クッションは、ソファやベッドなどくつろぎの時間に欠かせないアイテムですが、肌に触れる機会が多いので、汚れやニオイがついてしまいます。しかも、衣類とは違い、洗濯をする頻度が少なく、汚れに気づきにくいのも正直なところでしょう。そこで今回は、クッションの洗い方について、基本的な洗い方や素材別の洗濯方法などを詳しく解説していきます。
目次
クッションの基本的な洗い方
まずはクッションの基本的な洗い方を見ていきましょう。洗濯機や手洗いどちらでも洗うことができますよ。それぞれの洗い方や手順をご紹介していきます。
洗濯機で洗う方法・手順
クッションは、洗濯絵表示で水洗いが可能と記載されていれば、洗濯機で洗うことができます。ウレタンなどを除いて、洗濯機に入れるだけで丸洗いできるので、普段なかなか手入れできないクッションの中身を簡単にきれいにできます。
洗濯機で洗う手順は以下の通りです。
手洗いで洗う方法・手順
型崩れや生地の破れなどが不安な方には、やさしく洗える手洗いがおすすめです。洗剤を溶かしたぬるま湯で押し洗いすることで、汚れが落ちていきます。
手洗いの手順を確認していきましょう。
【素材別】クッションの洗い方
クッションやクッションカバーは、商品によって素材が様々です。ポリエステルやフェザーのほか、ふわふわなウレタン素材、ビーズクッションなど、色々な素材のクッションが自宅にあるでしょう。素材によっては洗い方に注意が必要なので、自宅のクッションに合わせて素材別の洗い方をしっかりチェックしてみてくださいね。
ポリエステルの綿
ポリエステルの綿が使われているクッションは、洗濯機で洗うことができます。ただ、中の綿が片寄りやすいので、脱水時に形を整えたり、平らなところで乾燥したりすることが大切です。
ダウン・フェザー
ダウンやフェザーなど羽毛が使われたクッションも、洗濯機・手洗い両方可能です。やさしく洗うのがポイントなので、洗濯機のソフトモードや手洗いモードを使用しましょう。
綿花素材
綿花素材は、水を吸いやすい性質があり、たくさんの水を吸うと固まってしまいます。洗濯機は大量の水を使用するので、綿花素材のクッションを洗うときは少しの水で洗える手洗いがおすすめです。
ウレタンなどを使用したマシュマロクッション
ふわふわの肌ざわりが魅力のマシュマロクッションには、ポリウレタンや低反発ウレタンなどのウレタン素材が使われています。水が通らず乾燥できない特殊な素材であるため、洗うことはできません。
汚れや臭いはどうしてもついてしまうので、適切な手入れが必要です。汚れがついたときは、タオルやティッシュでふき取りましょう。臭いケアは、定期的に干すのがおすすめです。
ビーズクッション
ビーズが使用されているクッションは洗濯機でも洗えますが、生地の破れに要注意です。洗濯中に生地が破れてしまうと、洗濯機の中に中身があふれてしまいます。
クッションのおうち洗いにおすすめの洗濯洗剤・柔軟剤
クッションを洗濯機や手洗いでお手入れするときは、洗濯洗剤や柔軟剤を使用します。クッションの素材に優しいことのほか、洗浄力や香り、肌ざわりなどにこだわった洗剤・柔軟剤を選ぶと、うれしい仕上がりになりますよ。クッションのおうち洗いにおすすめの洗濯洗剤・柔軟剤をご紹介していきます。
おすすめの洗濯洗剤
おすすめの洗濯洗剤を3商品ピックアップしてみました。価格や香り、液性などに注目して、お気に入りの洗濯洗剤を選んでみましょう。
【エマール】おしゃれ着用 アロマティックブーケの香り
- Amazon参考価格:258円
- 液性:中性
- 香り:アロマティックブーケ
- 容量:500ml
渡辺直美さんのCMでもおなじみの『エマール』は、おしゃれ着用洗剤で売上ナンバーワンを誇っているブランドです。“おしゃれ着用 アロマティックブーケの香り”は、華やかな香りが特徴の洗剤で、クッションを優しい香りにしてくれます。香りは長く続くので、いつも気持ちよくクッションを使えますね。
洗浄成分が繊維の奥まで届く洗浄力があり、汚れや臭いをしっかり落としてくれるのもうれしいポイントです。
【アクロン】おしゃれ着用洗剤 ナチュラルソープの香り(微香)
- Amazon参考価格:194円
- 液性:中性
- 香り:ナチュラルソープ
- 容量:450ml
『アクロン』の“おしゃれ着用洗剤 ナチュラルソープの香り(微香)”は、「キレイ修復洗浄」効果が備わっています。型崩れや毛玉、シワ、色あせを防ぎつつ洗ってくれるので、クッションやクッションカバーへのダメージを軽減してくれますよ。
繊維を保護する「繊維保護成分」「シルキータッチ成分」が配合されています。洗濯中や使用中の毛玉を防いでくれるので、クッションの毛玉が気になっている方にもおすすめです。
【ラボン】シャレボン おしゃれ着洗剤 ラグジュアリーリラックス
- Amazon参考価格:494円
- 液性:中性
- 香り:ラグジュアリーリラックス
- 容量:500ml
『ラボン』の“シャレボン おしゃれ着用洗剤”は、贅沢感のある香りが特徴です。ラグジュアリーリラックスの香りはアンバーウッディ系で、爽やかさとスパイシーさがあるので、インパクトのある香りが好きな方に合っています。
その他にも、抗菌効果や植物由来の洗浄成分などの特徴があります。生乾きの嫌な臭いを防いでくれるので、屋内でクッションを干したい方におすすめです。
おすすめの柔軟剤
洗濯洗剤と合わせて柔軟剤を使用すると、愛用のクッションがふわふわに生まれ変わるはずです。おすすめ3つの柔軟剤を比較してみてくださいね。
