自宅で履いているスリッパはこまめに洗っていますか?室内で履くスリッパですが、意外にも汚れやすく、スリッパそのものはもちろん、床を汚してしまっているかもしれません。スリッパは、定期的に洗濯してきれいにすることが大切です。今回は、スリッパの洗濯について、方法・手順や干し方、頻度などを詳しくご紹介していきます。
目次
スリッパを洗濯しないとどうなる?
スリッパは室内で履くことが多いので、あまり汚れないと思いがちです。「あまり洗濯したことないかも…」という方も多いでしょう。
実際は汚れやニオイがつきやすいので、こまめな手入れが必要です。スリッパを洗濯しないとどうなるのかをまずチェックしましょう。
汗や皮脂などによって雑菌が繁殖する
スリッパは素足で履くことがほとんどでしょう。足は季節に関わらず汗をかくので、汗や皮脂がスリッパの中に付いてしまいます。
雑菌が繁殖する原因になり、嫌な臭いがしてくるでしょう。
スリッパが汚れて床が汚くなる
スリッパに付く汚れには、汗や皮脂汚れのほかに、ほこりや髪の毛、食べ物・飲み物汚れなどがあります。
スリッパの裏が汚れたままだと、室内を歩く度に床を汚してしまいます。自宅をきれいに保つためには、スリッパのお手入れが欠かせません。
スリッパ自体が汚れて長持ちしなくなる
スリッパを洗わずにそのまま使っていると、汚れや臭いが染み付いてしまいます。一度汚れや臭いが染み付いてしまうと洗ってもなかなか落ちなくなってしまい、見た目はもちろん、衛生面でも良い状態ではなく、買い替える必要があるでしょう。
自宅でスリッパを洗濯する方法・手順
繁殖した雑菌や汚れを落とすためには、スリッパを洗濯する必要があります。スリッパは、商品によっては洗濯機で洗うこともできますよ。
洗濯機洗いや手洗い、つけ置き洗いなどの洗い方を手順と合わせてご紹介していきます。
洗濯表示や生地で洗濯できるかをまずチェックする
スリッパには、洗える商品・洗えない商品があります。洗濯をする前に、使っているスリッパを洗えるのかをチェックしましょう。
洗濯表示には、洗濯機で洗えるか、手洗いできるかなどが書かれているので、表示に合わせた方法で洗います。洗濯できない生地として、底に厚紙を使用したスリッパは水に弱く洗えないので覚えておきましょう。
洗濯機で洗う方法・手順
洗濯機で洗えるスリッパは、洗濯機で丸洗いすると、手間をかけずにきれいにできます。洗剤は、普段使っているもので問題ありません。
しかし、そのまま洗濯機に入れて洗うと型崩れしやすいので、忘れずに洗濯ネットに入れましょう。
洗濯機で洗う手順は以下の通りです。
手洗いで洗う方法・手順
手洗い推奨のスリッパや洗濯機洗いの傷みが気になるときは、手洗いでスリッパを洗いましょう。用意するものは、歯ブラシと洗面器、石けんの3つです。
石けんをつけて歯ブラシで擦ることによって、力加減を調整しながら優しく洗うことできます。
手洗いの手順は以下の通りです。
取れにくい汚れにはつけ置き洗い
しつこい汚れや臭いがあるときは、つけ置き洗いがおすすめです。ぬるま湯に洗剤や石けんを溶かして、数十分つけておくことで汚れ・臭いが落ちやすくなります。
メラミンスポンジで汚れをとって仕上げ
洗濯をした後にしつこい汚れが残っていたときには、「激落ちくん」などのメラミンスポンジが仕上げに便利です。汚れを擦るだけで取れていくので、ピカピカのスリッパになるでしょう。
注意点として、綿やウールなど柔らかい素材への使用には向いていません。生地を傷める可能性があるので、ポリエステル素材の表面や硬い裏面に使うようにしましょう。
靴やスリッパに対応したクリーニングを利用するのもあり
自分で洗うのが不安な方や、手間なく洗いたい方は、靴やスリッパに対応したクリーニングサービスを利用してみましょう。プロの技によって、汚れや臭いを逃さずに洗濯してくれますよ。
利用するクリーニングサービスによっては、スリッパの本体価格よりも高くなることもあります。
お気に入りのスリッパや高級スリッパといった、特に大切に洗いたいスリッパに使うなど、シーンに合わせてクリーニングを利用してみてくださいね。
【2024年最新】洗濯ブラシおすすめ9選!使い方・靴用ブラシ・100均グッズも洗濯した後のスリッパの干し方
洗濯機や手洗いでスリッパを洗った後は、しっかりと干すことが大切です。乾燥の仕方を間違ってしまうと、型崩れしたり、変色したりすることもあります。ポイントをおさえて、スリッパ洗濯の仕上げをしましょう。
