ワインが衣類についたときの染み抜き方法5選!ポイントを押さえてきれいに落とそう

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まりや

ワインを衣類にこぼしてしまったときのショックは、絶望に近いものがありますよね。特に赤ワインは色が目立ちますし、ワインの染みはなかなか落ちないことで有名です。でもそれは、正しい染み抜きを行っていないからかもしれません。今回はワインの正しい染み抜き方法、外出先での応急処置の方法などをご紹介します。

どうしてワインの染みは落ちにくいの?

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ワインの染み自体は水溶性で落ちやすい!

染みはいくつかの種類に分けられ、口紅やファンデーションなどの化粧品の多くは脂溶性、泥やサビなどは不溶性、そしてワインの染みは水溶性となっています。

醤油やコーヒーなども水溶性の染みとなっていて、これらは衣類に水に溶けやすいので、ついた直後は落としやすいという特性となっています。しかし時間の経過とともに布の分子と汚れの成分が結合してしまうことが問題です。。

アントシアニンが酸化すると落ちにくい

水溶性の染みのなかでも、ワインは特に厄介な染みと言えます。赤ワインの見た目は鮮やかな赤ですが、布に染み込んでいくと紫色に変化していきますよね?

これは赤ワインの原料であるブドウに含まれる、ポリフェノールの一種の『アントシアニン』が関係しています。

ブドウ以外でも、ブルーベリーやアメリカンチェリーなどにも同じものが含まれていて、これは時間の経過とともに酸化をしてしまい、より落ちにくい染みへと変化していくのです。

このため、白ワインもついた瞬間はほとんど目立たない染みですが、時間が経つと黄色く変色して、赤ワインと同様に落ちにくい染みへと変化してしまいます。このことから、ワインは落ちにくい染みのなかでも上位にランクインしてしまうのです。

ワインの染み抜き方法5選!

それでは、家にあるものでできるワインの染み抜き方法をみてみましょう。衣類の種類や、染みの具合でどの方法を使用するか検討してください。

漂白剤を使う

漂白剤は、大きく分けると酸素系と塩素系に分かれます。塩素系の方が強力ですが、その分衣類を傷める可能性もあるため、すべての衣類には使用できません

酸素系は使いやすい漂白剤ですが、その分洗浄力はマイルドですので、どちらを使うべきか見極めてください。

酸素系漂白剤

酸素系漂白剤の主な成分は『過炭酸ナトリウム』で、消毒用の『オキシドール』と同じ成分ということから、安全性が高く環境にも配慮できます。酸素系漂白剤でワインの染みを落すときは、高温のお湯を使うことでより効果が出ます。

    用意するもの

  • 酸素系漂白剤
  • お湯(40~50℃)
  • 手順1
    ワインがついてしまった部分に、酸素系漂白剤を直接かける。
  • 手順2
    桶に衣類を入れ、40~50℃のお湯をゆっくりと注ぎ、10分程浸けおきする。
  • 手順3
    ある程度染みが落ちていれば、あとは通常の洗濯をする。

ワインがついてからさほど時間が経っていなければ、この方法でほとんど落とせるでしょう。過酸化ナトリウムはお湯と化学反応を起こし、汚れをはがし落とせるので、水ではなくお湯を使うことがポイントです。

ただしシルクやウールなどの動物性繊維は、浸けおき時間が長いと傷む可能性があるので、時間には注意が必要です。

塩素系漂白剤

塩素系漂白剤はハイターなどが有名ですが、主な原料は『次亜塩素酸塩』です。強力な洗浄力が魅力で、殺菌作用もありますが、色や柄なども落としてしまうので、基本的には無地のものにしか使用できません。

デリケート素材へも使用できないので、使用する場面はかなり限られるでしょう。

    用意するもの

  • 塩素系漂白剤
  • 歯ブラシ
  • 手順1
    歯ブラシに塩素系法白剤を原液のままつける。
  • 手順2
    ワイン染みの部分を、歯ブラシでトントンとたたくように馴染ませる。
  • 手順3
  • ある程度染みが落ちていれば、後は通常の洗濯をする。

漂白力が強いので、これである程度の染みは取れるでしょう。

もしも塩素系漂白剤のせいで変色をしてしまった場合は、カルキ抜きなどで使用される『中和剤』を使用すると、塩素の力を中和して変色を戻してくれる可能性があるので、心配な場合は準備しておくと良いですね。

