多すぎる洗濯洗剤が招くトラブルとは?デメリットと適量を入れるコツをご紹介

araou編集部

「洗濯洗剤は多めに入れると汚れがよく落ちる」と思ってはいませんか?洗濯洗剤が多すぎると、思わぬトラブルに繋がるおそれがあります。今回は、洗剤を多く入れすぎたときのデメリットと、適量の洗剤を正しく入れる方法をご紹介します。

主婦の約4人に1人は洗濯洗剤を多めに入れている

主婦の約4人に1人は洗濯洗剤を多めに入れている

洗濯物の汚れをしっかり落としたいからといって、洗剤を多く入れている人は少なくありません。

ライオンが行った調査によると、20代から50代の主婦のうち、約4人に1人は洗濯洗剤を規定量よりも多めに入れているそうです。

しかし、洗剤は2倍入れても2倍の洗浄力にはなりません。それどころか、適量を超えた洗剤は思わぬトラブルを招くこともあります。

大切な衣類を守るためにも、洗剤を目分量で入れるのを避けて適量を守りましょう。

洗濯洗剤が多すぎるとどんなデメリットがある?

洗濯洗剤が多すぎるとどんなデメリットがある?

主婦の4人に1人が洗濯洗剤を多めに入れていることが分かりました。実際に洗剤を多く入れると、どんなデメリットがあるのでしょうか。

泡立ちすぎてすすぎに時間がかかってしまう

洗剤を入れすぎると泡がたくさん発生します。

一見、きちんと洗えているように見えるのですが、泡立ちすぎると泡がクッションとなって汚れが落としにくくなるうえに、泡切れが悪くて洗剤成分が残る場合があります。

洗剤成分をすべて落とすにはしっかりすすぐ必要があるので、その分長い時間と多くの水や電気が必要です。洗濯の時間短縮や節水のためにも、洗剤は適量を心がけましょう。

洗剤が洗濯槽に残り、カビや雑菌の温床になる

洗剤をたくさん入れると、洗剤が溶け残りやすくなります。溶け残った洗剤は洗濯槽の裏などに付着し、放置しておくと雑菌が繁殖したり、カビの温床になったりと、不衛生な環境になります。

カビや雑菌が繁殖した洗濯槽で洗濯すると、衣類にカビや雑菌が移って生地を劣化させたり、衛生面が悪化したりする原因に繋がることもあるのです。

洗濯槽を清潔に保っておくためにも、適量の洗剤を入れることを徹底して、溶け残りを防止しましょう。

衣類の傷み・色落ち・黄ばみにつながる

洗濯洗剤は汚れを落とす目的で、蛍光剤や漂白成分が含まれている商品がほとんどです。

適量の洗剤なら汚れをキレイに漂白する働きをしますが、洗剤を入れすぎてしまうと漂白成分が衣類の色落ちを引き起こしたり、黄ばみを発生させたり、生地を傷めたりすることがあります。

見た目はもちろんのこと、肌触りや着心地にも大きな悪影響を及ぼすので、洗剤は必ずきちんとすすぎきれる適量を入れる必要があるのです。

肌トラブルを起こす可能性がある

洗濯洗剤を選ぶとき、汚れがしっかり落ちるように洗浄力の強い商品を選んでいる方は多いのではないでしょうか。

しかし、洗浄力が強い洗剤が衣類に溶け残ってしまうと、洗剤の有害な成分が肌と直接触れあってしまい、肌トラブルに繋がるおそれがあります。

洗剤を多めに入れると衣類に有害な成分が残りやすく、肌トラブルを引き起こすおそれが高まるので、肌が弱い方や小さな子どもと暮らす家庭は特に注意が必要でしょう。

適量の洗濯洗剤を入れるコツ

適量の洗濯洗剤を入れるコツ

多すぎる洗剤は、あらゆるトラブルを招く恐れがあります。では、適量の洗剤を正しく入れるには、どんなポイントに気を付ければ良いのでしょうか。

この項目では、洗濯機の種類別に適量の洗剤を正しく入れるコツをご紹介します。

縦型洗濯機の場合

縦型洗濯機は、洗濯時に使う水の量(水位)によって、必要な洗剤の量が決まります。

水量を判断する方法は、まず洗濯機に洗濯物を入れてから電源をオンにしてください。続いて、コースを選択してスタートボタンを押すと、自動で必要な水量が注水されます。

このとき、洗濯機本体に水量が表示されるので、洗剤のパッケージに載っている使用量の目安を参考にして、水量と合わせた適量の洗剤を投入しましょう。

ドラム式洗濯機の場合

ドラム式洗濯機は縦型と比べて少ない水で洗うため、水の量ではなく洗濯物量(布量)で洗剤の適正量が左右されます。

洗濯物を入れた後に電源を入れ、コースを設定してスタートボタンを押すと、洗濯物量を探知して「1杯」や「0.5杯」などと表示されるので、表示通りに洗剤を入れましょう。

