洗濯機の購入時には「値下げ交渉」が可能であることを知っていますか?高いものでは10万円を超える商品もある洗濯機は、できるだけ安く購入したいところですよね。上手に値下げ交渉をすれば、数万円単位で割引を受けることもできますよ。今回は、洗濯機の値下げ交渉を成功させるためのテクニックや注意点をご紹介します。
目次
洗濯機は値下げ交渉ができる
値下げ交渉とは、実店舗で販売されている価格よりも割り引いてもらえないか店員と交渉することです。洗濯機をはじめとする家電製品は、この値下げ交渉に応じてくれることが多いです。
値下げ交渉をしたことのない方からは、「そんなことをして失礼ではないか」「みっともないのでは……」と不安の声もよく聞きますが、実は全く問題ありません。
高額な家電製品の値引き交渉は文化として根付いており、店舗側も割引を前提とした価格を設定していることが多いです。
値引き交渉は特別お金に困っている人のみが行うわけではなく、多くの人が当たり前のように行っている一般的な行為です。
家電量販店で交渉する
とはいえ、どこのお店でも値下げ交渉ができるわけではありません。値下げ交渉は家電量販店で行い、地元の電気屋さんや、家電の取り扱いがある大型スーパー、ホームセンターなどは避けたほうがいいです。
地元の電気屋さんはお店ごとにそれぞれ独自のルールがあるため、「割引なんてもってのほか」という考えを持っているお店もあります。また、大量に仕入れ・販売を行う大手家電量販店に比べると、どうしても割引できる金額に限度があり、大幅な値引きは望めません。
また、家電の取り扱いがある大型スーパーやホームセンターは、お客さまとの値引き交渉に消極的なことが多いです。
基本的には通常の価格から一定の額を先に割引いた価格で、より多くのお客さまに販売するビジネスモデルを採用しており、そもそも売り場に店員が立っていない店舗もあります。
最大で20%も安くなることも
値引き交渉では具体的にどの程度の値引きを受けられるのかというと、商品・店舗・タイミングなど様々な要素が絡みますが、最大で20%も安くなるといわれています。
たとえば、10万円で販売されている洗濯機を、値引き交渉次第で80,000円で購入できるわけですから、とってもお得ですね。積極的に交渉していきましょう。
限界まで洗濯機を値下げしてもらうための5つのテクニック
それでは、値下げ交渉をうまく進めるためのテクニックを5つご紹介していきます!
事前に狙いの洗濯機を決めておく
値下げ交渉をスムーズに行うためには、あらかじめ購入したい洗濯機を決めておくことが大切です。
目当ての商品を決めないまま店員におすすめの商品を聞いてしまうと、「洗濯機だとなんでもいいんだな」と思われてしまい、「店員やお店にとってメリットのある機種」を勧められてしまう可能性があります。
親身に対応してもらうためにも、どの洗濯機が自分にピッタリなのか、ネットであらかじめリサーチしておきましょう。
新モデルの発売前後に合わせる
次に、値下げ交渉を行う時期についてです。値下げ交渉では、お店側が抱えている商品の在庫を一掃したいタイミング、つまり「新モデルの発売前後」の期間を狙うと交渉がスムーズに進みます。
洗濯機の新モデルの発売時期は形式やメーカーによって大きく異なりますが、基本的には縦型は5~8月ごろ、ドラム型は10~12月ごろに販売されます。この時期に購入を意識しましょう。
決算やセールの時期を狙うのもおすすめ
また、決算セール(2月・8月ごろ)やボーナス・年末商戦(6月・12月ごろ)も値引き交渉がまとまりやすいタイミングです。
近隣店舗の価格をチェックする
交渉の開始前には、必ず近隣の家電量販店で同一商品の価格をチェックしましょう。
家電量販店の多くは、他店価格対抗をうたっていて、「A店では○○円だったのですが、この価格より下がりませんか?」と尋ねるとかなりの確率で応じてもらえることがあります。
チラシの目玉商品のような、明らかに赤字覚悟の割引価格だったり、アウトレット商品だったりすると難しいこともありますが、目当ての商品の価格相場を理解するためにも、チェックはしておくようにしましょう。
ネット価格の提示もおすすめ
なお、他店の価格として「ネット価格」を提示することもおすすめです。
最近の家電量販店は、ネット価格に近づくほどの値下げ交渉に応じてくれるお店も増えています。昔のように、ネット価格を提示しただけで嫌がられることはありません。
また、ネット価格に近い価格までの割引は難しくても、ポイント還元や、長期保証などのサービスをプラスしてくれる可能性もあります。
ただし、ネット価格よりもさらに下げようとしつこく交渉してしまうと、「それでは大変申し訳ないのですが、ネットでご購入ください」と突っぱねられてしまうこともあります。