【ソフラン】プレミアム消臭 フルーティグリーンアロマの香り
- Amazon参考価格:320円
- 香り:フルーティグリーンアロマ
- 容量:550ml
『ソフラン』の“プレミアム消臭”には、独自の消臭成分が配合されています。繊維1本1本に吸着して汚れを落とし、洗濯物をコーティングして臭いを出しにくくしてくれます。
抗菌効果によって部屋干しができたり、植物由来の柔軟成分で赤ちゃんの肌にも優しかったりするなど、様々なシーンで利用できるのが魅力です。屋外に干すスペースがなかったり、子どももクッションを使ったりする際は、ぜひ利用してみましょう。
【ハミング】LINNE(リンネ)プレミアム仕上げの柔軟剤 ふわり 無香性
- Amazon参考価格:471円
- 香り:無香性
- 容量:570ml
『ハミング』の“LINNE(リンネ)”は、香りのない無香性の柔軟剤です。柔軟剤特有の香りが苦手な方や繊細な子どもがいる家庭でも気軽に利用することができます。
『ハミング』の洗剤の中でも柔軟成分が特に多く、1.3倍配合されているのも特徴です。クッションやクッションカバーをふわふわに仕上げることができますよ。
【さらさ】柔軟剤 本体
- Amazon参考価格:418円
- 香り:ピュアソープ
- 容量:600ml
『さらさ』の柔軟剤は、肌に優しい柔軟剤として人気が高いです。実際にさらさを使用した衣類を肌につけてテストをしており、敏感な赤ちゃんの肌にも優しいことをチェックしています。小さな子どもがいる家庭で使っているクッションに安心して使えますね。
また、防臭効果も備えています。クッションやクッションカバーにニオイが付くのを防いでくれるのがうれしいポイントです。
【ファーファ】ファインフレグランス 柔軟剤 ボンコンジェ
- Amazon参考価格:542円
- 香り:モーニングシトラス
- 容量:600ml
『ファーファ』の“ファインフレグランス”は、シトラスやカシスなどの爽やかな香りの柔軟剤です。爽やかな香りのほか、吸水力を高める効果を備えています。水分が短時間でさらっと乾くので、クッションの乾燥にかかる時間を短縮できるでしょう。
静電気発生や花粉の付着を防ぐ効果もあり、花粉に悩んでいる方にも安心です。部屋干しできるように抗菌成分もあり、贅沢な香りを楽しみつつ、屋内でクッションを乾燥させることができます。
【2024年最新】柔軟剤をランキング比較!おすすめのいい匂い・人気の香り50選洗い終わったクッションの干し方のポイント
クッションは洗って終わりではなく、しっかり乾燥させることが大切です。乾燥する際は、干し方を間違うと、生地や素材を傷めてしまったり、色が黄ばんだり、中身が片寄ったりするおそれがあります。ご紹介する干し方のポイントをおさえて、クッションのおうち洗いを仕上げましょう。
色落ちや黄ばみを防ぐために陰干しする
クッションを乾かすとき、日光に当てて乾燥させたいところですが、日光はクッションの色落ちや黄ばみの原因になることがあります。風通りがよく、日光が直接当たらない場所での陰干しがおすすめです。
平干しで中身が片寄らないようにする
クッションを干すときは、平らな場所での平干しがおすすめです。吊るし干しだと重力によって中身が片寄ってしまいますが、平干しなら中身を均等して干すことができます。
吊るし干しするときはこまめに片寄りをチェック
平干しするスペースがなく、吊るし干しになる家庭もあるでしょう。吊るし干しは中身が片寄りやすいので、こまめに上下左右を入れ替えながら干すのがポイントです。
浴室乾燥や除湿機・乾燥機を使って仕上げ
浴室乾燥や除湿機・乾燥機がご自宅に備わっている方は、それらの機能を活用するのもおすすめです。陰干しには時間がかかりますが、浴室乾燥や除湿機・乾燥機であれば適度に温度を保ちながら、手早く乾燥させることができます。乾き具合にムラが出ることがあるので、上下左右を入れ替えながら乾かしましょう。
大きく振って空気を入れるとフワフワに
乾燥した後のクッションは、上下に大きく振って空気を入れましょう。中に空気がいっぱい含まれ、ふわふわの仕上がりになります。
便利な乾燥グッズを使う
枕やクッションを乾燥するための便利グッズが多く販売されています。クッションの乾燥にぴったりのグッズなので、定期的な手入れのために購入しておくのがおすすめです。おすすめの乾燥グッズを2つご紹介します。
【desirable】ネット平干し サイズ77×62cm
- Amazon参考価格:1,199円
『desorable』の“ネット平干し”は、3段構造の平干しネットです。ネット部分はメッシュ生地を採用しているので、風通しが良く、すばやく乾燥させることができます。3段構造を生かして、まくらやぬいぐるみ、ニットの衣類などとまとめて干せるのもうれしいポイントです。
使わないときは、小さく折りたたむことができます。収納スペースに困ることがなく、コンパクトにしまえるのも特徴です。
【ダイヤ】枕用洗濯ネット 70x40cm
- Amazon参考価格:804円
『ダイヤ』の“枕用洗濯ネット”は、洗濯ネットにも乾燥にも使えるすぐれものです。洗濯するときは洗濯ネットになり、乾燥するときはハンガーポケットにハンガーと取り付けることでそのまま干すことができます。
洗える素材のクッションを洗濯するときはもちろん、洗いにくいクッションを陰干しするときにも便利なおすすめアイテムです。
クッションは洗濯機やコインランドリーで洗って大丈夫?