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台所用洗剤を使う

台所用洗剤は『界面活性剤』が入っているので洗浄力が高く、さらに『蛍光剤』が入っていないので、染みに自然にアプローチができ、まだらになりにくいというポイントがあります。特に弱アルカリ性のものが効果的ですので、ぜひ試してみてください。

    用意するもの

  • 台所用洗剤
  • 歯ブラシ
  • 当て布
  • 手順1
    ワインの染みに直接台所用洗剤をかける。
  • 手順2
    当て布を当てて裏返す。
  • 手順3
    当て布部分を歯ブラシでトントンと叩き、汚れを当て布へ移していく。
  • 手順4
    ある程度落ちたらぬるま湯ですすぐ。
  • 手順5
    通常の洗濯をする。

汚れがなかなか落ちない場合は、1~4を数回繰り返してから通常の洗濯に移ってください。ワインがついてからの時間の経過次第で、繰り返す回数は異なるでしょう。

重曹を使う

重曹は掃除や料理など様々な用途で使用され、万能アイテムとして注目されていますが、ワインの染み抜きにも使用できます。正式名称は『炭酸水素ナトリウム』で、弱酸性です。

人体に悪影響がないことから使用しやすく、衣類へのダメージも少ないのがポイントです。

    用意するもの

  • 重曹
  • お湯(40~50℃)
  • 手順1
    ワインがついた部分に重曹をたっぷり振りかける
  • 手順2
    桶に衣類を入れて、その上から40~50℃のお湯をかける。
  • 手順3
    しばらく置いて汚れが浮き上がったら、通常の洗濯をする。

ワインがついてから時間があまり経過していなければ、これでもワインの染みを落すことができるでしょう。しかし、かなり時間が経過したものは重曹だけでは厳しいので、重曹と合わせて酸素系の漂白剤を使用しましょう。

1:1で混ぜ合わせ、そこにしばらく浸けおきしておき、お湯ですすぐとさらに効果が高まります。時間が経過したしつこいワイン染みには、この作業を数回繰り返してみましょう。

牛乳を使う

「ワインの染みを牛乳で落とす」と聞くと驚くかもしれませんが、アントシアニンは、脂肪を含むものに吸収されるという特性があるため、牛乳の脂肪分がワイン染みに効果的です。

    用意するもの

  • 牛乳
  • ボール
  • 手順1
    一度牛乳を鍋で煮立てる。
  • 手順2
    沸騰したら火を止めボールへ移し、ワイン染みの部分を浸け込む。
  • 手順3
    30~40分ほど経ったら水でしっかり洗い流し、通常の洗濯をする。

牛乳の脂肪分が必要な方法なため、低脂肪や無脂肪のものは避けてください。また、牛乳自体が衣類を汚してしまうこともあるため、浸けおき時間には注意して、牛乳がついたまま乾いてしまうことがないよう、最後の洗は念入りに行いましょう。

白ワインを使う

「赤ワインの染みには白ワインが効果的!」という話を耳にしたことがあるかもしれませんが、実は完全に色を落すことはできません。しかし、色を薄くすることが可能なので、白ワインしかない場合は応急処置として、対応方法を覚えておきましょう。

    用意するもの

  • 白ワイン
  • ハンカチなどの布
  • 手順1
    ハンカチなどの布に白ワインを馴染ませる。
  • 手順2
    赤ワインの染みの部分をハンカチでトントンと叩く。
  • 手順3
    なるべく早く洗濯を行う。

白ワインにもポリフェノールやタンニン、さらに香りの成分が含まれているため、放置すれば結局シミになってしまいます。

赤ワインの色が目立ちすぎるときの応急処置として試す方法として、自宅にいるのであれば、上記でご紹介した他の方法を試すようにしてください。

外出先での応急処置の方法は?

外食時にワインを飲む機会も多いので、ワイン染みの対処はたいていが外出先になるでしょう。ここですぐにワイン染みに気がつき、すぐに正しい対処方法を行うことで、家に帰ってから染み抜きがしやすくなります。慌てずに、次の手順で行ってみてください。

    用意するもの

  • ハンカチやティッシュなど
  • 手順1
    ワインの染みを、水道水で洗い流す。
    水道等がなかったり洗い流すのが難しい場所の場合は、ハンカチで吸い取る。
  • 手順2
    ワイン染みの部分に布を当てひっくり返し、別の布でトントンと叩き、染みを当て布に移す。
  • 手順3
    帰宅したら先ほどの染み抜き方法を試してから、通常の洗濯をする。