即決すると伝える
上記に加えて店員に嫌がられるのが、本当に買う気があるのかわからないお客さまです。冷やかしではないかと疑われてしまっては、店員側も真剣に交渉してくれません。
良い商品があれば即決するとあらかじめ伝え、本気で購入したいと考えているのだと示しましょう。
できれば他の家電とまとめ買いをする
なお、もし洗濯機以外の複数の家電もまとめて購入を考えているのならば、値引き成立の可能性は非常に高まります。
店員から見れば、大口のお客さまはやはり嬉しいものですし、「このお客さまを他のお店に渡したくない」という心理が働くものです。
値下げ交渉の際に注意したいこと
上記5つのポイントを押さえることで、大幅な値引きが期待できます。次に、交渉時に注意しておくべきポイントをいくつか見ていきましょう。
店員に「購入する予定だ」としっかり伝える
即決の項目でお伝えしたように、値引き交渉を行ううえでは「本気で購入を検討しているお客さまだ」と店員に理解してもらわなければいけません。
具体的な交渉に移る前に、「良い商品があれば、今日にでも購入するつもりです」とはっきり伝えるなど、購入する気があることを十分にアピールしましょう。
タメ口など横柄な態度はとらない
また、店員に対してフレンドリーな雰囲気を出そうとしてタメ口で話しかけたり、逆に強気で値引き交渉を進めようとして威圧的な態度を取ったりする方がいますが、これは逆効果です。
家電製品は一度売って終わりではなく、故障時のアフターサポートなどで長くお客さまとお店が関わる商品です。「今後もトラブルを起こすのでは?」と懸念されるような相手には、お店側も値下げ交渉に応じてくれません。
値引きして欲しい金額は自分から伝える
割引して欲しい具体的な金額は、こちらから提示するようにしましょう。ついつい「どの程度まで安くなりますか?」と店員に尋ねがちですが、このやり方ではあまりうまくいきません。
熱意のある店員に声をかける
見落としがちですが、どの店員と値下げ交渉を行うかも重要なポイントです。
売り場にいる店員なら誰でも良いわけではなく、「この商品を売りたい」という熱意にあふれている店員と値引き交渉ができればスムーズに進みます。
たとえば、メーカーのロゴが入った服を着ている店員は、メーカーから派遣されている可能性が高く、自社メーカーの商品を販売しようとしっかり交渉に応じてくれます。
値下げ成立後にチェックすべき2つのポイント
最後に、値下げ交渉が成功したあとにチェックしたいポイントを2つご紹介しますので、ぜひ目を通してみてください。
長期保証の有無
ひとつ目は、長期保証の有無です。実店舗で洗濯機を購入すると、大抵の店舗で有償・無償問わず長期保証を付けられます。
どのくらい保証してくれるのかは家電量販店や契約ごとに様々ですが(完全に無償、部品代のみ、所定の作業賃も必要など)、洗濯機は長く使う家電ですから、できるだけ加入しておきたいものですね。
有償の長期保証の場合、交渉次第で値引きに含めてくれるケースもあります。ここまで交渉が進めば、店員側としても逃したくありませんから、最後にもう一声という形で応じてくれることも珍しくありません。
設置料はいくらかかるのか
また長期保証とあわせて最後に確認したいのが、設置料についてです。
基本的に洗濯機は業者に依頼して、設置してもらう形になりますが、このときの費用は自己負担なのか店舗負担なのか尋ねてみましょう。
こちらも、「ここまで交渉が進んでいるのだから」と店舗負担にしてくれることが多いですよ。
値引き交渉をしても、ネットの価格の方が安い場合も…
ここまでご紹介したようなテクニックや注意点を踏まえ、洗濯機の値引き交渉が成立した場合でも、残念ながらネットの価格の方が安いケースもあります。
値下げ交渉が苦手ならネット価格をチェックしよう!
もし値下げ交渉に苦手意識があるようでしたら、割り切ってネットで購入してしまうのも選択肢のひとつです。
故障時にすぐ相談しやすいこと、実物を確かめられることなど、実店舗ならではのメリットはたくさんあります。しかし、価格面にだけフォーカスすると、ネット購入で十分な場合も増えてきました。
可能であれば実店舗で値下げ交渉をしてみるに越したことはありませんが、無理をする必要はありません。
上手に値下げ交渉をしてお得に洗濯機を手に入れよう
今回は実店舗での洗濯機の値下げ交渉について、上手に進めるためのテクニックや注意点を中心に解説しました。
実店舗で洗濯機を購入するのなら、値下げ交渉を行わない手はありません。この記事を参考に、ぜひ目当ての洗濯機を安く手に入れてくださいね。