重曹は洗濯でも大活躍!特徴や注意点を知って効果的に使おう

C_189_1,重曹 洗濯

Hiroko

重曹は、料理だけでなく掃除や洗濯にも使えることで、人気が定着している万能アイテムです。今回は、重曹の特徴を知ったうえで、どのように洗濯に使えるかを詳しく解説していきます。

重曹とはどんなもの?洗濯には使えるの?

重曹とは何か

重曹とは、自然由来の物質で正式名称を“炭酸水素ナトリウム”と言います。パンやお菓子を作るときに「ふくらし粉」として使うこともある重曹なので、口にしても安全なのが特徴です。

私たちがスーパーなどで手に入れる重曹は、ほとんどが国内産のもので、食塩水を原料にして電気分解や二酸化炭素を加えて作ります。

このように重曹は安全なものなので、赤ちゃんの衣類や肌が弱い方の洗濯におすすめです。また、重曹は使用したあとに排水すると素早く分解するので、環境にも優しいのです。

重曹の特徴

皮脂汚れなど油性の汚れに強い

重曹は水に溶けると弱アルカリ性になり、酸性の成分と反応することで炭酸ガスを発生させて汚れを包み込み落とします

この働きを利用して掃除や洗濯の際に、酸性の汚れを取り除くために用いられます。洗濯の場合は、皮脂などの汚れを落とすのに適しています。

消臭・殺菌効果がある

重曹が衣類についた皮脂や汗の汚れを落とすことができますが、ニオイを消す働きもあります。汗や皮脂のニオイは酸性なので、重曹がこれを中和分解することで消臭することができるのです。

梅雨の時期など、部屋の中に洗濯物を干す事が多くなるときは生乾きのニオイがしてしまうことがあります。洗濯物が臭ってしまう原因は雑菌が増えることです。重曹には殺菌効果があり、菌の増殖を防いでくれるのでニオイ対策になります。

水を柔らかくして洗浄効果を高める

水に含まれるミネラルは水を硬くする特性がありますが、重曹にはこれをやわらかくする働きを持っています。軟水になることで、皮脂汚れが浮き出て汚れが落ちやすくなり、石けんかすが出にくくなるので、衣類の黄ばみを抑えることができます。

柔軟剤の代わりになる

水をやわらかくしてくれる弱アルカリ性の重曹は、柔軟剤代わりに使うことができます。弱アルカリ性の働きで、汚れや石けんカスを取り除いてくれるので、敏感肌の方や小さな子どもがいるご家庭におすすめですよ。

洗濯に使うことで洗濯漕をキレイにする

洗濯をした衣類に黒い汚れが付いていたことがあったら、それは洗濯槽の汚れかもしれません。

洗濯槽がカビる原因は、衣類に付着した皮脂汚れや溶け残った石けんカスです。カビが増殖しやすいのは、湿気・水・温度の条件が揃うことですが、洗濯槽の中はこの3つの条件が揃いやすい場所です。

カビを増やさないようにするためには、石鹸カスや皮脂汚れを残さないことですが、重曹は皮脂汚れをしっかり洗い取り除いてくれるので、カビを防ぐことができます。

このように、重曹は洗濯槽をキレイにする効果があるので定期的なクリーニングに使用することもできます。

洗濯機の中にぬるま湯を一番上まで入れ、重曹を1カップ入れて5分程度回します。その状態で1晩ほど置いて翌朝洗濯機の中に浮いたゴミをすくい取ります。ゴミを取らないと排水口が詰まってしまうので注意が必要です。ゴミを取り除いたら、通常の洗いモードで洗濯します。

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洗濯時に役立つ重曹の使い方

洗剤と併用する場合

洗濯を重曹に使うときは洗濯洗剤と一緒に使うことができます。使用するのは、重曹1カップと衣類の量に合った量の洗剤のみです。

重曹はぬるま湯で溶かしてから入れると、効果が出やすいので洗濯する前にぬるま湯で溶かしておきましょう。

洗濯の方法は、普段使用している洗濯用の洗剤とぬるま湯で溶かした1カップ分の重曹を洗濯機に入れていつものように洗濯するだけです。

柔軟剤として重曹を使う場合

重曹を柔軟剤代わりに使うと、衣類をふんわりさせることができます。また、重曹は静電気を抑える働きもあり、柔軟剤の香りが苦手な方や、敏感肌で柔軟剤を使えない方におすすめです。

