クエン酸掃除の注意点7つ!使い方やおすすめグッズもご紹介

クエン酸

クエン酸は、水回りの掃除に活躍するアイテムです。しかし、使う際に注意すべきポイントがいくつかあります。この記事では、クエン酸で掃除する際の7つの注意点や、正しい使い方、クエン酸を使った掃除のポイント、おすすめのグッズをご紹介します。

クエン酸は水垢と石けんカスの掃除に最適

クエン酸は水垢と石けんカスの掃除に最適

クエン酸は、酢やレモンなどに含まれている、すっぱいと感じる酸味成分の一種です。自然由来の成分で安全性が高く、小さいお子様がいるご家庭でも安心して使えます。

クエン酸は水に溶けやすい性質を持っていて、水垢と石けんカスを落とすのに効果的です。

クエン酸は酸性

クエン酸は、酸性の性質を持っています。汚れの性質とは反対の性質を持った成分を使い、中和と分解させることで、汚れを落とすことが可能です。そのため、酸性の性質を持つクエン酸は、アルカリ性の汚れに強くなっています。

一方、酸性の汚れや油汚れなどはクエン酸と性質が同じなため、適していません。

アルカリ性の汚れに強い

酸性の性質を持っているクエン酸は、アルカリ性の汚れに強いです。そのため、水道水に含まれるミネラルやカルシウムが固まった水垢、バスルームの石けんカス汚れ、洗濯槽に蓄積された汚れ、トイレの黄ばみ、尿石などの汚れを落とすのに効果を発揮します。

またクエン酸には、汚れを落とすだけでなく、消臭や除菌効果も期待できますよ。

クエン酸で掃除する際の7つの注意点

クエン酸で掃除する際の7つの注意点

クエン酸で掃除をする際には、7つの注意すべきポイントがあります。

残留しやすい

クエン酸は、常温で気化しないため、酸の成分が長く留まります。放置時間を長くしたり、パックやペースト状にしたりすることで、その効果が持続するのはメリットです。

ただ、成分が長く留まるため、残留しやすいのはデメリットと言えます。掃除の後は、クエン酸が残らないように、しっかりと洗い流すか二度拭きしましょう。

成分が残っていると、べた付いたり、白く残ったりするだけでなく、素材を傷めたり、カビを発生させたりする原因になります。

塩素系漂白剤と混ぜない

クエン酸は、絶対に塩素系漂白剤と混ぜて使わないように気を付けてください。カビを掃除するのに便利な“カビキラー”などの塩素系漂白剤は、アルカリ性の性質を持っています。

そのため、クエン酸と混ぜると、化学反応が起こり、有毒な塩素ガスを発生させてしまうため、とても危険です。

特にトイレやバスルームなどは密室なので、すぐにガスが充満してしまいます。「ちょっとくらいなら大丈夫だろう」と軽く思わずに、クエン酸で掃除する日と“カビキラー”で掃除する日を別日にするなどの工夫をしましょう。

さらに保管する際も、クエン酸と塩素系漂白剤を並べて保管しないようにしてください。「蓋をしているから大丈夫なのでは…?」と思いますが、もしものことがあるので、別々に保管した方が安心です。

例えば、漂白剤が液だれをしていて、クエン酸の袋を溶かしたり、容器を倒してしまったりしたときに、混ざることも考えられます。

クエン酸と塩素系漂白剤が混ざると、大変危険なので、使うときだけでなく保管時にも注意してください。

劣化する素材には使わない

クエン酸は、劣化する素材には使わないということも覚えておきましょう。特に、大理石などの石材やコンクリート、鉄などのさびやすい金属には、クエン酸の酸と反応して劣化が早まるため、使わないようにしてください。

  • 【大理石などの石材】
    石材には、アルカリ性のカルシウムやマグネシウムなどが多く含まれています。クエン酸を使うと、これらの成分が溶けて、ツヤが消える可能性があります。
  • 【コンクリート】
    コンクリートは、タイルの目地などに使われることが多いです。アルカリ性なので、クエン酸を使うと劣化が早まる可能性があります。
  • 【さびやすい金属】
    鉄を掃除する場合、表面にできた細かい傷からクエン酸が入り込むことで、酸化させてサビを発生させてしまいます。また、サビを落とす方法として、クエン酸を使うことがありますが、すすぎ残しがサビの原因となりかねないので注意が必要です。

