ドラッグストアなどに行くと、たくさんの種類の洗剤がありますが、そのなかにオーガニック洗剤があるのをご存知でしょうか?洗剤の強い臭いがダメな方や、肌や環境をいたわりたい方にぜひおすすめしたい、オーガニック洗剤のランキングをご紹介します。
目次
- 1 オーガニック洗剤とは?
- 2 オーガニック洗剤を使いたくなる3つの理由
- 3 オーガニック洗剤おすすめ人気ランキングTOP10!おしゃれでプレゼントにも最適
- 3.1 第10位【biokleen(バイオクリーン)】ランドリー洗剤
- 3.2 第9位【Green Shield(グリーンシールド)】ランドリーディタージェント 無香料
- 3.3 第8位【SOMALI(そまり)】洗濯用液体石けん
- 3.4 第7位【Dolci Bolle(ドルチボーレ)】ナチュラルウォッシュ
- 3.5 第6位【ecover(エコベール )】ランドリーリキッド
- 3.6 第5位【sodasan(ソーダサン)】洗濯用洗剤
- 3.7 第4位【SARAYA(さらや)】ハッピーエレファント
- 3.8 第3位【BONDI WASH(ボンダイウォッシュ)】
- 3.9 第2位【folia(フォーリア)】オーガニック洗剤
- 3.10 第1位【sonett(ソネット)】ナチュラルウォッシュリキッド センシティブ
- 4 オーガニック洗剤は手作りできる!
- 5 オーガニック洗剤で肌にも地球にも優しい洗濯を
オーガニック洗剤とは?
オーガニック洗剤の定義
オーガニックという言葉はだいぶ浸透してきましたが、日本ではオーガニックを認定する明確な法律などがありません。世界で見るとドイツ、フランス、オーストラリアなどでは洗剤や化粧品、食品などのオーガニック製品に厳しい基準が設けられていて、“オーガニック”と呼ぶためには相当な企業努力をしなければいけないのです。
オーガニック洗剤の明確な定義というものは決まっていませんが、国が決めたオーガニックの基準をクリアした製品はもちろん、植物由来の自然成分を原料として、環境や肌への配慮がされているものを総称して“オーガニック洗剤”と呼んでいます。
明確な定義がない分、消費者側がしっかりと知識をつけて選ばないと、オーガニックではないのにそう謳っている製品を誤って買ってしまうおそれがあるため注意しましょう。
通常の洗剤との違いは?
通常の洗剤しか使ったことがない方には、オーガニック洗剤との違いがなかなか分かりませんよね。お互いどのような特性があり、何が違うのか見てみましょう。
通常の洗剤の特徴
一般的な洗剤として私たちが購入しているものは、“合成界面活性剤”が配合されています。界面活性剤は油と水を混ぜる性質があるため、汚れを落すために欠かせない成分です。この界面活性剤の成分が石油系のものは“合成洗剤”とも呼ばれ洗浄力の高さが売りですが、肌トラブルの原因となったり環境を汚染してしまう物質でもあります。
オーガニック洗剤の特徴
オーガニック洗剤にも界面活性剤が配合されていますが、“天然海面活性剤“が使用されています。主に植物由来の成分となっていて、分解が速いので水質汚染などの心配が少なく環境にやさしいのが特徴です。
さらに植物系の成分は肌への刺激もグンと下がりますので、敏感肌の方でも使用できるメリットがあります。刺激が少ない分、合成洗剤よりは洗浄力が落ちる商品もあるのが現状です。
オーガニック洗剤を使いたくなる3つの理由
肌に優しい
合成洗剤は分解のスピードが遅いため、洗濯した衣類に残ることが多々あり、そこで皮膚への刺激になってしまいます。オーガニック洗剤は洗濯時に素早く分解されるうえ、もしも衣類に残ってしまっても低刺激なのが特徴です。そのため敏感肌の方や、肌に優しいものを使用したい方から支持を得ています。
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オーガニックの肌への低刺激は、大人よりバリア機能が弱い赤ちゃんにも使用することができ、少しの刺激でも肌トラブルを起こしてしまうアトピー肌にも使用できるほどです。オーガニックの無添加洗剤にしてから、「アトピーが落ち着いた」「肌トラブルがなくなった」という声も多いので、肌に悩みのある方は洗剤から変えてみても良いですね。