重曹は10Lあたり大さじ1杯で、先に40度程度のぬるま湯で溶かしておきます。それを洗濯する際に、柔軟剤の投入口に入れていつのように洗濯するだけです。

部分洗いをする場合

重曹で部分洗いができますので、その方法をご紹介します。使用するのは、重曹と洗濯用の液体洗剤と、容器です。容器の中に必要な分の重曹を入れます。その中に液体洗剤を少しずつ入れて、重曹のペーストを作ります

  • 手順1
    重曹のペーストを汚れている部分に歯ブラシなどを使って乗せていきます。

  • 手順2
    繊維の中に重曹が染み込むように歯ブラシで優しく叩き、5分から30分ほど置きます。
  • 手順3
    時間を置いたら洗濯機で洗濯しましょう。汚れがひどい場合は、重曹のペーストの上から酢をかけて洗濯機に入れると良いでしょう。

デリケート素材を洗う場合

洗濯機で洗うことができないような、ウールやシルクなどのデリケートな素材の衣類も重曹で洗うことができます。デリケート衣類を重曹で洗うときは、大きめの洗面器の中に30度くらいのお湯に重曹を大さじ1杯入れたものを使います。

  • 手順1
    衣類を洗面器の中に入れて、2~3回優しく押し洗いします。この際、揉み洗いしてはいけません。揉み洗いをすると衣類の繊維を痛めてしまうためです。
  • 手順2
    押し洗いをしたら20~30分ほどそのまま置き、時間が経ったら再び2~3回押し洗いし、お湯を捨てて新しいお湯ですすぎます。
  • 手順3
    その後、洗面器に水を300ccとクエン酸を小さじ1程入れ、その中に衣類を入れて浸し、洗濯機で20秒ほど脱水すれば完了です。

重曹とクエン酸があればデリケートな衣類も自宅で洗うことができますので、試してみてはいかがでしょうか?

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ぬいぐるみを重曹で洗う方法

ぬいぐるみを洗濯機で洗うと、中の綿が偏ってしまい形が崩れてしまうことがあります。そんなときに活躍するのが重曹です。重曹を使って水なしでぬいぐるみをキレイにしましょう。ぬいぐるみ1体につき重曹カップ1杯が目安です。

  • 手順1
    ぬいぐるみがすっぽり入るビニール袋を用意し、ぬいぐるみと重曹を入れて中に空気を入れて風船のように膨らませます。
  • 手順2
    その袋をゴムで留めて密封して、重曹がぬいぐるみ全体にかぶるように振ります。重曹が全体に行き渡ったらそのまま数日置いておきます。
  • 手順3
    数日たったら、袋の中でぬいぐるみについた重曹を払ってからぬいぐるみを取り出し、重曹を優しく叩いて払ってから掃除機で重曹を吸います。汚れが気になるところがあったら水で濡らしたタオルなどで拭いてください。
  • 手順4
    重曹を吸ったら陰干しします。こうすることで、ホコリがかぶって汚れたぬいぐるみがキレイになりますよ。
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重曹を洗濯に使うときの注意点

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色落ちしないか事前にチェックする

重曹で洗濯する際、色柄物を洗うときに注意が必要です。色落ちしないか、目立たないところで重曹を溶かしたもので試してから洗いましょう。

ぬるま湯で洗う

重曹を使うときは溶け残りがないように、ぬるま湯で洗いましょう。重曹が溶け残ってしまうと、衣類についてしまうので注意が必要です。

天然素材のものには使わない

重曹な天然素材を変色させてしまうことがあるので、麻などの衣類には使用しないようにしましょう。

適量を守る

重曹を使用するときは、効果が出るようにといってたくさん入れてしまうのは厳禁です。大量に入れてしまうと溶け残りして、それが衣類に付着してしまう恐れがあるからです。

使用できない洗濯機がある

洗濯機によっては重曹を使用できないものがあるので注意が必要です。確認せず重曹を使ってしまうと、詰まったり水漏れの原因になってしまいます。ドラム式洗濯機の場合は特に注意が必要なので、取扱説明書を確認しましょう。

保管の方法に注意する

重曹な湿気に弱い特性があります。そのため、湿気がある場所に置いておくと湿気を吸って固まってしまいます。重曹は密閉容器に入れて、保管場所は洗面所や風呂場などの湿気が多い場所を避けましょう。また、子どもの手に届かない場所に保管するのも重要です。

天然由来の重曹を使って洗濯してみよう

重曹は洗剤と組み合わせたら効果的に汚れを落としてくれます。皮脂や汗などの汚れやニオイを取り除いてくれたので、汗をかく季節の洗濯には最適ですよ。

重曹は自然素材のものなので、肌が弱い方や合成洗剤を使いたくない方におすすめです。
重曹で洗濯すれば、ニオイも汚れもすっきり取れてキレイになった服を着ることができますよ。