上記以外にも、クエン酸を使うのが心配な場合は、薄めたクエン酸を目立たない場所に付けて、異変がないかチェックして使いましょう。変色したり、泡が出たりした場合は、クエン酸を使わないようにしてください。

濃度を濃くしすぎない

基本的にクエン酸は、水に溶かして使いますが、その際は濃度に注意しましょう。クエン酸は、水100~200mlに対して、小さじ1杯が目安となります。

汚れ具合によって、クエン酸の量を調節しますが、濃度が濃くなると、素材を傷めたり、手荒れが起きたりするリスクがあるので注意が必要です。肌荒れが心配な人は、ゴム手袋を使うと良いでしょう。

長時間のつけ置きはしない

クエン酸の作用は、とても穏やかなので、ゆっくり時間をかけて汚れを分解します。クエン酸水をかけて、放置することで分解を待つのですが、放置時間を長くしすぎると、素材を傷めてしまうのが注意点です。

1~2時間のつけ置きからはじめて、様子を見ながら調節していきましょう。こまめに汚れ落ちを確認すれば、トラブルを防止できますよ。つけ置きの時間は、一晩以上はNGです。

落ちない汚れもある

クエン酸はアルカリ性の汚れに強いですが、頑固な汚れなどは落ちない場合があります。汚れが落ちないからといって、クエン酸の濃度を上げすぎたり、つけ置きの時間を長くしすぎたりするのはNGです。

洗浄力を上げる一方、同時に素材を傷めてしまう危険性があることを覚えておきましょう。

目に入らないように注意する

クエン酸は、体内に入っても害はないため、多少なら口に入っても問題はありません。

しかし、目に入るととても痛いので注意が必要です。万が一、目に入った場合は、すぐに水で洗い流してください。痛みが引かない場合は、専門の医療機関に受診してください。

クエン酸の使い方

クエン酸の使い方

クエン酸には、5つの使い方があります。それぞれの使い方をご紹介します。

粉末のまま使う

クエン酸は、粉末のままでも使えます。粉末で使う場合は、そのまま汚れに振りかけたり、洗剤投入口に入れたりするだけなので簡単です。

炊飯器や食洗機、電子レンジ、ポット、加湿器などの電化製品の掃除や、バスルームの掃除に向いています。

スプレーにして使う

クエン酸スプレーは、汚れ落としから消臭まで幅広く使えます。さまざま場所を掃除するのに役立つでしょう。水200mlに対して、クエン酸を小さじ1杯程度を溶かして作ります。水垢にクエン酸スプレーを吹きかけて、つけ置きしてからこすればキレイに落ちますよ。

使用後は、しっかりと拭き取りましょう。マルチに使えるので、常備しておきたいところです。しかし劣化するので、1ヶ月ほどで使い切るか、残った分は捨てましょう。1ヶ月で使い切れる量を作れば無駄がありません。

ペーストにして使う

ペーストにして使えば、粉末やクエン酸水よりも、密着度が高くなるため、頑固な汚れにも効果的です。特に、しつこい汚れが付きやすいトイレの掃除で活躍してくれます。

クエン酸ペーストは、クエン酸大さじ3杯に、小さじ1杯くらいの水を混ぜて作ります。水を入れすぎると、効果が落ちるため、少しずつ混ぜていくのがコツです。持ち上げたときに、ドロッとしているくらいの硬さを目安に作りましょう。

頑固な汚れにはパックして使う

頑固な汚れの場合は、キッチンペーパーなどを使ってパックにするのがおすすめです。水垢のある部分に、水で薄めたクエン酸を付けて、その上にキッチンペーパーを巻きます。さらに、キッチンペーパーの上からクエン酸水を染み込ませて、汚れ部分に密着させましょう。

最後にサランラップを巻きつけると、さらに効果が高まるので、頑固な汚れを落としたいときにおすすめの方法です。

5~20分ほどつけ置きをしたら、キッチンペーパーを取って、クエン酸を残さないように、よく拭き取るか、洗い流します。水垢が残っていても、こすれば汚れが浮いて落としやすくなりますよ。

重曹と併用する

排水口のパイプを掃除するときは、クエン酸と重曹を併用するのがおすすめです。

クエン酸と重曹を併用すれば、排水口のパイプの汚れも簡単に落とすことができます。やり方は、まず排水口に重曹を半カップほど振りかけ、その上からお湯2Lに大さじ2杯のクエン酸を溶かしたものを流すだけです。