型崩れしないように平干しする
スリッパを吊るし干しすると、重力で引っ張られてしまうので、型崩れしやすくなります。型崩れを起こさないためには、平干しがおすすめです。
形を整えてから平らなところに置いて乾かしましょう。地面や物に接している部分は乾きにくいので、定期的にひっくり返すと全体が乾きやすくなります。
変色を避けるために風通しの良い日陰で干す
スリッパなど洗濯物を干すときは、日が当たる場所での天日干しが良いと思いがちです。確かに日光には殺菌効果や速乾作用がありますが、実は長時間の天日干しは生地へダメージを与えてしまいます。
新聞紙などでしっかり水気をとる
スリッパを中まで乾かすのは、空気が通りにくいぶん、思ったよりも時間がかかります。乾かす時間を短縮したいときは、新聞紙を丸めて中に入れるなど、水分をしっかりと取ることが大切です。
スリッパを洗濯する頻度はどのくらい?
「どのくらいの頻度でスリッパを洗ったらいいの?」とお悩みの方は多いのではないでしょうか?
毎日洗うわけにもいかないし、かと言って洗濯するタイミングは逃したくないですよね。季節に合わせてスリッパを洗濯する頻度を決めて、定期的に洗うようにしましょう。
汗をかきやすい春・夏は1~2週間に1回
気温が高くなってくる春・夏は、秋・冬に比べると汗をかきやすくなります。スリッパに汗が染み込んだり、蒸れて臭いが気になったりするので、1~2週間に1回くらいの頻度で洗うのがおすすめです。
気温の下がる秋・冬は1ヵ月に1回
夏を過ぎると、秋・冬と徐々に気温が下がっていくにつれて、汗の量も少なくなります。1ヶ月に1回程度のペースで洗濯すれば、清潔に保つことができるでしょう。
汚れや臭いが気になったら、拭いたり、除菌消臭スプレーを使ったりするなどのお手入れをすると、洗濯するまできれいに使えます。
洗濯するタイミングは?
目立つ汚れや臭いがなかったら、洗濯するタイミングを見つけるのは難しいかもしれません。汚れや臭いが気になったときが洗濯するタイミングですが、定期的に洗濯することを決めるのがおすすめです。
適切な頻度で洗えるので、スリッパが気になる状態になる前に対処できますよ。
洗えるスリッパが便利!選び方をご紹介
スリッパを洗う手間を少なくしたいという方には、洗濯機で洗えるスリッパがおすすめです。洗濯機で丸洗いできるので、家事で忙しい方にも嬉しいですね。
洗えるスリッパを購入する際には、おさえておきたい選び方があります。5つのポイントをチェックしていきましょう。
洗濯機で洗えると手入れが楽
洗えるスリッパは、必ずしも洗濯機で洗えるとは限りません。手洗いのみ可能なものもあるので、できるだけ手入れの手間をなくしたい方は、洗濯機で洗えるかどうかをチェックしましょう。
乾きやすいか
洗った後にすぐに履けるようにしたいという方は、速乾性に注目しましょう。速乾性のあるスリッパや脱水に対応しているスリッパは乾きやすいです。
生地が厚いとその分乾くのが遅くなるので、生地の薄さやクッションの厚さも確認することをおすすめします。
型崩れしにくいか
洗って型崩れしやすいスリッパだと、見た目が悪くなってしまったり、履き心地が変わってしまったりします。洗っても型崩れしにくいスリッパだと、型崩れを心配せずに洗えますね。
縫い目が外に出ていないものや不変形設計と書かれているものは、耐久性が高く、型崩れしにくいスリッパと言えるでしょう。
抗菌・防臭効果があるか
毎日スリッパを履いていると、汚れや臭いが付いてしまうので、本来であれば毎日洗いたいものです。実際、毎日洗うのは手間がかかり、現実的ではないでしょう。
洗濯をするまでにできるだけ清潔な状態を保ちたい場合は、抗菌・防臭効果があるスリッパがおすすめです。菌の繁殖を防ぎ臭いを予防してくれるので、いつもきれいな状態のスリッパを履けますね。
履き心地や騒音にもこだわろう
スリッパは足に常に触れているものなので、履き心地にもこだわりましょう。
綿や麻などの肌ざわりの良い素材のスリッパを選んだり、クッション材が多くふんわりした履き心地のスリッパにしたりするなど、どんな履き心地が良いかイメージして選んでみてくださいね。
また、下の階への音が気になるなら、騒音が出ないかも重要です。音の出にくい素材を使用したものや底が厚くパタパタしないものなどは、騒音を避けることができます。
洗えるスリッパおすすめ10選!
