小さいショーツなどは収納が難しく、引き出しを開けたらごちゃごちゃの下着……なんてことになっていませんか?ショーツ、ブラジャー、タンクトップやキャミソールなど、下着にはそれぞれ適したたたみ方や収納方法があります。今回は基本の下着収納方法と、収納アイテムをご紹介します。
目次
【種類別】下着・ランジェリーのたたみ方の基本
下着をきれいに整理整頓するためには、たたみ方を知ることが重要です。それぞれにあったたたみ方がありますので、まずはそれをしっかりと覚えましょう。
ショーツのたたみ方
フルバックショーツ編
狭いスペースに収納するときに便利なコンパクトなたたみ方です。
このたたみ方はコンパクトで崩れにくいですが、物によってはウエストのゴムが伸びてしまう恐れもありますので注意してください。ゴムの伸びが心配な場合は次のたたみ方を試してみてください。
このたたみ方は簡単ですしショーツをいためることもありませんが、崩れやすいので丁寧に扱いましょう。
Tバック編
Tバックはフルバックのショーツよりさらに面積が少なくなるので、きれいにたたむにはコツのいるたたみ方となります。
フルバックのように、ウエストの部分にクロッチを折り込もうとしてもうまくいかないので、折りたたむだけでいいでしょう。安定感はあまりありませんが、しっかりとまとまるようにたたむのがポイントです。
ブラジャーのたたみ方
ワイヤー入りは極力たたまない
ブラジャーにはワイヤー入りのものが多くありますが、そのタイプは真ん中から折りたたむことは避けた方が無難です。バストを支えるために入っているワイヤーは、ブラジャーをたたむことによって歪んでしまう可能性があります。
ワイヤーが歪むと正しくバストを支えることができなくなってしまい、バストに負担がかかってしまうこともあります。ワイヤーが入っているブラジャーをお持ちなら、二つに折りにしてたたむのではなく、なるべく原形をとどめたまま収納するようにしましょう。
パット入りブラ編
パットを入れたまま収納する場合は、下記のたたみ方がおすすめです。
パットなしブラ編
パットなしのブラジャーは基本的に折りたたみやすいので、1番コンパクトになるたたみ方をご紹介します。
キャミソールやタンクトップのたたみ方
キャミソールやタンクトップは柔らかい素材でできているものが多く、雑なたたみ方をしてしまうと変な跡がついてしまいます。機能性やファッション性に合わせて種類が豊富にありますが、それぞれにあわせたたたみ方をマスターすれば収納しやすい形状にすることができます。
たたみ方のポイントとしては、キャミソールやタンクトップが長方形になるようにして折りたたむことです。
下着・ランジェリーのおすすめ収納術・しまい方
下着を収納するときにまず気をつけたいのが、しっかりと種類ごとに分け、それぞれにあわせた収納をすることです。それを意識するだけで、整理整頓することができます。また、サイズなどにも気を遣って分類すればよりきれいに収納できます。
立てて収納
下着収納の基本は、立てて収納することです。クローゼットやボックスで収納する際に、コンパクトにたたんでから立てて収納すればより多くの下着を収納することができます。少ない収納スペースでも、上手に活用できる収納方法です。また立てて収納することで、一目で下着の種類や枚数が把握できます。
お気に入りのものを見つけやすくなりますし、同じようなデザインが偏ってしまっていることなどに気がつけます。そうすることで次に買うべき下着も把握できますし、いらない下着を見極めることもできます。
仕切りを作って収納
引き出しや収納ボックスに、仕切り板をつけるだけでさらに収納力が上がります。サイズや種類によって上手くまとまりがつかないときに、幅や高さの調整の意味で仕切り版は役立ちます。
今では100円均一でも仕切り版は売っていて、引き出しやボックスに合わせてカットできるのでとても便利です。応用編として格子状に仕切り版をはめると、見た目もかわいく収納することができます。
吊るして収納
ブラジャーの収納なら、吊るすというのもひとつの手です。ハンガーを利用してお店のように吊るしてクローゼットに収納すれば、カップの崩れを防ぐことにもつながります。特にワイヤー入りのブラジャーなどにおすすめです。
また、収納ケースなどを用意しなくていいのも嬉しいポイントです。ブラジャーの数が少ない人はきれいにスタイリッシュに収納できます。しかし気をつけていただきたいのが、肩のストラップが伸びてしま恐れもあります。吊るして収納する場合は、下着専用のハンガーを使用するなど工夫をしてください。
ケースに収納
下着専用のケースを用意して収納する方法もあります。例えば100円ショップなどに売っている、キッチン回りなど用のケースでも上手に収納することが可能です。
高級なブラジャーとショーツのセットなどは、2つをセットにしてケースにしまうとコレクションのように収納でき、気分も上がります。柄や素材ごとに分けて収納するのにも便利なので、自宅の収納スペースにあわせて選んでみてください。
下着・ランジェリーのおすすめ収納アイテム5選
【Carfeny】下着収納ボックス三段式 (ネイビー)
不織布で作られた収納ケースです。不織布は防湿効果が期待できるので、大切な下着を湿度から守ることも可能です。また、3段式になっているのでたっぷりと収納ができます。クローゼットに下着を収納するスペースがない方などにはとても嬉しい容量です。
3段とも異なった仕切りが付いていて、上段はブラジャー、下段がショーツなど種類別にしわけて収納できます。下着だけでなく、こまごまとしたハンカチやネクタイなども収納できますので、ご家族で使うことができる収納ケースとなっています。