シュワシュワと泡が出てきて、パイプの中の汚れを落としてくれます。

【場所別】クエン酸を使った掃除方法

【場所別】クエン酸を使った掃除方法

ここでは、場所別でクエン酸を使った掃除のポイントを見ていきましょう。

キッチン

クエン酸を使えば、シンクの水垢だけでなく、包丁のサビ取りもできます。

【シンクの掃除方法】

  1. スプレーでクエン酸水を吹きかける
  2. キッチンペーパーを貼り付ける
  3. さらにスプレーでクエン酸水を吹きかける
  4. ラップで覆う
  5. 1時間ほど放置する
  6. クエン酸パックを剥がす
  7. 重曹をかける
  8. 歯ブラシなどを使ってこする
  9. 洗い流す

【包丁のサビ取り方法】

  1. 包丁に重曹の粉末を振りかける
  2. ラップやたわしなどでこする
  3. その上からスプレーでクエン酸水を吹きかける
  4. 洗い流す

上記だけでなく、クエン酸パックで鍋の焦げ付きを落としたり、生ごみに粉末のクエン酸を振りかけることで臭いを消したりすることもできます。毎日の料理を作るキッチンの掃除だからこそ、自然由来のクエン酸で掃除できるのは安全面でも嬉しいポイントですね。

キッチン家電

クエン酸は、電気ケトルと食洗機の掃除に便利です。

【電気ケトルの掃除方法】

  1. 電気ケトルに満水まで水を入れる
  2. クエン酸20gを入れる
  3. 沸騰させる
  4. つけ置きする(1~2時間ほど)
  5. ノズルからお湯を捨てる
  6. 汚れが残っている場合は、布製のスポンジを使ってこする

【食洗機の掃除方法】

  1. 洗剤投入口に大さじ3杯のクエン酸を入れる
  2. お手入れコースで食洗機を回す

【炊飯器の掃除方法】

  1. 水とクエン酸20gを釜に入れる
  2. 白米コースで炊飯ボタンを押す
  3. 炊飯が終わったら保温ボタンを消す
  4. 炊飯器が冷めるまで放置する
  5. 部品を外して、中性洗剤で洗う
  6. 乾かしたら、元に戻す

【電子レンジの掃除方法】

  1. コップの中に水100mlと、クエン酸小さじ2杯を入れる
  2. レンジで3分間温める
  3. 10分間放置する
  4. 汚れが残っている場合はふきんなどで拭き取る

トイレ

トイレは、便座と便器の掃除にクエン酸が使えます。

【便器の掃除方法】

  1. 黄ばみにペーストを付ける
  2. ブラシでこする
  3. 水を流す

【便座の掃除方法】

  1. 便座の裏にスプレーでクエン酸水を吹きかける
  2. キッチンペーパーを貼り付ける
  3. さらにスプレーでクエン酸水を吹きかける
  4. ラップで覆う
  5. 1~4の方法で、便座の下もクエン酸パックする
  6. つけ置きする(30分程度)
  7. クエン酸パックを剥がす
  8. 剥がしたキッチンペーパーを使って汚れを落とす
  9. クエン酸水が残らないように拭き取る
※キッチンペーパーやラップは、トイレに流すと、詰まりや故障の原因となります。流さずに、必ずゴミとして捨ててください。

araou編集部

【便器周辺の掃除方法】

  1. ペーパータオルなどにスプレーでクエン酸水を吹きかける
  2. 床や壁などを拭く

クエン酸は、尿石汚れを落とすのはもちろん、アンモニアの消臭にも効果的です。トイレには、雑菌が繁殖している可能性が高いので、必ずゴム手袋を着用しましょう。

バスルーム

バスルーム全体の掃除に、クエン酸が使えます。曇り止めの加工が施されている鏡には使えないので注意してください。

【鏡のうろこ取りの掃除方法】

  1. スプレーでクエン酸水を鏡に吹きかける
  2. キッチンペーパーを貼り付ける
  3. さらにスプレーでクエン酸水を吹きかける
  4. サランラップでパックする
  5. つけ置きする
  6. クエン酸パックを剥がす
  7. 剥がしたキッチンペーパーを使って汚れを落とす
  8. クエン酸水が残らないようにしっかりと洗い流す
  9. 水分を拭き取る

