小さい子どもを連れて車でお出かけする際に欠かせない「チャイルドシート」。法律でも乗車時の着用が義務付けられているため小さい子どもがいる多くの家庭にはあると思いますが、そのチャイルドシートを洗ったことはありますか?子どもの汗や食べカスなどで汚れがちなチャイルドシートを清潔に保つための洗い方を詳しくご紹介します。
目次
チャイルドシートの洗濯にはどんな洗剤を使用するの?
チャイルドシートを洗うときには、液体の中性洗剤を使用するようにしましょう。中性洗剤を使用することで、チャイルドシートの生地への負担を軽減することができます。もし粉末洗剤を使うと、繊維の隙間に粉が残ってしまうおそれがありますよ。
中性洗剤おすすめ10選と特性を徹底分析!洗えるのはおしゃれ着だけではない?すぐにできる!チャイルドシートの洗い方・洗濯方法
チャイルドシートの洗濯はハードルが高そうですが、ステップ通りに進めれば簡単!6つのステップを解説しますので、ぜひ参考にしてください。
【ステップ1】チャイルドシート本体から、取り外し可能なパーツを外す
まずは、チャイルドシートのカバーやスポンジ、クッションなど取り外しができるものは全て取り外してください。初めてチャイルドシートを洗う方は、あらかじめチャイルドシートの写真や取り外している途中の写真を撮っておくと、洗った後取り付けるときにスムーズです。
【ステップ2】 気になる汚れは予洗いをする
汚れがひどい箇所は、予洗いしましょう。特にチャイルドシートのカバーは、お菓子のカスやジュース、ヨーグルト、ゼリーといった汚れがついている場合がほとんどです。つけおき洗いやつまみ洗いをしたりと、気になる汚れは先に落としておきましょう。
予洗い|洗濯機に入れる前の一手間で汚れと臭いを残さない!【ステップ3】洗濯機もしくは手洗いで洗う
チャイルドシートのカバーを洗いましょう。水洗いが可能かどうかは、カバーについている洗濯表示や説明書を確認するようにしてください。特にポリウレタンを使用している場合は水洗いを避けたほうが良いでしょう。
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- 洗濯機の場合
チャイルドシートのカバーは、洗濯機でも洗うことができます。洗うパーツはすべて洗濯ネットに入れることがベストですが、パーツが大きく洗濯ネットに入らない場合は、そのまま洗ってもかまいません。洗いの後は、すすぎ、脱水をしっかり行ってください。
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- 手洗いの場合
手洗いする場合は、大きめのたらい、もしくは浴槽を使用すると良いでしょう。40℃程度のぬるま湯と中性洗剤を入れてカバーなど洗うパーツをお湯の中に沈め、優しく押し洗いします。その後、お湯を入れ替えてすすぎを3回行った後、洗濯機で3~5分ほど脱水をしてください。
【ステップ4】しっかり乾かす
洗い上がったカバーなどは、風通し良い日陰に干してよく乾かしましょう。
【ステップ5】本体のゴミを掃除する
洗うことのできない本体部分は、掃除機を使ってゴミやホコリを吸い取ります。その後、水拭きしてください。
【ステップ6】パーツ類をチャイルドシートに取り付ける
チャイルドシートのカバーやスポンジなど、パーツ類もすべて乾いたら、チャイルドシートに取り付けていきましょう。取り外しの際に写真を撮っている場合は、写真を見ながら取り付ける場所や順番を確認してください。
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- 車の座席の掃除も忘れずに
チャイルドシートを取り外すと、座席にお菓子のカスや汚れ、ゴミが溜まっている場合があります。チャイルドシートの掃除だけでなく、座席の掃除も忘れずに行うようにしてください。
チャイルドシートのベルトの洗い方・洗濯方法
ベルトは、チャイルドシートによって取り外しできるものとできないものがあるため、両パターンの洗い方をご紹介します。
