今は自宅でセルフネイルを手軽に楽しんでいる人は多いですよね。しかし、ネイルタイム中カーペットやラグに「マニキュアを垂らしてしまった!」といったトラブルが発生することも…。今回は、そんなときに役立つ”ご家庭にあるものでキレイに落とす簡単な方法”を分かりやすくお伝えします。
目次
カーペット・絨毯にこぼしてしまったマニキュアを落とす手順
ネイル中、カーペットやラグにマニキュアをうっかりこぼしてしまったら『どうしよう…』と慌ててしまいますよね。ですが、カーペットやラグにマニキュアが付いてしまっても、キレイに落とす方法はあるので心配はいりません。
もしカーペットやラグにマニキュアが付いてしまったら、まずは以下の手順で汚れ落としを行ってみてください。
こぼしたばかりのマニキュアはすぐにスプーンやヘラなどを使ってすくい取れば、カーペットやラグに液が染み込んでいくのを最小限に防ぐことができます。すくい取れる部分はすくい取ってから、汚れ落としの処理をしましょう。
汚れ落としの際は除光液や中性洗剤などを使うため、処理をしたときの汚れが床に移る可能性もあります。汚れが床に移ることを防ぐためにも、不要なタオルを敷いてから除去作業に移ってください。
その後、除光液や中性洗剤で作った液を使って汚れを落としていきます。汚れが取れたら水拭きをしますが、水よりもぬるま湯を使ったほうが除光液特有の臭いを除去しやすいのでぬるま湯を使いましょう。
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カーペット・絨毯にこぼしてしまったマニキュアの落とし方!4つのポイント
カーペットのマニキュアをよりキレイに落とすには、いくつかポイントを押さえて作業をしなくてはいけません。
そのポイントは4つ。ここでは、カーペットやラグにこぼしてしまったマニキュアを落とすときのポイントを見ていきましょう。
時間を置かず『とにかくすぐに拭き取る』
マニキュアをこぼしてしまったら、とにかくすぐに優しく拭き取ってください。5分、10分と時間を置いてしまうと、どんどんマニキュア成分がカーペットに浸透してしまい、繊維に絡みつき汚れがかなり取れにくくなってしまいます。
何も処置をしないと最終的には固まってしまうことも…。あまり時間がない場合でも、放置はせずすぐに拭き取りましょう。
こすらずに拭き取って落とす
マニキュアをこぼすと『やっちゃった!』という気分になり、力ずくで掃除したくなってしまいそうですが、まずは落ち着きましょう。
こすってしまうとカーペット下部にまでマニキュア成分を吸着させることになりますので、除光液をつけた雑巾にポンポンと染み込ませるように優しく拭き取ってください。
また、除光液を直接カーペットやラグにかけてしまうと、生地を傷めるおそれがあります。除光液を使用するときは、必ず布やタオルに敷いてから使いしょう。
ごしごし厳禁!染み込んだ部分は『叩くように拭く』
カーペットやラグの表面についたマニキュアを除光液で吸い取った後は、染み込んでしまった部分の対応をしましょう。マニキュア成分を取り除かないと、色素沈着してしまい汚れが目立つどころか取れなくなってしまいます。
『ごしごし』ではなく、叩くように拭きとるのがポイントです。そうすることで、まだカーペットに浸透していないマニキュアが布に吸収されていきます。
糸くずが出ないような雑巾を使って拭く
手早く拭きたいがために、どこの家庭にもあるキッチンペーパーやティッシュで拭いてしまいがちですが、これらは繊維が残りやすいのでマニキュア汚れの場合は厳禁です。糸くずが出ない清潔な雑巾を使いましょう。
カーペット・絨毯にこぼしたマニキュアを除光液で落としても大丈夫?
カーペットやラグにこぼしたマニキュアを一刻も早く落としたいからといって、すぐに除光液を使って落とそうとするのはちょっと待ってください。
実は、カーペットやラグによっては除光液に含まれるアセトンで色素が抜けてしまい、処理をした部分だけ色落ちしてしまうおそれがあります。
カーペットやラグにこぼしたマニキュアはできるだけ早く処理しなくてはいけませんが、目立たないところで色落ちしないかを試してから処理しましょう。家具の下に隠れる部分や、カーペットの角の裏側部分が目立ちにくいのでおすすめです。
色落ちチェックをするときは、綿棒に除光液をつけて目立たない部分に塗布し、1~2分ほど待ちます。時間が経って色落ちしてなければ除光液を使ってOK。色落ちしてしまった場合はアセトンフリーの除光液を試し、それでもダメならプロに任せた方が良いでしょう。
カーペット・絨毯のマニキュア汚れを落とすにはやっぱり除光液しかない?