洗えるスリッパは、『ユニクロ』や『ニトリ』、『無印良品』など様々なメーカーから販売されています。数ある商品の中からおすすめしたい10の洗えるスリッパをピックアップしてみました。
洗えるスリッパ選びの参考にしてみてくださいね。
【ニトリ】スリッパ(リボタン BR フリーサイズ)
- 楽天参考価格:609円
『ニトリ』のスリッパは驚くほど安く、『ニトリ』のメンバーズカードに入会していれば、ポイントもつくので大変お得です。価格が安いながらも作りがしっかりしていて、洗濯ネットに入れて洗濯ができ、コストパフォーマンスに優れています。
カラーはベージュ、ネイビー、レッド、ブラウンから選べるので、思わず色違いで揃えたくなりますよ。
【ベルメゾン】抗菌防臭スリッパ
ボーダーが可愛らしいこちらのスリッパは、家に馴染むようにコーディネートできるよう、レッド、ピンク、ベージュ×ホワイト、イエロー、グリーン、ミントグリーンといった6カラーが用意されています。
デザイン性だけでなく、糸に抗菌・防臭機能がついているので洗えないときでも清潔に使えるのも嬉しいポイントです。サイズが22~25cmとなっているので、大人の男性には少し小さいかもしれません。
【M+HOME エムプラスホーム】ターキー スリッパ
- Amazon参考価格:3,520円
『M+HOME』の“ターキー スリッパ”は、シックでモダンなデザインになっているので、小物一つひとつもインテリアと合わせたい方におすすめのスリッパです。素材は綿100%なので、洗濯機で洗えるのが嬉しいポイントですね。
また、タオルやマット、トイレカバーも同じ種類で揃えることが可能ですので、トータルコーディネートを楽しめます。
【SDS】フィーカ スリッパ
- Amazon参考価格:2,200円
北欧風のデザインが魅力の『SDS』のフィーカスリッパは、ナチュラルに部屋をまとめたい方にぴったりです。「フィーカ」とはスウェーデン語で「ティータイム」という意味で、のんびりとくつろぎの時間を過ごすことがコンセプトとされています。
素材はポリエステル100%でできているので、洗濯機での丸洗いが可能です。カラーがブルー、グレー、イエロー、ベージュの4種類から選べて、来客用のルームスリッパとして活躍してくれるでしょう。
【FARG&FORM】mozエルクスリッパ
- Amazon参考価格:2,153円
日本でも人気のスウェーデンメーカー『FARG&FORM社』のmozシリーズには、mozのロゴが可愛いスリッパもあります。スウェット生地のような肌触りは履き心地抜群で、お風呂上りに履いてもさらりとした感触です。
カラーはホワイトとピンク、ブラックデニム、サイズはMとLが用意されているので、家族ペアで使用すると、可愛く履きこなすことができますね。
【Kadahis】ルームシューズ ダウンスリッパ
- Amazon参考価格:1,990円
真冬のルームシューズとしておすすめしたいのが、『Kadahis』のダウンスリッパです。冷えは足元からきますので、足を保温しておけば暖かさを持続することができます。
ブーツのようにモコモコした見た目ですが、ボア生地で保温性と通気性を兼ね備えているので、蒸れることなく暖かさを感じられます。スリッパの裏には、滑り止めがついているので歩きやすく、床を傷つけることもありませんよ。
【idee Zora】今治タオル バススリッパ
- Amazon参考価格:1,760円
愛媛県今治市の今治タオルで作られたスリッパは、安心の日本製で、シンプルなデザインの中に繊細さを感じることができます。
