肌に優しく、何度も洗って使える経済的な布ナプキン。でも「布ナプキンの洗濯は大変そう」「ちゃんと洗濯できるか不安!」と思っていませんか?たしかに間違った洗い方をしていると、布ナプキンの汚れが落ちなくなってしまったり、臭いが発生してしまう可能性もあります。今回は布ナプキンの汚れや臭いを落とす正しい洗い方を解説します。
目次
布ナプキンの洗濯方法・洗い方
洗剤は何を使えばいい?
まず、布ナプキンの洗濯で悩むのが洗剤の選び方です。布ナプキンを洗うときによく使われる主な洗剤が「重曹」と「セスキ炭酸ソーダ」です。それぞれの洗剤の特徴を見てみましょう。
重曹
重曹は弱アルカリ性の物質で、昔から掃除や洗濯、脱臭など日々の生活のなかで幅広く使われています。スーパーやドラックストアなどで購入できます。使用量の目安は、1リットルの水またはぬるま湯に小さじ1~2杯(5~10g)程度です。
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セスキ炭酸ソーダ
セスキ炭酸ソーダは、重曹と炭酸ソーダの中間の性質を持っている弱アルカリ性の物質です。「アルカリウォッシュ」と呼ばれる商品が有名です。水に溶けやすく、血液汚れには重曹よりもセスキ炭酸ソーダの方が優れています。使用量の目安は、500mlの水またはぬるま湯に小さじ1杯(5g)程度です。
セスキ炭酸ソーダの方が布ナプキンの汚れ落としには最適ですが、簡単に手に入れることができるのは重曹でしょう。なお、どちらの洗剤もアルカリ性なので、肌が弱い人は手荒れに注意してください。
また、合成洗剤は蛍光増白剤が含まれていて、布ナプキンの風合いが損なわれてしまうおそれがあるので避けましょう。柔軟剤は布ナプキンの撥水を招き、吸収性が低下してしまうので使う必要はありません。
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用意するもの
- 洗剤
- つけ置き用のバケツ(おすすめは2ℓ以上の容量でフタ付きのもの)
基本的な洗い方
では、布ナプキンの基本的な洗い方を見ていきましょう。各ステップ毎に詳しく解説していきます。
シミの落とし方
シミがどうしても落ちない…そういうときは酸素系漂白剤を使用しましょう。酸素系漂白剤は液体と粉末の2種類がありますが、粉末の方が漂白力に強く、布ナプキンの汚れ落としに向いています。塩素系漂白剤は使用できないので注意しましょう。
バケツに少し熱めの湯(40度程度)を溜めて、酸素系漂白剤をよく溶かし、そこに布ナプキンを浸してください。つけ置き時間は汚れ具合にもよりますが、15~30分程度が目安です。
【シャボン石けん】シャボン玉 酸素系漂白剤
布ナプキンを洗濯する・洗うときの注意点
熱湯は使わない
熱めのお湯(50~60℃)だと血液が固まってしまい、汚れが落ちにくくなります。必ず水かぬるま湯(40℃以下)を使いましょう。
新品の布ナプキンは一度洗濯してから使う
ほとんどの布ナプキンは綿100%で作られていて、綿花など自然の油分を含んでいます。新品のナプキンを使うときは、一度洗濯してから使うと吸収性が上がります。洗濯方法は上記の方法と同じです。(つけ置き洗いをする必要はありません)
布ナプキンの洗濯・洗い方で気になるQ&A
手洗いと洗濯機、どちらが良い?
手洗いの場合、汚れを落とそうとゴシゴシ擦ってしまい、摩擦で生地が傷みやすくなってしまいがちです。手洗いでも問題ありませんが、洗濯機を使った方が安心です。
手洗い洗濯が良い4つの理由!手洗い推奨の衣類を洗濯機で洗う方法もご紹介臭いが気になるときは?
つけ置きしているバケツの中に、アロマオイル(精油)を数滴入れると殺菌と消臭作用が期待できます。使用量は1~2滴程度で雑菌の繁殖を防ぐことが可能です。手洗いで洗う時や室内干しをするときに使用すると良いでしょう。
香りは様々なものがあるのですが、ティーツリー・ユーカリ・ペパーミントの3種類が爽やかで人気のある香りです。お気に入りの香りを探してみてください。
つけ置き洗い洗剤タイプ別おすすめ人気15選!汚れの度合いや種類に合わせた洗剤を選ぼう布ナプキンはどのぐらい長持ちする?
使用頻度によっても異なりますが、だいたい3年以上使い続けることができます。長く使うことができるので、お気に入りの色や柄で揃えると良いでしょう。
お気に入りの布ナプキンをキレイに洗濯して、ブルーデーを乗り切ろう
布ナプキンを使って自分で洗濯するようになると、自分の経血の状態が分かるので身体のコンディションを知ることができます。清潔で着け心地抜群の布ナプキンで、月に一度のブルーデーを乗り切りましょう!
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