学校に通っているお子さんがいる家庭では、週に数回は体育の授業やクラブ活動などで必ず体操服を使用し、また学校によっては体操服で通学しなければいけない場合もあります。子供は活発に動くため服がいつも汚れて、洗う頻度はきっと多くなってしまうでしょう。今回は汚れやすい体操服の洗濯方法をご紹介します。
目次
体操服ってどんな素材?
体操服の主流となっている素材は「綿」です。綿は肌触りが良く、摩擦にも強い素材で、水やアルカリにも強いため、汗をかいても着心地が損なわれません。
最近では、デザインだけではなく夏場の日差し対策を考慮してUVカット加工がされている体操服も出てきており、機能性に優れたものが増えてます。
素材によって適した洗い方があります。体操服についている洗濯表示を確認して、適切な手順で洗濯しましょう。
綿素材の種類|特徴・メリット・デメリットを知って正しく生活に取り入れよう 新しい洗濯表示(洗濯マーク)を確認して正しくお洗濯!変更のポイント・一覧・見方を解説体操服の洗濯方法
体操服は家庭の洗濯機で洗えますが、出来ることならしっかり汚れを落としたいものです。体操服をより綺麗に洗える方法をご紹介していきます。
洗濯する前に
先程説明したように体操服の素材によって適した洗い方はありますが、どの素材にも共通するポイントは、事前に砂・ほこり・泥などを叩いて落としておくということです。
つけ置き洗い
普段使っている洗剤を使用して、30〜60℃程度のぬるま湯に、1~2時間つけ置きします。こうすることで、効果的に汚れを落とすことができます。
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汚れが目立つ部分は、専用ブラシや直塗りできる洗剤などを使って、こすり洗いやもみ洗いをすることが重要です。
洗濯ネット
体操服の上着などはチャックのついたものが多くあります。チャックの付いたものはチャックをしっかりと閉めた状態で洗濯ネットに入れ、洗濯しましょう。少し手を加えることで、他の洗濯物に引っかかったり、チャックを傷つけてしまったりすることを防いでくれます。
また摩擦で毛玉が出来てしまうこともあるので、チャックがない場合でも、洗濯機で洗濯をするときは洗濯ネットを使用しましょう。
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体操服に付いた泥汚れは、水でもみ洗いしたり漂白剤を使用したりしても落ちてはくれません。そんな泥汚れは、どのように落とせば良いのでしょうか。
泥汚れを洗濯するときの注意点
泥汚れは不溶性の汚れです。泥で汚れた体操服を水に浸けてしまうと、繊維の奥まで泥汚れが入り込み、かえって汚れが落ちにくくなるため要注意です。
また、泥汚れを洗濯するときに液体洗剤や漂白剤を使うのは、あまり有効ではありません。泥汚れは、泥や砂などの「固体」の汚れが服の繊維の隙間に入り込んでしまった状態のことをいいます。
液体洗剤や漂白剤は繊維の中に染み込んだ汚れを落とす製品であり、泥汚れを落とす効果はありません。泥や砂などの固体によってできた泥汚れと、油などの液体によってできた汚れは、別物なのです。
泥汚れの落とし方を知って靴や衣類をきれいに!おすすめグッズ6選はこちら黄ばみの落とし方
黄ばみは、普段の洗濯で落としきれなかったタンパク質汚れが蓄積され、時間の経過とともに空気中の酸素とタンパク質が反応し、酸化することで発生します。
人間の汗や皮脂などから出たタンパク質汚れが繊維の中に入り込み、なかなか落ちにくい汚れとなってしまいます。
では、そんな頑固な黄ばみを落とす方法をご紹介します。
自宅の洗濯では落とせない体操服の汚れはプロに任せよう
汚れが酷く、どうしても家庭では落ちない場合は、クリーニング店に任せるのも良いでしょう。クリーニングの相場は400〜600円程度ですが、汚れの度合いなどによって、金額や期間は左右します。
なお、シミ抜き専門店に依頼すると通常のクリーニングの金額よりも高くなってしまうので、気をつけてくださいね。
体操服を正しく洗濯していつも綺麗な状態に!
お子さんの体操服は、いつも綺麗な状態で保ちたいものです。繊維の奥まで入り込んだ泥汚れや黄ばみは、普通に洗濯するだけでは落ちないものの、一手間を加えることでしっかり綺麗になりますよ。今回ご紹介した方法で、しっかり汚れを落としましょう。
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