タイミングが悪く、おうちの除光液がカラになっていることもあるでしょう。もし除光液を切らしている場合は、ベンジンでも代替できます。ベンジンを使うときは歯ブラシにつけてマニキュアを叩き、最後にぬるま湯につけた清潔な雑巾で拭き取ればOKです。または、白い布にベンジンを染み込ませてマニキュアに押しつけ、マニキュアを布に移すイメージで拭き取る方法もあります。
最近は、速乾タイプのマニキュアも多いので、数十秒で固まってしまう場合もあるかもしれません。もし、そうなってしまったとしても諦めないでください。酸素系漂白剤を含ませたタオルを汚れた部分にかぶせて、30分放置する方法でキレイにできます。
カーペット・絨毯のマニキュアをキレイに取り除きやすいおすすめグッズ
カーペットにこぼしたマニキュアを掃除するときには、「除光液」「中性洗剤」「酸素系漂白剤」「クロス(布)」などのグッズを使用します。ここでは、それぞれのおすすめグッズをご紹介します。
除光液
まずは、おすすめの除光液をご紹介します。
【資生堂】 資生堂エナメルリムーバー 200mL
『資生堂』の“エナメルリムーバー”はアセトン入りの除光液です。天然のうるおい成分も配合しています。マニキュアを落とす力が強く、除光液特有のツンとした臭いが少ないのでおすすめです。
【カネボウ化粧品】ケイト ネイルカラーリムーバーN
『カネボウ化粧品』の“ケイト ネイルカラーリムーバーN”は、ラメやパールなどが入ったネイルも落としやすい除光液です。
230mlも入っているので、長く使えるでしょう。
中性洗剤
洗剤には性質があり、大きく「酸性」「中性」「アルカリ性」の3つに分類できます。パッケージにも分類が記載されており中性洗剤であるか見分けることができるため、キッチンやお風呂にある洗剤のパッケージの裏を見てみましょう。
中性洗剤はマニキュア汚れにも効果的なので、ぜひ使用してみてください。
中性洗剤おすすめ10選と特性を徹底分析!洗えるのはおしゃれ着だけではない?【P&G】ジョイ ミラクルクリーン 泡スプレー
『P&G』の“ジョイ ミラクルクリーン 泡スプレー”は、スプレーをするだけで汚れを自動で分解してくれます。マニキュアの頑固な汚れも、しっかり浮かせてくれるのが特徴。
2種類の泡を選んで使える便利な機能もあります。広がる泡と細い泡をノズルの開閉だけで切り替えられるので、マニキュア汚れの範囲に合わせて使い分けが可能です。
【ウタマロ】ウタマロ クリーナー
“ウタマロクリーナー”は、油汚れや水垢、手垢などにマルチに使える中性洗剤です。
マニキュア汚れにも効果的で、生地と環境に優しく汚れを落とすことができます。
さわやかなグリーンハーブの香りで、すっきりとした気分で使用できるのも嬉しいポイントです。
酸素系漂白剤
最近は、速乾タイプのマニキュアも多いので、数十秒で固まってしまう場合もあるかもしれません。そのようなときは、酸素系漂白剤を含ませたタオルを汚れた部分にかぶせて、30分放置してみましょう。ここでは、おすすめの酸素系漂白剤をご紹介します。
【2024年最新】漂白剤おすすめ人気ランキングTOP10!種類別の効果・使い方・注意点も【紀陽除虫菊】OXI WASH(オキシウォッシュ)酸素系漂白剤
『紀陽除虫菊』の“OXI WASH(オキシウォッシュ)酸素系漂白剤”は、粉末タイプの酸素系漂白剤です。洗浄力が強く、衣類の汚れやナイロンカーペットの汚れに使用できます。また、除菌・消臭効果を期待できるのも魅力です。
【地の塩社】酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)
こちらは、過炭酸ナトリウム100%の酸素系漂白剤です。
衣類の漂白や除菌、消臭などのほか、カーペットについたマニキュアの染み抜きにも使用できます。
粉末状なので、使いたい部分だけ取り出して使えるのも便利なポイントです。
クロス
こぼしたマニキュアを落とすときには、繊維が残りにくいクロスを使うのがおすすめです。
