の流れが生まれて洗濯物の水分を取ってくれるので、夏場は特に洗濯物が早く乾くのです。
ちなみに雨の場合には、太陽の光に頼れないので、温度と風で乾かします。その方法をみていきましょう。
雨の日の洗濯物を室内で乾かすポイント3つ
雨の日は、室内で洗濯物を干して乾かしますよね。ポイントとなるのは「温度」と「風」です。部屋は窓を開けない限り無風空間になるので、自分で風を起こして乾燥させるようにします。
エアコンと扇風機を使う
エアコンや扇風機を使うことで風を起こし、洗濯物を乾かすことができます。真冬ならエアコンの暖房を、真夏ならエアコンのドライに設定し、扇風機と両方を使用します。2ヵ所から風があたることになるので効果は抜群ですし、洗濯物もムラなく乾かすことができます。
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室内で洗濯物を干す際に、おすすめの場所は「浴室」です。家庭によっては、浴室乾燥機がついており、浴室乾燥機を使用するととても早く洗濯物を乾かすことができます。干し方も洗濯物をパイプにかけて設定するだけなので、とても簡単ですよね。
浴室乾燥機は使用する前に、お風呂場の湿気は取り除いておくようにしましょう。そうすることで、早く乾かすことができます。
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除湿機は空気中の水蒸気を吸い取ってくれるため、洗濯物を乾かす時にもとても便利です。一般的な除湿機でも十分乾かすことができますが、排気口から乾いた風が出てくるタイプの除湿機なら、洗濯物に風を当たることで、さらに早く乾かすことができます。
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洗濯物はずらして干す
洗濯物を干す際には、ずらして干すようにしましょう。ずらすと、洗濯物の間に風が通りやすくなるため、早く乾かすことができます。スペースの都合でずらせないという場合でも、バスタオルとフェイスタオルなど生地の厚みや高さを交互に並べるだけでも風の通りは良くなります。
洗濯物は均等になるようにハンガーにかけて並べるよりも、長さを変えたりするだけで、早く乾かすことができます。
干す時に密着させない
洗濯物を干すときには、風が通るようにハンガー同士の間隔を10cm程度の間隔をあけて干すと良いでしょう。スペースに余裕があるなら15cm以上離すことをおすすめしますが、場所もない場合には、少しでも離して干すようにしましょう。密着した状態を避けることが大切です。
脱水の時間を長くする
通常の洗濯を終えた後、再度1~2分程度脱水を行いましょう。脱水の時間を長くすることによって、洗濯物に含まれている水分が飛ぶので、乾きも早くなります。このときに洗濯物をほぐしてから行うと、より効果を得ることができます。
ただし、傷みやすい衣類の場合には控えておいたほうがいいでしょう。また脱水を長くし過ぎると、衣類の型崩れやシワを招くこととなるので注意してください。
アイロンをかけた後に干す
洗濯後に、アイロンをかけてから干すようにしましょう。手間はかかりますが、アイロンをかけることで、乾かす時間を短くすることができます。また、アイロンをかけることでシワを伸ばすこともできるので、パリッとした仕上がりになります。
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雨よけカバーとは
雨よけカバーとは、ベランダに干した洗濯物を突然の雨やゲリラ豪雨から守ってくれるものです。雨よけカバーは、雨を防ぐだけでなく、花粉やホコリが洋服につくことを防いでくれる役割もあります。
おすすめの雨よけカバー
シートタイプ
竿用ループを竿に通して、シートを垂らすだけで使用できる便利なベランダシートです。突然の雨よけに効果抜群ですし、洗濯物の目隠しや陰干し、ちょっとした日よけにも使用することができます。垂らしたり、テント状にして使用することもできます。
カーテンタイプ
物干し竿に通すだけで簡単に取りつけることができる、ベランダカーテンです。雨よけや突風笹区だけでなく、強い日差しによる衣類の日焼けや色あせを防いでくれます。中央部にはメッシュ生地を取りつけているので、通気性もよく、風も通りやすいため、洗濯物を早く乾かすことができます。使わないときには、サイドに固定するだけなので邪魔にならず扱いやすいです。
テント型タイプ
竿の高さに合わせてテントの長さを調整することができるもので、急な雨から洗濯物を守ってくれます。晴れた日も使用することで、花粉や黄砂から洗濯物を守ってくれますし、簡単な目隠しにも利用できます。使用しないときは、スリムに畳むことができるため、余計な場所を取らずに使用することができます。
雨よけ洗濯物テントが便利!これさえあれば外干しの雨対策ばっちり雨に濡れた洗濯物は菌がいっぱい
シミや臭いの原因になる
「朝は晴れていたのに、突然の雨で干していた洗濯物が濡れてしまった」という経験はありませんか?「少しぐらいならそのまま干しておいて乾かそう!」と思うかもしれませんが、実は雨に濡れた洗濯物には菌がいっぱいついています。
雨には、空気中のホコリやチリが大量に含まれているため、雨に濡れた洗濯物は洗濯をする前以上に汚れがついている状態になっている可能性があります。そのまま放置しておくと、シミの原因になったり、菌が繁殖して嫌な臭いの原因になることがあります。
雨に濡れた洗濯物はもう一度洗濯しよう
雨に濡れた洗濯物ということは、菌がたくさんついた洗濯物なので、面倒だとしても必ず洗い直すようにしましょう。そのときのポイントを説明します。
抗菌入りの洗剤を使おう
ホコリやチリといった菌がついた衣類を洗い直すときには、抗菌剤入りの洗剤を使用しましょう。そうすることで除菌効果があり、臭い菌まで抑えることができるので、消臭にも効果があります。
時間がない時は乾かすだけでもする
その日の都合によっては、すぐに洗い直すことができない時もありますよね。すぐに出かけなければならなかったり、忙しい時間帯だと、そのまま放置してしまいがちです。そんなときは、とにかく乾かすことです。
嫌な臭いを発する臭い菌は、乾かすことで繁殖を抑えることができます。すぐに洗うことのできない場合には、早く乾かすために部屋干しで除湿機や扇風機を当てるなど工夫しましょう。
洗濯物が雨に濡れないように工夫しよう
雨の多い梅雨の時期や気温の低い冬の季節になると、部屋干しすることも多くなりますよね。「部屋に干すとなかなか乾かないから困る…」という経験をした方も多いでしょうか。エアコンや扇風機、除湿機を工夫して使用することで、普段よりも早く洗濯物を乾かすことができます。
また、急な雨を防ぐためにはあらかじめ雨よけシートを設置しておくといいかもしれませんね。雨だけでなく、花粉やホコリも防いでくれるので花粉症に悩んでいる人には特におすすめです。雨となると憂鬱な気分になりがちですが、家にいながらも工夫をして楽しく洗濯物を干しましょう!
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