愛用しているバッグこそ、汚れが目立ってきていませんか?そのまま使用を続けると劣化が進む一方なので、定期的にクリーニングに出してみましょう。バッグクリーニングとはどんなサービスなのか、料金や仕上がり日数の目安と、おすすめの業者を紹介します。
目次
バッグクリーニングってどんなサービスなの?
バッグの汚れをきれいにしてくれるバッグクリーニングとは、具体的にどのようなサービスなのでしょうか?初めての利用でも不安にならないよう、システムを細かく紹介します。
バッグはクリーニングでよみがえる!
使い込むほど汚れていくバッグですが、見て見ぬふりをしてそのまま使用していませんか?また、長らく使用していなバッグも、いつの間にか黄ばんだりカビが生えてしまっていることもあります。
バッグも衣類と同じようにクリーニングが可能
汚れてしまったバッグをどうしていいか分からないという方は多く、そのまま使用していたり、タンスなどにしまい込んでしまう方もいるでしょう。しかし、衣類と同じようにクリーニングに出せて、簡単な汚れからしつこい汚れまで落とすことができますよ。
バッグクリーニングでできること
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- 素材や汚れ別での最適な洗浄
基本は汚れを落すクリーニングがメインとなります。しかも、素材や汚れの度合いによって洗浄方法を変え、自分でできない特殊なクリーニングも行なっています。
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- シミ抜き
はっきりとシミがついてしまったものに関しては、シミ抜きを行ないます。シミの種類などに合わせ、洗浄液や洗浄方法を変えて、長年落ちなかったしつこい汚れも落とせるるようアプローチしてもらえますよ。
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- カビ除去
湿っぽいところで保管していたりすると、カビが発生してしまうことがあります。初期なら自分でもはたいたり水拭きしたりすることで落とせますが、ひどくなると専用の除去方法が必要になります。
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- 色の補正
革製品のバッグは、色落ちや色あせが気になりますよね。そんなときに色補正をしてくれるクリーニング店もあります。元の色に近づけたり、全体をカラーリングすることもできるので、古びた印象が薄くなりますよ。
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- 修理
ほつれや破れ、ファスナーの不具合など、バッグは破損しやすいアイテムでもあります。クリーニングと同時に修理を行なっている専門店もあり、劣化に歯止めをかけることができます。
バッグをクリーニングに出す目安
手垢などで黒ずんできた
持ち手のあるバッグは、手垢がつきやすく使用するほど黒ずんでしまいます。白色など淡い色は特に汚れが目立つので、外側の目に見える汚れを見つけたらクリーニングに出すのがおすすめです。
内側が汚れている
外側だけでなく、内側の汚れにも注目しましょう。物を入れる部分なので汚れやすく、飲みものがこぼれてしまっていたり、思いがけない汚れがついていたりすることがあります。
シミやカビが生えている
あまり使用してないバッグでも、保管状況によってはカビが生えたり、目に見えなかった汚れが広がりシミになっていたりすることがあります。
バッグクリーニングができるところとは?
バッグクリーニングができるところは、店舗型クリーニング店と、宅配クリーニングの2つに分けられます。
店舗型クリーニング
洋服のクリーニングのように、自分で店舗に品物を持ち込んでクリーニングしてもらうタイプです。衣類のクリーニング店でも取り扱っていることもあります。
スタッフの方と対面式となるので、分からないことや不安点を聞くことができ、初心者は安心して利用しやすいですね。
宅配クリーニング
インターネットや電話で申し込みができ、引き渡しも受け取りも宅配で完結するのが宅配クリーニングです。
全国配送可能なところも多く、店舗型のバッグクリーニングが近くにない方や、仕事などで時間に限りがある方は利用しやすいでしょう。
バッグクリーニングの料金相場
バッグクリーニングの料金は、バッグの種類や店舗ごとの料金制度によって分かれます。まずはその分け方について確認してみましょう。
料金を分ける4つのポイント
バッグクリーニングの料金に大きく左右するのが、
- ブランド</span class=”keiko_yellow”>
- 素材</span class=”keiko_yellow”>
- 大きさ</span class=”keiko_yellow”>
- 状態</span class=”keiko_yellow”>
の4つのポイントです。
高級ブランドのバッグなら比例して料金が高くなる傾向にあり、同じように特殊素材を使用しているものも高くなります。他には、バッグの大小で細かく料金を分けているところや、汚れ具合によって差をつけているところもあります。
料金システムは業者によって異なる
上記のポイントを踏まえて、料金システムは業者によって4つに分けられます。
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- 比例型
