洗濯ネットは、洗濯する際の欠かせないアイテムのひとつです。100円均一やホームセンターなどでたくさんの種類が販売されています。今回は、いまさら聞けない洗濯ネットの使い方をご紹介します。洗濯ネットの役割や種類、注意点など明日からの洗濯に役立つ情報が盛りだくさんです。
目次
洗濯ネットの役割
洗濯ネットには、大切な洗濯物を守るという役割があります。
- 洗濯機の中で衣類同士が絡まり、引っ張り合うのを防ぐ
- 衣類に付いている飾りやボタンを守る
- 衣類の型崩れを防止する
- 糸くずやホコリといったゴミの付着を防ぐ
- 色移りを防ぐ
など、大切な衣類をずっと着たいときには、大変便利なアイテムなのです。その洗濯ネットにはさまざまな種類や使用上の注意点があるので、詳しくみていきましょう。
洗濯ネットの種類
ここでは、洗濯ネットの種類を紹介します。種類によって特徴があるので、用途に合った洗濯ネットを選びましょう。
目の粗いネット
目の粗いネットは、目の細かいネットに比べてしっかり汚れを落とすことができ、衣類の絡まりや破れのを防ぎます。
- おすすめの素材
汚れをしっかり落としたいもの、型崩れやシワを防ぎたいもの、シャツなど
目の細かいネット
目の細かいネットは、糸くずや毛玉を防ぐ効果が高くなります。しかし目が細かい分、水も通りにくくなってしまうため、洗浄力も落ちてしまいます。
- おすすめの素材
装飾のついた衣類、洗濯による傷み、型崩れから守りたいもの、デリケートな衣類、濃い色の服で糸くずなどのゴミがついたら困るもの、ストッキングなど
ブラジャー専用ネット
ブラジャーを洗濯する際に使用する洗濯ネットです。ワイヤーやカップの変形、ホックが他の衣類と絡まってしまうのを防ぎます。
ブラジャー用洗濯ネットおすすめ10選!種類・選び方・入れ方・洗い方も立体的なネット
筒状などの立体的な洗濯ネットは、洗濯中に洗濯ネットの中で衣類が動きやすいため、汚れが落ちやすくなります。
大物用ネット
他の洗濯ネットと比べて大きいサイズのものは、タオルケットや毛布を洗うときに便利です。クッションやぬいぐるみにも適しています。
ハンガー型ネット
衣類を固定して洗う時に使用します。衣類の縮み、型崩れを防止します。
洗濯ネットの使い方!バスタオルやズボン、シャツを洗おう
洗濯ネットは、タオルや衣類など洗うものに合わせて使用することが大切。そうすることによって、型崩れや毛玉、ほつれなどを予防できます。使用時の注意点も解説しますので、ぜひ参考にしてください。
洗濯ネットでバスタオルを洗おう
バスタオルも洗濯ネットに入れた方がいいものの一つです。衣類と一緒に洗濯する場合には、バスタオルは洗濯ネットに入れて洗うようにしましょう。
洗濯ネットに入れることで、タオルの繊維崩れを防ぐことができ、毛玉が付きにくくなります。
タオルをふわふわに復活させよう!洗い方・干し方・収納方法をご紹介 バスタオルを早く乾かす干し方!3つのポイントとおすすめアイテム6選洗濯ネットでシャツを洗おう
洗濯ネットでシャツやTシャツを洗う手順は、以下の通りです。
- シャツの大きさに合うネットを選んだら、シャツの袖を前で交差するように畳みます。袖口が汚れている場合には、内側が見えるように畳みます。襟は立てておきましょう。
- 畳んだ状態を崩さないように、洗濯ネットに入れます。
洗濯ネットでズボンを洗おう
ズボンを洗う際にも洗濯ネットを使用しましょう。そのまま洗濯機に入れて洗ってしまうと、ズボンの裾が他の衣類と絡まってしまい型崩れをおこしてしまいます。ズボンは3~4つ折りにして、洗濯ネットに入れるようにします。
ファスナーやボタン、ホックは予め閉じておき、刺繍がある場合や色あせを防ぎたい時は裏返してから折りたたみ、洗濯ネットに入れてください。
また、色の濃いズボンは色落ち、色移りの心配もあることから単独で洗うようにしてくださいね。
洗濯ネットの衣類を入れる時の注意点
シミは抜いておく
洗濯ネットに入れる前、目立った汚れは手洗いで落としておきましょう。洗濯機は全体的な汚れを落とすのに優れていますが、ピンポイントの汚れに対しては手洗いがおすすめです。
原液を塗ってもOK
シャツの襟や袖口の汚れが気になる場合には、洗濯ネットに入れる前に洗濯用液体洗剤の原液を直接塗りましょう。そうすることで、服のシワを予防しつつ、しっかり汚れを落とすことができます。
