引っ越しをする際、できるだけ費用を安く抑えたいと考える方が多いのではないでしょうか?この記事では、引っ越し費用の相場・目安、おすすめ引っ越し業者10選、費用を安く抑える方法について解説します。これから引っ越しを予定している方は参考にしてみてください。
目次
引っ越し費用の総額の相場はどのくらい?
まずは一人暮らし(単身)世帯と、2~5人世帯でそれぞれどの程度の引っ越し費用がかかるのか見ていきましょう。
引っ越し料金は、利用する時期や荷物の多さ、距離、住んでいる地域などによって変動します。
一人暮らしの引っ越し費用
繁忙期である3~4月、同一県内への引越し費用の相場は、次の通りです。
- 一人暮らし(単身)世帯:35,000~60,000円
- 2・3人世帯:80.000~120,000円
- 4・5人世帯:110,000~190,000円
参照:引っ越し侍
2~5人家族の引っ越し費用
通常期の5月~2月、同一県内への引越し費用の相場は、以下のようになります。
- 一人暮らし(単身)世帯:25,000円~40,000円
- 2・3人世帯:60.000~80,000円
- 4・5人世帯:75,000~110,000円
参照:引っ越し侍
繁忙期は通常期よりも数万円から10万円以上も高くなることがわかります。
時期を選べるようなら、できるだけ通常期に引っ越すのがおすすめです。
引っ越し費用を抑える方法8選
引っ越しでかかる費用は、いくつかのポイントを押さえることで、大きくコストダウンすることが可能です。
引っ越し料金を安くするおすすめの方法は、次の8つです。
- 不用品を処分するなど荷物を少なくする
- 料金の安いシーズンや日時を選ぶ
- 単身専用パックを使う
- 時間指定フリー便を利用する
- 自分で荷造り&梱包する
- 引っ越し業者を比較して最も安いところに決める
- 引っ越し業者に値引き交渉をする
- 小包で荷物を郵送する
全て取り入れるのがベストですが、自分でできそうなものから実践してみてください。
不用品を処分するなど荷物を少なくする
引っ越し料金は、荷物量に比例して高くなります。コストを抑えて引っ越したい場合は、できるだけ荷物を少なくするのがポイントです。
荷物の量を少なくすることで、車両の大きさやスタッフの人数を抑えることができ、引っ越し料金を節約できます。
車両の大きさと、荷物量の目安については下記を参考にしてください。
軽トラ
- 1人暮らし(一般的な荷物量)
- 家具家電と段ボール10箱程度
2tトラック
- 1人暮らし(荷物が多め)
- 家具家電と段ボール30箱程度
2tトラック(ロング)
- 2人暮らし(一般的な荷物量)
- 家電家具と段ボール40箱程度
3tトラック
- 2人暮らし(荷物多め)
- 家具家電と段ボール50箱程度
4tトラック
- 3~4人家族
- 家電家具と段ボール60箱程度
参照:おいくら?
料金の安いシーズンや日時を選ぶ
引っ越し業者が最も忙しい時期は3~4月です。この時期は、通常期よりも料金が高い傾向にあります。
繁忙期を避けるだけでも、引っ越し料金の節約ができます。さらに引っ越し料金を抑えたい場合は、最も引っ越し料金が安い6~7月を選ぶのがおすすめです。
引っ越しのタイミングを選べるようであれば、繁忙期を避けた料金の安い時期を選びましょう。
単身専用パックを使う
単身専用パックとは、高さ170cm×横幅110cm×奥行き100cm程度のコンテナボックスを利用して、荷物を輸送する引っ越しサービスです。
サービス名は、業者によって「単身専用パック」「単身引越しサービスパック」「単身パック」などさまざまですが、すべてコンテナボックスを用いて引っ越し作業を行います。
単身世帯でなくても荷物量が少ない場合は、単身専用パックを利用することが可能です。コンテナボックスは運送効率が良く、輸送コストが抑えられるため、引越し料金を安く抑えることができます。
時間指定フリー便を利用する
引っ越し業者は、1日の時間帯を「午前」「午後」「フリー」の3つに分けています。
料金を抑えたい場合は、時間を指定しない「フリー便」の利用がおすすめです。フリー便は、引っ越しの日程だけを決めておき、作業を行う時間は業者の都合に合わせます。
作業を行う時間は把握できませんが、引っ越し料金を安く抑えることが可能です。
自分で荷造り&梱包する
引っ越しの基本プランでは、自分で荷造りを行うのがほとんどですが、オプションとして荷造り作業まで依頼できる場合もあります。
業者に荷造りを頼む場合は、スタッフの人数が増えるため、自分で荷造りするプランよりも料金は高くなりがちです。
余裕がある場合は、なるべく荷造り・梱包は自分で行うようにしましょう。
引っ越し業者を比較して最も安いところに決める
引っ越し料金を少しでも安く抑えたいなら、数社比較して依頼する業者を選ぶことが大切です。
後ほどご紹介しますが、まとめて引っ越し業者の料金を調べられる引っ越し見積もりサービスもありますので、ぜひご活用ください。