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合成界面化製剤は、ヨーロッパで1960年代に起こった水質汚染問題に大きく関わっていました。石油由来のものは自然に戻してもすぐには分解することができず、水質汚染の原因のひとつとなっています。
下水処理が進んだ現代でも、合成洗剤が引き起こしている環境問題は解決しておらず、私たち一人ひとりが環境のために何ができるのかを常に考えていかなければいけません。そのときに植物由来の洗剤を使用することで、少しでも自然の循環を乱すことがないよう配慮することができます。
オーガニック洗剤おすすめ人気ランキングTOP10!おしゃれでプレゼントにも最適
第10位【biokleen(バイオクリーン)】ランドリー洗剤
『バイオクリーン』で発売されているすべての製品は、アメリカの環境保護庁であるEPAに認定されていて、100%ナチュラルな成分で作られているので、アトピー肌の方からも支持を得ている洗剤です。
業務用としてプロの方から海外セレブも愛用するのは、オーガニック洗剤は汚れ落ちがいまいちという概念を覆した機能性で、安心安全でありながら洗剤本来の役割をしっかりと果たしてくれるからでしょう。洗濯洗剤だけでなく、食器洗剤やしつこい汚れも落とせる強力クリーナーもあるので、家中オーガニック洗剤で揃えたくなりますね。
第9位【Green Shield(グリーンシールド)】ランドリーディタージェント 無香料
アメリカの農務省にあたるUSDAの認証を受けているのが、『グリーンシールドオーガニック』です。USDAは基準が非常に厳しいことで有名で、この認証を受けた製品の信頼度はとても高くなっています。
原料となっているパームの実、ヤシの実、ラベンダーオイル、アルコールなどすべてがオーガニックの認定を受けたものを使用し、赤ちゃんやペット製品の洗濯にも安心して使用することができるのです。日本に入ってきたのは2011年ですが、次世代の洗剤として着実に知名度を上げています。
第8位【SOMALI(そまり)】洗濯用液体石けん
作り方と素材選びが品質を左右することを念頭に置き、大正13年の創業から受け継いだ技法で作られているのが『SOMALI』です。“釜焚き”という製法で職人さんが丸1日かけて作っているので、一つひとつが繊細で絶妙なバランスです。
素材は天然のものだけを使用し、生分解性と洗浄力が両立しているので手肌や環境には優しく、汚れはしっかりと落としてくれます。オーガニック洗剤は無香料のものが多いですが、こちらはオレンジオイルで香り付けがされているので、洗濯物がほんのりと優しく香るのが特徴です。
第7位【Dolci Bolle(ドルチボーレ)】ナチュラルウォッシュ
洗浄成分に“ケイ素”が配合された洗濯洗剤で、汚れをすっきりと落としてくれます。天然植物から作られていて、デリケートな肌の方、赤ちゃんにも使用できます。さらに、洗濯洗剤としてだけではなく、薄めれば食器洗剤、部屋の掃除、さらには野菜や果物を洗う際にも安心して使えるのが嬉しいポイントです。
第6位【ecover(エコベール )】ランドリーリキッド
肌テスト済みでどんな方でも安心して使用できるのが『ecover』です。蛍光増白剤、着色料、酵素が無配合となっていて、主成分は植物由来のものとなっています。洗濯物をふんわりと仕上げ、肌にも優しいのが嬉しいですね。
第5位【sodasan(ソーダサン)】洗濯用洗剤
『sodasan』はCertisysやエコサートなどの独立機関での監査を受け、確かな品質を保証しているメーカーです。洗濯洗剤には石油系の原料を一切使用せず、シリコンなども配合せずにしっかりと汚れを落とします。使用されている油脂はココナッツ油やヒマワリ油、菜種油となっていて、オーガニック品質が肌にも環境にも優しいですね。