バッグのブランド、素材、大きさ、クリーニング内容などの種類に合わせて料金が変動するタイプで、 高額なブランドなら高く、サイズが小さければ安く、というように比例します。
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- 一律型
一定の条件内のバッグなら料金は一律で、総額料金が分かりやすく、比較的安く仕上がります。その分有料オプションをつけると高額になることもあり、バッグの状態や種類によって使い分ける必要があるでしょう。
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- 商品価格型
主にブランドバッグに採用される料金設定で、バッグの本体価格に応じて料金が決まります。バッグの価格次第ではかなり安くも高額にもなります。
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- 出来高型
バッグの状態次第でクリーニング内容を決めるので、商品を預けてからの見積もりとなることが多いタイプです。総合料金が不明瞭になりやすいですが、最適なメンテナンスをしてくれるので、信頼できるクリーニング店には任せやすいでしょう。
大まかな料金相場
ノーブランドの布製バッグなら、3,000~10,000円程度でクリーニングに出すことができるでしょう。
高級バッグや革素材、エナメル素材は高く、10,000~40,000円程度が相場で、ブランドや汚れの状況によってさらに高額になることもあります。
仕上がりまでにかかる日数
バッグクリーニングの仕上がりまでにかかる日数は、実店舗型だと1週間から、長いと2ヶ月ほどになることもあります。
バッグクリーニングに出せるもの出せないもの
バッグクリーニングを行なっているところは、基本的にほとんどの素材に対応しています。水洗い不可のものでも、クリーニング店なら対応してもらえる可能性が高いので、申し込み時に聞いてみてください。
バッグをクリーニングに出すメリット・デメリット
バッグをクリーニングに出すときは、メリットとデメリットを把握したうえで利用しましょう。
バッグクリーニングのメリット
自宅で洗えない、洗い方が分からない素材もクリーニングできる
バッグは衣類と違い特殊な素材や構造になっているので、自宅で洗っても良いのか、洗うとしたらどのように洗っていいのかが分かりにくいですよね。
洗い方を間違えると破損させてしまう恐れもあるため、なかなか洗えないという方も多いでしょう。そんなバッグも、クリーニングに出せばしっかりと洗ってもらえます。
プロが最適な方法でしつこい汚れも落としてくれる
長年蓄積してしまった汚れは、水拭きした程度ではなかなか落ちないため、あきらめて使用をしていることもあるでしょう。
しかし、プロの技を駆使して、専用の洗浄液や機器を使用すれば落とせる可能性があり、まるで新品のように戻ってくることもありますよ。
修理や色補正でさらにきれいに!
バッグクリーニングのすごいところは、洗浄だけでなく修理や色補正が可能な店舗もあることです。
革の色剥げや色落ち、くすみなどは洗浄ではどうにもできませんが、同じ色を塗ったり全体を染色し直したりして色を均一にしてもらうことができます。
バッグクリーニングのデメリット
料金がかさむ
衣類より特赦な洗浄となるバッグクリーニングは、料金が少し高めです。自宅で洗浄できるものなら、数十円~数百円程度で済むものも、クリーニングに出せば最低でも数千円かかります。
仕上がりまでに時間がかかる
バッグクリーニングは衣類のように、翌日仕上げができるとことはほぼないので、毎日使用しているバッグを出すときには注意が必要です。
バッグクリーニングの流れを知ろう!
次は、バッグクリーニングの申し込みから仕上がりまでの流れを見てみましょう。
クリーニングに出す前にバッグの状態をチェック
バッグはクリーニングに出す前に、自分で状態をチェックしておきましょう。どこに汚れがあるのか、破損はないかを確認しておくことで、クリーニング後のトラブルを減らすことができます。
バッグクリーニングが可能な業者に出す
店舗型、宅配クリーニングどちらを選ぶかで申し込み方法が異なります。
店舗型の場合は、取り扱いのある店舗にクリーニングしたいバッグを持って行き、プランを選んで料金を支払って申し込み完了です。
宅配クリーニングの場合はホームページや電話、FAXなどで申し込みをし、その後クリーニングしたいバッグを郵送します。業者によっては自宅まで取りに来てもらえることもあり、自分のタイミングで申し込みやすいでしょう。
工場に送られ洗浄
店舗型も宅配クリーニングも、出したバッグはクリーニングの工場に送られます。
そして、
- 洗浄
- 乾燥
- 修理や色補正
- 仕上げ
という工程を踏みます。
クリーニング後のバッグの保管方法
手元に戻ってきたバッグは、保護してある緩衝材やビニールなどのカバーを取ります。
ホコリから守ろうとつけっぱなしにする方もいますが、薬品などが残っているとこもって蒸れやカビの原因になることがあるので、換気をする意味でまずは外しましょう。
そして、申し込む前と同じように汚れは落ちているか、破損はないかを自分でしっかり確認をしましょう。もしも問題があった場合はすぐに業者に連絡します。
おすすめのバッググリーニングが知りたい!
それでは実際にバッグクリーニングに出すとき、どうやって業者を選べば良いのかを紹介します。大切なバッグを預けることとなるので、失敗のないよう選びましょう。
バッグクリーニング業者の選び方は?