【セシール】ショーツ・ストッキング収納ケース
特に細かいショーツなどを専用に収納できるのがこちらの商品です。全部で24マスあるので、たっぷりと収納が可能です。下着以外にはストッキングやくるぶしソックスなどの収納にもおすすめです。
柄も女子らしい可愛いピンクのチェックとなっていて気分が上がります。それだけでなく竹炭シートが入っているので、消臭効果も期待できる収納ケースとなっています。
【ニトリ】下着収納ケースS(2個セット)
四角い形のシンプルな収納ケースですが、余分なスペースを生まないのでクローゼットやタンスのどこに置いてもおさまりが良くなっています。可動式の仕切りもちゃんとついているので、このケースの中でちゃんと分けて収納できます。
また、インデックスシールが付いているので、何を収納しているかが一目瞭然で、探す手間を省いてくれます。また、サイズのS、M、Lと3種類ありますので、必要に応じて選べばさらに収納しやすくなります。
【無印良品】ポリスチレン仕切板
こちらは収納ケースではなく、収納ケースを仕切るためのアイテムです。自宅で使用している収納ケースに合わせて、自由に仕切りを作ることができます。収納ケースを買ったはいいけど、仕切り版が付いていないものや、さらに細かく仕切りたいというときに、自在に切って使用することができます。
同じ無印のポリプロピレンケースと併用すれば、さらにしっくりと下着を収納することができます。サイズも様々ありますので、お持ちの収納ケースにあわせて選んでみてください。
【SAKI】ウォールポケット クリアー
最後にちょっと変わった下着の収納方法をご紹介します。こちらはCDケースを収納するウォールポケットなのですが、ここに下着をしまうとおしゃれに収納することができます。もともとCDを見せる収納となっているので、ポケットが透明なため下着を入れると何をどこにしまったのかがすぐにわかります。
さすがに部屋の壁などにかけるのは恥ずかしいかもしれませんが、クローゼットの中にかければスタイリッシュで便利な下着収納となります。またスペースを節約することもできますので、気になった方はぜひ試してみてください。
下着・ランジェリー収納・しまい方の注意点
最後に、下着を収納する時の注意点を見ていきましょう。気をつけたいポイントをしっかりと押さえれば、下着をいためることなく長く愛用できるようになります。
清潔な状態で収納する
下着を収納する時の大前提が、清潔な状態であることです。
汚れたまま収納して時間が経ってしまうと、薄かった汚れも濃くなってしまったり、落ちない汚れになってしまう恐れがあります。また、清潔な下着に汚れを移してしまう恐れもあります。
汚れが目に見えなくても、1度着用すれば汗や皮脂など汚れてしまうものです。特に下着は肌に直接触れるものですので、必ずしっかりと洗濯をしてから収納するようにしましょう。
清潔にして収納すれば、その分だけ長く愛用できますよ。
なるべく防虫剤を使う
防虫剤は衣類を虫から守ってくれるアイテムです。冬服で使用されるカシミヤやウールなどは、よく虫食いに合うイメージなので、防虫剤を使用している方も多いかもしれませんが、下着にも使用したほうが良いのをご存知でしょうか。
虫食いは動物繊維だけではなく、合成繊維や植物繊維、また未使用品の衣類にも起こりえます。下着の繊維も様々ありますが、どの素材でも虫食いの可能性があるので、防虫剤を使用することをおすすめします。
防虫剤の使い方としては、下着の上に置くようにして、違う種類の防虫剤を併用しないようにしましょう。また、たくさん使用すれば効果が高まるというものでもないので、基準使用量を必ず守って使用してください。
防虫剤の効果とは!使い方・虫食いが起きたときのチェックポイント・おすすめ商品14選湿度と日当たりには注意
ジメジメとした環境は、下着だけにかかわらず衣類全般によくはありません。カビや臭いの発生の原因になり、下着をいためてしまいます。生乾きのまま保管などはもってのほかです。湿度が心配な場合は湿気取りなどを上手に活用してみてください。
また、衣類をいためる原因のひとつに直射日光もあります。日光が当たり続けると変色や色落ち、変形などの可能性も出てきます。クローゼットの中や、ボックスの中にしっかりとしまうことが大切です。
収納しっぱなしにせず時々点検する
長期間使用せずに収納していると、ほこりが溜まってしまったり臭いがこびりついてしまうことがあります。しっかりと収納環境を整えても、しまいっぱなしは下着をいためる可能性が大きいのです。
時々収納ケースから出したり、順番を入れ替えるなどして点検をしましょう。虫食いがないかシミができていないかを定期的に調べることで、被害を最小限にできます。特にお気に入りの下着などは頻繁に着用しないことも多いので、こまめにチェックしてあげましょう。
下着・ランジェリーを上手に収納すればクローゼットもタンスもすっきりキレイ!
アウターやボトムスなどの収納は気を遣っていても、下着に関してはおざなりという方も意外と多いのではないでしょうか。確かに下着は小さくたたみにくいですし、収納も面倒と感じるかもしれません。
しかし下着の収納を上手にできれば、クローゼットの収納スペースを確保することもできますし、下着をいためること無く長持ちさせることもできます。正しい下着収納をマスターすれば、様々な衣類の収納も上手にできるかもしれません。大切な下着を守るためにも、ぜひ参考にしてみてください。
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