【2024年最新】掃除に活躍するマイクロファイバークロスおすすめ人気15選!特徴と選び方もご紹介【TEIJIN】あっちこっちふきん
『TEIJIN』の“あっちこっちふきん”は、超極細繊維で作られたクロスです。洗剤を使わなくても掃除できるので、プロも愛用しています。吸水力も高いので、仕上げに水分をふき取るときも重宝するでしょう。
【LEC】激落ちマイクロぞうきん2枚入
『LEC』の“激落ちマイクロぞうきん”は、立体構造で汚れをしっかり取り込んでくれる超極細繊維のクロスです。洗濯機でも洗えるぐらいしっかりとしたつくりなので経済的。2枚入りのため、乾拭き用と水拭き用とで使い分けることもできます。
過酸化水素水
除光液を切らしているとき、または除光液を使いたくないときは過酸化水素水でも代用できます。
【大洋製薬】A ベンジン 500ml
『大洋製薬』の“A ベンジン 500ml”は、襟汚れ、袖汚れに使える過酸化水素水です。油性マジック落としやシール剥がしにも使用可能です。
【昭和製薬】オキシドール 500mL
『昭和製薬』の“オキシドール 500mL”は、過酸化水素を2.5~3.5%配合しているものです。傷の消毒や洗浄に使うのが主ですが、漂白効果を期待できるのでカーペットやラグにこぼしたマニキュアを落とす除光液の代用としても使えます。
カーペット・絨毯の時間がたったマニキュア汚れは落とせる?
カーペットやラグにマニキュアをこぼしてしまったことにに気づかず、マニキュアが乾いてしまうこともあるでしょう。そんなときは以下の手順でマニキュア除去を行ってみてください。
STEP.1の乾いたマニキュアを剥がす作業が重要です。できるだけ多く剥がせるように、念入りに作業をしましょう。
スプーンやヘラ、定規を使っても剥がせない場合は、ナイフやハサミを使って表面を切り落とす方法もあります。この方法はカーペットやラグを多少なりとも傷めてしまうため、最終手段として行うようにしてください。
材質によってはコインランドリーに出せるものも!
ニトリやイオンのカーペットは、お家で丸洗いできるシリーズもあります。もしそれに該当するカーペットなら、一連の手順で対処しても汚れが落ちない場合は洗濯機で洗ってみましょう。
洗濯機の容量が小さい家庭の場合は、コインランドリーで洗ってみましょう。水よりもお湯のほうが洗浄力が高くなり効果も期待できるので、『お湯で洗えるコインランドリー』があればそちらを活用してみてください。
プロのクリーニングでふかふかで新品のような手触りに
自分で落としきれなかった場合は近所のクリーニング屋さんか、専門のハウスクリーニングに出しましょう。
白洋舎
有名な白洋舎での1畳あたりの価格は以下の通りです。送料が5,500円かかりますのでお近くにない方にはおすすめできませんが、白洋舎が持ち込める方にはトライしやすい価格帯になっています。
- ウィルトン系 1,300円~
- シャギー系 3,000円~
- 手織りの高級系 4,200円~
おそうじ本舗
ハウスクリーニングで有名なおそうじ本舗は以下の通りです。汚れを落とす専門業者なのでカーペットの材質やそれぞれの汚れの質に合う洗剤を使用してくれるので、プロに任せるのもおすすめです。
-
- 1畳あたり 1,200円~
カーペット・絨毯にこぼしてしまったマニキュアをしっかり落とそう!
マニキュアの汚れは、水垢やカビなど日常の汚れと違います。マニキュアはごしごしと拭いても落ちない物質のため、繊維に浸透する前にいかに拭き取れるかが勝負です。
「買い替えようか…」なんてことが頭によぎると思いますが”汚したらすぐに、こすらず叩くように拭き取る”ことを心がければキレイになる可能性はあるので諦めないでください。
また、除光液を長時間使用しているとシンナー臭がお部屋に充満してしまいますので、汚れを落とすのに必死でも、窓を開けるなど換気は忘れずに行ってくださいね。カーペットやラグにマニキュアをこぼしてしまったときは、今回ご紹介した方法を思い出して試してみましょう。
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