食器やテーブルなどを拭くふきん・台拭きは、食べこぼしを拭いたり、濡れている時間が長かったりするので、衛生的に不安ですよね。こまめに洗う必要がありますが、衣類と一緒に洗濯機で洗ってよいのかは悩みどころです。今回は、ふきん・台拭きを洗濯機で洗ってよいのかとともに、おすすめの洗い方や洗う頻度などを解説します。
目次
ふきん・台拭きの洗い方は洗濯機?手洗い?
常に衛生的にしておきたいふきん・台拭きですが、衣類と一緒に洗濯機で洗ってよいのか、それとも衣類とは別に手洗いすべきか迷ってしまうでしょう。他の方がどのようにふきん・台拭きを洗っているのかが参考になりますよ。洗濯機派と手洗い派どちらが多いのか見ていきましょう。
「洗濯機で洗う」が半数
マイナビウーマンでは、292名の働く女性を対象に、ふきんの洗い方についてアンケートを行いました。「台所で使用するふきんはどうやって洗っていますか?」という質問に対して、49.3%の方が「洗濯機で洗う」と答えています。
毎日洗濯機を使うこともあれば、忙しいときに洗濯機を使うなど、洗濯機の活用の仕方はそれぞれですが、洗濯機でふきんを洗うのが主流のようです。
「手洗いのみ」「手洗い+除菌」が各23%ほど
残りの半数の方は、「手洗いのみ」が22.9%、「手洗い+除菌」が22.3%でした。両方同じくらいなので、手洗いと除菌をセットを行う方も多いのがわかりますね。除菌も一緒に行う方には、週に1回、気になったときに除菌するといった方も多いです。
ふきん・台拭き・台拭きを洗濯機で洗うのを避けたい理由
洗濯機派が多いとアンケートからわかりますが、ふきん・台拭きを洗濯機で洗うのはできれば避けたいところです。なぜ洗濯機でふきん・台拭きを洗うのがおすすめできないか、4つの理由をご紹介していきます。
ひどい汚れがついていると衣類や日用品につく可能性がある
ふきん・台拭きはキッチンで使うものなので、食べこぼしや汁などを拭くこともあり、ひどい汚れがつくこともあるでしょう。洗濯の手間を少なくするために、衣類や日用品と一緒に洗いたいところですが、ふきん・台拭きの汚れが他の洗濯物に付く可能性があります。
柔軟剤の匂いが食器に移る
洗濯をする際に、香りづけのために柔軟剤を使用する家庭も多いでしょう。柔軟剤の香りは強いので、ふきん・台拭きの洗濯に使ってしまうと、食器を拭いたときに匂いが移るおそれがあります。
柔軟剤を使うとふきん・台拭きの吸水力が落ちやすい
柔軟剤には、衣類などの繊維をコーティングする効果があります。柔軟剤のメリットであるふんわり柔らかな肌触りの理由でもありますが、繊維の表面を覆うことで吸水性が低下するのはデメリットです。
口に入れるものに使用するため汚れや菌残りに不安がある
ふきん・台拭きは、台所周りや食卓などに使用し、濡れた状態が続きやすいので、汚れや菌が付きやすいです。
汚れや菌が残っているふきん・台拭きを洗濯機で洗うとなると、「洗濯機に汚れや菌がつくのではないか」「衣類についたら嫌だ」と思う方も多いでしょう。洗濯洗剤の洗浄力で汚れや菌が取れる可能性が高いものの、気になってしまいますね。
洗濯機を使わないふきん・台拭きの洗い方
ふきん・台拭きを洗濯機で洗うと、衣類・日用品に汚れが付いたり、柔軟剤の匂いが移ったりするので、洗濯機を使わず洗うのがおすすめです。洗濯機を使わず洗う方法は主に3つあります。それぞれの手順をおさえていきましょう。
洗剤を使って手洗いする方法・手順
台所用洗剤やせっけんを使えば、簡単に手洗いすることができます。毎日消毒までするのは手間がかかりますが、こまめに毎日手洗いして、週に1回除菌するというペースであれば、面倒にならずふきん・台拭きを清潔に保てますよ。
洗剤を使ったふきん・台拭きの洗い方を見ていきましょう。
- 容器に水またはお湯を用意する
- 台所用洗剤やせっけんで擦り洗いする
- しっかり水で洗剤を落とす
- 天日干しなど乾燥する
キッチンハイターなどの漂白剤でつけ置きする方法・手順
キッチンハイターなどの漂白剤で洗うと、汚れを落としつつ、除菌もしっかりできます。漂白剤には、塩素系漂白剤と酸素系漂白剤があるので、使い分けが大切です。
漂白作用が強い塩素系漂白剤は色落ちや変色しやすいので、色や柄がついたふきん・台拭きには使わず、色の気にならないふきん・台拭きに使いましょう。酸素系漂白剤は漂白作用が弱く、色や柄のついたふきん・台拭きにおすすめです。
漂白剤で付け置き洗いする手順は以下のようになっています。
- 容器に水を用意し、水1Lあたり10mlの漂白剤を溶かす
- 台所用洗剤で手洗いする
- 水で洗剤を落としてから30分ほど浸け置きする
- しっかりすすいでから乾燥させる
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重曹を使って煮沸消毒する方法・手順
ふきん・台拭きの菌や汚れを洗い流すためには、重曹が役立ちます。弱アルカリ性の重曹は、油汚れなど酸性の汚れに強いです。煮沸消毒をすれば、菌をしっかり殺すことができますよ。
重曹を使った煮沸消毒の手順をおさえていきましょう。
- 鍋に水やお湯を入れて沸騰させる
- 沸騰したお湯にふきんを5分程度入れておく
- ふきんをすすいでから干す
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ふきん・台拭きを洗う頻度はどのくらいがベスト?