洗濯機での洗い方を紹介しましたが、クッションの素材や中身の片寄りなどが不安な方も多いでしょう。洗濯機やコインランドリーで洗う際はいくつかの注意点があります。クッションを優しく洗うなら、手洗いでの洗濯がおすすめです。
クッションの中身が片寄りやすい
洗濯機で洗う場合、洗濯機の中をクッションが動くので、中綿が片寄りやすくなります。中綿が片寄ると、型崩れの原因になってしまいます。
クッションの大きさと同じくらいの洗濯セットを使ったり、干し方を工夫したりすることで片寄りを軽減することは可能です。
生地が弱っていると中身が飛び出すおそれも
クッションの生地が弱っていると、洗濯機による負担で破れてしまうおそれがあります。中綿やビーズなどが飛び出してしまうかもしれません。洗濯機を使うときはあらかじめ生地の状態をチェックしておきましょう。
洗濯できない素材に注意
すべてのクッションが洗濯機やコインランドリーで洗えるわけではありません。ウレタンや一部のポリエステル素材などは洗濯できないので要注意です。
手洗いがおすすめ!洗濯機で洗うときは注意点あり
洗濯機で洗う際には型崩れや中身の飛び出し、素材のチェックなどいくつかの注意点があります。洗濯機に入れるだけでとても楽に洗えますが、大切なクッションを長く使うためには手洗いがおすすめです。
クッションを洗う頻度はどのくらい?
クッションの使い方は人それぞれです。枕代わりに毎日使っている人もいれば、インテリアとして置いている人もいるでしょう。クッションを洗う頻度は、肌に触れる機会の多さで変わってきます。シーンに合わせてどのくらいの頻度で洗った方がよいかおさえていきましょう。
クッションカバーを外せる場合は週1回
肌に触れる機会が多いクッションは、クッションカバーを取り外せるならカバーだけでも週1回洗うのがおすすめです。リビングや食卓の近くで使っていると、皮脂や汗のほか、食べこぼしが付くこともあります。
カバーを取り外せるクッションの本体は月に1度
クッションの本体は、月に1度程度はしっかり洗いましょう。見た目ではわからなくても、汚れや臭いが付いている場合が多いです。
汚れが付きにくいインテリアのクッションは3ヶ月に1回ほどでOK
インテリアとしてクッションを置いている場合は、あまり肌に触れる機会は多くないでしょう。汚れや臭いは付きにくいですが、置いているだけでもほこりなどはたまることがあります。
クッションを清潔に使う方法
クッションを毎週、毎月洗うのが難しいという方も多いでしょう。洗濯の頻度を減らしたり、いつもきれいにしておいたりするには、清潔に使うことが大切です。3つの方法をご紹介するので、ぜひ実践してみてくださいね。
クッションカバーをこまめに洗う
本体を頻繁に洗うのは時間や手間がかかるので、クッションカバーはこまめに洗っておきましょう。
厚手のクッションカバーをつける
汚れが本体に付きにくくするためには、厚手のクッションカバーがおすすめです。
洗いにくいクッションは定期的に乾燥する
ウレタンなどの素材のクッションは、洗濯することができないので、定期的な乾燥が必要になります。風通しの良い日陰で乾燥させて、臭いの原因をおさえましょう。
お気に入りのクッションの洗い方をおさえて清潔に保とう
普段から愛用しているクッションは、定期的に洗濯をしてきれいにしましょう。洗濯機で洗うこともできますが、型崩れや生地破れの心配があるので、手洗いでやさしく手入れするのがおすすめです。
頻度は、頻繁に肌に触れる場合はクッションカバーを週に1回、本体は月に1回が良いでしょう。しっかり乾かすことも大切なので、陰干し、平干し、浴室乾燥などのポイントをおさえて完全に水分を失くすことが大切です。
素材別の洗い方やおすすめ洗剤・柔軟剤なども参考にして、大切なクッションを洗ってみてくださいね。