「洗濯機、処分したいけどどうすればいいの?」と、買い替えのタイミングで困ったことはありませんか?家電リサイクル法が施行されてから、家電など大きい物を簡単に捨てられる時代ではなくなりました。洗濯機を賢く処分するにはどうすれば良いのでしょうか?詳しく解説していきます。
目次
家電リサイクル法知ってますか?
「家電って買い替えたいけど捨てるにもお金がかかるなんて知らなかった…」そう思ったことはありませんか?家電リサイクル法が2001年に施行され、ほとんどの方は詳しくは分からなくても聞いたことはあるでしょう。
洗濯機は毎日必要な家電なので、今買い替えのタイミングではなくても将来きっとやってくることなのでぜひ覚えておいてくださいね。
家電リサイクル法とは、家庭や会社などから出された家電製品(液晶テレビやエアコン)、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機などから、有用な部分をリサイクルし、廃棄物を減量するとともに、資源の有効活用を推進するために施行された法律です。
「家電を買うのもお金がかかるのに捨てるのにもお金がかかるって納得できない…」と施行当初は理解できない消費者もいたようです。しかし、家電リサイクル法によって、私たち一人ひとりの“モノ”を大切にするという意識がますます重要になったということです。
参照元:経済産業省ホームページ
家電を捨てるにはお金がかかる
では、家電を捨てるにはいくらかかるのでしょうか?メーカーによって家電処分料金は異なりますが2018年4月時点の目安はこちらです。
- エアコン 972円
- テレビ ブラウン管(15型以下) 1,836円
- ブラウン管(16型以上) 2,916円
- 液晶・プラズマ(15型以下) 1,836円
- 液晶・プラズマ(16型以上) 2,916円
- 冷蔵庫・冷凍庫 170L以下 3,672円
- 冷蔵庫171L以 4,644円
- 洗濯機・衣類乾燥機 2,484円
※消費者の支払う費用
収集・運搬料金(各小売業者が設定)+リサイクル料金詳細は一般財団法人家電製品協会家電リサイクル券センターのリサイクル料金一覧外部リンクをご参照ください。
引用元:経済産業省ホームページ
家電は、故障していても他の部品は使える状態が多いのでその部品が欲しい業者などは、無料引き取りを引き受けているところもあります。
家電リサイクル法に基づく洗濯機の処分方法
洗濯機をリサイクル法に基づいて処分するには、家電量販店などに頼む方法と自分で指定場所に持ち込む方法があります。詳しい手順についてみてみましょう。
洗濯機を購入した店に引き取りを依頼する方法
新しい洗濯機に買い替える場合
洗濯機の処分が必要なタイミングで1番多いのが、新しい洗濯機を買い替えるときです。洗濯機を購入した店舗にて、古い洗濯機の引き取りを依頼し、購入代金と合わせて『リサイクル回収料金』+『収集運搬料金』を支払うか、配送時に業者の方が家に来た際の支払いとなります。
新しい洗濯機を配送してもらうときに、古いものと交換するように引き取ってもらうことができます。リサイクル回収料金の支払いも簡単ですし、面倒な運搬をお任せしてしまうことができるので、1番簡単な処分方法でしょう。
また、新しい洗濯機を購入することで、リサイクル料金分を購入金額から値引きしてくれたりポイント還元があるなど、お得になる割引がある可能性も高いのが特徴です。店頭販売だけでなく、ネットでの購入の際も古い洗濯機の引き取りは可能です。
洗濯機の処分のみの場合
買い替えではなく古い洗濯機の処分だけをする場合も、小売店で処分をお願いすることができます。これは家電リサイクル法で、「自店で販売した家電のリサイクル回収を行わなければいけない」と定められているので、購入した店舗に頼めば断られることはありません。
自分で洗濯機を小売店に持ち込む場合は、『リサイクル回収料金』+『収集運搬料金』を支払うことで引き取ってもらえます。自分で持ち込むことが不可能な場合は取りに来てもらう必要があるので、『リサイクル回収料金』+『収集運搬料金』+『出張費』を支払い必要があります。出張費は距離によって変動する可能性があるので、なるべく近い店舗を探すと安くすることができるでしょう。
店舗によっては出張引き取りを行っていないこともあるので、まずは購入した店舗へ電話で問い合わせをして、指示を仰いでください。出張引き取りが可能な場合は、料金の説明、引き取り日時などを決め、料金を用意して業者が来てくれるのを待ちましょう。
洗濯機の運搬のみを頼む方法
もうひとつの方法として、家電リサイクル券を自分で用意し運搬だけを小売店に頼む方法があります。まずは自分で郵便局にて家電リサイクル券を購入しておきます。(郵便局での家電リサイクル券の購入方法は、下記で詳しく説明します)小売店へ電話かネットで引き取りの依頼をし、指定した日時に業者のかたに洗濯機を引き取りに来てもらいましょう。
リサイクル券と引き換えに洗濯機を引き取ってもらえますので、引き取り日まで大切に保管しておいてください。
収集運搬料金の目安