ふきんを常にきれいにしておきたいですが、どのくらいの頻度で洗えば良いのでしょうか?毎日洗えれば常にきれいですが、洗う時間や手間も気になるでしょう。洗いたいタイミングを2つご紹介するので、自分に合った方法でふきんを洗濯してみてくださいね。
菌が繁殖しないように週に1度は必ず洗う
できれば毎日手洗い・除菌をしたいところですが、忙しい家事のなかで毎日洗えないという方もいるでしょう。ふきんは濡れていることが多いので、菌が増えやすい環境が整ってしまっています。
汚れが気になったタイミングで洗う
汚れをそのままにしていると、拭いたときにキッチンや食卓、食器などが汚れてしまいます。ニオイが出てくるので、汚れが気になったらすぐに洗うようにしましょう。こまめに汚れを洗っておけば、いつも清潔できれいなふきん・台拭きを使えますね。
どうしても洗濯機を使う場合のふきん・台拭きの洗い方
「毎日忙しくて手洗いする時間がない」「洗濯機で手間なく洗いたい」という方もいるでしょう。洗濯機を使う際は、汚れが移ったり、菌残りが気になったりしないように注意が必要です。ふきん・台拭きを洗濯機で洗う方法やポイントを解説していきます。
清潔に保つための洗濯機での洗い方
ふきん・台拭きを洗濯機で洗うときは、食材の汚れや油汚れといった酸性の汚れに強い、弱アルカリ性の洗剤を使用するのがおすすめです。
柔軟剤を使うのはNG!しっかり除菌するため漂白剤を忘れずに
ふきん・台拭きの洗濯に柔軟剤を入れると、食器へのニオイ移りや吸水力の低下などのデメリットがあるのでNGです。柔軟剤ではなく、漂白剤を入れてしっかり除菌するのがおすすめです。
できるだけ個別に洗う!難しい場合でもタオル等と一緒に分けて洗うがベスト!
洗濯物とふきん・台拭きを一緒に洗うと、汚れがついたり、菌が気になったりすることがあるので、靴下や下着、衣類などとのまとめ洗いを避け、個別に洗うのが最適です。ふきん・台拭きだけで洗うのが難しい、洗濯機を回すのがもったいないといった場合には、タオル類とまとめて洗うのは良いでしょう。
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ふきん・台拭きをできるだけ清潔に使うコツ
ふきん・台拭きをいつもきれいに洗うのも大切ですが、洗濯の時間や手間を少なくするために清潔に使うことにも気を付けたいです。ふきん・台拭きを清潔に使うコツを2つご紹介します。
数枚のふきん・台拭きをローテーションして使う
ふきん・台拭きが1枚だけだと、つい洗うのをサボってしまったり、洗う暇がなかったりすると、ニオイや汚れが気になってしまうでしょう。
洗うだけでなく乾燥させることも大切なので、数枚のふきんを用意してローテーションするのがおすすめです。週に1度まとめて除菌すれば、次の週からまたきれいなふきんを使いまわせますよ。
使い捨てふきんを使用する
そもそも洗うのが面倒という方は、使い捨てふきん・台拭きを使ってみましょう。使用したら捨てられるので、洗わずに常にきれいなふきん・台拭きを使用できます。
ふきん・台拭きは手洗いや煮沸消毒、つけ置きできれいに洗うのがおすすめ!
ふきん・台拭きを洗濯機で洗うのは、汚れが移ったり、菌移りが気になったりするなどの理由からあまりおすすめできません。ふきん・台拭きを洗う方法では、洗剤を使った手洗いや漂白剤を使った浸け置き洗い、煮沸消毒がおすすめです。汚れやニオイを落としつつ、除菌もしっかりできますよ。
ふきん・台拭きを清潔に使うコツや洗う頻度なども参考にして、正しい方法できれいに洗いましょう。
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