洗剤の種類によっても適量が異なるので要注意

ドラム式洗濯機は適量を自動で判断するので便利ですが、洗剤の種類やメーカーによって洗剤1杯に含まれる濃度は異なります。表示が「1杯」だとしても、量が足りないこともあるので要注意です。

しかし、「普段使っている洗剤が、どれくらいの濃度なのか分からない」という方も多いでしょう。そんなとき知っておきたいのが、表示された洗剤量から洗濯物量を判断する方法です。

  • 0.5杯→2kg以下
  • 0.6杯→2kg
  • 0.8杯→4kg
  • 0.9杯→5kg
  • 1杯→6kg

例えば、本体に「1杯」と表示されたら、洗濯物量は「6kg」ということになります。

洗剤のパッケージには洗濯物量に合わせた目安量も記載されているため、その内容と照らし合わせれば、濃度や種類が異なる洗剤でも適切な量を判断可能です。

洗濯洗剤の量が多すぎたときの対処法

洗濯洗剤の量が多すぎたときの対処法

これまでの内容を踏まえて洗濯すれば、失敗してしまう可能性は低いでしょう。

とはいえ、うっかり洗剤を多く入れてしまうケースもあるかと思います。そんなときは、どう対処をしたら良いのでしょうか。

洗濯後に再度すすぎをする

洗剤をたくさん入れすぎてしまった場合は、洗濯後に再度水だけですすぎをすることをおすすめします。すすぎの回数を増やすことで、洗剤の溶け残りをしっかり落とすことができますよ。

それでも洗剤臭さが気になる場合は、洗剤を入れずに洗い・すすぎ・脱水をしてください。洗濯後に洗剤臭さが消えていれば、溶け残りが落ちていると判断できます。

洗濯洗剤を正しく入れる方法

洗濯洗剤を正しく入れる方法

しっかり適量を守っていても、正しく洗剤を入れる方法を知らなければ洗濯物が台無しになるケースもあります。

洗剤を正しく入れる方法をおさらいして、洗濯での失敗を減らしましょう。

洗濯洗剤を衣類にかけないよう注意する

洗剤の投入口が無い洗濯機を使うとき、衣類に直接洗剤をかけるように入れている方は多いのではないでしょうか。

しかし、洗濯洗剤というのは本来水で薄めて使うものです。原液を衣類にかけてしまうと生地を傷めたり、色落ちしたりするので絶対に避けましょう。

洗剤を投入する正しいタイミングは注水後です。洗剤を水に溶かしながら入れることで、衣類へのダメージを防げます。

洗濯に慣れていないと、ついスタート直後に洗剤を入れてしまいがちですが、洗剤の投入は注水を待ってから行うようにしましょう。

洗濯洗剤と柔軟剤を一緒に入れない

洗剤を投入するベストタイミングは注水後ですが、柔軟剤を入れるベストタイミングはすすぎのときです。洗剤と同じタイミングで柔軟剤を投入すると、柔軟剤の効果が無くなってしまうので注意しましょう。

柔軟剤も洗剤もあらかじめ投入口にセットしておくと、自動投入されるので非常に効率的ですよ。投入口が無い場合は、すすぎを開始したタイミングで柔軟剤を手動投入してください。

洗濯洗剤を入れる場所を間違えたときの対処法

間違って洗剤を柔軟剤の投入口にセットしたまま洗濯をスタートすると、すすぎのときに洗剤が投入されて溶け残りの原因になります。

もし、間違って投入した場合は、洗濯機を一時停止してからケースを取り外して洗い、すすぎと乾燥を2~3回繰り返して洗剤を取り除きましょう。

洗濯洗剤を入れるケースはこまめに掃除しよう

見落としがちですが、洗剤の投入口は放置しておくとカビが生える場合があります。衛生的な状態を保つためにも、日ごろからこまめに掃除することを徹底しましょう。

万が一、カビが発生してしまった場合は、洗濯機から投入口を取り外し、市販のカビ取り剤を使用するのがベストです。

お手入れ後は、洗剤投入口を入念に水ですすいだ後、洗濯機を空回ししておくとカビ取り剤が洗濯機に残ることもなく、安全に使用できますよ。

洗濯洗剤は多すぎても少なくてもNG!適量を守ろう

洗濯洗剤は多すぎても少なくてもNG!適量を守ろう

洗濯洗剤は、多すぎると衣類の傷みや肌トラブルなどを招き、少なすぎると汚れが落ちにくいなど様々なデメリットが生じてしまいます。

普段は慣れているから目分量で適当に入れているという人も、この機会に適量を投入することを意識してみてください。

ただし、洗剤の適正量は種類や濃度によって左右されるので、洗剤のメーカーを変えた際は必ずご紹介した方法を参考にして、適正量を見極めてくださいね。