服や靴についた頑固な泥汚れ、なかなか落ちずに困った経験はありませんか?お子さんがいる家庭だと、公園から帰ってきたら靴や服が泥だらけに…ということもありますよね。落ちにくい泥汚れは、どのようにして落としたら良いのでしょうか?今回は、そんな泥汚れの落とし方についてご紹介します。
目次
泥汚れはなぜ落ちにくい?
泥は、衣類に付着すると繊維の奥の奥まで入り込んでしまうため、いつも通りに洗濯しても、汚れを落とすことがむずかしくなってしまいます。汚れは、水に溶けやすく洗剤で落とすことができるものもありますが、泥は水に溶けないため、衣類や靴についてしまうと普通に洗濯するだけでは落とすことができません。
頑固な泥汚れを落とすには?
泥汚れをしっかりと落とすには、いくつかポイントがあります。ご紹介するポイントを押さえて、衣類をきれいにしていきましょう。
乾かしてから泥をはたいて落とす
泥汚れが衣類についてしまった場合は、泥をしっかりと乾かし、はたき落とすことが大切です。もし衣類が水で濡れている場合は、ドライヤーなどで衣類を乾かしながら泥汚れを落としましょう。
なお、衣類を水につけると水流の力で泥が繊維の奥に入ってしまうので、うっかり水で流さないよう注意してください。泥の粒子は小さく、奥まで入ってしまうと超音波洗浄などを使わないと落ちないこともありますよ。
洗剤につけ置きする
泥汚れは、泥を乾かしてはたいた後、さらに洗剤を溶かした水でつけ置き洗いすることで、沈着した汚れを落とすことができます。また、衣類が乾いた状態の場合は、汚れた部分に液体洗剤を直接付けてから洗うことで、泥が繊維の奥に入り込むのを防ぐことができます。
なお、その後洗濯機に洗剤を投入する際は、本来の投入量から泥汚れに付けた量を差し引いておけば、洗剤を入れすぎることがなくなりおすすめですよ。
洗濯機で洗う
泥汚れがついてしまった衣類は、洗濯機で洗うことができます。またその際は、泥汚れが付いた衣類を洗濯槽の一番下に入れ、他の衣類と一緒に洗いましょう。
予洗い|洗濯機に入れる前の一手間で汚れと臭いを残さない!泥汚れを落としやすくするアイテム6選
通常の洗濯で落とすことができなかった泥汚れは、どんなアイテムを使うと良いのでしょうか?今回は、泥汚れを落としやすくするアイテム6選をご紹介します。
セスキ炭酸ソーダ
セスキ炭酸ソーダは、重曹と炭酸を1:1で配合して固めたもので、とても水に溶けやすいのが特徴です。油汚れや浴室の水垢などもきれいに落としてくれるため、住宅用の洗剤としてとても馴染みのあるセスキ炭酸ソーダですが、泥汚れを落とすアイテムとしても、非常に役立ちます。
セスキ炭酸ソーダを泥汚れに使うときは、セスキ炭酸ソーダを溶かした水でつけ置き洗いをした後に、石鹸などでこすり洗いをすることをおすすめします。また、石鹸でこすり洗いをするときは、洗濯板を使うと摩擦できれいに泥の粒子を落とすことができます。
セスキ炭酸ソーダ・セスキを使った洗濯方法│効果・注意点も知ってナチュラルクリーニングデビュー!オキシクリーン
オキシクリーンは、酸素系漂白剤と石鹸がひとつになった洗濯用洗剤です。酸素系漂白剤が入っているため、衣類が泥で汚れてしまっても、もとの白さに戻してくれます。またスニーカーなど、靴の汚れを落とすのにも向いており、つけ置き洗いもできるため、なかなか落ちない泥汚れは、一度オキシクリーンで漂白した上で、洗濯することをおすすめします。
オキシクリーンを使った汚れ別の洗濯方法とポイント!SNSで話題のその洗浄力とは!?重曹