収集運搬料金は店によって設定料金が異なります。大手量販店の料金をチェックしておき、相場を知っておきましょう。後々のリサイクルのことを考えて、収集運搬料が安い量販店を選んで購入する方法もおすすめです。
店舗名 | 収集運搬料金 |
ヤマダ電機 | 1,080円 |
エディオン | 1,080円 |
ケーズデンキ | 1,000円以上 |
ビックカメラ | 1,500円 |
ノジマ | 5,400円 |
自分で指定場所に持ち込む方法
購入した小売店が分からない場合や、自分の都合に合わせて洗濯機を処分したい場合は、自分で指定された場所に持ち込む方法もあります。かかる費用は『リサイクル回収料金』のみとなり、『収集運搬料金』や『出張費』がかからず1番安く処分できる方法です。ただ手続きから運搬、すべてを自分で行わなければいけなく少し手間がかかりますので、その方法を詳しく見てみましょう。
洗濯機をリサイクルショップに引き取りに来てもらう場合
近所にリサイクルショップはありますか?リサイクルショップも無料で引き取りしてくれるお店もあるようです。古くても故障していない場合は、数百円~数千円で売れるかもしれませんので無料査定を頼んでみましょう。もし値段がつかなくても、無料で引き取ってくれる場合もあります。
例えば、家電ショップなど店頭で買うのではなくネットショップで買う場合は、無料引き取りをしていないショップもあります。そういうときに、古い洗濯機の処分に困った時はリサイクルショップに相談するのがおすすめです。
リサイクルショップに売りたいなら相場価格を知ろう
リサイクルショップに査定してもらう前に、相場を調べておきましょう。相手も商売ですので、かなり安く査定するか無料でしか引き取れないという可能性があります。リサイクルショップは、「7年以内の家電以外は引き取れない」場合が多いです。もし、まだ7年以内でそこまでダメージのない洗濯機であれば売れるかもしれません。
洗濯機を処分・リサイクルするのにお金をかけたくないなら個人間のフリマサイトで賢く売買
大きな洗濯機の処分は、家電ショップやリサイクルショップで引き取りに来てもらえることが分かりましたね。その他に何かもっと手軽な方法はないでしょうか?前述したとおり、電気屋さんも例外の地域だと高額になるようです。
買い替えのタイミングではなく、もともと2台洗濯機があってそのうちの1台だけ売りたいとき、ひとり暮らしを使用としている友達にあげても良いですが、なかなか良いタイミングで相手を見つけられない場合もあると思います。
そんなときは、個人間でやりとりできるフリマサイトを活用してみませんか?メールや携帯電話情報を開示しなくてもフリマアプリ上で連絡を取ることができるのです。場所・日時など色々な条件を提示でき、指定した場所で待ち合わせや直接引き取りに来てくれることも可能なので、とても便利です。
フリマサイトに投稿して引き取りに来てもらう
『ジモティー』というフリマアプリはご存知ですか?メルカリなどとは少し異なり、売れた場合の手数料も一切かからない、直接会って渡すので送料もかからない地元に密着したフリマサイトです。
メルカリの場合、売れた金額の1割が差し引かれ、商品を無料で投稿することはできません。(300円以上の商品しか投稿できません。)「女性1人だから不安…」そんな場合は、家族やお友達を呼んで一緒に立ち会ってもらえば安心です。
ジモティのアプリをダウンロードしたら、洗濯機の写真をスマホで撮って、洗濯機の型番や特徴など簡単に詳細説明を書いたら投稿は完了です。格安や無料で、まだ使える洗濯機なら欲しい人はきっといるはずです。他にも不用品があれば、同時に引き取ってもらえて一石二鳥の可能性もあります。ぜひ1度、フリマアプリを試してみましょう。
有料で売れないなら無料で取りに来てもらおう
「無料ではもったいないからまずは有料で…」と高めに設定して反応がない場合は、思い切って無料にしてしまいましょう。無料なら引き取りに来てくれる方が見つかるはずです。
業者に来てもらう場合だと、「〇日の午前中しか来れません」「日曜は休みです」などきっちり予定が埋まってしまいますが、個人間のやりとりの場合は柔軟なやりとりができるので忙しあなたにもおすすめです。
部品取りで業者や個人に売れる可能性がある
洗濯機が故障している場合、無料にしても引き取り手がいないケースもあります。そんなときは、”洗濯機の部品”を投稿してみましょう。例えば、洗濯ホースや洗濯パンなど故障していない部分でニーズがありそうなものを出品するのです。それだけを探している消費者や業者もいるものです。
部品だけなら、送料も安く済むのでジモティ以外にもメルカリやラクマ!にも同時出品してみましょう。ジモティは自宅近くの人にしか見られませんが、メルカリやラクマ!などは全国からみられるので需要は高まります。
洗濯機を処分・リサイクルする時は事前準備をしっかりしてから賢く買い替えよう!
洗濯機を処分するにも、よく調べないと状況次第でお金がかかったり、捨てる覚悟だったのがお小遣いが入る可能性もありましたね。現代はネット社会ですので、フリマサイトやネット情報を駆使して、賢く洗濯機を処分して気分よく過ごしましょう!
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