梅雨の時期は、外に洗濯物を干せない日が続くことがありスッキリしませんよね。部屋干しをすると嫌なニオイが気になりますが、洗濯機の中はどうなのでしょうか?「洗濯機の中がキレイでないと洗濯物もキレイにならないのでは?」というような疑問について詳しく解説していきます。
目次
梅雨の時期に洗濯機が臭くなるのはどうして?
ニオイの原因はカビなどの雑菌が原因だった!
洗濯機の中が臭うのはカビなどが原因となっています。洗濯機の中はカビが発生しやすい3つの条件、“湿度・温度・栄養”がたまりやすい環境です。洗濯をすることで、洗剤の溶け残りや洗濯物に付着した皮脂や汗などの汚れが原因で、洗濯機の中に菌が発生してしまうのです。
洗濯槽のカビが取れない!原因・有効な洗剤の種類・予防法まで解説梅雨に洗濯機をカビ臭くしないためにできること
洗濯機の中は菌が発生しやすい環境であることはご理解いただけたと思いますが、菌がある洗濯機で洗濯をするなんて嫌ですよね。
菌が発生しにくいよう対策をすることで、洗濯機の嫌なニオイを抑えることができる方法をご紹介します。
洗濯物を洗うときはお湯を使う
水で洗濯するよりも40度ほどのお湯で洗濯するほうが洗濯物の洗浄効果を高まります。その理由は、水よりもお湯のほうが洗剤が溶けやすいということ、お湯で洗ったほうが皮脂などの脂が落ちやすいということにあります。
洗濯をするとき、お風呂の残り湯を使う方もいらっしゃると思いますが、お湯の中には皮脂や垢が入っているので、雑菌の栄養分になってしまいます。
そのため、お風呂の残り湯を洗濯に使うときは、洗うときだけにして、すすぎは水道水で行うようにしましょう。
抗菌効果がある洗剤で洗濯物を洗う
衣類を洗濯する洗剤を選ぶとき、抗菌効果がある洗剤を選びましょう。
また、洗剤の量についてですが、洗剤は多く入れれば汚れがよく落ちるわけではありません。それは柔軟剤についても同様で、入れすぎてしまうとすすぎの段階で洗剤が残ってしまい、それが洗剤カスになって洗濯槽を汚すことになってしまうのです。
その洗濯カスは雑菌の栄養分となるため、洗濯槽に雑菌が繁殖しやすくなり、それが嫌なニオイの原因になります。洗剤や柔軟剤は適量を守って使用することが、雑菌を増やさないことに繋がるのです。
洗濯物をためないでこまめに洗う
梅雨の時期は「晴れてから洗濯すればいいや」と、ついつい洗濯物をためこんでしまいがちです。しかし、汚れた洗濯物をカゴに入れたままにしておくと皮脂汚れや汗を餌にして、雑菌が繁殖してしまいます。
雑菌が繁殖したタオルなどと一緒に衣類を洗濯すると、その菌が衣類に移ってしまいニオイの原因になるのです。洗濯物はためこまず、こまめに洗濯するとニオイが発生しにくくなりますよ。
直接洗濯機の中に入れない
また、服を脱いだら直接洗濯機の中に入れるのもよくありません。洗濯槽の中は空気が通らず蒸れた状態になり、カビが発生しやすい“温度・湿度・水分”の条件が揃うためです。
洗濯かごはメッシュのものを使う
脱いだ洗濯物を入れるものは、通気性の良いメッシュのものを使うことをおすすめします。濡れているものをそのまま長時間入れておくと、雑菌が繁殖してしまうほか、色落ちの原因になるので、濡れたものは少し乾かしてからカゴに入れるようにしましょう。
洗濯が終わったら早く干す
洗濯が終わったらそのまま数時間置くことをせず、すぐ干しましょう。いくら洗ってキレイになったとはいえ、濡れたものが重なっていると雑菌が繁殖する原因になるからです。
洗濯物の雑菌が繁殖し、それが洗濯槽にカビや雑菌として付いてしまうので、これも嫌なニオイの元になってしまいます。
洗濯物を部屋干しするときの5つのポイント&おすすめ洗剤・柔軟剤6選!洗濯が終わったらカビ対策にフタを開けておく
洗濯機の中は湿気があり、洗剤カスなどがたまりやすいためカビが生えやすい環境です。
カビが生えないようにするためには、洗濯が終わっても洗濯機のフタを閉めず開けたままにしておくことが重要です。
洗濯槽のカビや雑菌対策に洗濯槽を掃除しよう
梅雨の時期にニオイやすい洗濯槽ですが、前述の通り使っていくうちに洗剤カスなどがたまっていき、雑菌が繁殖しやすい環境になってしまいます。ニオイを予防するためには洗濯物に菌を付けず、洗濯槽に雑菌を繁殖させないようにすることが重要なのです。
普段は3ヶ月に1回で梅雨時期は月に1回!
洗濯槽の裏側は想像以上に汚れているので、普段は3ヶ月に1回は洗濯槽を掃除しましょう。そして、梅雨の時期は湿気が多くなり、洗濯槽もカビが生えやすくなるので1ヶ月に1回は洗濯槽の掃除を行いましょう。
洗濯槽の掃除の方法
では、洗濯槽の掃除はどのような方法で行うのでしょうか?掃除をする前に、糸くずフィルターなどを外しておきましょう。
今回は、殺菌・漂白ができて皮脂汚れなどの油汚れにも力を発揮する酸素系漂白剤を使った掃除方法をご紹介します。酸素系漂白剤は水には溶けにくいので、効果を得るためには40度程度のぬるま湯を使用して掃除しましょう。
もしも手元に酸素系漂白剤がない場合は、“重曹”で洗濯槽の掃除ができます。重曹はお湯に溶けやすく、安全性が高くぬめりが取れやすく、消臭・除菌効果が得られます。
用意するものは、酸素系漂白剤または重曹の他に汚れをすくう網です。カビや汚れを取り除かずに流してしまうと排水口が詰まってしまいます。
縦型洗濯機の場合
汚れがひどい場合、酸素系漂白剤が泡立ってしまうことがありますが、その場合は洗濯機を止めて泡を取り除ったり、洗濯槽の中のぬるま湯を減らすなどします。
汚れをすくい取ったら洗いのコースで3~5分程度回し、汚れが浮いてきたらすくい、これを汚れが浮いてこないようになるまで繰り返します。
ドラム式洗濯機の場合
ドラム式洗濯機の場合は、稼働しているときにドアを開けられないようにロックがかかっているものがあります。洗濯槽掃除の場合は途中でドアを開けなければならないので、ロックを解除しておかなければなりません。
斜めドラム式の洗濯機で、“つけおき洗いコース”があるときは、これを選択します。
汚れはしっかり取り除き、洗濯槽の掃除が終わったらフタを開けて中を乾燥させましょう。
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梅雨のときには洗濯機を掃除して雑菌予防が大切!
梅雨の時期はジメジメして洗濯物がカラッと乾かず、洗濯槽の中も湿気が多くなりがちです。そのままにしておくと臭いニオイの原因になりますので、ニオイの原因になることを避けて常に洗濯機の中を乾燥させておき、カビを作らないことが重要です。
そして、ご紹介した洗濯槽の掃除を行ってキレイな状態で洗濯できるように心がけましょう。