ヘルメットの洗い方を種類別に解説!定期的なメンテナンスで汚れと臭いを撃退

ヘルメットの種類別にみる洗い方のコツ!定期的なメンテナンスで汚れと臭いを撃退

MAHOKO

バイクに乗るときや工事現場で作業するときにはかかせないヘルメット。しかし、夏の暑い日などは大量にかいた汗が原因で雑菌が繁殖してしまい、臭いが発生してしまうことも…。では、ヘルメットはどうやってメンテナンスをしていけば良いのでしょうか。今回は、臭い原因と汚れてしまったヘルメットの洗い方をご紹介します。

ヘルメットが臭う原因

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運動したりすると頭皮からは汗が出ますが、ヘルメットを被るとこの汗の逃げ道がなくなります。長い時間この状態のままにしておくと、イヤな臭いが発生してきます。1日中ヘルメットを被ってお仕事をしている方やツーリングなどでバイクに長時間乗る方に、臭いを気にする方が多いかもしれません。

汗を放置すると、イースト菌やブドウ球菌が大量に発生し、汗を分解して自分たちの養分にしてしまいます。そのときにイヤな臭いを発生させるのです。

加齢臭

ヘルメットが臭う原因が加齢臭である可能性があります。若い頃は分泌がほとんどされない物質が、歳をとるにつれて分泌されるようになります。頭皮の皮脂をそのまま放置してしまうと脂肪酸が酸化し、過酸化脂質という物質に変化します。この物質が、加齢とともに分泌されるパルミトオレイン酸と反応してノネナールという加齢臭の原因物質に変化します。

種類別!ヘルメットの洗い方

使用目的によって、ヘルメットの種類も色々あります。今回は種類別のヘルメットの洗い方について、ご紹介します。

バイク用ヘルメットの構造と各部位の洗浄方法

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ヘルメットの構造は大きく分けると「シェル」といわれる外側と「インナー」といわれる内装パッドに分かれていますが、多くのヘルメットは細かいパーツを含めると6種類のパーツでできています。今回はフルフェイスのヘルメットについてお話しします。

シェル

ヘルメットのフォルムを決める外側のパーツです。外部から受けるダメージから、頭部を守ります。

手順1
表面の汚れを拭き取る
食器用中性洗剤を水に溶かし、布に液剤を含ませて全体を拭きます。細かい通気孔などの部分は歯ブラシに液剤をつけて傷がつかない程度の力加減で磨きましょう。
手順2
乾いた布で拭き取る
全体を乾いた布で綺麗に拭き取ります。
手順3
陰干しをする
必ず日陰で干すようにしましょう。天日干しをしてしまうとシェルが紫外線の影響で劣化してしまいます。
手順4
ヘルメット用のクリーナーかワックスで磨く
市販されているヘルメット用のクリーナーかワックスを使い、表面を磨きます。使い方はそれぞれの商品によって違いますが、表面から少し離したところからスプレーで吹き付けて布で磨く場合が多いです。細かい傷を取り除けるものもあります。

シールド

風や塵、飛び石などから顔面を守ります。また、紫外線をブロックする役割も果たします。

手順1
シールドについたホコリやゴミをとる
シールドにホコリが付いているときは、ドライヤーの冷風機能を使い吹き飛ばします。ティッシュを使うのは傷をつけてしまう可能性があるので避けましょう。ゴミが付いている場合は、やわらかい布をぬるま湯に浸して軽く絞り、汚れをふやかしながらやさしく拭き取ります。傷が付くのが心配な方は、専用のシールドクリーナーを使うのがおすすめです。
手順2
メガネ拭きで拭き取る
メガネ拭きは繊細なメガネレンズが傷つかないような構造で作られているので、シールドにも使うことができます。ワックスやクリーナーがついた布やタオルは傷がついてしまう可能性があるので避けましょう。
手順3
曇り止めをつける
市販の曇り止めスプレーをシールドの表面に吹き付けます。使い方は製品によって違うので、それぞれの使い方に従うのが安全です。シールドをこする場合は、メガネ拭きを使うとよいでしょう。

