小さな子どもがいる家庭では、おねしょで衣類や布団におしっこが付いてしまうことがあるでしょう。臭いはもちろん、黄ばみやシミの原因にもなり、しっかり洗濯することが大切です。今回は、衣類や布団のおしっこ汚れについて、洗濯方法や注意点、おすすめの洗剤などをご紹介していきます。
目次
衣類や布団のおしっこ汚れの放置はNG!
小さな子どもがいると、洗濯以外にもたくさんやることがあって忙しいですよね。ですが、衣類や布団に付いたおしっこ汚れを放置してはいけません。放置してしまうとどうなるのかをしっかりおさえておきましょう。
しつこいおしっこ臭が出てくる
おしっこ汚れをそのままにしておくと、おしっこの成分が分解され、臭いのもととなるアンモニアが発生してしまいます。しつこく嫌な臭いが出てくるので要注意です。
シミが残ってしまう
おしっこは、水溶性の汚れなので、すぐに対処すれば、水で洗い流すことができます。ただ、衣類や布団などに染み込んでしまうと、シミになり、汚れが取れにくくなってしまいます</span class=”keiko_yellow”>。
黄ばみの原因になる
おしっこ汚れは、シミになるだけでなく、黄ばみの原因にもなります。取れにくく頑固な黄ばみは厄介な汚れです。
おしっこのついた衣類や布団を洗濯するときのポイント
おしっこのついた衣類や布団を洗濯するときには、いくつかのポイントがあります。普段通り洗濯をすると、臭いや汚れが落ちないこともあるので注意が必要です。洗濯のポイントやおすすめの洗剤・漂白剤をご紹介していきます。
アルカリ性のおしっこ汚れに強い、酸性の洗剤を使う
普段の生活でつく汚れの多くは酸性ですが、おしっこから発生するアンモニアはアルカリ性です。成分を中和することによって、臭いや汚れを除去するので、おしっこ汚れには酸性の洗剤が活躍します。
【マザータッチ】洗濯用 強化タイプ 5L
- 液性:弱酸性
- 香り:-
- 容量:5000ml
『マザータッチ』の“洗濯用 強化タイプ 5L”は、弱酸性なので、アルカリ性のおしっこ汚れに最適です。ミネラルやハーブエキスなどの成分は、おしっこ汚れを分解して、しっかりと落としてくれます。
肌に優しい大豆レシレン、海藻エキスなどの成分を配合しているのも特徴です。小さい子どもの肌に触れるパンツや布団だからこそ、肌への影響が少ないのはうれしいポイントですね。
漂白剤で汚れを落として除菌する
おしっこが付いたまま時間が経過してしまうと、頑固な汚れになってしまいます。そんなときには、漂白剤を使用してみましょう。しつこい汚れを浮かせてくれて、衣類や布団を白く元通りに仕上げてくれます。
漂白剤には、塩素系と酸素系の2種類があります。塩素系は洗浄力が強いものの、色や柄も落としてしまうので、白色の衣類や布団に使いましょう。酸素系は、塩素系よりも洗浄力が穏やかになっているため、色柄物のおしっこ汚れを落とすときに最適です。
2つのおすすめ漂白剤の特徴をチェックしていきましょう。
【ライオン】白さと菌にブライトSTRONG 酸素系・濃縮タイプ
- 液性:弱酸性
- 香り:ミンティグリーン
- 容量:510ml
『ライオン』の“白さと菌にブライトSTRONG”は、ジェルタイプの酸素系液体漂白剤です。汚れに吸着する性質によって、シミや黄ばみを逃さずに分解することができます。
酸素系の漂白剤なので、色物や柄物に安心して使えるのもポイントです。色柄物用にそろえておくと、おしっこ汚れのついた衣類の種類に合わせて使うことができます。
【ハイター】衣料用漂白剤 特大/2500ml
- 液性:-
- 香り:-
- 容量:2500ml
