洗濯で柔軟剤を使わないのはあり?メリット・デメリットなどを解説

洗濯で柔軟剤を使わないのはあり?メリット・デメリットなどを解説

菅原光拳

香りやふわふわ感などのために、柔軟剤を洗濯に使う方が多いのではないでしょうか?セットで使っている方も多いですが、柔軟剤を使わないことにもメリットがありますよ。今回は、柔軟剤を使わないメリット・デメリットや柔軟剤を使わずに柔らかく仕上げる方法などをご紹介します。

柔軟剤の効果をおさらい!

柔軟剤

洗剤とセットで使うことの多い柔軟剤には、洗濯物がふわふわになる、良い香りがつくなどのイメージがあるでしょう。柔軟剤を使わないメリット・デメリットを説明する前に、柔軟剤の効果をおさらいしていきます。

衣類を柔らかく仕上げる

柔軟剤には、衣類の繊維をコーティングする成分が含まれています。繊維の絡まりを防ぎ、摩擦抵抗が起きにくくなるので、ふんわり柔らかく仕上がるのが特徴です。肌ざわりが良くなり、気持ちよく衣類やタオルを使用することができます。

衣類に香りづけできる

柔軟剤は、洗濯物に良い香りを付けることもできます。洗剤の香りに柔軟剤の香りをプラスすることで、より香りを楽しめます。商品によって香りの持続力が異なるので、できるだけ香りが長く続く柔軟剤だと、1日中良い香りに包まれて過ごすことができるでしょう。

消臭・防臭効果がある

柔軟剤によっては、消臭・防臭効果のあるものもあります。臭いの原因菌が増えるのを防ぎ、嫌な臭いを消す・付くのを防ぐ効果を発揮してくれます。部屋干しで気になる臭いやタバコの臭い・生乾きの臭いなど、イヤな臭いが気になる方に柔軟剤は便利なアイテムです。

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柔軟剤は使わないほうがいい?使用しないことでのメリット

柔軟剤は洗濯に欠かせないものと思いがちですが、使わないメリットも多くあります。肌への刺激や衣類の吸水性などのポイントから、6つのメリットをおさえていきましょう。

【メリットその1】肌への刺激が少なくなる

肌に優しい洗濯物

柔軟剤には、界面活性剤が含まれています。界面活性剤は、殺菌作用や成分が残りやすい性質がある反面、肌への刺激が強い成分です

衣類に残った柔軟剤が原因で肌荒れが起きる可能性があります。元々肌が弱い方や柔軟剤を使ってから肌荒れが出始めたという方は、柔軟剤を使わないことを検討しましょう。

接触皮膚炎を防ぐ

接触皮膚炎とは、かぶれとも言われる皮膚の炎症で、柔軟剤の成分が原因になることもあります。衣類は肌に接しているので、残った柔軟成分が皮膚に影響を与えてしまうでしょう。柔軟剤を使い始めてからかぶれに悩んでいる場合、柔軟剤が原因かもしれません。

敏感肌の方の肌荒れ対策に

気温やストレスなど様々な要因が肌トラブルにつながりやすい敏感肌の方も、柔軟剤を使わないのがおすすめです。柔軟剤の成分に反応して、肌荒れが起きてしまう可能性があります。肌荒れのほか、皮膚炎になる可能性もあるので、注意が必要です。

赤ちゃんの肌にも優しい

赤ちゃんの肌は大人よりもデリケートなので、柔軟剤の成分が悪影響を与える可能性が高いです。皮膚炎だけでなく、アレルギーになるリスクもあります。衣類以外にもタオルなど肌に触れる機会が多いので、大人はもちろん、赤ちゃんの衣類やタオルには、柔軟剤を使わないようにするがおすすめです。

【メリットその2】衣類の吸水性を落とさない

柔軟剤に含まれている界面活性剤は、衣類の繊維をコーティングするので、衣類やタオルの吸水性を落とす可能性があります。タオルや機能性の高い衣類に柔軟剤を使うと、機能が落ちてしまうでしょう。吸水性を維持して長持ちさせるには、洗剤のみの洗濯がおすすめです。

【メリットその3】節約につながる

電卓と財布

洗濯洗剤と柔軟剤をセットで使っていると、2本分の費用がかかりますよね。柔軟剤を使わなければ、洗濯洗剤のみで日々の洗濯ができるので、生活費の節約に効果的です。収納スペースが必要なくなったり、柔軟剤を入れる手間がなくなったりするなどのメリットもあります。

【メリットその4】洗濯機の汚れの原因がなくなる

柔軟剤は洗濯洗剤よりも粘度が高いので、洗濯機に残りやすいという特徴があります。残った柔軟剤の成分は洗濯機の汚れにつながってしまいます。

柔軟剤を使わなければ、洗剤の残りに気を付ければ良いので、洗濯機が汚れる原因が少なくなりますよ。洗濯機をきれいに保ちたいという方は、柔軟剤を使わないのもひとつの方法です。

【メリットその5】使わない方がいいものもある

柔軟剤を使用すると、吸水性の低下や、敏感肌の方であれば、肌荒れのリスクなどのデメリットがあります。そのため、吸水性に優れたものや肌荒れリスクを避けたいものには使わない方が良いです。

柔軟剤を使わない方が良いものは主に以下のようなものがあります。

  • タオル
  • マイクロファイバー製のもの
  • 防水性に優れた衣類
  • 赤ちゃんの肌やデリケートな肌に触れる衣類やタオルなど

柔軟剤を使わないことによるデメリット

洗濯物に困っている女性

柔軟剤には、衣類にふわふわ感や良い香りを付ける効果が期待されており、使ってこそのメリットがありますね。ただ、柔軟剤を使うことで起きるデメリットもあるため、あらかじめ理解が必要です。