第4位【SARAYA(さらや)】ハッピーエレファント
“ソホロ”という天然酵母が発行によって生み出す成分を洗浄力に生かした、100%非石油系洗剤なのが『SARAYA』です。席有形の合成界面活性剤は入っていませんし、漂白剤や蛍光剤も無配合なので、繊細な衣類や色柄物、生成り物などにも安心して使用でき、肌や水への心配もありません。子供からお年寄りまで、幅広い方の衣類に使用できます。
第3位【BONDI WASH(ボンダイウォッシュ)】
植物の力を最大限に生かし、その効果に敬意を払うブランドとして有名なのが『BONDI WASH』です。成分の99~100%が植物由来となっていて、特徴的なのがオーガニック認証にこだわっていないところです。
オーガニック認証を得るためには栽培方法などに厳しい規制がかかりますが、自生するありのままの植物を使用するため、あえてオーガニック認証を取らない方法が選ばれています。オーストラリア国土の40%は手つかずの自然となっているので、その自然を大切にしたナチュラルな洗濯洗剤です。
第2位【folia(フォーリア)】オーガニック洗剤
『folia』はイタリアのメーカーで、地元のオリーブオイルの主原料として洗浄できる洗剤を販売しています。エトキシ化界面活性剤や合成香料、合成着色料などは使用されておらず、ほんのり香るのはオーガニックエッセンシャルオイルです。オーガニック農法で育てたものしか使用されておらず、皮膚安全試験を受けているので安心して使用できる洗剤です。
第1位【sonett(ソネット)】ナチュラルウォッシュリキッド センシティブ
原料は植物由来の成分とミネラルのみで作られているので、圧倒的な手肌への優しさが実現されています。水にサッと溶けて分解されるので、溶け残りもありませんし水質汚染も気になりません。
オーガニック洗剤は仕上がりがごわつくという声も聞かれますが、『ソネット』はふんわり仕上がるのが特徴で、タオルなどにおすすめです。もちろん赤ちゃんの衣類にも使用でき、家族共通で使用したい商品ですね。香りは優しいラベンダーとなっています。
オーガニック洗剤は手作りできる!
オーガニック洗剤は市販のものだけでなく、手作りすることもできます。安全な材料でシンプルなステップで作ることができるので、より安心して使える洗剤となります。材料さえ用意しておけば欲しいときに欲しい量を作ることができるので、覚えておいて損はありませんよ。
用意するもの
【道具】
- 洗面器やバケツ
- おろし金
- ランドリーボトル(保管用の容器)
【材料】
- 水2500ml
- 炭酸ソーダ200 ml
- オーガニックの天然固形石鹸200g
- 重曹100g
- 天然塩100g
- エッセンシャルオイル30滴程度(お好みで)
作り方
- 水を火にかけるなどしてお湯にする
- お湯を作っている間に、固形石鹸をおろし金で細かく削っておく
- 石鹸が細かくなったらバケツになどの容器に入れ、お湯と合わせてしっかり溶かす
- そこへ炭酸ソーダと重曹を加え、最後に塩を混ぜ合わせ、ダマがないようよく溶かす
- 混ぜ合わさったらしばらく置いて冷まし、香りが欲しい場合は好みのエッセンシャルオイルを加えて再度混ぜ合わせる
- ランドリーボトルに移し替えて完成
オーガニック洗剤を作るためには、必ず材料も無添加のものを使用するようにしてください。たったこれだけの材料でも、重曹の殺菌効果や炭酸ソーダの洗浄力、塩の消臭や色落ち防止効果などでしっかりと洗剤としての役目を果たしてくれます。
オーガニック洗剤で肌にも地球にも優しい洗濯を
オーガニック洗剤には余分な成分が入っておらず、植物などの天然成分が主原料となっています。そのため、肌に低刺激で赤ちゃんにも使用でき、環境をいたわることも可能です。オーガニック洗剤の種類は少しずつ増えていますので、今回ご紹介したランキングを参考に、ぜひお気に入りの商品をみつけて、優しい洗濯をしてみてください。