通気孔

ヘルメットの内部が蒸れるのを防ぎ、換気ができます。

ライナー

発泡スチロールなどで作られている、インナーとシェルの間にある衝撃吸収材です。

発泡スチロール製のライナーは、ぬるま湯に中性洗剤を溶かし布に含ませて拭き取るのが良いでしょう。シェルと分離してしまうなど、劣化が見受けられたら安全性に問題ありです。取り替えや新しいヘルメットの購入をおすすめします。

インナー

クッションで覆われていて、直接顔に触れる部分です。

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手順1
インナーを取り外す
インナーの中には取り外せないものもあります。その場合は布に溶かした中性洗剤を染み込ませ、拭き取って汚れを落とします。しかし、洗剤がインナーに残ってしまった場合は、肌に直に触れ続けることで肌荒れをしてしまうことがあるので注意が必要です。
手順2
洗濯機、または手洗いで洗う
取り外したインナーを洗いましょう。手洗いの場合は洗濯用の液体洗剤、または食器用中性洗剤をお湯に溶かし、泡立ててからもみ洗いします。シャワーですすぎ、インナーに洗剤が残らないようにします。すすぎ終わったら洗濯機に入れて脱水します。最初から洗濯機を使って洗う場合は洗濯ネットを使いましょう。
手順3
天日干しをする
インナーは、直射日光に当たっても問題ありません。カビなどが発生しないように、しっかりと乾かしましょう。

あごひも

万が一のときの衝撃に備えて、ヘルメットをしっかりと固定します。

手順1
あごひもを液剤につける
容器にぬるま湯を入れて食器用中性洗剤を溶かし、あごひもの部分を容器につけます。
手順2
歯ブラシでこする
あごひもも歯ブラシで擦って汚れをとります。こまめに水を取り替えながら、汚れが出なくなるまで繰り返し擦ります。
手順3
すすぎ
タオルなどであごひもを包み、水分を押し出します。
手順4
陰干しをする
あごひもはシェル部分から外すことができない場合が多いので、シェルを劣化させないためにも陰干しをします。

内装が外せないヘルメットの洗い方

今は少なくなりましたが、内装が外せないヘルメットの場合は、まず水洗いが可能かを確認します。水洗いが可能な場合は中性洗剤をぬるま湯を溶かし、汚れを落とし洗いましょう。水洗いが不可のヘルメットを洗ってしまうと、錆が出たり接着剤やテープが剥がれたりするので注意しましょう。

工事用ヘルメットの洗い方


手順1
分解する
工場用ヘルメットの多くは、内部のベルトやヘッドギアを外すし組み立て直せるようであれば分解しましょう。
手順2
手洗いをする
消臭と除菌ができる洗濯洗剤を、ぬるま湯を入れたバケツに入れて溶かします。ヘルメットをつけながら、手で洗います。
手順3
しっかりとすすぐ
洗剤が残らないように、しっかりとすすぎます。
手順4
天日干しをする
水分が残らないように、直射日光に当ててよく乾かします。

自転車・ロードバイクのヘルメットの洗い方

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手順1
中性洗剤で拭き取る
シェル部分を中性洗剤を含ませた布で拭き、汚れを落とします。シェルとライナーの間の接着が剥がれる危険があるので、必要以上の水につけてはいけません。
手順2
インナーパッドをで手洗いする
ヘルメットからインナーパッドを取り外し、バケツかタライに中性洗剤を溶かしたぬるま湯を用意します。中でもみ洗いをして汚れを落とします。
手順3
しっかりすすいで陰干しを!
洗剤が残らないようにしっかりとすすいで、陰干しをします。

ヘルメットのクリーニング

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家庭ではなかなか落ちない汚れがある場合は、ヘルメットをクリーニングに出すのもありです。お金はかかりますがプロの技でピカピカに蘇ります。

ヘルメットの洗濯・メンテナンス後の保管方法

ヘルメットは熱に弱く、50度を超える場所での保管は避けるのが無難です。また、衝撃を与えてしまうと衝撃エネルギーを吸収することができなくなります。不安定な場所は避け、低めの場所で保管するようにしましょう。

ma*さん(@myhome_ma01mi)がシェアした投稿

ヘルメットの洗い方をマスターして気になる臭いとさよならしよう

バイク用のヘルメットの耐久年数は3年といわれています。しっかりと正しくメンテナンスをして、お気に入りのヘルメットを長く使っていきたいですね。

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