染み抜きはクリーニング店に任せる方が安心?料金相場や所要期間が知りたい!

染みがついた服

まりや

「コーヒーをこぼした!」「口紅がついちゃった」など、衣服に染みをつけてしまった経験は誰にでもあるでしょう。そのときにすぐに対処できれば、自分で簡単に落とすこともできますが、いつの間にかついていた染みや、特殊なものをこぼしてしまった染みというのは、素人では落としきれない可能性が高いです。

そんなときにぜひ利用してほしいのがクリーニングの染み抜きサービスです。プロの技を借りれば落ちないとあきらめていた染みも、きれいにすることができるかもしれません。今回はクリーニング店の染み抜き方法や料金、受け取りまでの日数などを調査してみました。

クリーニングの染み抜きは家で行なうのとここが違う!

簡単な染み抜きは家庭でもできる場合もありますが、どうしても落ちないようなものはクリーニングに頼んでみましょう。クリーニング店では家庭でできない工程や、素人は知らないポイントなどでトラブルなく染み抜きを行なってくれます。

E_24_1,クリーニング 染み抜き

圧倒的な専門知識

家庭で通常の洗濯ができるものに関しては、特別な知識はほとんど必要ありませんが、洗濯が難しい衣類や特殊な染みがついてしまった場合は、専門的な知識がないと落とすのが難しくなります。

染みの落とし方によっては、衣類を傷つけてしまうこともあるため、素人が適当に行なうことは大変危険です。大切な衣類こそ、プロの知識に頼って染み抜きをしてもらう方が良いでしょう。

染み抜きの実績

「染みの種類などから、必要な洗剤や落し方を調べることはできるのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、全く同じ染みというのは存在しません。

食べこぼしの染みだったとしても、何をどれくらいこぼしたのか、染みがついてからどれほど時間が経過しているのかなどで、染み抜き方法は微妙に異なってきます。

また、衣類のダメージ具合によっても、どこまで強力な薬品を使用して良いのかなど、長年の実績でしかわからないことも多いのです。そのため、前と同じ染み抜き方法を行なっても同じように取れるとは限りません。

使用する道具や洗剤

クリーニング店では、家庭では使用できない専用の染み抜き機を用意しているところが多く、より落としやすく特殊な染みにも対応できます。さらに洗剤も高アルカリ度になるため、家庭用より強力となっています。

特殊な洗剤や薬品である業務用は、一般家庭では手に入れることは難しく、分量や配合などは知識なく行なうことは危険なため、プロに任せるしかありません。

染み抜きクリーニングの料金相場は?

クリーニングで実際に染み抜きをお願いするときは、まずスタッフの方に染みの具合を見てもらいましょう。何も言わずに出してしまうと染み抜きをしてもらえずに返ってきてしまうこともあるため、落としたい染みは相談をし、かかる費用もここで確認しておくと良いですよ。

E_24_2,クリーニング 染み抜き

無料染み抜きと有料染み抜きに分かれる

染み抜きをお願いすると必ず有料となるのではなく、染みの状態によっては無料で染み抜きをしてくれたり、はじめから染み抜きをサービスで行なっているクリーニング店もあります。

そのようなクリーニング店に出す場合は、染みがついた直後なら通常のクリーニングでも落とせる可能性が高いため、追加料金なしの範囲で出してみても良いでしょう。

染みがついてから1週間程度の微妙なラインのものは、料金を抑えたいのなら、まずは通常のクリーニングを行ない、落ちなかった場合は別途染み抜きをお願いするという方法もあります。

染みがついてから1ヶ月程度経過したものや染みの範囲が広い場合は、無料では足りない可能性が非常に高いため、はじめから染み抜き専用の有料プランをお願いしてみてください。

有料の場合の相場

染み抜きの料金はクリーニング店によって様々です。どのような染み抜き機でどのような薬品を使用するのかで金額は変わってきますし、染みの度合いや範囲によっても異なります。

ただ、一般的には500円~1000円程度のところが多く、範囲が広くなるほど料金は上がっていきます。正確な料金が知りたい場合は、直接行きつけの店舗に確認しましょう。

染み抜きクリーニングにかかる期間は?

染み抜きクリーニングをお願いすると、仕上がりまでは4~7日程度かかるところがほとんどです。染みの度合いや範囲によって前後することも考えて、急ぎの場合はスタッフの方に相談してみてください。

また、宅配クリーニングなら申し込みも受け取りも自宅からできるため、忙しい方にはおすすめです。

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クリーニングで染み抜きできないことはあるの?

クリーニング店の染み抜きの効果は素晴らしいですが、100%すべての染みが落とせるわけではありません。染みの種類や染み抜きの工程を知り、「落とすのが難しい染み」とはどのようなものなのかを見てみましょう。

E_24_3,クリーニング 染み抜き

そもそも染みとは?

そもそも染みとは、汚れが空気中の浮遊物や人の皮脂などと合わさり、衣類の繊維に結合してしまったものを指します。そのため汚れがついた瞬間というのは染みにはなりにくく、水洗いなどでもすぐ落すことが可能です。

しかし時間が経過するとともに、通常のクリーニングでは落とすのが難しい染みとなってしまい、特殊な染み抜きが必要となります。通常の汚れは“風邪など市販薬でも直せる病気”で、染みは“手術が必要な重篤な状態”と考えるとわかりやすいです。

まずは染みの種類を知っておこう!