白いパンツや布団の洗濯用に用意しておきたいのが、『ハイター』の“衣料用漂白剤”です。塩素系漂白剤で、高い漂白・除菌効果を生かして、おしっこ汚れをしっかり落とし、除菌も同時にしてくれます。
比較的購入しやすい価格で2500ml入っているのも、家庭に心強い特徴です。一度購入すれば長く利用できるので、コストパフォーマンスが高く、洗濯にかかるお金の節約につながるでしょう。
【2024年最新】漂白剤おすすめ人気ランキングTOP10!種類別の効果・使い方・注意点も洗濯後にしっかりと乾燥させる
おしっこの付いた衣類や布団を洗濯した後、乾燥までしっかりと行いましょう。生乾きは臭いの原因になるので、風通りの良い場所に干して、完全に乾くまで干すことが大切です。
乾燥した衣類に消臭スプレーをかけて除菌・抗菌
臭いの元となる菌をなくすためには、衣類用の消臭スプレーが効果的です。干した衣類や布団にスプレーを吹きかけることによって、除菌・抗菌効果で菌の増殖を防ぐことができます。
おしっこ汚れを洗濯する方法・手順
洗濯のポイントをおさえたところで、さっそくおしっこ汚れの洗濯方法・手順を見ていきましょう。衣類や布団の基本的な洗い方だけでなく、部分洗いやつけ置き洗いなどもぜひ参考にしてみてくださいね。
おしっこが付いた布団の洗い方・手順
子どもがおねしょをしてしまって布団が汚れてしまうのは、子どもが小さいうちは避けられません。おしっこが付いた布団を洗うときは、基本的にはおしっこが付いた部分を洗うことできれいにできます。
必ずしも丸洗いする必要はないので、範囲が限られているときは部分洗いがおすすめです。基本的な洗い方・手順は以下のようになっています。
丸洗いするときは浴槽での踏み洗いがおすすめ
おしっこの範囲が広いときや何回もおねしょしているときには、布団を丸ごと洗ってしまいたいですよね。そこでおすすめしたいのが、浴槽を使った踏み洗いです。
浴槽にぬるま湯をためて、足踏みをするように布団を踏み洗いしていきます。浴槽の栓を抜いて水がなくなるまで踏み、汚れがとれるまで何度か繰り返しましょう。最後にシャワーで洗い流し、乾燥させれば丸洗い完了です。
布団クリーニングを利用するのもあり
自宅で洗うのが難しい場合は、布団クリーニングを利用するのも方法のひとつです。プロによって、布団に合った洗い方でしっかりと汚れを落としてくれるでしょう。布団クリーニングを利用する際は、お店選びに注意が必要です。
おしっこが付いた衣類の洗い方・手順
おむつを卒業してから間もないと、トイレに失敗してパンツにおしっこが付いてしまうことがありますよね。衣類のおしっこ汚れを落とすときは、洗濯機に入れる前に水で予洗いするのがポイントです。汚れの程度に応じてつけ置き洗いをして、洗濯機で洗うと、汚れや臭いが落ちるでしょう。
以下のような手順で衣類を洗ってみましょう。
小さなおしっこ汚れを落とす部分洗いの方法・手順
ちょっとだけトイレに失敗してしまったというときは、部分洗いで汚れを落としましょう。おしっこが付いた部分に綿棒などを使って、漂白剤を塗って放置します。後は通常通り洗濯をすれば、シミや黄ばみになる心配はないでしょう。
頑固なおしっこ汚れはつけ置き洗いをする
おしっこ汚れを放置してしまったり、おねしょが続いたりすると、頑固な汚れになることもあります。頑固なおしっこ汚れには、つけ置き洗いが効果的です。
ぬるま湯に洗剤と漂白剤を加えたものに、衣類を30分ほどつけておきましょう。つけ置きした液体ごと洗濯機に入れ、洗濯をすれば頑固な汚れもとれているはずです。
つけ置き洗い洗剤タイプ別おすすめ人気15選!汚れの度合いや種類に合わせた洗剤を選ぼうしつこいおしっこのニオイを取るにはクエン酸が効果的!
