コスプレの流行やハロウィンの定着などにより、1枚は着ぐるみを持っていたり、パジャマや部屋着として着ている方がいたりするかもしれません。しかし、お手入れの方法がわからず、困っている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、着ぐるみの洗い方や、おすすめの着ぐるみ専門クリーニング店をご紹介します。
目次
着ぐるみは汚れが溜まりやすい
着ぐるみは、たくさん着る機会がなくとも、屋内外関係なく、着用すれば当然汚れます。また、全身を包むので、汗や皮脂が溜まりやすいです。
そのまま放っておくと、染み付いて落ちなくなってしまったり、嫌な臭いがついてしまったりします。
市販の着ぐるみは家庭で洗濯できる？
持っている着ぐるみを、バラエティショップなどで購入した方は多いかと思います。市販の着ぐるみは家庭で洗濯することができるのでしょうか？
市販の着ぐるみは家でも洗えるものがほとんど
よく売られている着ぐるみは、ほとんどがフリースで作られていて家庭でも洗濯ができます。フリースはポリエステルできているので、暖かいだけでなく軽くて洗いやすいという良さもあります。
ただ、ふわふわと起毛しているものだと毛玉にもなりやすいので、洗濯するときは優しく洗うのがコツです。
着ぐるみの品質表示をチェックしてみよう
着ぐるみにも洋服などと同様に、品質表示のタグが付いています。品質表示タグには、使われている素材とその素材に適した洗濯方法（洗濯表示）が記載されているので、必ずチェックしましょう。
洗濯機で洗う場合の手順
洗濯表示をチェックし、洗濯機での洗濯が可能だった場合は、以下の手順で洗いましょう。このとき、色移りを防ぐために、他の洗濯物は一緒に入れないでください。着ぐるみを単独で洗うようにしましょう。
洗濯ネットに入れることで型崩れを防ぎ、摩擦による毛玉をできにくくします。
また、フリースは静電気が起きやすいので柔軟剤も入れましょう。柔軟剤を使うことで静電気が起きにくくなりますよ。
湿気が残ってしまわないよう、しっかりと乾かすことが大切です。
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基本的な着ぐるみのお手入れ方法とは
洗いやすい市販の着ぐるみ以外にも、ファーやボア素材でできた洗いづらい物や、大型の本格的な着ぐるみもありますね。
どのタイプにも共通する基本的なお手入れをご紹介します。
着ぐるみを着た直後にする3つのお手入れ方法
頻繁に洗うことのできない着ぐるみの場合、着用したあとのお手入れが重要です。3つの基本的なお手入れをするだけでも着ぐるみを清潔に保てます。
使用後はすぐにブラッシングしよう
着ぐるみを着たあとは、ハンガーにかけて優しくブラッシングしましょう。ブラッシングすることで表面のごみやほこりを落とし、毛並みも整います。
専用のブラシがあれば一番ですが、靴用の豚毛ブラシでも代用できますよ。着ぐるみには柔らかい毛のブラシがおすすめです。
ごみやホコリなどの軽い汚れはガムテープを使おう
毛に絡んでしまい、ブラッシングだけでは落とせない汚れには、ガムテープを使いましょう。汚れた部分を優しく叩くようにして、丁寧に汚れを取り除いてください。
毛が抜けてしまわないよう、粘着力の弱い紙タイプがおすすめです。
消臭スプレーをかけて陰干し
陰干しをして、汗などの湿気を取りましょう。消臭スプレーをかけておけば嫌な臭いもつきにくくなりますよ。
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汚れてしまったときのお手入れ方法
ブラッシングやテープでも、落ちない汚れが付いてしまうこともありますね。落ちにくくなる前にお手入れしましょう。
1.固く絞ったタオルで汚れを軽く拭く
濡らした清潔なタオルを固く絞り、汚れを軽く拭きます。あまりゴシゴシすると、汚れが余計に広がってしまうかもしれないので避けましょう。
2.タオルに中性洗剤を含ませ、優しく叩く
タオルに少量の中性洗剤を含ませて、汚れを優しく叩いて落とします。
3.きれいなタオルで洗剤を落とす
固く絞った洗剤の付いていないタオルで、洗剤を落としましょう。毛の間に洗剤が残ってしまわないように気を付けてください。
4.陰干しをしてしっかりと乾かす
風通しの良い場所で陰干しをしましょう。水分が染み込んでいるので、しっかりと乾かしてください。