ワインは水溶性ですので、ついた瞬間に水で洗えばかなりの確率で落としきることができます。そのため、ワインをこぼしたらとにかく水で洗い流す処置をしておくことで、落ちない染みとなることが少なくなるでしょう。

ワインの染み抜きのポイント

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気がついた時点ですぐに対応する

ワインの染みは、とにかく時間との勝負です。特に外出先でどこまで対処できるかにかかっていると言ってもいいので、スピーディーに対応してください。そして、帰宅後にはていねいに染み抜きをしてから、通常の洗濯をしてください。

ワインがついた衣類の洗濯表示の確認

応急処置は大切ですが、衣類によっては水洗いができないものもあります。そのようなものにじゃぶじゃぶ水をかけると、衣類自体を傷めてしまい、取り返しがつかなくなるかもしれませんので、必ず洗濯表示を確認しておきましょう。

“洗濯機洗い“や”手洗いマーク“があるものは、自分で染み抜きの対応ができ、さらに漂白剤が使用できるかの確認もしておきましょう。心配な場合は、見えない部分で試してみて、変色や色落ちがない確認することをおすすめします。

水洗い不可のものは自宅で対応できませんので、クリーニング店へ持ち込み相談してみましょう。

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ワインの染みが落ちない場合はクリーニングに頼む

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お気に入りの服は自分でていねいに染み抜きした方が、気生地を傷めずきれいに仕上げることができると思うかもしれませんが、デリケートな難しい素材のものや、高額な衣類、洗濯表示上自宅での洗濯ができないものはクリーニング店に任せた方が安心できます。

クリーニングならワインの染みも落としてくれる可能性が高いので、まずは近所のクリーニング店へ持ち込んでみましょう。

家庭での洗濯の違い

今回ご紹介した染み抜き方法もかなり効果的な方法で、専用の洗剤なども多数あるので簡単なものなら落とせるでしょう。

しかし、クリーニング店では染みを見極める観察力、どのような方法で落とすかの知識や判断力、そして確かな技術が備わっているため、素人の洗濯とはかなり異なります。けがや病気をしたときに、「自己判断で市販の薬で治すか、病院へ行く必要があるのか」の違いと同じでしょう。

特殊な繊維の衣類や、手ごわいワイン染みに自力でアプローチして、余計にひどい状態になってからクリーニングに持ち込むと、プロでも落とせないほど酷くなっていることもあるので、不安があるなら初めからクリーニング店にお願いすることをおすすめします。

クリーニングで染み抜きをしてもらう流れ

まずは油性の汚れを除去し、次に水性の汚れを落します。簡単な染みならこの段階でほとんど落ちているでしょう。時間が経過したものですとさらに集中的に染み抜きをして、ワインの色素を除去します。

最後に、中和作業が行われ、衣類に薬品が残らないように処理してくれるのが嬉しいポイントです。ものによってはかなり強力な薬品を使用するケースもあるので、これは絶対に素人には行えません。

かかる日数や料金は?

日数

染みの度合いにもよりますが、2日~1週間程度で行ってくれるところが多いでしょう。通常の染み抜きで落ちそうなものは翌日仕上げとなることもあるので、スタッフの方と相談してみてください。

料金

通常染み抜きは基本料金に含まれていることもあり、特別に依頼をしないなら別途料金がかからないケースもあります。しかし、ワイン染みの場合は別途追加で染み抜きをお願いした方が安心なため、その場合は500円~5000円とかなり幅があります。

これは、ワインの染みの範囲に大きく影響し、1cmで最低100円程度の料金と思っておくと良いでしょう。全体的に染み抜きをするとなると、5000円ほどかかる場合もあるのであらかじめ確認しておいてください。

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ワインの染み抜き方法は意外と簡単!

ワインはブドウの成分である、アントシアニンが酸化することで落ちにくい染みとなることがわかりました。しかし、元々は水溶性の汚れですので、ついた瞬間に水で洗い流せばかなりの確率で染みを防げます。

外出先などでもしっかりと対処をしましょう。そして、時間が経ってしまったものは漂白剤などのアイテムで、染み抜きを行ってください。しつこい頑固な染みでも、繰り返し染み抜きを行うことで自宅でも落とすことができるかもしれません。

そして、デリケート素材や水洗い不可の衣類のワイン染みは、無理に自分で染み抜きをせず、クリーニング店に助けを求めた方が効率的ですよ。

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