重曹は、掃除アイテムの中でも刺激が少なく、安心して使うことのできる商品です。重曹を使って泥汚れを落とす場合も、まずは泥を乾かし、はたき落としましょう。
その後は重曹を溶かしたぬるま湯で手洗いをして、洗濯洗剤を汚れた部分に付けてから洗濯してください。重曹はぬるま湯に溶けやすい性質があるため、洗濯する際は水ではなくぬるま湯を使うことをおすすめします。
ウタマロ石鹸
黄ばみやシミなど、色々な汚れを落としてくれるの万能なウタマロ石鹸は、泥汚れにも非常に効果的です。使い方はとても簡単で、ウタマロ石鹸を泡立て、泥汚れの部分に直接塗りこんでいくだけです。またその後は、手洗いと洗濯機、どちらの方法で洗っても結構です。
ウタマロ石鹸で頑固な衣類汚れもきれいに!人気の秘密と使い方から注意点まで大調査ブルースティック
ブルースティックを汚れの酷い部分に直接塗ると、汚れがきれいに落ちていきます。ブルースティックで洗濯を行う場合は、つけ置きをしてから洗濯機で通常通り洗濯しましょう。また泥汚れの他にも、黒ずみや黄ばみ、シミなどにも有効で、運動靴の洗濯にも使うことができるため、持っておくととても便利です。
ブルースティックはごく限られた場所でしか販売されておらず、ほとんど見かけることがありませんが、インターネットで販売しているため、一度使ってみてはいかがでしょうか?
泥スッキリ515
リンが入っておらず肌にとても優しい洗濯洗剤の「泥スッキリ515」は、もみ洗いで落ちなかった泥汚れをきれいに落とすことができます。少量の洗剤で十分に汚れを落とせるため、環境にも優しいのが特徴です。
手洗いでも洗濯機洗いでも結構ですが、時間がないときは汚れを軽くブラッシングし落としてから洗濯機に「泥スッキリ515」を入れて洗濯すれば、頑固な泥汚れもきれいに落とすことができます。もみ洗いすると水が真っ黒になるほど汚れが落ちるため、洗濯が楽しくなりそうですね。
泥汚れは靴も服も落とし方は一緒?
「靴に酷い泥汚れがついてしまった…」「子供がいつも靴を泥だらけにして帰ってきて困っている…」など、遊び盛りのお子さんがいる家庭は、そんな悩みを抱えているのではないでしょうか?簡単に洗濯することのできる洋服と違い、靴はなかなか洗濯することができません。そこで今回は、衣類と靴に付いた泥汚れの、落とし方の違いについてご紹介します。
衣類についた泥汚れの落とし方
自宅に洗濯用洗剤しかない場合は、以下の洗濯方法がおすすめです。
泥汚れは時間が経つにつれて落ちにくくなり、色の薄い衣類は特に汚れが目立ちやすいためため、気づいた段階で早急に対処しましょう。また、こすり洗いをしてしまうと泥汚れは落ちにくくなってしまいます。
靴についた泥汚れの落とし方
洋服についた泥汚れは、通常の洗濯にひと手間加えることで落とすことができますが、靴は洗濯機で洗濯することができないため、別の方法で泥汚れを落とさなくてはいけません。泥汚れが付いた靴は、以下の方法で落としていきましょう。
服についた酷い泥汚れがどうしても落ちない場合は?
どうしても落ちない泥汚れは、お気に入りの衣類にダメージを与えないためにも自宅で無理に落とそうとするのはやめましょう。そのような場合は、クリーニングの専門店などにもっていき、プロに依頼することをおすすめします。
野球ユニフォームの洗濯方法!泥汚れに強いおすすめ洗剤10選も泥汚れは、正しい方法で落とせばきれいになる!
今まで、洗濯しても泥汚れがなかなか取れず、困っていた方も多いのではないでしょうか?しかし正しい方法で洗えば、落ちにくい泥汚れもきれいに落とせることがわかりました。これからは泥汚れを正しい方法ですばやく落とし、お気に入りの衣類をきれいに保ちましょう。