同じ染みは存在しませんが、いくつかの種類に分類することができます。クリーニングではこの種類によって段階的に落としていくため、まずは染みの種類を覚えておきましょう。

水溶性の染み

水で落ちるタイプの染みは、ついた直後なら水洗いでも簡単に落とせるため染み抜きさえも必要ない場合があるでしょう。しかし時間が経つと酸化してしまい、頑固な染みとなってしまいます。

【水溶性の染みの例】

  • コーヒー
  • 醤油
  • 水性のインク
E_24_3,クリーニング 染み抜き

油溶性の染み

油で溶けるタイプは、ついた瞬間でも水洗いでは落としにくい特徴があります。こちらも時間とともに酸化するため、早めの対処が必要です。

【油溶性性の染みの例】

  • チョコレート
  • バター
  • ファンデーションや口紅
  • ボールペン

樹脂の染み

大きく分けると油溶性の染みに分類されますが、より頑固になる独特な染みです。固まるのが早いため、より迅速な対応が求められるでしょう。

【樹脂の染みの例】

  • ペンキ
  • 絵の具
  • 接着剤
E_24_4,クリーニング 染み抜き

色素の染み

色が濃い物の染みで、その色が繊維を染色してしまいます。家庭で落とすのは困難な部類の染みのため、クリーニングを検討しましょう。

【色素の染みの例】

  • 果汁
  • 赤ワイン
  • インク

タンパク質の染み

タンパク質の付着で起こる染みで、時間の経過とともに落としにくくなることのほかに、お湯で洗うと余計に困難な染みとなります。タンパク質は高温に弱いなど独特な特徴があるため、素人の判断ではなかなか落としにくいでしょう。

【タンパクの染みの例】

  • 牛乳
  • 肉汁
  • 血液
E_24_5,クリーニング 染み抜き

漂白のシミ

漂白処理が必要となる染みのことで、時間が経過して酸化してしまった染みがこれに当たります。染みのなかでも頑固なものとなり、染み抜きのポイントも多く存在するため、プロの技が必要となるでしょう。

【漂白の染みの例】

  • 時間が経過した染み
  • 黄ばみ
  • 色移りからくる染み

不溶性の染み

水にも油にも溶けない、家庭で落とすことはほぼ不可能な染みです。特殊な工程や薬品を使用しても落としきれないこともあるため、ついてしまったらすぐにクリーニング店へ持ち込むことをおすすめします。

【不溶性の染みの例】

  • チューインガム
  • 墨汁
  • サビ

染み抜きの流れ

染みの種類を踏まえて、クリーニング店では基本的に5段階の染み抜きの工程があります。

  1. 染みの把握

染みの状態を確認して、洗濯の方針を決めます。

  1. 油溶性の染み抜き

油溶性の染みは繊維から1番外側にコーティングするようにできていて、まずは洗剤で油溶性の染みを落とします。

  1. 水溶性の染み抜き

油溶性の下にある染みが水溶性で、次はこれをスチームなどで落としていきます。

  1. 漂白

繊維に根深く結合している染みに向けて、漂白をして落とします。

  1. 乾燥

薬品の臭いなどが残らないよう、しっかりと乾燥させて完了です。

このように多くに染みに対応できるよう、段階を経て染み抜きが行われています。

E_24_6,クリーニング 染み抜き

クリーニングで落ちやすい染み

5段階の工程を踏めば、水溶性・油溶性の染みはほとんど落とすことが可能でしょう。食べこぼしや化粧品の染みはクリーニングで落としてもらえますが、日数が経つと困難になるので早めに持ち込むようにしてください。

クリーニングで落ちにくい染み

一方で、クリーニングでも落とせない染みというのはあります。

  • 樹脂の染み
  • 不溶性の染み
  • 血液
  • 赤ワイン

これらのものは繊維の奥まで入り込む特殊な染みで、時間が経っていない場合でも落とせない可能性が高いです。

また、時間の経過次第では染みを通り越して変色や破損などが起きている可能性もあり、その場合は染み抜きではなく色を補正したり、衣類自体の修復を行なわなければいけないかもしれません。

注意
落としにくい染みでも、時間次第では落とせる可能性はありますが、クリーニングに持って行けばどんな染みでも落とせるということではないので、注意してください。

落ちにくい染みほどクリーニングに頼んでみよう!

家で簡単に落とせる染みは、“染み”ではなく“汚れ”の段階かもしれません。染みになってしまった場合は、やはり特殊な工程を踏んで染みの根元から落とす必要があるため、プロの知識や技術が必要となってきます。

染みはとにかく早急な対応が必須で、ついた瞬間ならほとんどのケースで落とすことが可能です。しかし特殊な染みや時間が経過したものはクリーニングでも難しくなるので、家庭でできるか悩む前にクリーニング店へ持ち込んだ方が賢明です。

どんな染みもあきらめず、まずは染み抜きのプロに相談してみましょう!

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