【床の水垢・石けんカスの掃除方法】

  1. スプレーでクエン酸水を床にまんべんなく吹きかける
  2. ラップで覆う
  3. つけ置きする
  4. クエン酸パックを剥がす
  5. 汚れが残っている場合はブラシなどでこすって落とす
  6. クエン酸水が残らないようによく洗い流すか、拭き取る

【ドアの水垢・石けんカスの掃除方法】

  1. スプレーでクエン酸水をドアにまんべんなく吹きかける
  2. ラップで覆う
  3. つけ置きする
  4. クエン酸ラップを剥がす
  5. 汚れが残っている場合はブラシなどでこすって落とす
  6. クエン酸が残らないようによく洗い流すか、拭き取る

【排水口の掃除方法】

  1. 排水口に100gの重曹を振りかける
  2. クエン酸水をかける
  3. つけ置きする
  4. 水でしっかりと洗い流す

【シャワーヘッドの掃除方法】

  1. 水1Lに対して、大さじ1杯のクエン酸を入れてよく溶かす
  2. 作ったクエン酸水にシャワーヘッドを漬ける
  3. つけ置きする
  4. 汚れが残っている場合はブラシなどでこすって落とす
  5. クエン酸水が残らないようによく洗い流す
  6. 水分を拭き取る

【浴槽・小物の掃除方法】

  1. 浴槽にお湯を張り、椅子や桶などを入れる
  2. クエン酸を1カップ入れる
  3. つけ置きする
  4. 浴槽のお湯を捨てる
  5. スポンジでこする
  6. クエン酸水が残らないようによく洗い流す

つけ置きする時間は、すべて2~3時間程度が目安です。汚れがひどい場合は、クエン酸水を濃くしたり、つけ置きする時間を長くしたりなどして、調節してください。

掃除に使いたいおすすめクエン酸グッズ5選

掃除に使いたいおすすめクエン酸グッズ5選

最後に、クエン酸グッズを5商品ご紹介します。

【シャボン玉せっけん】クエン酸 300g

『シャボン玉せっけん』の“クエン酸 300g”は、無添加で人にも環境にも優しい石けんやボディーソープ、シャンプーなどで知られているメーカーの粉末クエン酸です。

これ1袋で、約60回分のクエン酸スプレーが作れます。

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【地の塩社】クエン酸 800g

こちらは、自然に優しい原材料を使って、化粧品や医薬部外品、洗浄剤などを製造・販売しているメーカーの粉末クエン酸です。

800gの大容量になっています。クエン酸スプレーはもちろん、そのままの状態やペーストにしてたくさん使う場合におすすめです。

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【ミヨシ石鹸】暮らしのクエン酸

こちらは、無添加の石けんやハンドソープ、ボディソープ、シャンプーなどを作っているメーカーの『ミヨシ石鹸』の粉末クエン酸です。

330gのクエン酸が入っています。

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【LEC】クエン酸の激落ちくん 粉末タイプ 400g

こちらは、メラミンスポンジや、アルカリ電解水100%のマルチクリーナーで人気の「激落ちくん」シリーズで有名な掃除用品メーカー『LEC』から販売されているクエン酸です。

これ1袋で、クエン酸スプレーが約80回分も作れます。ファスナー付きなので、保管しやすいのも嬉しいポイントです。

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【LEC】除菌率99.9% クエン酸の激落ちくん 超厚ウェットシート 20枚入

『LEC』の“除菌率99.9% クエン酸の激落ちくん 超厚ウェットシート 20枚入”は、サッと取り出して掃除できるウェットシートです。独自の新配合洗浄剤で、99.9%の除菌効果を期待できます。

シートの表面が凹凸になっているため、汚れを絡めて拭き取り、水垢や石けんカスなどをキレイにしてくれますよ。

シート両面が使えるだけでなく、厚めのシートなので丈夫なのが特徴です。気軽にクエン酸で掃除したい人はぜひ活用してみましょう。

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クエン酸は使い方に注意して使おう!

クエン酸は使い方に注意して使おう!

クエン酸は、水回りの掃除に活躍してくれるアイテムです。しかし、塩素系漂白剤と混ぜないことや使う素材、濃度、つけ置きの時間など、注意点がいくつかあります。注意すべきポイントさえ意識しておけば便利ですし、天然成分なので安全に使うことができますよ。

クエン酸水を作って用意しておけば、汚れが気になるときにサッと使えるのも便利です。しかし、頑固な汚れになると、クエン酸では落とし切れないこともあります。水回りの汚れがひどくなる前に、クエン酸を使って掃除してみてくださいね。