【デメリットその1】静電気が発生しやすくなる

柔軟剤を使うと、柔軟成分が繊維をコーティングして、摩擦が起きにくくなります。そのため、繊維の摩擦の原因で起こる静電気を防ぐことができるのです。

柔軟剤を使わないと、繊維の摩擦が起きやすくなり、静電気も発生しやすくなってしまいます。静電気はパチッと痛いだけでなく、花粉が衣類につく原因でもあります。静電気の痛みや花粉を防ぎたい方は、柔軟剤を使う方が良いでしょう。

【デメリットその2】洗濯後に香りがあまりつかない

香りづけのために柔軟剤を使うことも多いでしょう。柔軟剤を使わないと洗濯洗剤の香りだけになるので、洗濯後の衣類にあまり香りがつきません。良い香りに包まれて過ごしたいという方などには、香りが物足りないことでしょう。

【デメリットその3】衣類が柔らかくなりにくい

柔軟剤を使わないと、繊維の絡まりを防ぐ効果やコーティングする効果が弱く、衣類を柔らかくしにくいです。ふんわりと柔らかい肌ざわりは柔軟剤ならではの魅力となっています。衣類をふわふわに仕上げたい方は、柔軟剤を使用した方が楽に良い仕上がりにできますよ。

柔軟剤を使わないで洗濯物をふわふわに仕上げる方法

ふわふわの白いタオル

柔軟剤を使うメリットのひとつが、洗濯物のふわふわ感です。柔軟剤を使わないとふわふわとやわらかな仕上がりにならないと思うかもしれません。実際は、柔軟剤なしでもふんわりやわらかく仕上げる方法があります。主な方法とおすすめ柔軟剤入り洗剤をご紹介します。

すすぎ段階でクエン酸を適量入れる

洗剤はアルカリ性のものが多く、繊維を固くする性質によって、ゴワゴワした仕上がりになりやすいです。そこで酸性のクエン酸や酢を入れると、酸性とアルカリ性が中和され、繊維が柔らかく仕上がるようになります。クエン酸や酢を入れるタイミングはすすぎ段階、量は水40Lに対して小さじ1杯が目安です。

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水を多めにして洗濯する

ふわふわにしたい衣類やタオルを洗うときは、洗濯機の水を多めにするのがおすすめです。水が多いと、衣類やタオル同士が擦れにくく水の中を泳がせることができます。繊維が倒れにくくなり、洗剤だけでも柔らかな仕上がりになりやすいです。

洗濯物を振ってから干す

洗濯で擦れた繊維は、倒れた状態になっているので、肌ざわりが固いように感じます。そのまま干すのではなく、洗濯物を10回ほどバサバサと振ってみましょう。すると、倒れた繊維が立ち上がるのでふわふわになりやすいです。柔らかい肌ざわりにしたいタオルなどを干すときにぜひ実践してみてくださいね。

柔軟剤入り洗剤を上手に活用することもおすすめ!

「手間をかけずに柔軟剤を使用したい」などという方には、柔軟剤入り洗剤がおすすめです。

洗剤と別に柔軟剤を購入する必要がないので、収納スペースをとったり、別途費用がかかったりしなくなります。おすすめ柔軟剤入り洗剤を3つピックアップしたので、それぞれ特徴をチェックしていきましょう。

【ボールド】液体 柔軟剤入り 洗濯洗剤 アロマティックフローラル&サボン 本体 850g

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『ボールド』の“アロマティックフローラル&サボン”は、柔軟剤成分によって、一本で洗濯物をふんわり柔らかく仕上げることができます。

他にも、繊維の奥まで洗浄するディープクレンジング処方や花の香り際立つ「レノアハピネス」の香りも備えているので、洗浄効果や香りも魅力的です。ボールドのレノアならではの香りを楽しみたい方はぜひ使ってみましょう。

【ラボン】柔軟剤入り洗剤 ラグジュアリーリラックス 850g

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『ラボン』の“ラグジュアリーリラックス”は、天然由来の香りが配合された柔軟剤入り洗剤です。忙しい女性の声を参考につくられた香りで、疲れをそっと癒してくれる贅沢な香りが包んでくれます

バイオ酵素による洗浄力や嫌な臭いをおさえる抗菌効果もありますよ。洗浄成分は植物由来なので、敏感肌の方にもおすすめの洗剤です。

【トップ】香りつづくトップ フレッシュカモミール 柔軟剤入り洗剤 蛍光剤無配合 洗濯洗剤 液体 本体 900g

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『トップ』の“香りつづくトップ フレッシュカモミール”には、柔軟剤のほか、消臭イオンも配合しています。ふんわり仕上がるだけでなく、汗やタバコなどの嫌な臭いをスッキリ落とし、いつでも爽やかに衣類を整えてくれますよ。

香りは、爽やかで清潔感のあるフレッシュカモミールです。消臭効果のある柔軟剤入り洗剤を探している方は、ぜひ使用してみてくださいね。

柔軟剤を使わないか使うか、自分のお洗濯を見直してみよう!

柔軟剤は、洗濯物をふんわり仕上げたり、香りを付けたりする効果を期待できます。一方で、柔軟剤にはデメリットもあるので、使わないという選択肢もありますよ。肌への刺激を少なくする、吸水性を維持する、節約、洗濯機の汚れが少なくなるなど、多くのメリットを得られます。

クエン酸を使ったり、干すときに振ったりするなどのひと工夫で、柔軟剤なしでふわふわに仕上げることも可能です。柔軟剤を使わないメリット・デメリットを理解したうえで、柔軟剤を使用するかしないか、自分自身の洗濯を見直してみましょう。

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