ベンチや壁にガムがついていることを知らずに、服につけてしまったことはありませんか?すぐに気がつけば簡単に取れることもありますが、知らずに過ごしてしっかりとこびりついてしまったら「もう取れないかも!!」とあきらめてしまいそうになりますよね。しかし服についたガムは、今回ご紹介する方法できれいに取ることができるかもしれません。ぜひ覚えて、もしものガムトラブルに備えておいてください。
目次
服についたガムを落とすには性質を知ろう!
一度服につくとしつこく取れないガムですが、まずはその性質を知りましょう。その性質を利用して、簡単にガムを取ることができる可能性が広がります。
ガムの成分は?
ガムとはチューイングガムの総称ですが、本来は噛み終わった後に残る『ガムベース』のことを指しています。
主な成分
- 植物性樹脂
- 酢酸ビニル樹脂
- エステルガム
- ポリイソブチレン
- 炭酸カルシウム
これらに香りや味がつくことでお菓子のチューイングガムとなります。多くの場合、ガムの周りには糖分の膜が張られているので、噛んでいない状態でもべたべたとこびりつく可能性があります。
注目したいのは植物性樹脂
ガムは噛んで伸びた状態になると、よりしつこいこびりつきになりますが、これはガムの主成分である“植物性樹脂”の性質が関係しています。樹液を煮ることで、天然樹脂の“チクル”という成分ができるのですが、これは冷たいと固まり、油分で溶けるという性質があります。
ガムを噛んでいるときに氷を食べるとカチカチになり、チョコレートなどと食べると「ドロドロに溶けてしまった」という経験はありませんか?これはまさにチクルの性質から起こる現象で、この性質を利用すれば、服についたガムを取りやすくなるのです。
服についたガムの取り方・落とし方4選
服についてしまったガムは、油や水に溶けない『不溶性のシミ』とされ汚れの中でも厄介なものですが、それでも自宅で落とせる可能性がある方法を4つご紹介します。
冷やしてとる方法
ガムの低温で固まる性質を利用して、服についてしまったガムを冷やしてとる方法があります。家にある氷で簡単に行える方法ですので、手軽に実践できるのがメリットです。
用意するもの
- 氷
- ビニール袋
- スプーン
- ガムテープ
油で溶かす方法
ガムは油分と合わさると溶ける性質があります。そのため油を利用して、ガムを溶かしながら衣類から取ることができます。
用意するもの
- 油
- 歯ブラシ
- ティッシュ
アルコールを使う方法
有名なシミ抜き方法でアルコールを使用することがありますが、ガムにも使用することができます。ただしガム取りに使用するアルコールは度数が高いものでないと効果がないので、ウイスキーなどのように30~40度前後あるものを選びましょう。もったいないようであれば薬局やホームセンターでエタノールが売っていますので、用意しておいても良いですね。
用意するもの
- アルコール
- コットン
- いらない布
アイロンの熱でとる方法
ガムは熱で溶けやすくなる性質もあります。そのためアイロンの熱で溶かし、衣類から別の物へ移すという方法も可能です。
用意するもの
- アイロン
- 厚紙
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ガムが服についたときも慌てずに対処しよう!
服にガムがついてしまうことは頻繁に起こることではないので、突然の出来事だと慌てて無理やりとって余計に被害を拡大させてしまうことがあります。ガムが服についたら、まずは慌てず服の素材や洗濯表示を確認しましょう。そのうえで、どの方法が1番適切が判断して丁寧にガムを取ることを心掛けてくださいね。