衣類の汚れがひどいときは、そのまま洗濯機に入れて洗濯しても汚れが取れないことがあります。そんなときは、洗濯物を洗濯機に入れる前に予洗いをしましょう。汚れ別の予洗い洗濯方法から便利なグッズまで、予洗いについて詳しくご紹介します。
目次
予洗いとは?
予洗いとは?
予洗いとは洗濯機に入れる本洗いの前に行うもので、効率よく汚れを落とすことができます。昔は洗濯機や洗剤の性能があまり良くなかったため、しっかりと汚れを落とすために、予洗いは家庭でも日常的に行われていました。最近の洗剤や洗濯機は性能が良いため、毎回必ず予洗いをする必要はありませんが、食べこぼしや泥汚れなどのひどい汚れには、予洗いが効果的です。
予洗い洗濯方法
汚れ別、予洗い洗濯方法
(必ず衣類を濡らす前に行ってください。)
予洗いで洗濯物の臭いを消す方法
靴下の臭い
靴下の臭いが気になる場合は、以下の手順で洗いましょう。
(臭いの原因は皮脂であるため、皮脂が付いた部分を直接洗う必要があります。)
加齢臭、汗臭
以下の3種類の方法があります。自宅にある材料でできる方法を選び、洗っていきましょう。
- 服を脱いだら、出来るだけ早く、洗濯洗剤もしくは強い界面活性剤が入っている台所用洗剤で部分洗いする
- 重曹水に浸して皮脂汚れを浮かす
- 漂白剤に浸す
予洗いが楽になる便利グッズおすすめ3選
予洗いが楽になる洗濯ブラシ
【サンコー】洗濯ブラシびっくりフレッシュちょこっと洗濯
繊維の断面が汚れを掻き出します。また少しの洗剤で泡立ち、柔らかいため生地を傷めないのが特徴です。
【ダイソー】洗濯ブラシ
ブラシ本体に液体洗剤が入り、フタのプッシュボタンを押すとブラシの先から適度な量の洗剤が出てきます。ブラシと洗剤が一体であるため、予洗いの作業が簡略化できて楽になります。
予洗いで汚れを一掃できる洗剤
固形ウタマロ石鹸
薬局やスーパーで購入でき、通常の洗濯では落ちにくい泥汚れやシャツの襟の汚れ、食べこぼし汚れをしっかりと落としてくれます。また、ウタマロ石鹸は水に溶けやすく生地に塗りやすいため、生地になじみやすく、傷めにくいという特徴もあります。
汚れがひどいときは、ウタマロ石鹸をつけて揉み洗いをし、ぬるま湯につけ置きしてから、洗濯機に入れます。
セスキ炭酸ソーダ
セスキ炭酸ソーダはアルカリ性のため、酸性である皮脂汚れを中和してキレイにしてくれます。ただし、注意しなければならないのは素材です。ウール、動物の毛などのタンパク質でできた素材、ポリエステルなどは、つけ置きすると生地が傷んでしまいます。
(皮脂汚れなどのシャツの襟の汚れや脇の汗ジミにぐっしょりと濡れるくらいにたっぷりとスプレーします。)
オキシクリーン
オキシクリーンは酸素系漂白剤で、塩素系漂白剤のようにツンとした刺激臭もなく、色柄物にも使えます。オキシクリーンは水に溶けると酸素の泡を大量に発砲します。この泡のチカラで汚れを引き離して水に溶かしこむため、汗ジミや黄ばみ、泥汚れまで、強力な洗浄力で落とします。
予洗い不要?シャープの洗濯機の洗濯槽に穴なし槽を採用
シャープの縦型洗濯乾燥機と全自動洗濯機には穴なし槽が採用されており、その他にも本洗いで汚れをしっかりと落とす機能や、自動で予洗いしてくれる機能が付いています。
- 穴なし槽
- 洗濯槽の中心部分(パルセーター)は特許取得のイルカ見本の形状
- 便利な予洗い機能
洗濯槽に穴がないため、洗濯機を回したときに水流の勢いが増して竜巻状に巻き上がり、その水流でもみ洗いをします。また槽内壁のダイヤカット凹凸によるこすり洗いのW洗浄効果で、汚れをしっかり落とします。
イルカは、尾びれと表皮のしわの形状によって小さな力で速く泳ぎます。そして、このイルカの尾びれの形状をパルセーターに応用したのがドルフィンパルAg+です。ドルフィンパルAg+のパルセーターは水流が大幅に強化されており、頑固な汚れもスッキリ落とします。
食べこぼしなどすぐに水で予洗いしなければならないものを、洗剤なしで汚れを素早く落とします。この機能を使えば、手洗いによる予洗いが不要になります。
ここまで進化した、シャープの時短予洗い
シャープのドラム式洗濯機の中には、以下のような機能が付いているものもあります。予洗いに特化した機能があれば、汚れを確実に落とすことができますね。
- 超音波ウォッシャー搭載
- 温水極め洗いコース
洗濯機本体の他に、「超音波ウォッシャー」というハンディタイプの予洗い専用機械が付いています。洗濯機に置くだけで充電できてコードレスで持ち運べ、シャツの襟汚れなど気になる部分に超音波ウォッシャーの先端を軽くなぞって予洗いすれば、10分間の時短コースで洗濯するだけで汚れが落ちます。
洗剤の効果は、衣類の温度が35℃前後になることで増します。このコースがあれば、泥汚れも効率よく洗濯できるため、ひどい汚れも予洗いなしで落とせます。
予洗いで洗濯物を干すときに汚れや臭いが残らないようにしよう
洗濯物を干すときに、汚れや臭いが残っていると嫌な気持ちになりますし、洗濯し直すのは面倒ですよね。気持ちよく洗濯物を干せるよう、洗濯機に入れる前にしっかり予洗いをして、衣類を清潔にしておきましょう。