「洗濯したのに臭いが残っている気がする…」というときは、クエン酸が活躍してくれます。クエン酸は酸性なので、アルカリ性のアンモニアを中和し、臭いを除去することができます。
おしっこ汚れがついた衣類・布団を洗濯するときの注意点
おしっこ汚れがついた衣類・布団を洗濯するときに、おさえておきたい注意点があります。水の温度やコインランドリーを使えるかなど、注意点をおさえて洗濯をしましょう。
洗濯に使う水は熱湯ではなくぬるま湯で!
おしっこ汚れの洗濯には、熱湯ではなくぬるま湯を使いましょう。
熱湯の方が殺菌効果がありそうと思いがちですが、おしっこの成分に含まれるたんぱく質が固まってしまい、かえって汚れが落ちにくくなるおそれがあります。
コインランドリーを利用するときはあらかじめ部分洗いしておく
「おしっこの付いた衣類を家で洗うのはちょっと…」「布団を丸洗いできる洗濯機がない」という場合は、コインランドリーを使おうと考える方もいることでしょう。
コインランドリーを利用するとき、おしっこ汚れがついたままのものを洗濯するのはNGです。自分以外にも利用する人がいるので、汚れや臭いなどで迷惑をかけてしまうかもしれません。
放置せずになるべく早く洗濯する
おしっこ汚れを放置してしまうと、シミや黄ばみ、臭いが染み付いてしまいます。洗濯でも落ちにくくなるので、早めの洗濯が欠かせません。
とりあえずスプレーをしているという方は注意が必要です。スプレーは一時的な対処なので、汚れや臭いが消えるわけではありません。できるだけ早くおしっこ汚れのついた衣類や布団を洗いましょう。
おしっこ汚れを予防するグッズを活用しよう
ここまでおしっこ汚れの洗濯方法をご紹介しましたが、できれば洗濯せずにおしっこ対策をしたり、洗濯の頻度を少なくしたりしたいですよね。
そこで、おねしょをしても汚れがつきにくい便利グッズを3つ選んでみました。おねしょの頻度が多いときや洗濯の手間を減らしたい方は要チェックです。
【un doudou】防水おねしょシーツ ≪シングル布団サイズ 100×210cm≫ 2枚組
『un doudou』の“防水おねしょシーツ”は、シングルサイズのシーツが2枚セットになった商品です。1枚が汚れてしまっても、もう1枚用意されているので、洗い替えしながらいつでもきれいなシーツで水分を吸い取り、おしっこ汚れを予防できます。
カラーバリエーションが多いのもうれしいポイントです。イエローやピンク、ブルーなどがあるので、布団の色や部屋の雰囲気に合わせられます。
【kerata】防水 おねしょシーツ シングル 100×200cm 2枚セット
『kerata』の“防水おねしょシーツ”は、2色の防水シーツがセットになっています。おねしょはもちろん、寝汗も吸い取ってくれるので、汚れを心配する必要がありません。
【songlibin】防水ボックスシーツ 100%綿タオル地
『songlibin』の“防水ボックスシーツ”は、ベッドやマットレス、敷布団に種類を問わず、フィットするようになっています。着脱がしやすいので、定期的に洗濯するときに便利です。布団を囲むようにフィットするので、寝ている途中にズレることもありません。
肌触りが良く耐久性の高い綿100%の素材を使用していて、1年中使用できるのも特徴です。買い替えを少なくしたい方は、ぜひおしっこ汚れの予防に購入してみましょう。
おしっこ汚れをすっきり洗濯して落とそう
おしっこ汚れは放置すると、しつこい臭いやシミ、黄ばみの原因になるので、早めの洗濯が必要になります。洗濯をするときは、アンモニアに強い酸性の洗剤や漂白剤を使ったり、しっかり乾燥させたりすることがポイントです。
汚れの程度に合わせて、丸洗いや部分洗い、つけ置き洗いなど最適な方法で洗いましょう。予防のために防水おねしょシーツを使用するのもおすすめです。洗い方や手順などを参考にして、おしっこ汚れのついた衣類や布団をすっきり洗濯しましょう。