タオル生地で作られているので吸水性が高く、お風呂上りのバスマット替わりとして、濡れた足のまま履けます。肌触りも履き心地も抜群、そして洗濯機で丸洗い可能ですので、ぜひ試しに使ってみてください。
【Minao】スリッパ
- Amazon参考価格:3,480円
『Minao』のスリッパは、上品で可愛いデザインとふんわりとした履き心地が魅力です。ピンク、グリーン、グレー、ブルーのカラーバリエーションで、インテリアとしても部屋を明るくしてくれます。
人間工学を取り入れた作りになっていて、3cmの中底がふかふかのクッション性で足を包み、履き心地抜群です。夏も冬もオールシーズン使うことができて、手洗い・洗濯機両方に対応しています。定期的に手入れして長く履いてみてくださいね。
【Guanzo】洗えるスリッパ
- Amazon参考価格:1,580円
『Guanzo』の“洗えるスリッパ”は、表地には綿100%、中生地にはタオル布を使用しています。柔らかい肌ざわりに加えて、保温性や通気性、吸汗防臭機能なども備えているので、汚れ・臭いを気にせず、夏は涼しく、冬は暖かく履けるスリッパです。
靴底には、綿生地と高反発スポンジを採用しており、静音・防水・滑り止めなどにも対応しています。不変形設計なので、型崩れの心配をせず丸洗いできるのも魅力です。
【無印良品】麻パイルスリッパ・前あき
- Amazon参考価格:1,490円
『無印良品』の“麻パイルスリッパ・前あき”は、吸湿性のある麻素材をパイルに織り上げたスリッパです。足の前が開いているため、暑い夏でも足先を出して涼しげに履くことができます。
洗濯機洗いにも対応しているので、丸洗いが可能です。夏の暑さでかいた汗を吸い込んでしまっても、気軽に洗濯できるのでいつでも清潔に履けますね。
スリッパを長く使うためのコツ
スリッパを長く使うためには、定期的な洗濯だけでなく、こまめなお手入れも大切です。愛用のスリッパを長持ちさせられるように、ご紹介する3つのコツを実践してみましょう。
洗えないスリッパはこまめに拭く
底に厚紙が使用されているスリッパなど洗えないスリッパは、こまめに拭くのが長持ちのコツです。
表面に付いた汚れやほこり、食べ物・飲み物汚れなどは、染みついてしまう前に落としましょう。汚れや臭いを定着しにくくできるので、長く履くことができるはずです。
ウェットティッシュで汚れを拭く
汚れを拭くときに便利なのが、ウェットティッシュです。ほどよく水分を含んでいるので、乾拭きで取れない汚れもしっかり落としてくれます。
普段家庭で使っているものを使用したり、スリッパ用にひとつ購入したりして、こまめな手入れができるようにしましょう。
定期的に洗う
洗濯機や手洗いで洗えるスリッパは定期的に洗いましょう。こまめに拭き掃除をしても、日頃から履いていると汗や皮脂、汚れなどがどうしても付いてしまいます。
ご紹介した洗濯機や手洗い、つけ置き洗いなどの方法で、できるだけ清潔に保つことによって、お気に入りのスリッパを長く履くことができますよ。
洗濯をして清潔なスリッパを保とう!
毎日履くスリッパには、汗や皮脂、ほこりなどたくさんの汚れが付いています。そのままにすると、汚れ・臭いが付いたり、床を汚したりしてしまい不衛生です。
スリッパを清潔に保つためには、定期的な洗濯が必要です。春・夏は1~2週間に1回、秋・冬は1ヶ月に1回に洗うと、いつもきれいなスリッパを保てるでしょう。
スリッパには洗えないスリッパもあるので、手入れをして清潔に保ちたい方は洗えるスリッパを選ぶのがおすすめです。洗濯方法・手順やおすすめの洗えるスリッパなどもチェックして、お気に入りのスリッパを洗濯してきれいに履き続けましょう。