ひどい汚れは水洗いしてもいいの？パーツごとの洗い方
ここまでやっても落ちないようなひどい汚れは、どうすればよいのでしょうか。
その場合は、水洗い可能なパーツを思い切って洗ってみましょう。注意点とともに解説しますので、参考にしてみてください。
手袋や靴の洗い方手順と注意点
手袋や靴は、着ぐるみの中でも汚れやすいパーツです。一度の使用でかなり汚れてしまうこともありますので、丸洗いしてきれいにしましょう。
1.水でよくすすぎ、表面の汚れを洗い流す
シャワーやホースでたっぷり水をかけ、表面の汚れを洗い流します。
2.洗濯用石けんで表面を優しく洗う
洗濯用の石けん（蛍光増白剤が入っていないもの）をよく泡立てて、表面を優しく洗いましょう。ゴシゴシと力を入れすぎないように注意してください。
3.石けんを水でよく洗い流す
石けんが残ってしまわないよう、よくすすぎましょう。
4.水気を切ってからタオルで拭き取る
しばらく立て掛けておくなどして水気を切りましょう。
ただし、水分の重みで変形してしまうおそれがあるので、長時間置かないようにしてください。ねじって絞るのも控えましょう。
5.陰干ししてしっかり乾燥させる
風通しの良い場所で陰干しをしましょう。サーキュレーターや扇風機などで、風を当てると乾きやすいですよ。
ズボンやボディの洗い方手順と注意点
ズボンやボディも足元が汚れやすいのですが、簡単に洗える素材の物が多いので、洗濯表示や説明書があれば確認してみましょう。
ただし、合成皮革やゴム、接着剤が使われている場合は洗わないようにしてください。
1.中性洗剤で手洗いする
たらいなどにぬるま湯を入れ、おしゃれ着用の中性洗剤をよく溶かします。そして、優しく押し洗いをしましょう。
2.よくすすいで軽く脱水する
水を換えながら2、3回すすぎましょう。洗いと同じように優しく押しながらすすぎます。洗濯機で短い時間脱水をします。
3.陰干しでしっかり乾かす
風通しの良い場所で陰干しをしましょう。カビを防ぐためしっかりと乾かしてください。
頭部のお手入れはプロに任せましょう！
頭部には目などの様々なパーツが付いており、内部の構造や素材によって洗えたり洗えなかったりします。
そのため、自分での判断が難しいのと、着ぐるみでも一番大事なパーツでもあるので、表面の軽い汚れを落とす程度にとどめ、丸洗いするのは避けましょう。
ひどく汚れてしまった場合などは、着ぐるみ専門のクリーニング店を利用することをおすすめします。
大切な着ぐるみは専門のクリーニング店に任せると安心
大きなものや高価な着ぐるみは、専門のクリーニング店に任せましょう。プロがキレイに洗ってくれるので安心ですよ。
おすすめ全国宅配着ぐるみクリーニング店3選
田辺クリーニング
出典：田辺クリーニング
着ぐるみの修理も受け付けているクリーニング店です。最初にメールやLINEに写真を送ると、見積もりを出してくれるます。
ウレタンタイプであれば23,000円（税別）〜です。3〜4週間ほどでクリーニングしてくれます。
宅配業者での発送・宅配のほか、集配サービスもあり便利です。スタッフ全員が国家資格であるクリーニング師免許を持っているので、安心して大切な着ぐるみを任せられますね。
着ぐるみクリーニングのデア
カーペットや布団、着物など、豊富な品目を取り扱うクリーニング業者です。こちらでは、着ぐるみ専用のクリーニングをしてくれます。
ホームページの注文フォームからクリーニングを申し込めますよ。集荷も同時に申し込めて便利です。
着ぐるみが到着後に料金詳細の連絡がありますが、おおよそ18,000円（税別）からで、納期は2～4週間ほどのようです。
大同クリーニング
出典：大同クリーニング
こちらも様々な特殊クリーニングを扱うクリーニング業者で、着ぐるみ部門は43年の実績があり安心できます。
エアー着ぐるみやファン付きなども受け付けていますよ。メールで見積もり依頼をし、その後郵送で見積もりが届きます。
料金は21,000円（税別）～、納期は2～3週間です。年間保管もしてくれるので便利ですよ。
大切な着ぐるみを清潔に保とう
市販の物から本格的な物まで、様々な着ぐるみのお手入れ方法をご紹介しました。最近では着ぐるみを手作りする方もいて、ハロウィンだけでなく様々なイベントで活躍しています。
大切な着ぐるみなので、しっかりお手入れして清潔に保ちたいですね。
