【洗濯ハカセに質問!第1弾】よくある間違いを徹底解説! 洗濯物の洗い方Q&A

日常生活で欠かせない洗濯。もしかして曖昧な知識のまま洗濯をしていませんか?今回は洗濯ハカセこと、神崎健輔さんに、 “知っていたら役立つ洗濯の知識” について教えていただきました。第1回目は、私たちがよく間違えてしまう洗濯物の洗い方についてです。

洗濯物の詰めすぎはNG

洗濯機には大きくわけて縦型と横型の2種類があります。実はこの2つ、洗い方が異なるため洗濯物を入れる量にもコツがあるんです。そのコツについて解説します。

縦型洗濯機編

縦型洗濯機は水流を作り、他の衣類と擦り合わせることで汚れを落としていきます。そのため、水流をつくりやすく衣類が擦れ合うように衣類を入れる必要があります。目安としては、洗濯機の大きさに対して7~8割くらいの量です。あまり入れすぎると水流が起こらなくなってしまいますし、洋服も擦れ合わなくなってしまいます。

横型・斜め型ドラム式洗濯機編

横型や斜め型ドラム式洗濯機は、ドラムの大きさに対して3~4割程度が目安です。半分以上は入れないようにしましょう。なぜかというと、この形の洗濯機はドラムを回転させることで衣類を水の中に落として汚れをとっているからです。もし、衣類を多く入れてしまった場合、1枚1枚に対しての水量が少なくなってしまうため、汚れが落ちにくくなります。

衣類は水でも色落ちする

衣類を乾かすとき「よく見たら色落ちしている…。」そんな経験、誰にでもありますよね。このとき多くの人が勘違いしているのが、洗剤のせいで色落ちしているということです。実は洗剤だけではなく、水も色落ちの原因となるのです。

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ファストファッションは特に注意

色落ちを特に起こしやすいのがファストファッションの洋服です。デリケート洗いのできる、エマールやソフランを使っても色落ちしてしまう素材が多々あります。その中でも、特に色落ちしやすいのがレーヨンの使われている衣類。色が濃いものはより色落ちしやすい傾向にあります。

クリーニングに出すべき素材

水でも色落ちしてしまう衣類…。しかし、アクリルやポリエステルなどの化学繊維からできているものは比較的色落ちしにくい傾向にあるので、洗濯機で洗っても問題はありません。

一方で、ウールやカシミアなどの天然繊維からできているものは、水洗いをしないクリーニングに出すのがおすすめですよ!ニットを例に、どのような洗い方をするべきか示した表があるので、参考にしてみてください。

日光でダニは死なない!?

「布団を干した後の匂いって、実はダニが死んだ匂いなんだよ」と聞いてがっかりしたことがある人はいますか?実はこれ、嘘なんです。外に干したくらいでダニは死にません。では、ダニはどうすれば駆除することができるのでしょうか。

ダニによる影響

「ダニはどうすれば駆除できるのか」という疑問が残りますが、そもそもダニは私たち人間にどんな影響を及ぼすのか考えたことはありますか?ダニが衣類に残っていると、体が噛まれて痒くなるんです。

そして、小児ぜんそくの約80%がダニの影響によるものです。衣類にダニが生息していると高確率でぜんそくになってしまいます。お子様がいる家庭では特に気をつけたいですね。

ダニを駆除する方法

洗剤や水で洗濯をしても確実にダニを駆除するのはほぼ不可能です。確実にダニを駆除するためには、60度以上の乾燥機に5分程度入れてみましょう。ダニはタンパク質なので、高熱が苦手で50度以上で弱り、60度以上になると100%死んでしまいます

正しい情報で判断するように

正しい洗濯方法を学べば、今までより無駄なく洗濯をすることができます。そして、より洗濯が楽しくなるのではないでしょうか。次回、第2弾では洗剤の正しい使い方について説明します。

取材協力:神崎健輔

洗濯・シミ抜き職人。実家の老舗クリーニング店「白洋社」部長。株式会社クラスタス CTO。宅配クリーニング「Nexcy(ネクシー)」CTOとして、全国から集配可能なクリーニング店の運営も行う。またそれらの経験をもとに、「洗濯ハカセ」として、家庭でもできる洗濯・シミ抜き術を発信中。

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神崎健輔