引っ越し業者に値引き交渉をする
引っ越しの見積もりをする際に、値引き交渉をすることで料金を安くできる場合もあります。
値引き交渉するときは、次の例文を参考に交渉してみましょう。
「A社が◯◯円だったので、それより安くしてもらえませんか?」
「御社にお願いしたいのですが、他社の方が料金が安くて迷っています。◯◯円まで値引きは可能ですか?」
「会社の規定で◯◯円までは引っ越しの補助がでるので、◯◯円以内に抑えられませんか?」
値引き交渉する際は、できるだけ具体的な金額を提示しましょう。その金額であれば契約する意思を伝えると、値引き交渉に応じてもらえる可能性が高くなります。
小包で荷物を郵送する
荷物が段ボールに収まる場合は、荷物を詰めて郵送することもできます。大型の荷物がなく段ボール10箱ほどに収まる場合は、この方法がおトクで便利です。
段ボールの数や配送距離によっては単身パックなど格安プランの方が安くなることもあります。小包で荷物を郵送する場合、引っ越し業者を利用する場合でどちらが安くなるのか、比較してから決めるようにしましょう。
引っ越し業者おすすめ10社を徹底比較
ここでは、引っ越し業者のおすすめ10社をご紹介します。
業者ごとに特徴があり、料金設定も異なりますので、家庭に合った業者を見つけてみてください。
くらしのマーケット
『くらしのマーケット』は、暮らしに関するサービスをプロに依頼できるサービスです。
ハウスクリーニングや引っ越し、不用品回収、家事代行など暮らしに関するさまざまなサービスの依頼が可能。
引っ越しサービスも提供しており、料金や相場、口コミで比較した上で気になるサービスがあれば、オンラインで予約できます。
『くらしのマーケット』の魅力は、格安で利用できる引っ越しサービスを見つけやすいところです。現住所、引っ越し先、荷物の量、日程、スタッフの人数などで検索すると、条件に合ったサービスが表示されます。
サービス内容や口コミを参考にして、自分の条件にぴったりなサービスを選びましょう。
トレファク引越
『トレファク引越』は、「引っ越し+買取」を一括で依頼できる、これまでにない仕組みの引っ越し業者です。
なぜ買取までできるのかというと、『トレファク引越』の運営元は、リサイクルショップ大手の『トレジャーファクトリー』だから。
買取できるものがあれば、お金に変えることができるので、引っ越し費用に充てることもできます。不用品をおトクに手放したい人にとって『トレファク引越』はイチオシのサービスです。
引越しバービィー
『引越しバービィー』は、東京・埼玉・神奈川・千葉県でサービスを提供しているファミリー向けの引越し業者。
サービスの特徴は、不用品の回収を行っているところ。カーゴ車1台分であれば無料で引き取ってくれます。
不用品の無料回収の他に、引っ越し丸ごとお手伝い3時間分の無料サービスの特典も。3時間の間は、引越し前の梱包作業や新居での荷解き、掃除、外出付き添い、料理など組み合わせ自由です。
不用品回収のオプションもあり、
作業の方も素早く丁寧でした。
次回の引越し時にもお願いしたいです。
出典:SUUMO引越見積もり
サカイ引越センター
『サカイ引越センター』は、1971年設立のパンダのマークでお馴染みの大手引越し業者です。
全国200支社以上の強力ネットワークや引越安心マークの取得、徹底された社員教育により、サービス水準は業界でもトップクラス。
公式サイトでは、引っ越しプランの中から、希望に合った最適なプランを提案してくれる「お引っ越しシミュレーション」ができますので、『サカイ引越センター』が気になる方は、一度試してみると良いでしょう。
アート引越センター
『アート引越センター』は、1977年設立の大手引越し業者です。
東日本と西日本に独自の研修ハウスを設け、引っ越しのさまざまな技術を学べる環境を整え、スタッフの技術を磨いています。
品質の高さに加え、さまざまな要望に応えられる引っ越しプランを取り揃えているのが特徴。基本コースをはじめ、荷造りをお願いできるハーフコース、すべてお任せできるフルコースなど、多様な引っ越しプランが揃っています。
ハート引越センター
『ハート引越しセンター』は、利用者の気持ちを大切にする、きめ細やかなサービスが特徴の引っ越し業者です。
ウェブアンケートを導入し、利用者の「生の声」を元に、日々サービス向上に取り組んでいます。
リーズナブルな料金体系ではありますが、個人情報保護や引っ越し資材、梱包、養生などにこだわり、安全に荷物を引っ越し先まで届けてくれるので安心。
リーズナブルかつ、安心して利用できるサービスを探している人は、ぜひチェックしてみてください。
ヤマトホームコンビニエンス
『ヤマトホームコンビニエンス』の特徴は、宅急便サービスで培った「クロネコ品質」により、大切な家財を大切に引っ越し先まで届けてくれる安心感です。