ベルトを取り外せる場合
取り外せるベルトは、中性洗剤を溶かしたぬるま湯に漬けて汚れを落とします。なかなか落ちない汚れに関しては、歯ブラシを使い、こすり洗いをしてください。洗い終わったら、お湯を替えてすすぎ、水気を取った後に陰干しします。
ベルトを取り外せない場合
チャイルドシート本体
パーツをすべて取り除いた後の本体にもゴミやホコリが溜まっています。掃除機を使い、ゴミや汚れを吸い取ってください。細かい箇所に関しては、綿棒や歯ブラシを使用するなどして、隅々までキレイにしておきましょう。最後に水拭きをします。
ベルト
取り外しができない場合のベルトは、タオルに薄めた洗剤を染み込ませ、汚れを拭き取ります。タオルの代わりに歯ブラシに染み込ませても結構です。その後、布で水拭きし、洗剤と汚れをしっかり拭き取ります。
チャイルドシートについたカビを落とす方法
チャイルドシートにいつの間にかカビがついていた、ということはありませんか。汗やゴミがたくさんついたチャイルドシートを長期間放置していると、気づかないうちにカビが発生してしまうことがあります。このような場合の対処法をご紹介します。
取り外せるパーツ
カビが生えているのが取り外し可能なパーツだった場合は、酸素系漂白剤を使用して以下の手順でカビを落とします。
- 50℃以上のお湯に酸素系漂白剤を加えて、カビの生えている部分を1時間漬けたままにしておきます。
- 1時間後にカビが取れているか確認し、まだ取れていない場合には歯ブラシを使ってこすり落としてください。
- カビが取れた後、洗濯機で通常通りに洗います。
取り外せないパーツ
チャイルドシートの取り外しができない部分にカビが生えた場合には、消毒用のアルコールスプレーを使います。
- 消毒用のアルコールスプレーをタオルに染み込ませて、カビの部分を叩くようにして拭きます。
- カビを落とした後は、風通しの良い場所で乾かします。
チャイルドシートをキレイに保つ手入れの方法
チャイルドシートは使用のたびに洗うことができないため、毎日の簡単なお手入れが大切です。以下の方法を行うことでチャイルドシートの汚れを抑えることができますので、試してみてください。
ゴミをはたく
チャイルドシートのカバーやクッションにゴミがついている場合には、カバーを取り外して、外ではたくようにして取り除きます。これだけでも、ゴミやホコリが溜まるのを防ぐことができますよ。
【2024年最新】はたき人気おすすめ13選!選び方や正しい使い方もご紹介汚れを拭く
汚れがついている場合には、水拭きしても良いですし、タオルに薄めた洗剤を染み込ませて拭き取っても構いません。洗剤をつけたタオルを使用する場合には、拭き終えた後に再度水で濡らしたタオルで拭き、乾拭きするようにしてください。
掃除機などで吸い取る
コードレスハンディクリーナーを持っている方は、チャイルドシートを取り付けたままでもゴミやホコリを吸い取ってきれいにすることができます。
【2024年最新】ハンディクリーナー・掃除機おすすめ人気10選|静かな機種や車でも使える機種までチャイルドシートを洗濯する時間がないときは専門業者に依頼しよう
チャイルドシートを洗う時間がない場合や、きれいに洗えるかどうか不安という場合には、チャイルドシートを洗ってくれる専門業者に依頼すると良いでしょう。
クリーニング店では受け付けてくれるところが少ないですが、チャイルドシートを取り扱っている専門業者もあるため、時間や費用なども含めて検討してみてください。
チャイルドシートの洗い方・洗濯方法をマスターして清潔な状態を保とう
チャイルドシートは子どもの命を守る大切なものです。「車に乗るときに必要なもの」という認識だけで、あまり掃除をしていなかった人もいるのではないでしょうか。
実はチャイルドシートのパーツは乾きやすいため、1日あるとしっかり乾燥してくれます。チャイルドシートを使用しない日があったら、一気に洗ってしまいましょう。洗濯機で洗うこともできるため、ぜひ時間を見つけて洗ってあげてくださいね。