ホックやファスナーは留める
衣類にホックやファスナーが付いているものは、必ず留めてから洗濯ネットに入れるようにしましょう。留めずに入れてしまうと、洗濯ネットや衣類に引っ掛かり、衣類に傷がついたりホックが壊れる原因にもなります。
洗濯ネットに入れるときのポイント
洗濯ネットはとても便利なアイテムですが、使い方次第では効果が弱まってしまうこともあります。ここでは、洗濯ネットの効果を発揮するために、衣類の入れ方のポイントを解説します。
洗濯ネットに入れるものを選ぼう
洗濯ネットを使用する衣類には次のようなものがあります。
- 衣類についてある洗濯表示のタグに「ネット使用」と記載されている衣類
- スパンコールやラインストーンといったボタンなどの飾りのついた衣類
- セーターやニットといった型崩れしやすい衣類
- ブラジャーなど、ホックの付いた衣類
- ストッキングなど、からまりやすい衣類
- ゴミが付きやすい素材の衣類
- 優しく洗いたい、デリケートな衣類
洗濯ネット1枚に衣類1着で単独洗いが基本
洗濯ネット1枚に対して、衣類1着が原則です。
1枚の洗濯ネットの中に、複数の衣類を入れて洗濯すると、汚れが落ちにくくなったり、洗濯ネットの中で衣類同士が擦れて生地が傷んでしまうことがあります。面倒に感じても、洗濯ネット1枚につき衣類1着を徹底させましょう。
装飾のついたものは裏返してネットに入れる
スパンコールやライトストーンなどの装飾が付いている衣類は、洗濯ネットに入れる際必ず裏返して入れるようにしましょう。
これは、洗濯によって生まれる摩擦をできるだけ軽減するためです。また、裏返して洗うことで衣類の色あせを防ぐことにもつながります。
洗濯ネットの大きさと衣類の大きさを合わせる
小さい衣類には小さい洗濯ネットを、大きい衣類には大きい洗濯ネットを使用するようにしましょう。小さい衣類を大きい洗濯ネットに入れた場合、洗濯するとネットの中で拭くが動いてしまい、シワが付きやすくなります。
衣類を洗濯ネットに入れた時、なるべく動かないピッタリサイズになるようにしましょう。
衣類は畳んでネットに入れる
衣類を洗濯ネットに入れる際には、ネットの大きさに合わせて畳んで入れます。そうすることで、衣類のシワや型くずれを防ぐことができます。
洗濯ネットを使用するデメリット
洗濯ネットは、バスタオルや衣類などを洗うのにとても便利ですが、いくつか気を付けたいデメリットがあります。デメリットを理解した上で、正しく洗濯ネットを使いましょう。
洗浄力が弱くなる
洗濯ネットに入れると、通常よりも洗浄力が落ちてしまい、すすぎも悪くなります。その場合には、部分手洗いをしたり、気になる部分に直接洗濯洗剤を塗るなど工夫するようにしてみましょう。
また、なんでもかんでも洗濯ネットに入れるのではなく、必要に応じて洗濯ネットを使用するようにしましょう。
洗濯ネット1枚に衣類1着しか入れることができない
大きめの衣類なら、洗濯ネット1枚に衣類1着と言われても特に疑問に思いませんが、ストッキング1枚に洗濯ネット1枚と言われると、もっと入れることができないのか、と思いませんか。
しかし、基本は洗濯ネット1枚に衣類1着です。洗濯ネットに副数枚入れても問題はないのですが、洗濯ネットに入れることで洗浄力が弱くなり、さらに汚れが落ちにくくなります。
洗濯ネットは乾燥機で使用するのはNG!
洗濯ネットは洗濯機に使用するものです。洗濯ネットに入れたままの状態で乾燥機に入れることはやめた方がいいでしょう。
洗濯ネットに入れたまま乾燥機に入れると、乾燥状態にムラができたり、シワの原因にもなってしまいます。
ですので、洗濯後に乾燥機を使用する際には、必ず洗濯ネットから洗濯物を取り出して、乾燥機にかけるようにしましょう。
洗濯ネットを使ってバスタオルや衣類を洗おう
洗濯ネットは、バスタオルや衣類を洗濯のダメージから守る大切なものです。型崩れや毛玉、ほつれ、色移りを防ぎつつ、洗濯をすることができます。
最初は面倒に感じるかもしれませんが、衣類にとっても嬉しいことばかりですので、ぜひ一度洗濯ネットを使って洗濯してみてくださいね。
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