目的に合わせて店舗型か宅配か
まずは店舗型と宅配クリーニング、どちらを選ぶかを決めましょう。店舗型は自宅の近くにあれば持ち込みも受け取りもしやすいので使いやすく、対面式で安心感もあります。
ただ、営業時間や営業日が限られているので、時間の都合がつかいないときは宅配クリーニングがおすすめです。
宅配クリーニングはネット申し込みなら24時間いつでも申し込みができ、受け渡しや受け取りも自由に自分で指定することができます。
また、初めて利用する際はシステムなどが分かりにくいこともあるので、損をしないよう事前にしっかり確認することが重要です。
実績のあるところが安心
初めて利用するところなら、まずはホームページなどを確認して、バッグクリーニングの実績があるか確認しましょう。ビフォーアフターの写真などがあると、どのような汚れが落とせるのかが分かりやすく安心です。
料金やシステムが明確
業者を決めるうえで外せないのが、料金設定です。最近はバッグクリーニング業者も増えて、それぞれ競い合うように料金を安くする努力をしています。しかし、料金が安いところが1番良いかというとそんなことはなく、何がいくらなのかが明確なところがおすすめです。
一見安そうに見えても、オプション料金が高額だったり、送料がかかったりするなどで、総額は高くなってしまうこともあります。
おすすめ!バッグの宅配クリーニング3選
仕事や家事で忙しい方でもりようしやすい、おすすめの宅配クリーニングを3選ご紹介します。それぞれ特徴がありますので、自分のバッグにはどこが合っているか参考にしてみてください。
リナビス
『リナビス』は、日本全国どこからでも24時間申し込むことができる宅配クリーニングです。
衣類のクリーニングでも有名ですが、バッグの取り扱いもあり大変人気となっています。その秘密が“魔法の水”で、研究を重ねて生み出されバッグを傷めることなく洗浄できます。
熟練の職人技で、修理や色補正も行なっているので、古くなってしまったバッグにぜひ利用したいですね。
料金はクリーニングのほかに色補正や補修もついて1点24,000円で、送料は無料です。仕上がりには1ヶ月かかるので、余裕を持った申し込みをしたいですね。
協和クリーニング
出典:協和クリーニング
革製品の宅配クリーニングを専門に行なっているのが『協和クリーニング』で、これまえ3万点以上のクリーニングを行なってきました。1日に10件を丁寧に手作業で洗浄しているので、高品質な仕上がりが評判です。
ノーブランドの革素材を含まないバッグなら1点9,800円、ブランドの革製品は16,800円が基本料金で、シミ抜きや色補正、撥水加工などは有料オプションです。送料は1点から無料で、3~8週間で仕上がります。
デア
出典:デア
洋服はもちろん、ぬいぐるみやインテリア用品まで、幅広いクリーニングを行なっているのが『デア』です。バッグクリーニングに関しても修理やカラーリングなども取り扱い、より目的に合わせた使い方ができるでしょう。
料金はバッグの大きさで決まっていて、A4以内のサイズである革製品1点で、15,000円です。こちらもクリーニングのみの料金となっているので、オプションをつけたい場合は別途料金が発生します。
送料は10,000円以上で無料となるので、バッグは基本的に送料無料なので安心ですね。
バッグを長持ちさせるために自宅でできるメンテナンス
最後にバッグクリーニングを頻繁に行なわなくても済むよう、自宅でもできるメンテナンス方法を確認しておきましょう。
使用したら簡単なケアを忘れずに!
バッグを使用して帰宅したら、次の手順を行なうのが理想です。
- 乾いた布やブラシなどでほこりを払い落す
- ついてしまった汚れを拭く
- 革製品には栄養クリームを塗る
- 防水スプレーを吹きかける
とにかくついた汚れはその日のうちに取ることで、落ちないシミにしてしまうことを防げます。</span class=”keiko_yellow”>また、革製品は専用のクリームを塗ることで長持ちするので、ひとつずつは持っておきたいですね。
定期的に陰干しするのがおすすめ
バッグは濡れたまま保管したり、湿度の高い場所に置いておくと雑菌の繁殖や臭いの原因となるので、定期的に陰干しするようにしましょう。天日干しは素材によっては傷む可能性があるため、陰干しがおすすめです。
連続使用は避けよう
お気に入りのバッグなら、毎日使いたくなる気持ちも分かりますが、連続使用は劣化を早めます。
できることなら2つのバッグを交代で使うようにし、使用した翌日は休ませることで、くたびれたり古くなったりすることを避けられますよ。
バッグはクリーニングを利用して賢くメンテナンス!
洗い方が難しいバッグは、汚れを見て見ぬふりして使い続けるのではなく、定期的にクリーニングに出すようにしましょう。
バッグクリーニングは店舗型と宅配クリーニングから選べますが、衣類のクリーニングなどと比べると少々高く感じます。
しかし、メンテナンスをしないバッグは劣化が早いので、新しいものを購入する頻度が上がります。その値段を考えると、クリーニングは長期的に見てコスパに優れるので、ぜひ賢く利用してみてください。