2022年の「オリコン顧客満足度ランキング引越し会社単身者部門」では、第1位を獲得。一人暮らしをされている方から多くの支持を集めています。
現在、単身者の引っ越しのみを受け付けています。荷物の少ない一人暮らし世帯の方に、おすすめのサービスです。
ラックや小型家電など、そのまま運んでもらっても良かったものまで丁寧に梱包してから運搬してくださった。
またその荷ほどきと廃材も全部持ち帰っていただいたので大変助かりました。
他社からは何本も電話が入ったり、訪問見積の提案が少ししつこかったりしましたが、こちらはそういったものが無かったので印象も良かったです。
出典:引っ越し侍
すごくテキパキと積み込みしていたにもかかわらず、丁寧になおかつクッション材でしっかりと固定していた。安心しておまかせできると思った。
4月で忙しいけど、しっかりと対応してもらえた。
当たり前かもしれませんが、話の最後にご不明点はないですか?と聞かれ、黙っていても待っていてくれた。引っ越し初心者にはすごくうれしかったです。
出典:引っ越し侍
アーク引越センター
『アーク引越センター』は、全国に200拠点以上のサービスポイントを構えており、全国どこでも「0003」の電話番号で対応してくれます。
引っ越し作業を行うのは、徹底した実践教育を受けた引っ越しのプロ集団。2008年に放送された人気番組「TVチャンピオン2」の「大手7社対応引っ越し屋さん選手権」にて、優勝した経歴を持ちます。
アリさんマークの引越社
『アリさんマークの引越社』は、引っ越し専門でサービス提供を行っています。
業者によっては、下請業者に委託したり、引っ越し以外の荷物を運んだりするところもありますが、『アリさんマークの引越社』は完全自社システムのため、安心・安全に利用できます。
近・中距離は自社トラックで作業を行い、自社で育成したスタッフが対応。すべての作業員が名前を開示することで、スタッフの自覚と責任を高めています。
赤帽
『赤帽』は、軽貨物運送業を営む個人事業主で構成される事業共同組合です。全国各都道府県に44の協同組合が存在し、約180ヵ所の拠点があります。
一般的な引っ越し業者では、1.5~2トンほどのトラックを利用し、数人のスタッフで作業を行うのが基本です。『赤帽』では、軽トラック1台にドライバー1名のみで対応。人件費がかからない分、引っ越しにかかる費用を抑えることができます。
引っ越し見積もりサービスおすすめ4選
引っ越し業者を探す際は、見積もりサービスを使うと便利です。おすすめを4つご紹介しますので、ぜひ活用してください。
引越しラクっとNAVI
『引越しラクっとNAVI』は、引っ越しの見積もりの比較から依頼までワンストップで完了できる便利なサービス。
引越し一括見積もりサイトで複数の業者から見積もりを出してもらう場合、業者ごとに連絡をとって荷物量の確認や料金交渉をするのが一般的です。
その点、『引越しラクっとNAVI』であれば、業者からの見積もりを集めた上で料金を提示してくれます。後は、提示された見積もりの中から納得のいく引っ越し業者を選ぶだけなので、引っ越しの依頼が楽に完了できます。
引っ越し会社の業務削減ができるので、引っ越し料金を大幅に抑えることも可能です。
ズバット引越し比較
『ズバット 引越し比較』は、簡単な申し込みだけで最大12社に見積もりを依頼できる一括見積もりサイトです。
まとめて業者ごとの料金を比較でき、最安値の業者をすぐに見つけられます。選んだ業者に直接相談・交渉することで、受けられるサービスや希望を踏まえて、引越し業者と契約できます。
引越し侍
『引越し侍』は、移動距離や荷物量などの引っ越し情報を入力することで、業者ごとの見積もり料金を比較できるサービスです。
申し込みフォームに入力した情報は、複数の業者へ同時に送信されます。情報を受け取った業者から、電話またはメールで依頼者に料金の連絡が入る仕組みです。
『引越し侍』は、300社以上と提携。多くの引越し業者の中からベストな1社を見つけることができます。
引越し達人セレクト
『引越し達人セレクト』は、現在の住まいと引っ越し先の地域を入力するだけで、条件に合った複数の引っ越し業者を紹介してくれるサービス。
費用・口コミ・サービスをまとめて比較し、気に入った業者があれば申し込みまでサイト内で行うことができます。
引っ越しお祝い金や約4,000種類の会員優待券のプレゼント、荷造り代行など特典が満載なのも魅力です。
引っ越し費用の相場を押さえておトクな方法を実践しよう!
引っ越しをする際は、「荷物を少なくする」「料金の安いシーズンや日時を選ぶ」「お得なプランを選ぶ」などのポイントを押さえることで、数万円のコストダウンが可能です。
引っ越し業者の料金は、利用する時期や荷物の量、距離、住んでいる地域などによって異なりますが、時期を選べるようでしたら、なるべく繁忙期は避けましょう。
ぜひ、ご紹介した情報を参考に、おトクな引っ越し方法を実践してみてください。